JPH0585787U - クレーン装置の安全装置 - Google Patents

クレーン装置の安全装置

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JPH0585787U
JPH0585787U JP3513292U JP3513292U JPH0585787U JP H0585787 U JPH0585787 U JP H0585787U JP 3513292 U JP3513292 U JP 3513292U JP 3513292 U JP3513292 U JP 3513292U JP H0585787 U JPH0585787 U JP H0585787U
Authority
JP
Japan
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base
crane
winch
attached
lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP3513292U
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English (en)
Inventor
政巳 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレーン装置においてクレーンアームを保持
するために必要なロック保持手段の装着忘れを防止する
ことができる安全装置を提供する。 【構成】 安全装置は、クレーンアーム23を基台21
に対してロック保持するロック保持手段24が基台24
に装着されたことを検出するロック検出手段31と、こ
のロック検出手段31により、ロック保持手段24が基
台24に対して装着されたことが検出されたときはウイ
ンチモータ22mの作動を許容し、基台24に対して装
着されたことが未検出であるときは、ウインチモータ2
2mの作動を規制する規制手段32とから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クレーン装置、特に、高所作業車等に取り付けられる小型のクレー ン装置の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車は、起伏自在なブームの先端に作業者搭乗用の作業台を備えている が、さらに、ブームの先端に小型のクレーン装置を備えている場合がある。この クレーン装置は、ブーム先端に取り付けられた基台に支持されるウインチと、こ のウインチから繰り出されたワイヤ(又はロープ)を基台から水平方向等に離れ た位置から吊下するクレーンアームとから構成されている。このようなクレーン 装置を用いれば、高所作業中における作業台と地上間で重量物を上げ降ろしを容 易に行うことができ、便利である。
【0003】 ところで、このようなクレーン装置においては、クレーンアームが基台に対し て着脱自在となっていることが多く、クレーン装置を使用しないときは車体等に 設けられた所定の収納場所に収納しておけるようになっている。そして、クレー ン装置を使用するときは、クレーンアームをその収納場所から取り出して、例え ば、クレーンアームの基端部を基台に形成された差込み孔に差込み装着するので あるが、このとき、基台に対して着脱が自在なロックピン(ロック保持手段)を 基台およびクレーンアームに対して貫通挿入(装着)することにより、クレーン アームを確実に基台にロック保持することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、クレーンアームを基台に形成された差込み孔に差し込んだ際、 両者のはめ合い部に生ずる摩擦により、ロックピンを挿入しなくてもクレーンア ームが基台に見かけ上保持される場合がある。このため、作業者がロックピンを 挿入することを忘れてしまうおそれがあり、そのままではクレーン装置を安全に 使用することができない。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ロック保持手段の装 着忘れを防止することができるようにしたクレーン装置の安全装置を提供するこ とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の安全装置は、ロック保持手段が基台に 対して装着されたことを検出するロック検出手段を備えている。そして、このロ ック検出手段により、ロック保持手段が基台に対して装着されたことが検出され たときにはウインチの作動が許容される一方、基台に対して装着されたことが未 検出であるときにはウインチの作動が規制される。
【0007】
【作用】
このような安全装置によれば、基台に対してクレーンアームが見かけ上保持さ れたとしても、ロック検出手段により、ロック保持手段が基台に対して装着され 、クレーンアームがロック保持されたことが検出されない限り、規制手段の働き によりウインチの作動が規制され、クレーン装置を使用することができない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 図1には、本考案に係る安全装置を備えた高所作業車10を示している。この 高所作業車10の車体11の前部には、車体11に対して水平旋回が自在な旋回 台12が取り付けられている。そして、この旋回台12の上部には、ブーム13 が取り付けられている。このブーム13は、図中Aに示すように、旋回台12に 起伏自在に枢着された基端ブーム13aと、この基端ブーム13aに伸縮自在に 挿入された中間ブーム13bと、この中間ブーム13bに伸縮自在に挿入された 先端ブーム13cとからテレスコープ状に構成されている。先端ブーム13cの 先端には、垂直ポスト14がブーム13の起伏状態にかかわらず垂直に維持され るよう取り付けられており、この垂直ポスト14には、水平方向遠方に延びる支 持アーム15が水平旋回自在に取り付けられており、さらに、この支持アーム1 5の先端には、作業台16が水平首振自在に取り付けられている。この作業台1 6には、図に示すように作業者Mが搭乗し、旋回台12の旋回作動やブーム13 の起伏・伸縮作動を通じて任意の高所に移動し、電柱上における電設工事等を行 うことができる。
【0009】 また、垂直ポスト14の上部には、小型のクレーン装置20が取り付けられて いる。このクレーン装置20は、図2に詳しく示すように、垂直ポスト14の上 端に起伏揺動自在に取り付けられたウインチブラケット21を基台として備えて いる。ウインチブラケット21の上部には、油圧ウインチモータ22mにより駆 動されるウインチ22が取り付けられている。また、ウインチブラケット21の 下部には、アーム差込み用貫通孔21sが形成されており、このアーム差込み用 貫通孔21sの両側面には、ブラケット側ピン挿入孔21hが形成されている。 上記アーム差込み用貫通孔21sには、クレーンアーム23の基端部が挿入され るのであるが、クレーンアーム23の基端部の両側面間には、長手方向に一定間 隔で連続するアーム側ピン挿入孔23hが複数形成されており、いずれかのアー ム側ピン挿入孔23hを上記ブラケット側ピン挿入孔21hの位置に合わせて両 挿入孔21h,23hにロックピン24を挿入(装着)することにより、クレー ンアーム23は、任意のアーム長さをもってウインチブラケット21に保持され る。
