JPH0234209Y2 - - Google Patents

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JPH0234209Y2
JPH0234209Y2 JP8490086U JP8490086U JPH0234209Y2 JP H0234209 Y2 JPH0234209 Y2 JP H0234209Y2 JP 8490086 U JP8490086 U JP 8490086U JP 8490086 U JP8490086 U JP 8490086U JP H0234209 Y2 JPH0234209 Y2 JP H0234209Y2
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flange
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engaging protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔利用される技術分野〕 主として家庭の台所、洗面所或は化粧室などで
使用される合成樹脂製の容器の蝶番構造に関する
もので、殊に水気の多いものを入れる合成樹脂成
形品よりなる蓋付きの容器に関するものである。
〔従来例及び問題点〕
従来食器など洗い上げたものを外筐桶に重ねら
れた水切り籠に入れており、これに蓋のあるもの
も市場に見受けられるが、蓋は完全分離型であり
蝶番取付のものは出願人が市場を調査した範囲で
は見当らない。他方、洗面所、化粧室などに置か
れる汚物入の容器は蓋が蝶番構造で、容易には分
離できないものが殆んどで、仮り分離できるもの
であつても例えば実公昭59−1970号実用新案公報
に示されるように、その構断形状が複雑であり、
この蝶番部分の洗浄が困難で、水分の多いところ
で使用されるこの種の容器においては、この部分
にかびが発生し、不潔になりがちである。
殊に食器の水切りセツトとして使用するときに
は、蓋は容器本体とは蝶番的に結合されている方
が開閉には便利であるが、前記のように分離が困
難なものは不潔になり、この双方の相反する目的
をかなえるものは殆んど見当らない。
〔解決しようとする問題点〕
この考案は構造を単純化して、合成樹脂製の容
器において蓋と本体の組立、分解を容易にし、洗
浄、洗滌を容易かつ竪牢とし、更に蓋の開閉動作
が軽快となる蝶番構造とすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、容器の本体と蓋は別部材よりな
り、これらの縁の一辺においては外側に向けてそ
れぞれ水平に張り出したフランジ部が前記の本体
又は蓋に一体に成形してあり、これら容器は蓋を
閉じたとき、前記本体と蓋のフランジ部は相接し
て重畳する位置に設けてある合成樹脂製の容器に
おいて、 前記本体のフランジ部には、この本体口縁の辺
に沿つた直線長孔が少なくとも一個穿設してあり
他方蓋のフランジ部には、本体のフランジ部と当
接する当接面であつて、蓋の前記フランジ部外縁
よりも若干内側の位置であり、かつ、本体の前記
直線長孔と符号する位置に側面外向にL字型の掛
合突起が前記蓋と一体成形してあり、この掛合突
起は前記直線長孔に挿入できる断面形状をなし、
そのL字型の屈曲部は蓋の開閉時に、前記直線長
孔の内壁面に支えない丸味を有し、この屈曲部に
連なる水平部の長さは、前記蓋を本体に対し、開
け起立させたとき、この水平部の片面が直線長孔
内側縁に当接すると共に、前記蓋のフランジ部外
縁が本体のフランジ部上面に直線長孔の外側縁寄
りで当接し前記蓋が自己起立するに充分な長さと
してある容器の蝶番構造とすることによつて問題
点を解決した。
〔実施態様〕
図において、10は容器の本体であり、外筐桶
11とこの中に丁度嵌合する水切り籠15とより
なり、共に平面にみて長方形状をしており、その
口縁には外側に水平に張り出したフランジ部1
2,16が一体に形成してあり、外筐桶11中に
水切り籠15を嵌合させたとき、それぞれのフラ
ンジ12と16は重畳状態となる。
前記本体10の一部である水切り籠15のフラ
ンジ部16の一辺のところには少なくとも1個、
図示では2個の直線長孔17が穿設してあり、図
においてはその幅bは後述の掛合突起24の肉厚
tの1.2乃至1.5倍程度としてあり、また直線長孔
17の深さdはフランジ部16の肉厚とほゞ等し
くしてあるが直線長孔17の周縁を下方に肉厚に
して、この周縁を補強してあつてもよい。
20は蓋であり、前記本体10の一部たる水切
り籠15の口縁に嵌合できるものであり、この蓋
20にもフランジ部21が全周に設けてあり、こ
のフランジ部21の外縁22は、蓋20を閉じた
とき、丁度前記直線長孔17の外側縁18よりも
若干(前記フランジ部16の肉厚乃至直線長孔1
7の深さdにほゞ相当する寸法)外方にまで張り
出す寸法としてあり、蓋20を閉じたとき、前記
フランジ部21の当接面23は水切り籠15のフ
