JPH10212100A - 身体保持装置 - Google Patents

身体保持装置

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JPH10212100A
JPH10212100A JP1686497A JP1686497A JPH10212100A JP H10212100 A JPH10212100 A JP H10212100A JP 1686497 A JP1686497 A JP 1686497A JP 1686497 A JP1686497 A JP 1686497A JP H10212100 A JPH10212100 A JP H10212100A
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JP
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hook
locking
storage
holding device
locking member
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JP1686497A
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Inventor
Akira Nishitani
晃 西谷
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所作業時に邪魔になることなく作業台と身
体保持装置との係止のし忘れを防止することができると
ともに、作業者の安全を確保することができる身体保持
装置を得る。 【解決手段】 一端が作業者Mが装着するベルト31に
取り付けられたロープ33と、作業台15に設けられた
フック係止装置20とを有して構成されている。ロープ
33の他端には、作業台15に対する係止および解除が
可能なフック32が設けられている。フック係止装置2
0は、フック32が係止可能となる係止位置と、フック
32を収納保持する収納位置との間の移動が可能に構成
されている。そして、フック収納検出器25によってフ
ック係止部材が収納位置に有るか否かの検出を行い、こ
の収納検出器25によってフック係止部材が収納位置に
ないことが検出されたときにはブーム13の作動規制を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降自在な作業台
に搭乗して作業を行う作業者の落下事故を防止するため
の身体保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車を使用して、作業台に搭乗し
た作業者が高所における作業を行う場合には、いわゆる
安全帯と称される身体保持装置を装着する。この安全帯
は、作業者の胴体に巻き付けられるベルトと、このベル
トに一端が繋がれ、他端にはフックが設けられた安全帯
ロープとから構成されている。そして、このフックを作
業台に設けられた係止金具に係止させることによって、
作業者の転落事故を防止することとしている。
【0003】このような安全帯においては、作業者がフ
ックを掛け忘れると安全帯本来の目的を達成することが
できない。そこで、実公平7−20159号公報に開示
されているように、作業台における係止金具の近傍にフ
ックが係止されたことを検出する係止検出手段を設け、
この係止検出手段によってフックが係止されたことが検
出されていないときは警報器を作動させたり、ブームの
作動を規制したりすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された高所作業車の安全装置においては、係止
金具は作業台から突出した状態で配設されているため、
作業の邪魔になるという問題がある。また、係止金具は
取付強度が要求されるため、金属材料によって形成され
た作業台ブラケット等に固着されることが多い。このた
め、係止金具とブーム等が導通している場合が多く、フ
ックの係止・解除時に作業者が係止金具に触れると感電
事故につながるおそれがあるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、高所作業時に邪魔になることなく作業台
と身体保持装置との係止のし忘れを防止することができ
るとともに、作業者の安全を確保することができる身体
保持装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の身体保持装置は、作業台昇降手段に
よって昇降自在な作業台に搭乗して作業を行う作業者の
身体を保持するものであり、一端が作業者の身体に装着
される身体装着部材に取り付けられた紐状の係止部材
と、作業台に設けられたフック係止部材とを有して構成
されている。係止部材の他端には、作業台に対する係止
および解除が可能な係止フックが設けられている。
【0007】フック係止部材は、係止フックが係止可能
なフック受容部を有して形成され、このフック受容部の
