JP2588694Y2 - 蓋付バケツ - Google Patents

蓋付バケツ

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JP2588694Y2
JP2588694Y2 JP1993064132U JP6413293U JP2588694Y2 JP 2588694 Y2 JP2588694 Y2 JP 2588694Y2 JP 1993064132 U JP1993064132 U JP 1993064132U JP 6413293 U JP6413293 U JP 6413293U JP 2588694 Y2 JP2588694 Y2 JP 2588694Y2
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JP
Japan
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lid
bucket
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JP1993064132U
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JPH0733243U (ja
Inventor
猛男 本間
Original Assignee
本間冬治工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蓋付バケツに係わり、特
にバケツ本体の上部に開閉可能な蓋を設けた蓋付バケツ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の蓋付バケツとして、所
謂ポリバケツなどが知られており、このような蓋付バケ
ツはごみの収集等に広く用いられている。そして前記蓋
付バケツでは、蓋の周囲に係合鍔片を設けると共に、こ
の係合鍔片が係入する受溝をバケツ本体の上部に周設
し、蓋を回動して前記係合鍔片を前記受溝にスライド係
入することにより、バケツ本体上部に蓋が固定できるよ
うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の蓋付バケツ
では、蓋によりバケツ本体の上部を閉じて内部のごみ等
を衛生的に保管することができるものの、蓋を開いてバ
ケツ本体内にごみ等投入したり、内部のごみを投棄し
たりする際、例えばそれらが戸外などで行われる場合、
前記別体の蓋が風などにより飛ばされ、紛失し易いとい
う問題があった。また、開いた蓋は、地面などに直接載
置したり他の場所に立て掛けたりして仮置きしなければ
ならないため、置き場所を取ると共にその開閉作業も煩
雑となる面があった。
【0004】そこで本考案は、蓋の紛失を防止でき、蓋
の開閉作業が容易で、製造コストを安価に抑えることが
できる蓋付バケツを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、バケツ本体の
上部に開閉可能な蓋を設け、前記バケツ本体の上部外周
に取っ手を設け、この取っ手の上部に内向きの受片を形
成すると共に、この受片に係合する係合鍔片を前記蓋の
外周に設け、前記蓋の回動により前記受片下面に前記係
合鍔片をスライド係入して該蓋を前記バケツ本体に固定
する蓋付バケツにおいて、前記蓋の外周に外向きの段差
を膨出形成し、この段差部の外面に前記係合鍔片を
設け、前記受片に係止する吊下げ用係止部を、前記段差
部両側の段差側面の間で前記差部の内面に設け、前
記受片に前記吊下げ用係止部を係止した状態で前記取っ
手の上部を挟む位置に前記段差部両側の段差側面が設け
られているものである。
【0006】
【作用】バケツ本体から取り外した蓋は、その係止部を
バケツ本体の蓋用掛け部に係止することによりバケツ本
体の側面に沿って吊り下げ保持しておくことができる。
また、蓋固定用と蓋吊下げ用を一つの受片により兼用で
きる。さらに、吊下げ用係止部を蓋の段差部の内周面に
設けることにより、その段差部が、取っ手側である外枠
板部の上部に係合して、吊下げ状態で蓋の回り止めがな
され、蓋を安定して吊下げ保持することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図は本考案の一実施例を示し、
同図において、合成樹脂例えばポリエチレンなどからな