【0010】 このように組み立てられたクレーン装置20では、図1に示すように、ウイン チ22から繰り出されたワイヤ22wが、クレーンアーム23の上面に沿ってそ の先端まで延ばされ、さらにクレーンアーム23の先端に取り付けられたシーブ 23sを介して吊下げられる。そして、このワイヤ22wの先端に重量物(図示 せず)を引っ掛けてウインチ22を作動させることにより、その重量物を作業台 16と地上間で上げ降ろしすることができる。なお、ウインチブラケット21お よびクレーンアーム23の各挿入孔21h,23hからロックピン24を引き抜 けば、ウインチブラケット21からクレーンアーム23を取り外すことができ、 図1中Bに示すように、ブーム13を車体に対して格納した状態で、そのクレー ンアーム23を基端ブーム13aの上面に設けられた収納庫25に収納すること ができる。
【0011】 ただし、クレーン装置20の組み立て中において、クレーンアーム23の基端 部とウインチブラケット21のアーム差込み孔21sとのはめ合い部分に生じる 摩擦によって、ロックピン24を挿入しなくてもクレーンアーム23がウインチ ブラケット21に対して保持された状態(以下、この状態を見かけ保持状態とい う)となる場合があり、このような状態を見た作業者Mは、ロックピン24の挿 入を忘れてしまうことがある。もし、このままクレーン装置20を使用すれば、 ワイヤ22wの張力によりクレーンアーム23は基端方向に急激に押し込まれて しまい、安全にクレーン作業を行うことができない。
【0012】 そこで、本高所作業車10には、上記安全装置が備えられている。 図3に示すように、この安全装置30は、ウインチブラケット21におけるブ ラケット側ピン挿入孔21hのロックピン24の出口側に取り付けられた近接ス イッチ(ロック検出手段)31と、車体11に内蔵された油圧ポンプPから吐出 された作動油(以下、吐出作動油という)を、油圧ウインチモータ22mに供給 するかアンロードさせるかの切換えを行うアンロードバルブ(電磁切換えバルブ :規制手段)32とを備えて構成されている。
【0013】 近接スイッチ31には、ウインチブラケット21に挿入されたロックピン24 の先端部が当接寸前まで接近することにより、ロックピン24が確実に挿入され たこと、即ち、クレーンアーム23がウインチブラケット21に対してロック保 持されたことを検出し、検出信号(電気信号)を出力する。 この検出信号は、ブーム13の先端部に内蔵された電気−光信号変換器34に より光信号に変換され、ブーム13内に延設された光ファイバー35を介して車 体11側に送られる。これにより、電設工事中において作業台16を電気絶縁状 態に維持することができ、作業台16に搭乗した作業者Mを感電事故から保護で きる。 一方、車体11側には光−電気信号変換器36が搭載されており、上記光信号 を再び電気信号に変換してアンロードバルブ32のソレノイドに入力する。こう してソレノイドが励磁されたアンロードバルブ32は、その励磁力により吐出作 動油を油圧ウインチモータ22mに供給する右動位置(ウインチ作動位置)に切 り換わり、作業台16に設けられたウインチ操作バルブ40の操作に応じたウイ ンチ22の作動を許容する。
【0014】 ただし、ロックピン24がブラケット21に未挿入もしくは不完全な挿入状態 にあるときには、近接スイッチ31から検出信号が出力されないため、アンロー ドバルブ32は、吐出作動油をアンロードさせる左動位置(アンロード位置)に セットされる。このため、仮に前述のようにクレーンアーム23が見かけ保持状 態となっていた場合に、それに気付かない作業者がウインチ操作バルブ40を操 作しても、ウインチ22は作動しない。 したがって、クレーンアーム23が見かけ保持状態となっている場合における クレーン装置20の使用を阻止し、高所作業の安全を確保することができるとと もに、作業者にロックピン24の差し忘れを認識させることができる。
【0015】 なお、上記実施例では、ロック検出手段として近接スイッチを使用したが、こ れに代えてリミットスイッチを使用してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案の安全装置では、ロック保持手段の装着検出を通じてク レーンアームの基台に対するロック保持が確認されない限りウインチの作動が規 制される。したがって、クレーンアームが基台との摩擦により見かけ上保持され ている場合やロック保持手段が確実に装着されていないような場合では、クレー ン装置の使用を阻止し、クレーン作業の安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクレーン装置の安全装置を備えた
高所作業車の側面図である。
【図2】上記クレーン装置の分解斜視図である。
【図3】上記安全装置の構成図である。
【符号の説明】
20 クレーン装置 21 ウインチブラケット 22 ウインチ 23 クレーンアーム 24 ロックピン(ロック保持手段) 30 安全装置 31 近接スイッチ(ロック検出手段) 32 アンロードバルブ(規制手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に取り付けられたウインチと、前記
    基台に取り付けられ、前記ウインチから繰り出されたワ
    イヤを前記基台から離れた位置にて吊下するクレーンア
    ームとからなるクレーン装置において、前記クレーンア
    ームは、前記基台に対して着脱が自在となっており、そ
    の装着時に、前記基台に対して着脱自在なロック保持手
    段を前記基台に装着することにより前記基台に対してロ
    ック保持されるようになっているクレーン装置の安全装
    置であって、 前記ロック保持手段が前記基台に対して装着されたこと
    を検出するロック検出手段と、 このロック検出手段により、前記ロック保持手段が前記
    基台に対して装着されたことが検出されたときは前記ウ
    ンンチの作動を許容し、前記基台に対して装着されたこ
    とが未検出であるときは、前記ウインチの作動を規制す
    る規制手段とから構成されることを特徴とするクレーン
    装置の安全装置。
JP3513292U 1992-04-27 1992-04-27 クレーン装置の安全装置 Pending JPH0585787U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105086A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Aichi Corp 高所作業車のサブブーム装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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