JPH0586998U - 高所作業車の操作部取付構造 - Google Patents

高所作業車の操作部取付構造

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JPH0586998U
JPH0586998U JP3578092U JP3578092U JPH0586998U JP H0586998 U JPH0586998 U JP H0586998U JP 3578092 U JP3578092 U JP 3578092U JP 3578092 U JP3578092 U JP 3578092U JP H0586998 U JPH0586998 U JP H0586998U
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mounting structure
work vehicle
aerial work
turntable
operating
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JP3578092U
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Inventor
一史 塩崎
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一史 塩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車体の動きに応じて操作部を回動可能とするこ
と。 【構成】少なくとも車体移動用の操作レバー(2a)及び(2
b)を備えた操作部(1) を水平回動可能としたこと。 【効果】ブームが旋回しても、操作レバーを倒す方向と
作業車の進行方向とを一致させることができるため、旋
回前と同じ感覚で操作することができる。従って、誤操
作による事故を防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高所作業車の前進や後退、左右への移動等を操作するレバー等を備 えた操作部の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の操作部は、操作部からの指令を駆動部に伝達する制御部等と一体形成さ れ、運転席やバスケット内に、運転手や搭乗者の正面に位置するように固定され ている。例えば、クローラー式の高所作業車のバスケット内に固定されている操 作部を例にとってみると、図8に示すように操作部(23)はバスケット(C) の作業 スペース(C1)内に取付けられ、右クローラー(A1)用の操作レバー(2a)及び左クロ ーラー(A2)用の操作レバー(2b)が備えられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図8(a) に示すようにブーム(B) が旋回前の位置にある場合に前記両操作レバ ーを前進方向へ倒すとクローラー(A1)及び(A2)が回転し、作業車(S) は前進する 。即ち、レバーを倒す方向と作業車が進行する方向とが一致し、バスケットの搭 乗者は作業車を進めたい方向へ操作レバーを倒せばよい状態となっている。 しかし、ブーム(B) が例えば図5(b) に示すように180 度旋回すると、操作部 (23)の作業車(S) に対する向きは図示のように旋回する前と正反対となり、搭乗 者が向いている方向、即ち操作レバーを倒す方向と作業車の進行方向とが反対に なる。例えば図示の状態で自分が向いている方向が前進方向と思って操作レバー を前に倒すと、作業車は前進(搭乗者から見ると後退)することになる。 従って、誤操作を生じ易く非常に危険であり、特にブームを高い位置まで伸ば し、バスケットを建造物に近付けて作業する場合に操作を誤ると、建造物及び作 業車を損壊したり、作業者や搭乗者が負傷する虞れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前記従来の諸課題を解決するため、搭乗者が常に同じ感覚で操作す ることができる高所作業車の操作部取付構造を提供するものである。 即ち、その構成とは、少なくとも車体移動用の操作レバーを備えた操作部を水 平回動可能としたことにある。
【0005】
【作用】
車体移動用の操作レバーを備えた操作部が水平回動可能であるため、車体やブ ームが旋回しても操作レバーを倒す方向と作業車の進行方向とを一致させること ができる。
【0006】
【実施例】
図1〜図7は、本考案に係る高所作業車の操作部取付構造(以下、操作部取付 構造という)をクローラー式の高所作業車のバスケット内に取付けた場合の説明 図である。以下、これらの図面に基づいて本考案を説明する。 図1に示すように操作部(1) は、右クローラー駆動用の操作レバー(2a)及び左 クローラー駆動用の操作レバー(2b)を備えたターンテーブル(2) 、レバースイッ チや油圧バルブ等を取付けたステー(2c),(2c)等から構成される。(3) は、ター ンテーブル(2) を支持する環状支持体で、制御部が納められている制御ボックス のパネル(4) 上に固定されている。ターンテーブル(2) は、その鍔部(2e)の内周 面が環状支持体(3) の外周面と一定間隔が形成されるように環状支持体に回動可 能に取付けられ、環状支持体の外周面には一定間隔置きに凹部(3a),(3a)・・が 形成されている。ターンテーブル(2) の鍔部(2e)の内周面には、前記凹部(3a)の それぞれに対応する位置に回り止め部材(5) ,(5) ・・が中心に向けて取付けら れている。回り止め部材(5) は、鋼球(5d)をその先端が突出するように収容した 筒ナット(5b)と、その鋼球を突出方向へ付勢するコイルバネ(5c)と、コイルバネ を押圧するボルト(5a)とから構成される。そして、各回り止め部材の鋼球は、前 記凹部(3a)にそれぞれ嵌合されるようになっており、ターンテーブルの空回りが 防止されている。また、図2の(b) の示すようにターンテーブル(2) にはパネル (4) の裏面からL字型の金具(6) が取付けられ、抜止めが図られている。さらに 、パネル(4) の裏面の金具(6) が通過する位置には、図3に示す係止片(7) 及び ストッパー(8) が取付けられ、ターンテーブルが一周以上回らないようになって いる。 従って、以上の構成により、ブームが旋回しても制御ボックスとは別に操作部 だけを水平回動させることができるため、操作部の操作レバーを倒す方向と作業 車の進行方向を一致させることができ、搭乗者は旋回前と同じ感覚で操作するこ とができる。
【0007】 図4は、本考案の操作部構造の変更実施例を示す。この操作部に用いられる環 状支持体(9) は、図示のように外周に溝(9b)が形成され、一定間隔置きに嵌合孔 (9a),(9a) ・ ・が形成されている。一方、ターンテーブルには前記実施例同様の 回り止め部材(5) が嵌合孔(9a)のそれぞれに対応する位置に取付けられ、空回り が防止されている。また、図4の(b) に示すようにターンテーブル(2) の鍔部(2 e)には環状支持体の溝(9b)に挿入されるネジ(10)が中心に向けて取付けられてお り、その先端が環状支持体に形成された回り止め部(9c)によって阻止されること によって、一周以上回転しないようになっている。
