JPH0586622U - スライドウインドのスライドロック構造 - Google Patents

スライドウインドのスライドロック構造

Info

Publication number
JPH0586622U
JPH0586622U JP3573492U JP3573492U JPH0586622U JP H0586622 U JPH0586622 U JP H0586622U JP 3573492 U JP3573492 U JP 3573492U JP 3573492 U JP3573492 U JP 3573492U JP H0586622 U JPH0586622 U JP H0586622U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
handle
glass
window
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3573492U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2569192Y2 (ja
Inventor
一弘 鈴木
広幸 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP3573492U priority Critical patent/JP2569192Y2/ja
Publication of JPH0586622U publication Critical patent/JPH0586622U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569192Y2 publication Critical patent/JP2569192Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドウインドにおけるウインドガラスの
開閉操作性を高める。 【構成】 ウインドガラス2に固定されるロックベース
5に、縦長の取手部15を備えたロックハンドル6の下
部側を取付軸11を介して水平軸線回りに回動可能に取
り付ける。そして、ストッパ12a,12bによりロッ
クハンドル6の回動範囲を鉛直線に対して片側10〜3
0°程度に規制するとともに、常にはトーションスプリ
ング14によりロックハンドル6をその取手部15が鉛
直線に平行となる中立位置に保持する。ガラス開閉時に
は、ロックハンドル6がガラスの進行方向に前傾して操
作力Fがウインドガラス2を下側のガラスラン2に斜下
方に押し付けるように作用し、ガラス角部のガラスラン
3に対する食い込みが防止され、ウインドガラス2が円
滑に開閉される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マイクロバスやバン型車両等のサイドウインドとして適用されてい るスライドウンンドのスライドロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、バン型車両等に用いられているスライド式のサイドウインドは、図7 及び図8に示すように、窓枠としてのサッシュ枠1にウインドガラス2がガラス ラン3を介して摺動可能に嵌め込まれ、開閉可能となっている。 そして、ウインドガラス2の下部寄りの縁部には、ボデー側に固定されたロッ クプレート8に係合することでウインドガラス2を閉鎖位置に固止するためのロ ックアッセンブリ4が取り付けられており、一般にはこのロックアッセンブリ4 を掴んでウインドガラス2の開閉を行うようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のスライドウインドにおいては、ウインドガラス2の 操作性が悪いという点に問題がある。すなわち、図10の(イ)(ロ)に示す如 く、ウインドガラス2の開放時(イ)及び閉鎖時(ロ)には、前記ロックアッセ ンブリ4に水平方向に操作力Fを加えたとき、ウインドガラス2の上下の対角線 上の角部を支点とする回転モーメントMが作用し、この回転モーメントMにより ガラス角部がガラスラン3に食い込んで摺動抵抗が増大し、摺動性が損なわれ、 場合によっては摺動しない場合がある。従って、ウインドガラス2を上手く摺動 させるには操作力の掛け方に注意を払う必要があった。
【0004】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、ウインドガラスの開閉操作性を改善する ことを、解決すべき技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、窓枠に水平方向に摺動可能に嵌められたウインドガラスを閉鎖位置に固止す るためのスライドウインドのスライドロック構造であって、 前記ウインドガラスの下部寄りの縁部に固定されたロックベースと、該ロック ベースにその下部側を取付軸を介して水平軸線回りに回動可能に取り付けられる とともに、ガラス開閉操作用の縦長の取手部を備えたロックハンドルと、前記ロ ックベース又はロックハンドルに取り付けられてボデー側のロックプレートに対 して係脱可能なロックレバーと、前記ロックハンドルを常に取手部が鉛直方向に 平行な中立位置に保持するバネ部材と、前記ロックハンドルの水平軸線回りの回 動範囲を規制するストッパとを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