少なくとも一部が露出して係止フックが係止可能となる
係止位置と、フック受容部に係止させた係止フックを収
納保持する収納位置との間の移動が可能に構成されてい
る。そして、収納検出手段によってフック係止部材が収
納位置に有るか否かの検出を行い、この収納検出手段に
よってフック係止部材が収納位置にないことが検出され
たときには、警報手段により警報ブザー、警報ランプに
よる警報作動を行ったり、昇降装置に作業台が設けられ
ている場合には昇降装置の作動を停止させて警報作動を
行ったりされる。
【0008】このように構成された身体保持装置によれ
ば、係止位置にあるフック係止部材のフック受容部に係
止フックを係止させ、収納位置までフック係止部材を移
動させれば、係止させた係止フックの収納保持を行うこ
とができるとともに収納検出手段によってフック係止部
材が収納位置に有るという検出がなされるため、警報手
段による警報作動はなされない。
【0009】なお、上記の身体保持装置においては、移
動許容手段によってフック受容部に係止フックを係止さ
せたときにのみフック係止部材の係止位置から収納位置
への移動を許容するように構成することが好ましい。こ
のような構成とすることにより、係止フックを係止させ
なければフック係止部材を収納位置に移動させることが
できないため警報作動がなされることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。まず、図2を参
照しながら本発明に係る身体保持装置を備えた高所作業
車について説明する。この高所作業車10は、走行自在
な車体11上に旋回自在な旋回台12を設け、この旋回
台12にはブーム13が配設されている。ブーム13
は、複数のブーム部材によってテレスコピックに(入れ
子式に)構成され、伸縮シリンダ(図示せず)の伸縮作
動によって伸縮自在に構成されている。また、このブー
ム13は起伏シリンダ(図示せず)の伸縮作動によって
車体11に対して起伏自在に配設されている。ブーム1
3の先端部には常時垂直を維持する垂直ポスト14が配
設され、この垂直ポスト14に作業台15が水平旋回自
在に配設されている。
【0011】このように構成された高所作業車10によ
れば、ブーム13の伸縮作動、起伏作動および旋回台1
2の旋回作動を行うことによって作業台15を所望の高
所に移動させることができる。ブーム13の伸縮・起伏
作動制御および旋回台12の旋回作動制御は、作業台1
5に設けられた操作装置を作業者Mが操作することによ
ってなされる。なお、このブーム13が請求の範囲に記
載の昇降手段を構成する。
【0012】図1にも示すように作業台15は、FRP
等の絶縁材によって作業者Mが搭乗可能に形成された作
業台本体15aと、この作業台本体15aと垂直ポスト
14とを繋ぐ作業台ブラケット15bと、作業台ブラケ
ット15bの外周を覆うブラケットカバー15cとから
構成されている。作業台ブラケット15bには、フック
係止装置20が取り付けられており、このフック係止装
置20には身体装着部材30が係止可能に構成されてい
る。
【0013】身体装着部材30は、作業者Mの胴体に巻
き付けられるベルト31と、一端がベルト31に繋がれ
るとともに他端にフック32が取り付けられたロープ3
3とを有して構成されている。そして、高所作業を行う
作業者Mは、このロープ33が繋がれたベルト31を胴
体に巻き付けて作業台15に搭乗する。
【0014】ここで、図3から図7を加えてフック係止
装置20の詳細について説明する。フック係止装置20
は、作業台ブラケット15bに固着される固定部材21
と、この固定部材21に対して昇降(伸縮)自在に取り
付けられたフック係止金具22と、このフック係止金具
22を常時上方に付勢するためのスプリング23と、ブ
ラケットカバー15cに取り付けられ(もしくは、ブラ
ケットカバー15cと一体に構成され)てフック32を
収納保持するフック収納ガイド24とからなる。なお、
このフック係止装置20が請求の範囲に記載のフック係
止部材を構成する。
【0015】フック収納ガイド24は、上方が開口して
円錐状(摺り鉢状)に形成されたフック回転部24a
と、このフック回転部24aから下方に伸びて有底箱状
に形成された収納部24bとからなり、収納部24bの
底面にはフック係止金具22が昇降自在な貫通孔24c
が形成されている。収納部24bは、十字状に形成され
ており、フック32の収納が可能な幅および長さで形成
されたフック収納部24dと、詳細を後述するフック受
容部22aの収納が可能な幅および長さで形成された係
止部収納部24eとからなる。
【0016】フック係止金具22は、環状に形成された
フック受容部22aと、このフック受容部22aに繋が
って下方に伸びる棒状の本体部22bとからなる。本体
部22bのほぼ中央部には円板状の上部ストッパ26が
固着され、下部には下部ストッパ27が固着されてい
る。また、下端部には詳細を後述するように、フック係
止金具22を下動した状態で保持するための保持用突起
28aが取り付けられている。