る蓋付バケツ1は、バケツ本体2とこのバケツ本体2の
上部開口を覆って開閉可能な蓋3とからなり、前記バケ
ツ本体2は、底板部4と略円筒形の側板部5とを備えた
有底筒形をなし、その上端開口部には断面略L字形の縁
部6が周設され、この縁部6に沿って円周等間隔に取っ
手7が四箇所設けられ、これら取っ手7を握持してバケ
ツ本体2を運搬できるようになっている。前記取っ手7
は、一対の取付腕部8,8を前記側板部5及び縁部6と
一体に形成し、これら取付腕8,8の外端側を、前記側
板部5と同心をなす平面彎曲状の外枠板部9により連結
し、この縦断面が垂直な外枠板部9の下方にはU字形に
彎曲形成された彎曲部9Aが設けられ、この彎曲部9A
に複数の水抜き孔10が形成されている。また、前記外枠
板部9の上端縁内面には、バケツ本体2側に向いた内向
きの受片11が水平に形成され、この受片11の長手方向一
側には、ストッパ部12が形成されている。そして前記受
片11により蓋用掛け部を構成している。
【0008】前記蓋3の上面中央には握り部21が形成さ
れ、また、その蓋3の外周には、前記受片11に係合する
係合鍔片22,23が設けられ、前記蓋3を前記縁部6に被
せた状態で該蓋3の回動によりそれら係合鍔片22,23が
前記受片11の下面にスライド係入して蓋3がバケツ本体
2に固定されるようになっており、対をなす前記係合鍔
片22,22は、前記蓋3の外周に段差側面24,24を介して
膨出形成された段差部25の外周面に設けられ、この段
25は前記外枠板部9とほぼ等しい長さ寸法を有し、か
つその段差部25の内周面に、前記受片11に係止する吊下
げ用係止部26が設けられ、対をなす吊下げ用係止部26,
26は前記握り部21を中心として対称となる位置に設けら
れ、かつ対向している。そして、前記段差部25が膨出形
成されているということは、前記蓋3の外周の厚さを厚
くして膨出することではなく、蓋3の外周が外向きに突
出形成することを言う。
【0009】次に前記構成につきその作用を説明する。
バケツ本体2内にごみを投入する際や内部のごみを袋ご
と取り出際は、蓋3を回動して受片11の下面から係合
鍔片22,23をスライドして抜き出し、バケツ本体2から
蓋3を取り外す。この取り外した蓋3は、その吊下げ用
係止部26を受片11に被せるにして係止することにより、
図1に示すように、バケツ本体2の側板部5外周に沿っ
て吊下げられる。この場合、外枠板部9に蓋3の段差部
25が係合し、すなわち両側の段差側面24,24が外枠板部
9の上端両側を挟み込むようにして係合し、これにより
蓋3が回転してずれることなく、受片11に蓋3を安定的
に吊下げることができる。
【0010】このように本実施例では、バケツ本体2の
上部に開閉可能な蓋3を設け、バケツ本体2の上部外周
に取っ手7を設け、この取っ手7の上部に内向きの受片
11を形成すると共に、この受片11に係合する係合鍔片22
を蓋3の外周に設け、蓋3の回動により受片11の下面に
係合鍔片22をスライド係入して該蓋3をバケツ本体2に
固定する蓋付バケツにおいて、蓋3の外周に外向きの段
差部25を膨出形成し、この段差部25の外面に係合鍔片
22を設け、受片11に係止する吊下げ用係止部26を、段差
部25の両側の段差部24,24の間で差部25の内面に設
、受片11に吊下げ用係止部26を係止した状態で取っ手
7の上部を挟む位置に段差部25の両側の段差側面24,24
が設けられていることにより、取り外した蓋3は、その
係止部26をバケツ本体2の受片11に係止してバケツ本体
2の側面に沿って吊り下げておくことができ、取り外し
た蓋3が風などによって飛ばされることがなく、ごみ捨
て作業中などにおいて蓋3を紛失することがなくなる。
また、開いた蓋3をバケツ本体2に沿って吊下げておく
ことができるから、わざわざ蓋3を地面等に置く必要が
なく、蓋3の開閉作業も容易になる。そして蓋3の紛失
を防止できるため、蓋付バケツ1を衛生的に保つことが
できる。また、バケツ本体2の上部外周に取っ手7を設
け、この取っ手7に蓋用掛け部たる受片11を設け、かつ
この受片11に蓋3の係合縁片22,23を係合して蓋3をバ
ケツ本体2に固定できるように構成したものであるか
ら、蓋用掛け部を別個にバケツ本体2に設ける必要がな
く、蓋固定用と蓋吊下げ用とを一つの受片11により兼用
できるため、その製造コストを安価に抑えることができ