ランジ部16の上面に当接する。前記掛合突起2
4の根元よりも張り出したフランジ部21の外縁
22は、図示のものにおいては、一対掛合突起2
4間の位置としてあるが、この辺全長としてもこ
の考案としては同一である。
この当接面23のうち、丁度前記直線長孔17
と対応する位置に側面L字型の掛合突起24がそ
れぞれ突設してあり、これら掛合突起24の断面
形状はそれぞれ前記直線長孔17に挿入できる断
面長方形を為しており、当接面23から直角に起
立した起立部25、屈曲部26及び水平部27よ
りなり、この水平部27はフランジ部21の外縁
方向に、つまり外向きに折れ曲つた形状を為し
て、蓋20を閉じたとき、前記各掛合突起24は
それぞれ対応した直線長孔17に上方より挿入さ
れ、その水平部27は水切り籠15のフランジ部
16の下面に沿つた状態となる。前掛合突起24
の屈曲部の曲率半径は蓋20の開閉動作時に掛合
突起24が前記直線長孔内壁面に支えないように
丸味を有し、図示では屈曲部26の外面の曲率半
径は前記長孔17の深さdの1.2乃至3倍(好ま
しくは1.5乃至2倍)の寸法としてある。
また掛合突起24の水平部27の長さは、蓋2
0を起立させたとき、この片面が直線長孔17の
内側縁19に当接すると共に、前記外縁22が水
切り籠15のフランジ部16上面に直線長孔17
の外側縁寄りで当接し蓋20が自己起立するに充
分な長さとしてあり、図示の例においては、前記
直線長孔17の深さdの少なくとも2.5倍の長さ
としてあり、必要に応じてその水平部27の先端
の外側には、若干肉厚とした突起28が蓋20の
抜け止めとして設けてある。
この明細書において、掛合突起の屈曲部に丸味
を有する側面L字型としては側面形状が4分の1
円弧様、或はインボリユート曲線様も含むものと
する。
その他図において、外筐桶11のフランジ部1
2には、前記蓋20と一体に回動する各掛合突起
24が支えないように、逃げ窪み13が設けてあ
る。
〔作用〕
この考案のものを使用するには、蓋20の掛合
突起24を下側にして、蓋20を起立させた状態
に持つて、前記掛合突起24の水平部27を、本
体10のフランジ部つまり水切り籠15のフラン
ジ部16に設けた直線長孔17にそれぞれ挿入す
ると第2図及び第5図に示すように、前記掛合突
起24の水平部27の片面の一部が直線長孔17
の内側縁19に当接すると共に、前記外縁22が
水切り籠15のフランジ部16上面に直線長孔1
7の外側縁18寄りで当接し、2箇所の当接によ
り、蓋20は開いた状態で起立し、手を離せばそ
の状態を維持する(第5図参照)。この際突起2
8が設けてある態様においては、この突起28は
前記直線長孔17の内側縁19下面に接触し、蓋
20が直線長孔17から抜け出るのを阻止する。
次に蓋20を第1図の20″の起立位置から2
0′の位置を通つて閉じた状態に移動させると、
蓋20は直線長孔17の外側縁18の上縁附近が
回転中心となつて回転し、掛合突起24の屈曲部
26の外面は直線長孔17と摺動しながら直線長
孔17中に滑り込み、遂に水平部27は本体のフ
ランジ部つまり水切り籠15のフランジ部16の
下面に沿つた位置となり、蓋20は完全に閉じら
れる。
以後蓋20の開閉はこの動作のくり返しとな
る。
蓋20を本体10から分離するときは、蓋20
を開けた状態とし、蓋20のみを上方に持ち上げ
る。
〔効果〕
叙上のように構成し、作用を為すから、この考
案のものの蓋20の開閉は容易で、開閉動作では
紊りに本体10と蓋20は外れることなく、かつ
蓋20の着脱も単に蓋20を起立させてから持ち
上げ掛合突起24を直線長孔17に対して挿入、
抜去だけの動作ででき、蓋20の方にはL字型の
掛合突起24があるだけであり、他方本体10の
方には直線長孔17だけで、これらによつて蝶番
構造が構成されているから構造はきわめて単純
で、分解すれば、洗浄、水滌ぎも容易で不潔にな
らない。
しかも前記掛合突起24の屈曲部26は、蓋2
0の開閉時に直線長孔17の内外縁18,19に
支えることなく、スムースに開閉し、また蓋20
を開けた状態で、掛合突起24の水平部27の片
面が前記直線長孔17の内側縁19に当接すると
共に、前記外縁22が前記フランジ部16上面に
直線長孔17の外側縁18寄りで当接し蓋20が
自己起立するに充分な長さに前記水平部27の長
さが形成されているから蓋20は開いた状態にお
いて起立状態で安定する効果を有する。
殊に、前記掛合突起24の根元の起立部25の
位置は蓋20のフランジ部21の外縁22よりも
若干内側に位置しているから、蓋20の開閉動作
は前記蓋20のフランジ部21の外縁部分22が
本体10のフランジ部16上を転動するように転
がり、この部分が回転中心となるため、掛合突起
24の各部は直線長孔17中を出入するとき、
ほゞ直線長孔17の深さ方向に沿つた運動とな
り、蓋20の開閉動作が極めてスムースになる。
〔実施態様の効果〕
第1図、第3図及び第5図に示すように、掛合
突起24の屈曲部26の外側の曲率半径を本体1
