JPH0586946B2 - - Google Patents

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JPH0586946B2
JPH0586946B2 JP61223782A JP22378286A JPH0586946B2 JP H0586946 B2 JPH0586946 B2 JP H0586946B2 JP 61223782 A JP61223782 A JP 61223782A JP 22378286 A JP22378286 A JP 22378286A JP H0586946 B2 JPH0586946 B2 JP H0586946B2
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JP
Japan
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JP61223782A
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JPS6379877A (ja
Inventor
Hiroyasu Oono
Noriaki Kihara
Tatsukazu Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Priority to JP61223782A priority Critical patent/JPS6379877A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、H−1受容体以外のヒスタミン受容
体に作用する抗ヒスタミン剤として有用な、式
〔〕で示されるN−シアノ−N′−メチル−N″−
{2−〔(4−メチル−5−イミダゾリル)メチル
チオ〕エチル}グアニジン(一般名シメチジン)
あるいはシメチジン関連化合物の新規な製造法に
関する。 〔従来の技術〕 後記式〔〕で示される化合物の既存の合成法
には、大別すると2種類の方法がある。第1の方
法はイミダゾール誘導体から合成する方法で、例
えば特開昭49−75574号公報、特公昭51−125074
号公報に示されている。第2の方法は、一連の合
成反応の最後の段階でイミダゾール環を合成する
ことによつて式〔〕で示される化合物を合成す
る方法で、例えばα−ジケトン誘導体からシメチ
ジンを合成する方法がスペイン特許455991号(ケ
ミカルアブストラクト89巻146904g)に示されて
いる。第1の方法では高価なイミダゾール誘導体
を出発原料として用い、かつ多段階の反応を経る
製造方法であるため、原材料コストが高くなると
いう欠点を有していた。また、第2の方法は高価
でしかも悪臭を有するジアセチルを出発原料に用
いるという欠点を有していた。本発明は、従来法
における上記欠点を解決したイミダゾール誘導体
の新規な製造法を提供するものである。 式〔〕に示す合成中間体は、 一般式
【式】 〔式中、Xは塩素原子又は臭素原子である。〕で
示されるメチルビニルケトン誘導体と 一般式
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、式〔〕で示される化合物のまつた
く新規な合成法に関する。 式〔〕で示されるハロケトン誘導体をイミダ
ゾール誘導体に変換することによつて、式〔〕
で示される化合物を合成することができる。一般
に、α−ハロカルボニル化合物からイミダゾール
誘導体を合成する方法には2種類ある。すなわ
ち、ヘミツシエ ベリヒテ(Chemische
Berichte)34巻637頁(1901年)に示されている
α−ハロカルボニル化合物とアミジン誘導体とを
反応させる方法と、アンゲバンテ ヒミー
(Angewandte Chemie)23巻753頁(1959)に示
されているα−ハロカルボニル化合物とアミド誘
導体とを反応させる方法とである。式〔〕で示
される化合物から式〔〕で示される化合物を合
成するために、前記2通りの方法を試みたが、式
〔〕の化合物はまつたく得られなかつた。そこ
で、式〔〕の化合物から式〔〕の化合物を合
成するまつたく新規な方法を鋭意検討し、本発明
を完成させた。 〔発明の概要〕 本発明は、一般式〔〕
【化】 〔式中、Xは塩素原子または臭素原子であり、
R1は水素または低級アルキル基である。〕で表わ
されるハロケトン誘導体と式〔〕
【式】 〔式中、R2、R3、R4およびR5はアルキル基であ
り、互いに同一でも、異なつていてもよい。〕で
示されるアミノアセタール誘導体とを、 一般式〔〕 R6COOH・NH3 〔〕 〔式中、R6は水素またはアルキル基〕で示され
る有機アンモニウムの共存下に反応させることを
特徴とする一般式〔〕
【化】 〔式中R1は前記に同じである。〕で表わされるイ
ミダゾール誘導体を得ることを特徴とするイミダ
ゾール誘導体の製造方法に関する。 本発明に係る式〔〕で表わされるハロケトン誘
導体中、R1に用いられる低級アルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基を例
示することができる。 式〔〕で表わされるアミノアセタール誘導体中
R2、R3、R4およびR5に用いられるアルキル基と
しては、好ましくはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基などの低級アルキル基を例示すること