る。さらに、吊下げ用係止部26を蓋3の段差部25の内
に設けることにより、その段差部25が、取っ手7側で
ある外枠板部9の上部に係合して、吊下げ状態で蓋3の
回り止めがなされ、蓋3を安定して吊下げ保持すること
ができる。
【0011】また、実施例上の効果として、蓋3の中心
を対称として一対の吊下げ用係合部26,26を形成したこ
とによって、蓋3の成形時に該蓋3の内側を形成する型
枠(図示せず)を2分割し、この2分割した型枠を蓋中
央側にスライドすることにより、蓋3の内側に向く係止
部26,26を簡便に成形することができる。また、取っ手
7の外枠板部9の下端には、彎曲部9Aを設けたため、
この彎曲部9Aを握持することにより蓋付バケツ1が持
ち易くなると共に、取っ手7の強度も増す。
【0012】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば取っ手7には必ずしも彎曲部9
Aを設ける必要はなく、例えば係合鍔片22が係合する2
カ所の取っ手7のみに彎曲部9Aを設けるようにしても
よい。
【0013】
【考案の効果】本考案は、バケツ本体の上部に開閉可能
な蓋を設け、前記バケツ本体の上部外周に取っ手を設
け、この取っ手の上部に内向きの受片を形成すると共
に、この受片に係合する係合鍔片を前記蓋の外周に設
け、前記蓋の回動により前記受片下面に前記係合鍔片を
スライド係入して該蓋を前記バケツ本体に固定する蓋付
バケツにおいて、前記蓋の外周に外向きの段差部を膨出
形成し、この段差部の外面に前記係合鍔片を設け、前
記受片に係止する吊下げ用係止部を、前記段差部両側の
段差側面の間で前記差部の内面に設け、前記受片に
前記吊下げ用係止部を係止した状態で前記取っ手の上部
を挟む位置に前記段差部両側の段差側面が設けられてい
ものであり、蓋の紛失を防止でき、蓋の開閉作業が容
易で、製造コストを安価に抑えることができる蓋付バケ
ツを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す要部の断面図ある。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 蓋付バケツ 2 バケツ本体 3 蓋 7 取っ手 11 受片 22 係合鍔片24 段差側面 25 段差部 26 吊下げ用係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケツ本体の上部に開閉可能な蓋を設
    け、前記バケツ本体の上部外周に取っ手を設け、この取
    っ手の上部に内向きの受片を形成すると共に、この受片
    に係合する係合鍔片を前記蓋の外周に設け、前記蓋の回
    動により前記受片下面に前記係合鍔片をスライド係入し
    て該蓋を前記バケツ本体に固定する蓋付バケツにおい
    て、前記蓋の外周に外向きの段差部を膨出形成し、この
    差部の外面に前記係合鍔片を設け、前記受片に係止
    する吊下げ用係止部を、前記段差部両側の段差側面の間
    で前記差部の内面に設け、前記受片に前記吊下げ用
    係止部を係止した状態で前記取っ手の上部を挟む位置に
    前記段差部両側の段差側面が設けられていることを特徴
    とする蓋付バケツ。
JP1993064132U 1993-11-30 1993-11-30 蓋付バケツ Expired - Lifetime JP2588694Y2 (ja)

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JPH0733243U JPH0733243U (ja) 1995-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0522402B2 (ja) * 1979-10-15 1993-03-29 Advantest Corp

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JPS5582205U (ja) * 1978-11-28 1980-06-06
JPH0522402U (ja) * 1991-09-04 1993-03-23 積水化学工業株式会社 ごみ容器

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