JP2555115Y2 - 蓋付バケツ - Google Patents

蓋付バケツ

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JP2555115Y2
JP2555115Y2 JP6413393U JP6413393U JP2555115Y2 JP 2555115 Y2 JP2555115 Y2 JP 2555115Y2 JP 6413393 U JP6413393 U JP 6413393U JP 6413393 U JP6413393 U JP 6413393U JP 2555115 Y2 JP2555115 Y2 JP 2555115Y2
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猛男 本間
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本間冬治工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蓋付バケツに係わり、特
に取っ手の上部に内向きの受片を形成すると共に、この
受片に係合する係合鍔片を前記蓋の外周に設け、前記蓋
の回動により前記受片下面に前記係合鍔片をスライド係
入して該蓋をバケツ本体に固定する蓋付バケツに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、蓋付バケツとして、所謂ポリバ
ケツなどが知られており、このような蓋付バケツはごみ
の収集等に広く用いられている。図7はこの種の蓋付バ
ケツの一例を示し、同図に示すように、バケツ本体Aの
上部外周に枠状の取っ手Bを複数設け、この取っ手Bの
上部に内向きの受片Cを形成すると共に、この受片Cに
係合する係合鍔部Dを蓋Eの外周に設け、この蓋Eの回
動により前記受片Cの下面に前記係合鍔片Dをスライド
係入して該蓋Eをバケツ本体Aに固定するものが知られ
ている。そして、前記バケツ本体A内にごみを集めてお
く際に、該バケツ本体A内に予めポリ袋等の袋Fを収納
し、この袋Fと共にごみを捨てることにより、ごみを衛
生的に処理することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の蓋付バケツ
では、前記受片Cの下面に係合鍔部Dを係入することに
蓋Eを簡便に固定することができるものの、上述したよ
うに袋Fを収納して蓋Eを開閉すると、バケツ本体Aの
上端縁に沿って広げた袋Fの口部fが、前記受片Cと係
合鍔部Dとよって噛み込まれてしまし、袋Fの口部f部
分が破れてしまうという問題があり、このため取っ手B
部分だけ袋Fの口部fを広げておくことができず不便で
あった。
【0004】そこで本考案は、蓋の開閉により袋の口部
を破損することがなく、バケツ本体の上端縁部の全周に
袋の口部を広げておくことができる蓋付バケツを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、袋を収納する
バケツ本体の上部に開閉可能な蓋を設け、前記バケツ本
体の上部外周に取っ手を設け、この取っ手の上部に内向
きの受片を形成すると共に、この受片に係合する係合鍔
片を前記蓋の外周に設け、前記蓋の回動により前記受片
下面に前記係合鍔片をスライド係入して該蓋をバケツ本
体に固定する蓋付バケツおいて、前記取っ手には、前記
受片の下方に前記袋の口部を挿入する溝部を形成したも
のである。
【0006】
【作用】バケツ本体内に収納した袋の口部を受片下方の
溝部に挿入配置することにより、受片の下面に係合鍔片
をスライド係入する際に、袋が切断されることがなくな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図7は本考案の一実施例を示し、
同図において、合成樹脂例えばポリエチレンなどからな
る蓋付バケツ1は、バケツ本体2とこのバケツ本体2の
上部開口を覆って開閉可能な蓋3とからなり、前記バケ
ツ本体2は、底板部4と略円筒形の側板部5とを備えた
有底筒形をなし、その上端開口部には断面略L字形の縁
部6が周設され、この縁部6に沿って円周等間隔に取っ
手7が四箇所設けられ、これら取っ手7を握持してバケ
ツ本体2を運搬できるようになっている。前記取っ手7
は、一対の取付腕部8,8を前記側板部5及び縁部6と
一体に形成し、これら取付腕8,8の外端側を、前記側
板部5と同心をなす平面彎曲状の外枠板部9により連結