【0017】このように構成されたフック係止金具22
は、フック収納ガイド24の底面に形成された貫通孔2
4cおよび固定部材21の上面に形成された貫通孔21
aを貫通して、フック受容部22aがフック収納ガイド
24内に位置し、上部ストッパ26がフック収納ガイド
24と固定部材21との間に位置し、下部ストッパ27
が固定部材21内に位置した状態で配設されている。ま
た、上部ストッパ26と固定部材21との間にはスプリ
ング(圧縮コイルスプリング)23が配設されている。
【0018】これにより、フック係止金具22は、図3
に示す係止位置(作業者Mが作業台15に搭乗して作業
を行っていない状態)と、図4に示す収納位置との間の
移動が自在に形成されている。係止位置においては図3
に示すように、スプリング23の付勢力によって上部ス
トッパ26がフック収納ガイド24の底面に当接すると
ともに、下部ストッパ27が固定部材21の上面に当接
した状態で保持される。なお、この係止位置において
は、フック受容部22aの開口22dがフック収納ガイ
ド24におけるフック収納部24dが伸びる方向と直角
方向に向いている。
【0019】このように向いた状態で、スプリング23
の上端部23aは上部ストッパ26に形成されたスプリ
ング保持孔26a内に挿入保持され、下端部23bは、
固定部材21に形成されたスプリング保持孔21c内に
挿入保持される。これにより、係止位置からフック係止
金具22を水平に回動させてもスプリング23の捻り方
向の付勢力によって戻ろうとするため、フック係止金具
22は係止位置を維持する。
【0020】このようにフック係止金具22が係止位置
にあるときには、フック収納検出器25によるフック3
2の収納検出はなされない。フック収納検出器25はフ
ック係止金具22が下方に移動しているか否かの検出を
行うものであり、光センサや磁気センサ等の非接触式の
センサあるいはリミットスイッチ等の接触式のセンサに
よって構成され、下部ストッパ27が下動してフック収
納検出器25に近接あるいは接触したときにフック32
の収納がなされたと判断して図8に示すように検出信号
をコントローラ41に送信する。
【0021】なお、コントローラ41に検出信号が送信
されていない状態においては、コントローラ41に上部
バッテリB1からの電力の供給を行うための上部電源ス
イッチSW1をオンにして、操作装置43を操作するこ
とによりブーム13の作動制御を行わせようとしても、
ブーム作動規制装置42がブーム13の起伏・伸縮作動
を行わせないようにする。
【0022】ここで、ブーム13の作動を規制するに
は、ブーム13の起伏シリンダや伸縮シリンダへの作動
油の給排を規制する開閉弁の作動を規制したり、作動油
の供給を行う油圧ポンプの作動を規制したりすればよ
い。なお、コントローラ41に検出信号が送信されてい
る状態においては、上記のようなブーム13の作動規制
と併せて、もしくは作動規制に加えて警報器44から警
報音を発したり警報ランプ(図示せず)を点灯させて作
業者Mへ注意を喚起するようにしてもよい。
【0023】フック係止金具22における本体部22b
には、外方に突出して中間部ストッパ22cが設けられ
ている。この中間部ストッパ22cは、係止位置におい
て垂直ポスト14側(図7において矢印Xで示す方向)
を向く位置に設けられている。固定部材21の上面に
は、貫通孔21aに繋がって中間部ストッパ22cが貫
通可能な切り欠き21bが形成されている。この切り欠
き21bは、係止位置にある中間部ストッパ22cの位
置から90°回動した位置(図7において矢印Yで示す
方向)に形成されている。
【0024】これにより、係止位置にあるフック係止金
具22をそのまま下方に押し下げようとしても、中間部
ストッパ22cが固定部材21の上面に当接するため、
フック係止金具22を下方に押し下げることはできな
い。従って、下部ストッパ27をフック収納検出器25
の近傍に下動させることができないため、フック32の
収納がなされたと判断されることはない。
【0025】作業者Mが高所作業を行う場合には、係止
位置にあるフック係止金具22のフック受容部22aに
フック32を係止させた後、フック32を掴んでフック
収納ガイド24内に押し下げる。フック32を係止させ
る場合には、フック回転部24a内にフック32を位置
させてフック受容部22a内へフック32の係止部32
aを挿入する。その後、フック32を矢印Rで示す方向
に90°回動させてフック受容部22aを90°回動さ
せる。
【0026】これにより、フック収納部24dの上方に
フック32を位置させることができ、係止部収納部24
eの上方にフック受容部22aを位置させることができ
るとともに、中間部ストッパ22cを切り欠き21bの
上方に位置させることができる。従って、このように係
止位置からフック係止金具22を90°回動させること
により、フック係止金具22を下方に押し込むことがで
きる。
【0027】そして、図4に示すようにフック32にお
けるロープ係止部32bがフック回転部24a内に位置
するまでフック32を下方に押し込み、フック32をフ
