JPH058923U - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JPH058923U
JPH058923U JP277491U JP277491U JPH058923U JP H058923 U JPH058923 U JP H058923U JP 277491 U JP277491 U JP 277491U JP 277491 U JP277491 U JP 277491U JP H058923 U JPH058923 U JP H058923U
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JP
Japan
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terminal
winding
hole
tip
external force
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Pending
Application number
JP277491U
Other languages
English (en)
Inventor
正夫 鎌田
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子が抜け落ちることがなく、巻線のからげ
部が端子に加わる外力により断線しないようにする。 【構成】 端子4を装着する貫通孔1aを具備した巻枠
1と、巻線2の端末2aである始端又は終端を接続する
L字形の端子4を有し、前記貫通孔1aに端子4を挿入
してその先端部を前記巻枠1から突出させて突出部4a
とし、その突出部4aの根元4cから先端までの全体を
偏平に潰して前記貫通孔1aを挿通しない形状を有する
抜け止め部4cを形成したため、巻枠1から端子4が抜
けることがなくなり、端子4の突出部4aの先端に外力
が加わった場合においても、巻線2の端末2aであるか
らげ部分には外力が加わらず、巻線2が断線することが
なくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁装置に係り、特にその巻線の端末である始端又は終端が接続さ れると共に外部への電気的接続部とされる端子部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5乃至図10は、従来の電磁装置を示すものであり、放電灯点灯装置である 蛍光灯インバータ装置等に使用される発振トランスを示すものである。
【0003】 この電磁装置である発振トランスは、その両端部に貫通孔1aを有してなる巻 枠1と、その巻枠1に巻かれる巻線2と、鉄心3及び前記貫通孔1aに挿入され 前記巻線2の端末2aである始端又は終端が接続されると共に外部への電気的接 続部とされる端子4とを具備して構成されたものである。
【0004】 巻枠1は、フェノール樹脂等で形成された樹脂製ボビンで、その両端の鍔部1 bの外方は、突出した端子取付け台1cを有し、その端子取付け台1cには細い 径の貫通孔1aが設けられ、その貫通孔1a部から巻枠1のさらに外方の一面側 に、貫通孔1aに連続する溝1dが設けられて構成されたものである。
【0005】 端子4は、全体が略同径の円形の断面を有するピン状で、略L字形の形状を有 してなるもので、その一端側が前記巻枠1の溝1d側から前記貫通孔に挿入され 、端子取付け台1cを貫通して突出した突出部4aを形成し、この突出部4aが プリント基板5等への外部への電気的接続端子とされる。このとき、他端側は前 記溝1dに挿入され、その先端は端子取付け台1cよりも外方に突出して巻線2 の端末2aである始端又は終端のからげ部4bを形成する。
【0006】 このように端子4が装着された巻枠1であるボビンには、からげ部4bに巻線 2の始端をからげて巻線がされ、巻線2の終端が別の端子4のからげ部4bにか らげられ、必要に応じて巻線2の表面に絶縁のためのテープを巻き、その後に鉄 心3を装着して組み立てられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このように構成された従来の電磁装置においては、図7の(d) に示 すように巻枠1であるボビンに端子4を挿入した状態で、次工程である巻線工程 まで至る間の輸送やその取扱い等によって、端子4が抜けてくることがあるとい う欠点があった。
【0008】 また、図9に示すように巻線完了後においても、端子4の突出部4aの先端に 外力が加わり、端子4が抜けて巻線1の端末2a部に力が加わり、巻線2が端末 2aの部分で切れてしまうという欠点があった。
【0009】 本考案は、前記背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 端子が抜け落ちず、巻線の端末部であるからげ部分が断線しにくい端子構造を有 する電磁装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案は、端子4を装着する貫通孔1aを有してなる 巻枠1と、巻線2の端末2aが接続されると共に外部への電気的接続部とされる L字形の端子4を有し、該端子4が前記貫通孔1aに挿入されて、その先端部が 前記巻枠1から突出した突出部4aを形成すると共に、前記端子4の突出部4a の少なくとも根元4cに、前記貫通孔1aを挿通しない形状を有する抜け止め部 4dを形成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
本考案における電磁装置においては、端子4を装着する貫通孔1aを有してな る巻枠1と、巻線2の端末2aが接続されると共に外部への電気的接続部とされ るL字形の端子4を有し、該端子4が前記貫通孔1aに挿入されて、その先端部 が前記巻枠1から突出した突出部4aを形成すると共に、前記端子4の突出部4 aの少なくとも根元4cに、前記貫通孔1aを挿通しない形状を有する抜け止め 部4dを形成したため、巻枠1から端子4が抜けることがなくなり、端子4の突 出部4aの先端に外力が加わった場合においても、巻線2の端末2aであるから げ部分には外力がかからず、巻線2が断線することがなくなる。
【0012】
【実施例】
図1乃至図4は、本考案の一実施例を示すものであり、前記従来例と異なる点 は端子4の構造であり、他は前記従来例と同様に構成されている。
【0013】 端子4は、ピン状であってその断面が円形で、略L字状に形成され、その一端 側が前記巻枠1の溝1d側から前記貫通孔に挿入され、端子取付け台1cを貫通 して突出し、突出部4aを形成する。その突出部4aが貫通孔の出口際である根 元4cから先端まで図3に示すように偏平にプレスされ、その幅が前記貫通孔1 aの径よりも大きくされて抜け止め部4dとして構成され、この偏平にされた突 出部4aがプリント基板5等の外部への電気的接続端子とされる。このとき、他 端側は前記巻枠1の溝1dに挿入され、その先端は端子取付け台1cよりも外方 に突出して、巻線2の端末2aである始端又は終端が接続されるからげ部4bを 形成する。