【0008】 図5は、ターンテーブルを軸に取付け、回動可能とした変更実施例を示す。タ ーンテーブル(2) は、軸受(13),(13)及びジョイント(14)によって回動可能に支 持されている支持軸(11)先端に取付けられている。軸受(13)にはベアリング等が 、ジョイント(14)には油圧スイベルジョイントやスリップリング等が用いられる 。また,軸受(13)は、制御ボックス内の所定箇所に取付けられた固定板(12)に取 付けられている。(2d)は、ターンテーブルの方向を作業車の進行方向と一致させ るための矢印である。
【0009】 図6は、操作部を制御ボックスとは独立に設けた変更実施例を示す。同図(a) に示すようにターンテーブル(21)は、他の操作部が備えられている操作ボックス (16)の横に軸受(17)によって回動可能に軸支された支持軸(11)の先端に取付けら れている。軸受(17)は、同図(b) に示すように上端周縁に溝(17a) ,(17a) ・・ が形成され、支持軸(11)表面に突設されたピン(17b) を嵌合するようになってい る。即ち、ターンテーブル(21)を上方に少し持ち上げてピン(17b) の嵌合を外し 、操作部を回転させ、任意の位置で再び他の溝にピンを嵌合することができる。 また、支持軸(11)の表面には軸受(17)の下端に当接可能な抜止め部材(17d) が取 付けられ、支持軸の抜止めが図られている。さらに、軸受(17)の下端に形成され た回り止め部材(17c) に抜止め部材(17d) が当接することによって支持軸が一周 以上回転しないようになっている。(22)はワイヤーハーネス若しくは油圧ホース である。
【0010】 次に図7は、上記実施例で用いられた軸受(17)を他の軸受に変更し、操作部を 制限なく回転できるようにした実施例である。(19)は軸受、(20)は油圧スイベル ジョイント等を用いたジョイントである。軸受(19)には、前記実施例で用いた回 り止め部材(5) を取付けるためのネジ孔(19a) が形成されると共に、支持軸(11) 周面のネジ孔(19a) に対応する位置には所定間隔置きに鋼球(5d)嵌合用の凹部が 形成され(図示しない)、操作部の空転止めが図られている。また、回り止め部 材に替えて、蝶ネジをネジ孔に挿通し、空転止めをすることもできる。
【0011】 以上のように上記各変更実施例のどの操作部取付構造を用いても、操作部を車 体の進行方向に合わせて水平回動をすることができ、旋回前と同じ感覚で操作す ることができる。上記各実施例では、クローラー式のものについて説明したが、 タイヤ式の操作部に用いることができることは勿論、それらの運転席に備えられ ている操作部にも用いることができる。また、ブームを用いた高所作業車の場合 以外の、X型リンク機構を用いてバスケットを持ち上げる方式の高所作業車等に も用いることができる。 尚、高所作業車の仕様に応じてターンテーブルには操作レバー以外の他の操作 スイッチ等を取付けることもできると共に、操作部の取付け構造は回動可能であ れば他の構造を用いることもでき、上記各実施例に限定されるものではない。
【0012】
【考案の効果】 本考案に係る高所作業車の操作部取付構造を用いれば、ブームの旋回に合わせ て操作部を回動させることができるため、旋回前と同じ操作感覚で操作すること ができ、熟練を要さないと共に、誤操作による事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高所作業車の操作部取付構造の説
明図である。
【図2】本考案に係る高所作業車の操作部取付構造の説
明図である。
【図3】係止片及びストッパーの説明図である。
【図4】操作部取付構造の変更実施例の説明図である。
【図5】操作部取付構造の変更実施例の説明図である。
【図6】操作部取付構造の変更実施例の説明図である。
【図7】操作部取付構造の変更実施例の説明図である。
【図8】従来の操作部の高所作業車に対する位置関係の
説明図である。
【符号の説明】
1,18・・操作部、2,21・・ターンテーブル、2
a,2b・・操作レバー、2c・・ステー、2d・・矢
印、2e・・鍔部、3,9・・環状支持体、4・・パネ
ル、5・・回り止め部材、5a・・ボルト、5b・・筒
ナット、5c・・コイルバネ、5d・・鋼球、6・・金
具、7・・係止片、8・・ストッパー、9a・・嵌合
孔、9b・・溝、9c・・回り止め部、10・・ネジ、
11・・支持軸、12・・固定板、13,17,19・
・軸受、14,20・・ジョイント、15,22・・配
線、16・・他の操作部、17a・・溝、17b・・ピ
ン、17c・・回り止め部材、17d・・抜止めピン、
19a・・ネジ孔、23・・従来の操作部、S・・高所
作業車、A1・・右クローラー、A2・・左クローラ
ー、B・・ブーム、C・・バスケット、C1・・作業ス
ペース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも車体移動用の操作レバーを備え
    た操作部を水平回動可能としたことを特徴とする高所作
    業車の操作部取付構造。
JP3578092U 1992-04-28 1992-04-28 高所作業車の操作部取付構造 Pending JPH0586998U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3578092U JPH0586998U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 高所作業車の操作部取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3578092U JPH0586998U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 高所作業車の操作部取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0586998U true JPH0586998U (ja) 1993-11-22

Family

ID=12451418

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3578092U Pending JPH0586998U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 高所作業車の操作部取付構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047297A (ja) * 1990-04-26 1992-01-10 Hikoma Seisakusho Kk 高所作業車の制御装置の同期機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047297A (ja) * 1990-04-26 1992-01-10 Hikoma Seisakusho Kk 高所作業車の制御装置の同期機構

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