ック収納ガイド24内に収納する。このようにフック3
2を収納した状態においては、保持用突起28aが作業
台ブラケット15bに固着された突起保持装置28bと
係合して収納位置(フック係止金具22が下動した状
態)を維持する。
【0028】なお、この突起保持装置28bによる保持
用突起28aの保持の解除は、再度フック係止金具22
を若干押し込むことによって行うことが好ましい。従っ
て、保持用突起28aおよび突起保持装置28bとして
は、いわゆる「ワンタッチキャッチ」と称される係止手
段を用いることが好ましい。
【0029】このようにしてフック32がフック収納ガ
イド24内に収納保持されている状態においては、フッ
ク収納検出器25からコントローラ41への検出信号の
送信がなされるため、ブーム作動規制装置42によるブ
ーム13の作動規制はなされない。これにより、操作装
置43を操作してブーム13の伸縮・起伏作動制御等を
行うことができるため、作業者Mは所望の高所に移動し
て配電工事等の高所作業を行うことができる。
【0030】このように高所作業を行っているときに
は、金属材料によって形成されたフック32はフック収
納ガイド24内に位置しているため、作業者Mや配線工
事の対象である活線(図示せず)に触れるおそれもな
く、感電事故を未然に防止することができる。なお、上
記の作業台15においては、フック収納ガイド24が配
設されるブラケットカバー15cは作業台本体15aの
上端部15dよりも下方に位置しているため、作業中の
作業者Mや活線をより触れ難くすることができる。
【0031】また、フック32はフック収納ガイド24
内に位置しているため、このままの状態ではフック32
を取り外すことができない。従って、高所作業中に誤っ
てフック32を取り外してしまうようなことはない。そ
して、作業終了後は、フック32におけるロープ係止部
32bの近傍を掴んでフック係止金具22を若干下方に
押し込み、突起保持装置28bによる保持用突起28a
の係止を解除させる。
【0032】保持用突起28aの係止が解除されると、
フック係止金具22はスプリング23の付勢力により係
止位置に戻ろうとする。ここで、中間部ストッパ22c
が切り欠き21bを通過するまでは、図5に鎖線で示す
ようにフック32およびフック受容部22aをフック収
納部24dおよび係止部収納部24e内に保持させて、
スプリング23の捻り方向の付勢力が作用してもフック
係止金具22を回転させずに上方への移動のみを行わせ
る。
【0033】そして、中間部ストッパ22cが切り欠き
21bを通過した後は、スプリング23の捻り方向の付
勢力を許容させてフック係止金具22を係止位置に戻
す。このようにフック係止金具22を係止位置に戻せ
ば、フック受容部22aがフック回転部24a内に露出
するため、フック32を簡単に取り外すことができる。
【0034】このように構成された係止装置20によれ
ば、フック係止金具22にフック32を係止させただけ
では、コントローラ41にフック収納検出器25からの
検出信号は送信されないため、ブーム作動規制装置42
によってブーム13の作動が規制される。そして、フッ
ク32をフック収納ガイド24内に収納保持させたとき
にブーム13の作動が許容されるため、高所作業を行う
ときには必ずフック32がフック係止金具22に係止さ
れ、且つ、作業台15の外に露出することがない。これ
により、作業者Mの落下事故を防止することができると
ともに、感電事故を防止することができる。
【0035】なお、高所作業中に万一作業者Mが作業台
15から転落した場合には、突起保持装置28bによっ
て保持用突起28aが保持されているため、フック係止
金具22を作業台ブラケット15bに対して保持し続け
ることができ、作業者Mが地面にまで落下してしまうこ
とがない。
【0036】また、突起保持装置28bの保持力以上の
引っ張り力(作業者Mの落下により生じる力)がフック
係止金具22に作用したときには、突起保持装置28b
による保持を解除してフック係止金具22が上動する
が、下部ストッパ27が固定部材21の上面に当接する
ため、フック係止金具22は係止位置で保持されて作業
者Mを支持する。
【0037】この場合、ベルト31を介して作業者Mの
体に作用する衝撃力の一部が突起保持装置28bを解除
させる力として働くため、落下時の作業者Mへの衝撃を
軽減させることができる。さらに、フック係止金具22
が係止位置に位置することによりフック収納検出器25
による検出信号の送信がなされなくなり、ブーム13の
作動が規制されるため、二次災害を防止することもでき
る。
【0038】なお、上記の実施形態においては作業台1
5の昇降手段としてブーム式の昇降手段を用いた場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、シザース式の昇降装置や屈伸式のアームを用いた昇
降装置等、他の構成の昇降装置でもよい。また、上記の
実施形態においてはフック受容部22aにフック32を
係止させたときにのみフック係止金具22が下動するよ