0の前記直線長孔17の深さdの1.2倍乃至3倍
好ましくは、1.3倍乃至2倍としたものは特に蓋
20の開閉動作がスムースであり、かつ前記水平
部27の長さを前記深さdの少なくとも2倍とし
たものにおいては蓋20を確実に起立状態で保持
することができる。
しかし、前記屈曲部26の曲率半径が前記の範
囲よりも大きすぎても、小さすぎても、蓋20の
円滑な開閉動作に支障を来たす。また掛合突起2
4の水平部27の長さは、前記寸法より短かいと
蓋20を起立させた状態で安定しないか、僅かな
振動衝撃でも、蓋20が本体10から外れるおそ
れがある。
更に掛合突起24の水平部27の先端外側に更
に突起28を設けたものにおいては蓋20を開け
たとき、これが本体10の直線長孔17の内側縁
19の下面に掛合するため、蓋20が若干振動し
てもこれらの掛合が紊りに外れず蓋開放時に蓋2
0が本体10の直線長孔17から抜け出るのを防
止できる。
前記屈曲部26の曲率半径は水平部27に近づ
くほどその寸法が大きいインボリユート曲線様で
あれば、蓋20の開閉動作は円滑となる。
特に第1図及び第5図に示すように蓋20のフ
ランジ部21の外縁22の断面形状が外側に凸に
丸味をもたせたものにおいては、この部分で蓋2
0は本体10のフランジ部16上を転動するため
掛合突起24の直線長孔への出入はより円滑とな
り蓋の開閉がスムースである。
また第1図、第3図乃至第5図のものにおいて
は、本体10が外筐桶11とこの中に嵌合する水
切り籠15とよりなり、これらのフランジ部1
2,16は重畳し、前述の通り直線長孔17と符
合する位置の外筐桶11のフランジ部12には逃
げ窪み13が設けられてあるから、蓋20の開閉
時に掛合突起24が外筐桶11のフランジ部12
に当るおそれはなく、かつ外筐桶11及び水切り
籠15は蓋20によつて完全に密閉でき、不潔な
ごきぶり等がこの容器中に侵入するのを阻ぐこと
ができる。
その他図において、本体10を外筐桶11と水
切り籠15よりなるものを例示して示したが、本
体10は一重の上部が開口した通常の箱であつて
もこの考案としては同一である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示すものであつて
第1図乃至第5図はこの考案の代表的な実施態様
を示すものであり、第1図は考案の要部の蓋を閉
じた状態の拡大縦断面図、第2図は容器の蓋を開
けた状態の斜視図、第3図は蓋を閉じた状態の一
部縦断側面図、第4図は分解斜視図、第5図は蓋
を開けた状態の拡大縦断側面図である。 図中主な符号、10……本体、11……外筐
桶、15……水切り籠、12,16……フランジ
部、17……直線長孔、20……蓋、21……フ
ランジ部、22……外縁、24……掛合突起、2
6……屈曲部、27……水平部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器の本体と蓋は別部材よりなり、これらの
    縁の一辺においては外側に向けてそれぞれ水平
    に張り出したフランジ部が前記の本体又は蓋に
    一体に成形してあり、これら容器は蓋を閉じた
    とき前記本体と蓋のフランジ部は相接して重畳
    する位置に設けてある合成樹脂製の容器におい
    て、 前記本体のフランジ部には、この本体口縁の
    辺に沿つた直線長孔が少なくとも一個穿設して
    あり他方蓋のフランジ部には、本体のフランジ
    部と当接する当接面であつて、蓋の前記フラン
    ジ部外縁よりも若干内側の位置であり、かつ、
    本体の前記直線長孔と符合する位置に側面外向
    にL字型の掛合突起が前記蓋と一体成形してあ
    り、この掛合突起は前記直線長孔に挿入できる
    断面形状をなし、そのL字型の屈曲部は蓋の開
    閉時に、前記直線長孔の内壁面に支えない丸味
    を有し、この屈曲部に連なる水平部の長さは、
    前記蓋を本体に対し、開け起立させたとき、こ
    の水平部の片面が直線長孔の内側縁に当接する
    と共に、前記蓋のフランジ部外縁が本体のフラ
    ンジ部上面に直線長孔の外側縁寄りで当接し前
    記蓋が自己起立するに充分な長さとしてある容
    器の蝶番構造。 2 前記掛合突起の屈曲部の外側の曲率半径は前
    記直線長孔の深さの1.5乃至2倍としてあるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の容器の蝶番構造。 3 前記掛合突起の根元は蓋のフランジ部外縁よ
    り、直線長孔の深さ程度内側位置の蓋のフラン
    ジ部面であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の容器の蝶番構造。
JP8490086U 1986-06-04 1986-06-04 Expired JPH0234209Y2 (ja)

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