し、この縦断面が垂直な外枠板部9の下方にはU字形に
彎曲形成された彎曲部9Aが設けられ、この彎曲部9A
に複数の水抜き孔10が形成されている。また、前記外枠
板部9の上端縁内面には、バケツ本体2側に向いた内向
きの受片11が水平に形成され、この受片11の長手方向一
側には、ストッパ部12が形成されている。そして前記受
片11により蓋用掛け部を構成している。
【0008】前記側板部5には、前記受片11の下方に開
口して、前記バケツ本体2の内面に沿って収納されるポ
リ袋などの袋13の口部14を挿入する溝部15が形成され、
この溝部15は、前記外枠板部9に沿って垂直に形成され
た外側部16と、この外側部16と対向して前記縁部6の下
端に連続して形成された内側部17と、これら内,外側部
16,17の下端を連結する水平底部18とから構成されてい
る。
【0009】前記蓋3の上面中央には握り部21が形成さ
れ、また、その蓋3の外周には、前記受片11に係合する
係合鍔片22,23が設けられ、前記蓋3を前記縁部6に被
せた状態で該蓋3の回動によりそれら係合鍔片22,23が
前記受片11の下面にスライド係入して蓋3がバケツ本体
2に固定されるようになっており、対をなす前記係合鍔
片22,22は、前記蓋3の外周に段差部24,24を介して膨
出形成された段差側面部25の外周側に設けられ、この段
差側面部25は前記外枠板部9とほぼ等しい長さ寸法を有
し、かつその段差側面部25の内面側に、前記受片11に係
止する吊下げ用係止部26が設けられ、対をなす吊下げ用
係止部26,26は前記握り部21を中心として対称となる位
置に設けられ、かつ対向している。
【0010】次に前記構成につきその作用を説明する。
まず図1に示すようにバケツ本体2内に沿ってほぼ同形
の袋13を収納し、この袋13の口部14を縁部6の外面に沿
って広げ、取っ手7部分では図2ないし図4に示すよう
に、その口部14を溝部15に挿入配置する。この状態で図
2に示す白抜き矢印方向に蓋3を回転し、受片11の下面
に係合鍔片22,23をスライド係入して蓋3を固定する。
この際、袋13の口部14は、受片11下方の溝部15に挿入さ
れているため、その受片11と係合鍔片22,23とによって
口部14が噛み込まれることがなく、また、蓋3もスムー
ズに回転することができる。
【0011】また、バケツ本体2内にごみを投入する際
や内部のごみを袋ごと取り出し際は、蓋3を回動して受
片11の下面から係合鍔片22,23をスライドして抜き出
し、バケツ本体2から蓋3を取り外す。この取り外した
蓋3は、その吊下げ用係止部26を受片11に被せるにして
係止することにより、図1に示すように、バケツ本体2
の側板部5外周に沿って吊下げられる。この場合、外枠
板部9に蓋3の段差側面部25が係合し、すなわち図6に
示すように両側の段差部24,24が外枠板部9の上端両側
を挟み込むようにして係合し、これにより蓋3が回転し
てずれることなく、受片11に蓋3を安定的に吊下げるこ
とができる。
【0012】このように本実施例では、袋13を収納する
バケツ本体2の上部に開閉可能な蓋3を設け、バケツ本
体2の上部外周に取っ手7を設け、この取っ手7の上部
に内向きの受片11を形成すると共に、この受片11に係合
する係合鍔片22,23を蓋3の外周に設け、蓋3の回動に
より受片11の下面に係合鍔片22,23をスライド係入して
蓋3をバケツ本体2に固定する蓋付バケツ1おいて、取
っ手7には、受片11の下方に袋13の口部14を挿入する溝
部15を形成したものであるから、収納した袋13の口部14
をの溝部15に挿入配置することにより、受片11の下面に
係合鍔片22,23をスライド係入する際、袋13の破損が防
止され、また、取っ手7部分にも袋13の口部14を広げる
ことができるため、バケツ本体2の上端の縁部6の全周
に袋13の口部14を広げて使用することができる。
【0013】また実施例上の効果として、バケツ本体2
の上部外周に蓋用掛け部たる受片11を設けると共に、こ
の受片11に係止する吊下げ用係止部26を蓋3の内面側に
設けたことにより、取り外した蓋3は、その係止部26を
バケツ本体2の受片11に係止してバケツ本体2の側面に
沿って吊り下げておくことができ、その蓋3が風などに
よって飛ばされることがなく、ごみ捨て作業中などにお
いて蓋2を紛失することがなくなる。また、開いた蓋3
をバケツ本体2に沿って吊下げておくことができるか
