JPH0590749U - 角孔嵌合用グロメット - Google Patents

角孔嵌合用グロメット

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Publication number
JPH0590749U
JPH0590749U JP3141692U JP3141692U JPH0590749U JP H0590749 U JPH0590749 U JP H0590749U JP 3141692 U JP3141692 U JP 3141692U JP 3141692 U JP3141692 U JP 3141692U JP H0590749 U JPH0590749 U JP H0590749U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
square hole
grommet
panel
fitting
fitting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3141692U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 安江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH0590749U publication Critical patent/JPH0590749U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメットの嵌合部とパネルの角孔の間の隙
間の発生を防止する。 【構成】 パネルの角孔に嵌合するグロメットにおい
て、角孔に対応した角形の嵌合部14の辺部14a、1
4bを、外方に凸の山形断面に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パネルに設けられた角形の取付孔(以下、「角孔」という)に嵌合 する角孔嵌合用グロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、グロメットのパネルに対する嵌合部は、取付時のがたつき等を防止す るため、取付孔の寸法より大きめに形成されている。よって、取り付けた際には 同嵌合部がわずかに内側に変形した状態になる。
【0003】 この場合、極端な変形を生じると、取付孔と嵌合部との間に隙間を生じること がある。そのため、例えば、開口部に補強用肉部を設けたりして変形を防止する ようにしている(例えば実開平1−124612号公報参照)。
【0004】 ところで、この取付時に嵌合部が内側に変形する問題は、角孔嵌合用のグロメ ットの場合、特に顕著に現れる。これについて図4〜図6を参照しながら説明す る。
【0005】 図4は、従来の角孔嵌合用グロメット1と、パネル2に設けられた角孔3の関 係を示す。この場合の角孔3は矩形である。グロメット1は、ゴムや樹脂などの 可撓性材料より一体成形されたもので、先端側の断面円形の細筒部1Aと、後端 側のパネル2に対する固定部1Bとからなる。
【0006】 細筒部1Aは、角孔3内に挿入される部位であり、貫通させたワイヤーハーネ スWを弾力的に保持する役目を果たす。固定部1Bは、外形がほぼ角錐状に形成 され、図5に示すように軸方向中間部に、パネル2の角孔3の内周に嵌合する嵌 合部4を有している。嵌合部4は、パネル2の角孔3の内縁に嵌合する係合溝の 底面として構成されている。
【0007】 嵌合部4は、図6(a)に示すように、角孔3と同じ矩形断面に形成されてお り、全周にわたって略一定の肉厚を有している。そして、この嵌合部4の外形寸 法が、角孔3の寸法よりも若干大きめに設定されている。すなわち、嵌合部4の 辺部4a、4bの長さ寸法a、bが、図6(b)に示す角孔3の辺部3a、3b の長さ寸法a’、b’よりもそれぞれ大きく、a>a’、b>b’の関係に設定 されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
よって、グロメット1をパネル2の角孔3に嵌合させた際には、図6(b)に 示すように、嵌合部4が内側に変形し、変形しやすい辺部4a、4bが撓んで、 同辺部4a、4bと角孔3との間に隙間Hが生じ、ここが水漏れの原因になると いう問題が起こりやすい。
【0009】 そこで本考案は、上記事情を考慮し、嵌合時の角孔とグロメットの隙間を無く し、水漏れを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、パネルに設けられた角孔に嵌合するグロ メットにおいて、前記角孔に対応した角形の嵌合部の辺部を、外方に凸の山形断 面に形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成のグロメットは、パネルの角孔に対する嵌合部の辺部が断面山形にな っているので、角孔に嵌合して内側に変形した場合にも、山形に膨出した部分が 角孔の周縁を押すことで密着し、隙間の発生を防止する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照しながら説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例のグロメット10の外観を示す。このグロメット10 は、前述した従来例のものと同様に細筒部10Aと固定部10Bとを有し、固定 部10Bにパネルの角孔に対する嵌合部14を有している。
【0014】 このグロメット10の嵌合部14は、図2に示すように、外形がパネルの角孔 と略同じ矩形のものであるが、辺部14a、14bの断面が外に凸の山形になっ ている。すなわち、四隅から中央に至るに従い肉厚が徐々に増した断面となって いる。なお、辺部14a、14bの長さ寸法は、二点鎖線で示した従来のグロメ ットの嵌合部の辺部の寸法と同じである。
【0015】 このグロメット10を、図3に示すようにパネル2の角孔3に嵌合した場合、 グロメット10の嵌合部14の寸法が角孔3の寸法より大きいため、同嵌合部1 4が内側に変形するが、辺部14a、14bの山形に膨出した部分が角孔3の内 周を押さえ付け同内周に密着することになるため、隙間の発生を防ぐ。よって、 水漏れの原因を取り除くことができる。
【0016】 なお、上記実施例においては、嵌合部14の断面形状を矩形にした場合を述べ たが、嵌合部の形状を矩形以外にしても勿論よい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のグロメットは、角形の嵌合部の辺部が外方に凸 の断面山形になっているので、パネルの角孔に嵌合した際に辺部が内側に変形す るものの、山形に膨出した部分が角孔の周縁に密着して隙間の発生を防ぐ。よっ て、水漏れ防止を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のグロメットの一部切欠斜視
図である。
【図2】本考案の一実施例のグロメットの角孔に対する
嵌合部の断面図である。
【図3】本考案の一実施例のグロメットをパネルの角孔
に嵌合した際の嵌合部の断面図である。
【図4】従来の角孔嵌合用グロメットとパネルの角孔の
関係を示す斜視図である。
【図5】前記従来のグロメットの要部拡大側面図であ
る。
【図6】前記従来のグロメットの角孔に対する嵌合部の
断面を示し、(a)は嵌合前の断面図、(b)はパネル
の角孔に嵌合した後の断面図である。
【符号の説明】
2 パネル 3 角孔 10 グロメット 14 嵌合部 14a,14b 辺部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの角孔に嵌合するグロメットにお
    いて、前記角孔に対応した角形の嵌合部の辺部を、外方
    に凸の山形断面に形成したことを特徴とする角孔嵌合用
    グロメット。
JP3141692U 1992-05-13 1992-05-13 角孔嵌合用グロメット Pending JPH0590749U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141692U JPH0590749U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 角孔嵌合用グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141692U JPH0590749U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 角孔嵌合用グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0590749U true JPH0590749U (ja) 1993-12-10

Family

ID=12330660

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3141692U Pending JPH0590749U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 角孔嵌合用グロメット

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JP (1) JPH0590749U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251202A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Sansha Electric Mfg Co Ltd コネクタカバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251202A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Sansha Electric Mfg Co Ltd コネクタカバー

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