JPH059001Y2 - - Google Patents

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JPH059001Y2
JPH059001Y2 JP1988079251U JP7925188U JPH059001Y2 JP H059001 Y2 JPH059001 Y2 JP H059001Y2 JP 1988079251 U JP1988079251 U JP 1988079251U JP 7925188 U JP7925188 U JP 7925188U JP H059001 Y2 JPH059001 Y2 JP H059001Y2
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container
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hanger
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は輸液容器のような、容器底に吊具を
取付け吊下げて使用する容器の吊具に関するもの
である。
[従来の技術] 輸液容器のように、容器底に吊具を取付け吊下
げて使用する容器の吊具としては、製品段階で容
器にセツト済みで使用時に簡単な引起こし操作に
よりすぐに使用できるものが望まれる。
従来、このような容器の吊具としては、昭和51
年実用新案出願公告第5996号や昭和61年実用新案
出願公告第24281号等が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 前者は第17図及び第18図に示す吊具101
の如く、S字状支骨102を引起こし引伸ばして
使用するものであり、簡便ではあるが、容器に取
付けるためには収縮性フイルム103を容器10
4の全周に被覆せねばならず、かつまた、引伸ば
した支骨102はよじれた状態であり、かつ支骨
102の曲線部分105では左右の弧長が異なり
短い側にのみ容器の重みがかかるため、強さや安
定性にも問題がある。
この強さの問題を解決しようとして支骨102
の幅を大きくすると、支骨102の左右の弧長の
差はかえつて拡大しかつ弧長の短い側の弧の曲率
が増大するから問題の解決になりにくい。
後者は、第19図に示す吊具111の如く、容
器(図示せず)への取付部として吊具111の周
縁部分112をあてたものであり、容器底近傍の
容器外周部の溝に挿入する突条113により容器
に取付けるものである。
しかるに、ブロー成形された容器底近傍外周部
は一般に肉厚が小さくなる部分なので、容器の重
みや内側への変形により溝が変形し、挿入した突
条113部が逸脱する恐れがないとは言えず、ま
た吊部分116は残余の中央部分で構成してヒン
ジ114,115で2段式に起上がり可能とした
ものであり、各環部の径が小さいので2段式では
あつても十分な吊具長さは得られず、特に手元の
吊環部は小さいので扱い難いという問題がある。
本件出願人が先に昭和60年実用新案出願公開第
167744号により提案した「容器用吊具」は、容器
の外周部ではなく容器底の中央部で吊具を係止し
得るように構成したものであり、前記従来技術の
問題点をすべて解決したものである。
しかしこのような構成の吊具においては、輸液
容器へのセツトは内容物充填前に行う方が好都合
であるので、吊具はこれがセツトされた状態で空
容器への充填工程のために自立性を妨げず、また
充填後の殺菌工程等において吊具がセツトされた
ことによる不便を来たさないように構成されるこ
とが望ましい。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、生産・流通過程では容器の底に安定
的に取付けられて容器の自立を妨げずむしろ安定
性を与え、内容物充填後に吊具ごと行う殺菌工程
の後の水切れが良好であり、特に使用時の吊下げ
操作が容易で、はずみで容器が逸脱落下する恐れ
がなく操作方法が一見して明白であるため使用現
場における学習の必要がなく、かつ吊環部は充分
な長さと大きさをもつて取扱い易くかつ極めて強
度が大きく吊下げ後は容器の姿勢が極めて安定し
た輸液容器吊具を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案の輸液容器吊具
は、底の偶角部に自立用の脚を有する被吊下げ輸
液容器の底をほぼ覆う寸度の略長方形の板状の底
当板部20と、底当板部20の一方の側に突出し
て形成されて底に対し底当板部20の長軸33の
方向に相対変位することにより被吊下げ輸液容器
の底に嵌着可能な取付片22と、を一体に備え、
底当板部20は切離し可能な連結部分27を有す
るスリツト28,31によつて残余の部分から区
分された略半円弧帯状の吊環部32を有し、該吊
環部32の両端と残余の部分とは取付片22の長
軸33方向両端の近傍かつ底当板部20の外縁輪
郭にかからない部分において各々薄肉ヒンジ36
を介して接続し、取付片22は残余の部分から一
方の側に突出しており、被吊下げ輸液容器の脚に
対応する位置においてビード37が残余の部分か
ら他方の側に突出している状態で形成されている
ことを特徴としている。
[作用] このように構成された輸液容器吊具は、取付片
を容器の底に対して相対変位させることにより底
当板部が容器の底を覆つた状態で安定的に取付け
られ、この状態で容器は自立可能である。