上述のように構成された本考案に係るスライドウインドのスライドロック構造 においては、ウインドガラスを開閉すべくロックハンドルの取手部に操作力を作 用すれば、該ロックハンドルは下部側に設定された水平軸線を中心として操作力 作用方向にストッパにて規制される位置まで回動する。すなわち、ロックハンド ルの取手部がウインドガラスの進行方向に関して前傾することにより、前記操作 力はガラス下縁をガラスランに向けて押すように作用する。そのため、本来なら ばウインドガラスに作用する回転モーメントが回避又は小さくなり、ガラスラン に対するガラス角部の食い込みが防止される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係るスライドロック構造を図面に基づいて具体的に説 明する。図7はバン型車両等のサイドウインドに適用されるスライドウインドの 概略を示し、図8は図7のB−B線断面を示しており、フロント及びリヤのウイ ンドガラス2は、窓枠としてのサッシュ枠1にガラスラン3を介して開閉可能に 取り付けられており、そしてその室内面側の下部寄りの縁部付近にロックアッセ ンブリ4が設置されている。 ロックアッセンブリ4は、図3に示すように、ウインドガラス2に固定される ロックベース5と、該ロックベース5に取り付けられるロックハンドル6と、該 ロックハンドル6に取り付けられるとともに、ボデー側に固定のロックプレート 8に係脱可能なロックレバー7とからその主要部が構成されている。
【0008】 前記ロックベース5は縦長の略長円形(又は長方形)に形成されるとともに、 少なくとも上下2箇所が図6に示す如きリテーナ9とスクリュ10により固定さ れており、そして図3に示す如く下部側にはロックハンドル6の取付軸11が、 また略中央部にはロックハンドル6の回動を規制するための左右2個のストッパ 12a,12bがそれぞれ室内側に向けて水平に突設されている。 一方、ロックハンドル6は、前記ロックベース5と略同形状の舟形をなすハン ドル本体13を備えており、このハンドル本体13は図1及び図2に示す如く凹 み側を裏側にしてロックベース5に被さるように重合した状態でその下部側が前 記取付軸11に水平軸線回りに回動可能に取り付けられるとともに、その凹みの 前後内側面が前記ストッパ12a,12bに当接することでその回動範囲が規制 されるようになっている。
【0009】 つまり、ロックハンドル6は図1に仮想線で示すように、ストッパ12により 規制される範囲で取付軸11回りに回動可能とされ、その回動角は、例えば鉛直 線に対して片側10〜30°程度に設定されている。 また、取付軸11には一端がロックベース5に、他端がハンドル本体13にそ れぞれ掛止されたトーションスプリング14が取り付けられており、このトーシ ョンスプリング14は自由状態においてロックハンドル6を中立位置、つまり縦 に真っ直ぐな姿勢に保持するように設定されている。
【0010】 さらに、ハンドル本体12の表面には上下方向に真っ直ぐに延びる縦長の取手 部15が室内側に向かって突設され、また一方の縦側面には上下一対の取付突片 16が側方に向けて所定長さで突設されている。 取付突片16にはロックレバー7の脚片17がピン18により縦軸線回りに回 動可能に取り付けられており、このロックレバー7は先端部に前記ロックプレー ト8のロック孔8aに係脱可能な爪7aを備え、他端部が前記ロックハンドル6 の取手部15の付近まで延在されている。また、ロックレバー7は、ピン18回 りに取り付けられて一端が該ロックレバー7に掛止され、他端が取付突片16に 掛止されたトーションスプリング19により常にロック方向に付勢されるととも に、同方向への最大回動位置がストッパ20により規制されている。
【0011】 上述のように構成された本実施例に係るスライドロック構造においては、ウイ ンドガラス2を開放するときは、まず指先によりロックレバー7の基部側表面を 押圧回動して図2に仮想線で示す如く爪7aをロックプレート8のロック孔8a から離脱し、その状態でロックハンドル6の取手部15を掴んで開き方向に操作 力Fを付加すると、該取手部15は取付軸11を回転中心にして開き方向にスト ッパ12a又は12bによる規制を受ける位置まで回動する。
【0012】 すなわち、ロックハンドル6は図1に仮想線Xで示す如く進行方向に対して予 め設定された角度で前傾するため、前記操作力Fの作用方向は図9の(イ)に示 すように、ウインドガラス2を下側のガラスラン3に対して斜下方へ押し付ける ような向きとなる。このことにより、普通であれば、ウインドガラス2に対して 進行方向の前端下部を浮上させるような方向(図では右回り)に作用する回転モ ーメントが解消又は減少されることとなる。従って、ウインドガラス2のガラス ラン3に対する食い込みが防止され、結果として比較的軽い操作力で開放するこ とができる。
【0013】 また、ウインドガラス2を閉じる側に操作したときは、ロックハンドル6の回 動方向が上記と逆方向となる。つまり、ロックハンドル6は図1に仮想線Yで示 すようにウインドガラス2の進行方向に対して前傾するため、この場合も図9の (ロ)に示す如く操作力Fが斜下方に作用し、ウインドガラス2に対する回転モ ーメントの発生が解消又は減少されてウインドガラス2のガラスラン3に対する 食い込みが防止される。 なお、ロックハンドル6に対するガラス開閉のための操作力が除去されれば、 該ロックハンドル6はトーションスプリング14の作用により初期位置としての 中立位置に復帰される。また、閉鎖操作時において、ウインドガラス2を閉じた のち、ロックレバー7に対する押圧力を除去すれば、該ロックレバー7はトーシ ョンスプリング18の作用により回動されて爪7aがロックプレート8のロック 孔8aに係合されてウインドガラス2が閉鎖位置に固止される。
【0014】 なお、本実施例においては、前記ロックハンドル6の傾斜角を10〜30°に 設定するとしたが、開閉時に生ずる回転モーメントの大きさはウインドガラス2 の大きさや縦横の比率あるいはウインドガラス2に対するロックアッセンブリ4 の設置位置等により異なるものであり、従って傾斜角の実際の設定にあたっては 、実験に基づいて最適値を求めることが望ましい。 また、本実施例では、ロックレバー7をロックハンドル6に取り付ける構成と したが、ロックベース5に取り付ける構成であっても差し支えない。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、スライドウンイドにおいて、その開閉 操作時にロックハンドルが進行方向に対して前傾するように設定したことにより 、ウインドガラスの角部がガラスランに食い込むことを防止して軽い操作力で開 閉することができ、従来に比べて開閉操作性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るスライドウインドのスラ