うに構成したが、本発明はこれに限られるものではな
く、必ずしもフック32が係止されたことをフック係止
金具22の下動の条件とする必要はない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の身体保持装
置は、係止位置にあるフック係止部材のフック受容部に
係止フックを係止させ、収納位置までフック係止部材を
移動させれば、係止させた係止フックの収納保持を行う
ことができるとともに収納検出手段によってフック係止
部材が収納位置に有るという検出がなされるため、警報
手段による警報作動はなされない。これにより、係止フ
ックを係止させて収納位置まで移動させなければ警報作
動がなされることとなるため、高所作業時に係止フック
を作業台に対して係止し忘れることがない。また、係止
フックを収納位置に移動させた状態においては、係止フ
ックが作業台から露出しないため、作業の邪魔になった
り、感電事故の原因となったりすることがなく、作業者
は高所における作業を円滑に、且つ、安全に行うことが
できる。
【0040】なお、本発明の身体保持装置においては、
移動許容手段によってフック受容部に係止フックを係止
させたときにのみフック係止部材の係止位置から収納位
置への移動を許容するように構成することが好ましい。
すなわち、このような構成とすることにより、係止され
た係止フックを用いてフック係止部材を収納位置に移動
させることとなるため、作業者に対する安全性をより向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る身体保持装置を設けた高所作業車
の作業台部の断面図である。
【図2】上記身体保持装置を設けた高所作業車の側面図
である。
【図3】上記身体保持装置においてフック係止部材が係
止位置にある状態を示す部分拡大図である。
【図4】上記身体保持装置においてフック係止部材が収
納位置にある状態を示す部分拡大図である。
【図5】上記身体保持装置の図3におけるV−V断面図
である。
【図6】上記身体保持装置の図3におけるVI−VI断面図
である。
【図7】上記身体保持装置の図3におけるVII−VII断面
図である。
【図8】上記身体保持装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 13 ブーム 15 作業台 20 フック係止装置 22 フック係止金具 24 フック収納ガイド 25 フック収納検出器 30 身体装着部材 32 フック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台昇降手段によって昇降自在な作業
    台に搭乗して作業を行う作業者の身体に装着する身体装
    着部材と、 一端が前記身体装着部材に取り付けられ、他端に前記作
    業台に対する係止および解除が可能な係止フックが設け
    られた紐状の係止部材と、 前記係止フックが係止可能なフック受容部を有し、この
    フック受容部の少なくとも一部が露出して前記係止フッ
    クが係止可能となる係止位置と、前記フック受容部に係
    止させた前記係止フックを収納保持する収納位置との間
    の移動が可能に前記作業台に設けられたフック係止部材
    と、 前記フック係止部材が前記収納位置に有るか否かの検出
    を行う収納検出手段と、 この収納検出手段によって前記フック係止部材が収納位
    置にないことが検出されたときに警報作動を行う警報手
    段とからなることを特徴とする身体保持装置。
  2. 【請求項2】 前記フック受容部に前記係止フックを係
    止させたときにのみ前記フック係止部材の前記係止位置
    から前記収納位置への移動を許容する移動許容手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の身体保持装置。
JP1686497A 1997-01-30 1997-01-30 身体保持装置 Ceased JPH10212100A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101626856B1 (ko) * 2016-01-20 2016-06-03 주식회사 광림 고소작업차의 안전벨트 착용 감지장치 및 감지시스템
KR102224284B1 (ko) * 2020-12-18 2021-03-08 주식회사 대양계기 고소작업대 안전 보조 장치

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KR101626856B1 (ko) * 2016-01-20 2016-06-03 주식회사 광림 고소작업차의 안전벨트 착용 감지장치 및 감지시스템
KR102224284B1 (ko) * 2020-12-18 2021-03-08 주식회사 대양계기 고소작업대 안전 보조 장치

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