容器を吊下げる場合は、吊環部21をつまんで
これを引上げ、連結部を切離しながら薄肉ヒンジ
36で回転させつつ引起せば、吊環部が形成さ
れ、この吊環部により容器は安定的に支持され
る。
[実施例] 以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。
第1図、第2図、第3図及び第4図において1
は輸液容器吊具である。輸液容器吊具1は例えば
第16図に示す容器2のような、底3の中央部に
吊具取付部4を有する容器に取付けるものであ
り、吊具取付部4は、容器2をブロー成形する際
のピンチ部を所定の形状として残留させることに
より、容器2と一体にかつ大きな肉厚で強固に形
成し得る。すなわちこの容器2は、プラスチツク
材料からなるチユーブを2つの金型の間に挾んで
チユーブの一端を金型の合せ目で閉塞した状態
で、チユーブ内に空気を送り込んでチユーブを金
型に沿つて膨らませて成形し、金型に挾まれる前
記一端部を吊具取付部4の形状にて残留させるも
のであり、従つて、吊具取付部4は容器2の底3
の中央部を底3の長手方向7に走るレール状に充
分な肉厚で形成することができる。すなわち、底
3は合せ目5の方向を長手方向7とする凹陥部6
を有し、凹陥部6の底9の中央部から、断面が略
T字型のレール状の吊具取付部4が鉛直に立上が
る。すなわち吊具取付部4の基部は幅w1で立上
がり突端部は底9及び方向7に平行な端面8を有
するとともに両側面に水平方向に突出する突条1
1a,11bを有し、かつ一方の突条11aは方
向7の中央部において残余の部分より水平方向へ
の突出量が更に大きい係止用突起12を形成され
ている。
底3における凹陥部6の外側部分は容器軸方向
に突出した脚部13をなし、脚部13は凹陥部6
の底9からの高さh2が吊具取付部4の高さh1より
大きい。
輸液容器吊具1はプラスチツクによつて構成さ
れ、容器2の底3をほぼ覆う寸度の角を丸めた長
方形の底当板部20と、底当板部20の一方の側
に突出して底当板部20の長手方向17に平行に
形成された2本のレール21a,21bを有する
取付片22と、を一体形成されて備える。
取付片22において、2本のレール21a,2
1bは共働して容器2の吊具取付部4のなす雄型
レールと嵌合する雌型レールを構成する。すなわ
ち、レール21a,21bは底当板部20の中央
部20aから突出する2対の脚部23a,23
c;23b,23dの先端に各々一体に支持さ
れ、その高さh3はほぼh1に等しい。レール21
a,21bの間隔は吊具取付部4の幅w1にほぼ
等しくかつ脚部23a,23b,23c,23d
の間隔w2より小さい。従つてレール21a,2
1b、及び脚部23a,23c;23b,23d
は共働して吊具取付部4との係合凹部24を形成
し、係合凹部24は縦断面形状が入口部分より奥
が広く、吊具取付部4に対しその方向7の一端側
からこの係合凹部24を嵌合させつつ方向7,1
7に相対変位させて嵌込むと鉛直方向に脱落する
ことがない。この係合部には鉛直方向にクリアラ
ンスCがある(h2=h1+C)。
また、脚部23aと23c、23bと23dと
は方向7の方向に各々空隙25を有し、この空隙
25のうちの一方に係止用突起12を係合させる
ことにより雄雌のレールの方向7への滑りを止
め、吊具取付部4と取付片22とは、所定の取付
位置に係止されるものである。
空隙25,25は平面視レール21a,21b
の外側でそれぞれ底当板部20の板厚を打抜く孔
26,26と連続する。
底当板部20は、切離し可能な連結部分27を
有するスリツト28,31によつてそれぞれ内側
輪郭と外側輪郭を描かれて残余の部分20bから
区分された略半円弧帯状の吊環部32を有する。
吊環部32は、その両端32aが底当板部20の
長軸33上かつ取付片22の両端の外側であつて
底当板部20の外側輪郭にかからない部位におい
て、各々薄肉ヒンジ35を介して残余の部分20
bと接続する吊環部32の中央部32bは底当板
部20の短軸35の一端部にまで延出し、吊環部
32の長さを充分大きくするようにされている。
吊環部32は、その中央部である指かけ部32b
をつまんで引上げつつ薄肉ヒンジ36により長軸
33の回りに回転させる引起し操作が可能であ
る。この引起し操作を容易にするように、指かけ
部32bの内側においてスリツト28は幅広部2
8aをなす。またヒンジ36におけ回転を円滑に
するためにヒンジ部26にかかる孔30が形成さ
れ、強度を保つためにヒンジ部26近傍における
吊環部22は幅が他の部分より大きくされてい
る。
また吊下げたときの強度を大きくするため、吊
環部32の輪郭部分32cはリブで縁取りされ肉
厚にされている。
底当板部20の残余の部分20bのうち、その
周縁部であつて容器2の脚部13に対応する部分
には、ビード37が形成され、ビード37の頂上
37aは表面側(容器2に取付けた状態おいて脚
部13から離隔する側)に突出しており、ビード
37は底当板部20を容器に取付けた状態では容
器の脚として作用する部分であり、頂上37aに
は周上に分散して複数の水切り用の孔38が形成
されている。
ビード37は長軸33の両端部分には形成され
ておらず、この部分の裏面には補強用の脚41が
凹陥部6と対向する突起状に形成されている。
底当板部20にはまた複数の水抜き用の孔42
が形成されている。孔42は内容物の透視検査を
可能とするとともに肉抜きともなつており材料を