【0014】 このように端子4が装着された巻枠1には、からげ部4bに巻線2の始端をか らげて巻線がされ、巻線2の終端が別の端子4のからげ部4bにからげられ、必 要に応じて巻線2の表面に絶縁のためのテープを巻き、その後に鉄心3を装着し て組み立てられる。
【0015】 このように本考案における電磁装置においては、端子4の突出部4aが根元4 cから先端まで、巻枠1の端子取付け台1cに設けられた貫通孔1a挿通後に偏 平に潰されて、前記貫通孔1aを挿通しない形状を有する抜け止め部4dとされ ているため、巻枠1から端子4が抜けることがなくなり、端子4の突出部4aの 先端に外力が加わった場合においても、巻線2の端末2aであるからげ部分には 外力がかからず、巻線2が断線することがなくなる。
【0016】 また、電磁装置の小型化を図るためには、ピン状の端子4を細くする必要が生 ずるが、この場合においては図10に示すように、プリント基板5に設ける孔5 aの径が、金型の強度上から0.8mm 以下とするのは困難で、さらには、0.4mm 以 下の細い径のピン状の端子を用いると半田付けがしにくく、特に自動で半田付け を行なう場合にはこの問題がが顕著であるが、本考案によれば、図4に示すよう に偏平とされた端子4の突出部4aが、プリント基板5の孔5aの部分でその幅 が広くなるため、端子4の径が細い場合であっても、プリント基板5には端子4 の潰される前の径よりも大きな孔5aをあけることができ、また、半田付けもし 易くなる。
【0017】 なお、前記実施例においては、端子4の突出部4aを、その根元4cから先端 まで全体を偏平に潰した例を示して説明を行なったが、本考案はこれに限らず、 その根元部のみが潰されたものであっても良い。
【0018】 また、前記実施例においては、巻枠1の端子取付け台1cに設けた貫通孔1a を円形とし、端子4を断面が円形のピン状として、端子4を前記貫通孔1aに挿 通後に潰して抜け止め部4cを形成した例をあげて説明を行なったが、本考案は これに限らず、貫通孔が長孔であって、端子が図3に示すような形状を有し、そ の端子を前記長孔に合わせて貫通孔に挿入し、その後に先端部をねじって抜け止 め部としたようなものであっても良い。
【0019】
【考案の効果】
このように、本考案における電磁装置においては、端子を装着する貫通孔を有 してなる巻枠と、巻線の端末が接続されると共に外部への電気的接続部とされる L字形の端子を有し、該端子が前記貫通孔に挿入されて、その先端部が前記巻枠 から突出した突出部を形成すると共に、前記端子の少なくとも根元に前記貫通孔 を挿通しない形状を有する抜け止め部を形成したため、巻枠から端子が抜けるこ とがなくなり、端子の突出部の先端に外力が加わった場合においても、巻線のか らげ部には外力がかからず、巻線が断線することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部正面図である。
【図2】同上の要部を示すもので、(a) は平面図、(b)
は正面図、(c) は底面図である。
【図3】同上の巻線前の端子のみを示すもので、(a) は
平面図、(b) は右側面図である。
【図4】同上のプリント基板裏面側からみた要部底面図
である。
【図5】従来の電磁装置である発振トランスの正面図で
ある。
【図6】同上の端子が装着された巻枠の正面図である。
【図7】同上の端子と巻枠要部を示すもので、(a) 〜
(d) は挿入方法を示す正面図である。
【図8】同上の端子が装着された巻枠要部を示すもの
で、(a) は正面図、(b) は端子の右側面図である。
【図9】同上の端子の先端に外力が加わった状態の要部
正面図である。
【図10】同上のプリント基板裏面側からみた要部底面
図である。
【符号の説明】
1 巻枠 1a 貫通孔 2 巻線 2a 端末 4 端子 4a 突出部 4c 根元 4d 抜け止め部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 端子を装着する貫通孔を有してなる巻
    枠と、巻線の端末が接続されると共に外部への電気的接
    続部とされるL字形の端子を有し、該端子が前記貫通孔
    に挿入されて、その先端部が前記巻枠から突出した突出
    部を形成すると共に、前記端子の少なくとも根元に前記
    貫通孔を挿通しない形状を有する抜け止め部を形成した
    ことを特徴とする電磁装置。
JP277491U 1991-01-31 1991-01-31 電磁装置 Pending JPH058923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP277491U JPH058923U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 電磁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP277491U JPH058923U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 電磁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058923U true JPH058923U (ja) 1993-02-05

Family

ID=11538688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP277491U Pending JPH058923U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 電磁装置

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JP (1) JPH058923U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064506U (ja) * 1992-06-24 1994-01-21 象印マホービン株式会社 電熱調理器具の安全装置
WO2021157437A1 (ja) * 2020-02-07 2021-08-12 株式会社エス・エッチ・ティ カレントトランスモジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064506U (ja) * 1992-06-24 1994-01-21 象印マホービン株式会社 電熱調理器具の安全装置
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