イドロック構造を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ロックアッセンブリの分解斜視図である。
【図4】ロックアッセンブリの組付斜視図であり、非操
作時を示す。
【図5】ロックアッセンブリの組付斜視図であり、操作
時を示す。
【図6】ウインドガラスに対するロックベースの取付構
造を示す断面図である。
【図7】スライド式サイドウインドの概略正面図であ
る。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】本実施例に係る開閉操作態様を示す説明図であ
る。
【図10】従来の開閉操作時における回転モーメントの
作用説明図である。
【符号の説明】
1…サッシュ枠 2…ウインドガラ
ス 3…ガラスラン 4…ロックアッセ
ンブリ 5…ロックベース 6…ロックハンド
ル 7…ロックレバー 8…ロックプレー
ト 11…取付軸 12a,12b…
ストッパ 14…トーションスプリング 15…取手部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠に水平方向に摺動可能に嵌められた
    ウインドガラスを閉鎖位置に固止するためのスライドウ
    インドのスライドロック構造であって、 前記ウインドガラスの下部寄りの縁部に固定されたロッ
    クベースと、該ロックベースにその下部側を取付軸を介
    して水平軸線回りに回動可能に取り付けられるととも
    に、ガラス開閉操作用の縦長の取手部を備えたロックハ
    ンドルと、前記ロックベース又はロックハンドルに取り
    付けられてボデー側のロックプレートに対して係脱可能
    なロックレバーと、前記ロックハンドルを常に取手部が
    鉛直方向に平行な中立位置に保持するバネ部材と、前記
    ロックハンドルの水平軸線回りの回動範囲を規制するス
    トッパとを備えたことを特徴とするスライドガラスのス
    ライドロック構造。
JP3573492U 1992-04-28 1992-04-28 スライドウインドのスライドロック構造 Expired - Lifetime JP2569192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3573492U JP2569192Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スライドウインドのスライドロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3573492U JP2569192Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スライドウインドのスライドロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0586622U true JPH0586622U (ja) 1993-11-22
JP2569192Y2 JP2569192Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=12450064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3573492U Expired - Lifetime JP2569192Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スライドウインドのスライドロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569192Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2569192Y2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0469713B2 (ja)
US5066055A (en) Locking device for hood
JPH0586622U (ja) スライドウインドのスライドロック構造
US6454325B1 (en) Closure hand lever that can be used in confined environments
JP2504946Y2 (ja) ドアロック装置
JP3141305B2 (ja) リッドのロック装置
JP4044677B2 (ja) 内開き窓のロック装置
JPS5922864Y2 (ja) 運転室ドアのロツク装置
JPH0235111B2 (ja) Jidoshayodoahandorusochi
JP3197479B2 (ja) 抽斗におけるラッチ装置に対する操作装置
JP3338398B2 (ja) 自動ロック機構付きステー装置
JP3487170B2 (ja) 車両扉の開き止め装置
JP2550540Y2 (ja) 倒し窓用ステー
JPH0335020Y2 (ja)
KR200173207Y1 (ko) 자동차의 후드 톱 마크를 이용하는 후드의 안전후크구조
JP2603392Y2 (ja) グリップ式アウトドアハンドル装置
JP2868251B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
KR100892508B1 (ko) 차량용 도어 핸들 어셈블리
JP3570008B2 (ja) キャブの天窓開閉装置
JPH048212Y2 (ja)
JPH0643409Y2 (ja) ドアロック装置
JPH0656416U (ja) 自動車用フードロック装置のがたつき防止構造
JPH0248260Y2 (ja)
JPH0535911Y2 (ja)
JPH0532605Y2 (ja)