節減し製品を軽量化する。
[考案の効果] このように構成された輸液容器吊具1は、容器
の底に安定的に取付け可能であつて、容器の自立
を妨げないので、内容物の充填や殺菌工程の邪魔
にならず、水切れも良好である。
容器を吊下げるときは、吊環部32の指かけ部
32bに指をかけて引上げ連結部27を切離しつ
つ両ヒンジ36を結ぶ線の回りに回転させて引起
せばよいが、ここで、吊り環部32の両端は、底
当板部20における取付片22の長軸33方向両
端の近傍かつ前記底当板部20の外縁輪郭にかか
わらない部分において接続しているので、吊環部
32の輪郭は一見して明瞭であり、また吊環部3
2を区分するスリツト28,31や連結部27等
の構成も一見して明瞭であるので、吊り下げに必
要な操作が一目瞭然であり、現場での使用に当た
り学習の必要がない。形成される吊環は充分な長
さと大きさをもつことができ取扱い易い。
また吊環部32を引起すときの力の方向は長軸
33とほぼ垂直であるから、取付片22の取付
け・取外しに要する力の方向17と一致する恐れ
がなく、従つてはずみで容器が逸脱落下すること
がなく吊下げ操作は安定して行える。
また、吊下げの2支点はほぼ容器2の底の長軸
33に沿つて位置するので、吊下げ姿勢のバラン
スが良く、安定的に支持される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる輸液容器
吊具を表面側から見て示す平面図、第2図は第1
図に示す輸液容器吊具の正面図、第3図は第1図
に示す輸液容器吊具の底面図、第4図は第1図に
示す輸液容器吊具の側面図、第5図は第1図にお
けるA−A部断面図、第6図は第1図におけるB
−B部断面端面図、第7図は第1図におけるC−
C部断面端面図、第8図は第1図におけるD−D
部断面端面図、第9図は第1図におけるE−E部
断面端面図、第10図は第1図におけるF−F部
断面図、第11図は第3図におけるG部拡大図、
第12図は第1図におけるH部拡大図、第13図
は第1図におけるI部拡大図、第14図は第1図
におけるJ−J部断面端面図、第15図は第1図
におけるK−K部断面図、第16図は輸液容器を
示す斜視説明図、第17図は従来の吊具を示す平
面図、第18図は第17図に示す吊具の使用状態
を示す説明図、及び第19図は従来の他の吊具を
示す平面図である。 1……輸液容器吊具、2……容器、3……底、
4……吊具取付部、5……合せ目、6……凹陥
部、7……方向、8……端面、9……底、11…
…突条、12……係止用突起、13……脚部、1
7……長手方向、20……底当板部、21a,2
1b……レール、22……取付片、23a,23
b,23c,23d……脚部、24……係合凹
部、25……空隙、26……孔、27……連結部
分、28,31……スリツト、28a……幅広
部、30……孔、32……吊環部、32b……指
かけ部、33……長軸、35……短軸、36……
薄肉ヒンジ部、37……ビード、38……孔、4
1……脚、101……吊具、102……支骨、1
03……収縮性フイルム、104……容器、10
5……曲線部分、111……吊具、112……外
周部分、113……突条、114,115……ヒ
ンジ、116……吊部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底の偶角部に自立用の脚を有する被吊下げ輸液
    容器の前記底をほぼ覆う寸度の略長方形の板状の
    底当板部20と、前記底当板部20の一方の側に
    突出して形成されて前記底に対し前記底当板部2
    0の長軸33の方向に相対変位することにより前
    記被吊下げ輸液容器の前記底に嵌着可能な取付片
    22と、を一体に備え、前記底当板部20は切離
    し可能な連結部分27を有するスリツト28,3
    1によつて残余の部分から区分された略半円弧帯
    状の吊環部32を有し、該吊環部32の両端と前
    記残余の部分とは前記取付片22の長軸33方向
    両端の近傍かつ前記底当板部20の外縁輪郭にか
    からない部分において各々薄肉ヒンジ36を介し
    て接続し、前記取付片22は前記残余の部分から
    前記一方の側に突出しており、前記被吊下げ輸液
    容器の前記脚に対応する位置においてビード37
    が前記残余の部分から他方の側に突出している状
    態で形成されていることを特徴とする輸液容器吊
    具。
JP1988079251U 1988-06-15 1988-06-15 Expired - Lifetime JPH059001Y2 (ja)

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JPH021151U JPH021151U (ja) 1990-01-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122598U (ja) * 1984-07-13 1986-02-10 日立プラント建設株式会社 生物膜処理装置

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JPS6061043U (ja) * 1983-10-03 1985-04-27 東洋製罐株式会社 輸液用容器等の底部吊下構造

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