ら、わざわざ蓋3を地面等に置く必要がなく、蓋3の開
閉作業も容易になる。そして蓋3の紛失を防止できるた
め、蓋付バケツ1を衛生的に保つことができる。また、
バケツ本体2の上部外周に取っ手7を設け、この取っ手
7に蓋用掛け部たる受片11を設け、かつこの受片11の蓋
3の係合縁片22,23を係合して蓋3をバケツ本体2に固
定できるように構成したものであるから、蓋用掛け部を
別個にバケツ本体2に設ける必要がなく、蓋固定用と蓋
吊下げ用とを一つの受片11により兼用できるため、その
製造コストを安価に押さえることができる。さらに、係
合鍔片22を蓋3の段差側面部25の内面側に設けることに
より、その段差側面部25が外枠板部9に係合して、吊下
げ状態で蓋3の回り止めがなされ、蓋3を安定して吊下
げ保持することができる。さらにまた、蓋3の中心を対
称として一対の吊下げ用係合部26,26を形成したことに
よって、蓋3の成形時に該蓋3の内側を形成する型枠
(図示せず)を2分割し、この2分割した型枠を蓋中央
側にスライドすることにより、蓋3の内側に向く係止部
26,26を簡便に成形することができる。
【0014】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば溝部15の大きさ形状等は適宜選
定可能である。また袋13は、紙製や合成樹脂製等の各種
材質のものを用いることができる。さらに実施例におい
ては、取っ手7に設けた受片11により掛け部を構成した
例を示したが、掛け部を取っ手7と別体でバケツ本体2
の上部外周に設けることもできる。また、取っ手7には
必ずしも彎曲部9Aを設ける必要はなく、例えば係合鍔
片22が係合する2カ所の取っ手7のみに彎曲部9Aを設
けるようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】本考案は、袋を収納するバケツ本体の上
部に開閉可能な蓋を設け、前記バケツ本体の上部外周に
取っ手を設け、この取っ手の上部に内向きの受片を形成
すると共に、この受片に係合する係合鍔片を前記蓋の外
周に設け、前記蓋の回動により前記受片下面に前記係合
鍔片をスライド係入して該蓋をバケツ本体に固定する蓋
付バケツおいて、前記取っ手には、前記受片の下方に前
記袋の口部を挿入する溝部を形成したものであり、蓋の
開閉により袋の口部を破損することがなく、バケツ本体
の上端縁部の全周に袋の口部を広げておくことができる
蓋付バケツを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す要部の斜視図ある。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の断面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す要部の断面図である。
【図5】本考案の一実施例を示す蓋を吊下げた状態の要
部の断面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す図5のY−Y線断面図
である。
【図7】従来例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 蓋付バケツ 2 バケツ本体 3 蓋 7 取っ手 11 受片(蓋用掛け部) 13 袋 14 口部 15 溝部 22,23 係合鍔片 26,26A 吊下げ用係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋を収納するバケツ本体の上部に開閉可
    能な蓋を設け、前記バケツ本体の上部外周に取っ手を設
    け、この取っ手の上部に内向きの受片を形成すると共
    に、この受片に係合する係合鍔片を前記蓋の外周に設
    け、前記蓋の回動により前記受片下面に前記係合鍔片を
    スライド係入して該蓋をバケツ本体に固定する蓋付バケ
    ツおいて、前記取っ手には、前記受片の下方に前記袋の
    口部を挿入する溝部を形成したことを特徴とする蓋付バ
    ケツ。
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JP3934797B2 (ja) * 1998-07-03 2007-06-20 株式会社オーエムシー 舗装材料の簡易ミキサー

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