ができるが、より高級なものでもよい。R2、R3
R4およびR5は互いに異なつても、同一でもよい。
また、この使用量は式〔〕で表わされるハロケ
トン誘導体1モルに対し1〜100モル、さらに好
ましくは3〜20モルである。 式〔〕で表わされる有機酸アンモニウム塩
は、R6COONH4とも表わされるものであり、式
中R6は水素またはアルキル基であり、アルキル
基としては、好ましくは低級アルキル基であり、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基を
例示することができるが、より高級なものでもよ
い。また、この使用量は式〔〕で表わされるハ
ロケトン誘導体1モルに対し2〜100モル、さら
に好ましくは3〜20モルである。 反応温度は0℃〜150℃、さらに好ましくは50
℃〜100℃である。反応時間は反応温度によつて
異なるが、5分〜48時間、さらに好ましくは30分
から6時間である。本反応は、溶媒を用いずに行
うことが好ましいが、必要に応じ溶媒を用いるこ
ともできる。溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、エチレングリコール、グリ
セリン、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、
ジクロロメタン、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ホルムアミド、ジメ
チルスルホシキドなどを挙げることができ、さら
に好ましくはホルムアミドである。使用する溶媒
の量は、式〔〕の化合物1molに対し0.1〜10
、さらに好ましくは0.5〜5である。 反応終了後、生成した式〔〕で表わされる化
合物を反応混合物中から分離・精製するには、例
えば溶媒抽出、洗浄、溶媒留去、再結晶、カラム
クロマトグラフイーなどの公知の方法を適宜選
択、組合わせて用いることにより容易に実施する
ことができる。 以下、本発明の方法を実施例によつて具体的に
説明する。 実施例 1 N−{2−(2−クロロ−3−オキソブチルチ
オ)エチル}−N′−シアノ−N″メチルグアニジン
2.63g(10ミリモル)、N,N−ジメチルホルムア
ミドジメチルアセタール11.9g(100ミリモル)お
よびギ酸アンモニウム6.3g(100ミリモル)の混合
物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物中のN,
N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを
減圧留去したのち、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(溶出溶媒アセトニトリル)にて
精製し、次いでイソプロパノールから再結晶する
と目的とするN−シアノ−N′−メチル−N″−〔2
−{(5−メチル1H−イミダゾール−4−イル)
メチルチオ}エチル〕グアニジン(シメチジン)
が0.40g得られた(収率16%)。 実施例 2〜4 実施例1においてN,N−ジメチルホルムアミ
ドジメチルアセタールの代わりに表1記載のアセ
タール誘導体を用いる以外は実施例1と同様の方
法で反応を行つたところ、シメチジンが表1記載
の収率で得られた。
【表】 実施例 5 実施例1において、ギ酸アンモニウムの代わり
に酢酸アンモニウムを用いる以外は実施例1と同
様の方法で反応を行つたところ、シメチジンが
0.35g得られた(収率14%)。 実施例 6 実施例1で用いた原料に、溶媒としてホルムア
ミド10mlを加えた以外は実施例1と同様の方法で
反応を行つたところ、シメチジンが0.35g得られ
た(収率14%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔〕 【化】 〔式中、Xは塩素原子又は臭素原子であり、R1
    は水素原子または低級アルキル基である。)で示
    されるハロケトン誘導体と一般式〔〕 【式】 〔式中、R2、R3、R4およびR5はアルキル基であ
    り、互いに同一でも、異なつていてもよい。〕で
    示されるアミノアセタール誘導体とを、 一般式〔〕 R6COOH・NH3 〔〕 〔式中、R6は水素またはアルキル基〕で示され
    る有機酸アンモニウムの共存下に反応させること
    を特徴とする一般式〔〕 【化】 〔式中、R1は前記と同じ〕で示されるイミダゾ
    ール誘導体の製造法。
JP61223782A 1986-09-24 1986-09-24 イミダゾ−ル誘導体の製造法 Granted JPS6379877A (ja)

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JPS6379877A JPS6379877A (ja) 1988-04-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627120B2 (ja) * 1986-11-07 1994-04-13 三井石油化学工業株式会社 新規なα−クロロケトン誘導体および製造法

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JPS6379877A (ja) 1988-04-09

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