JP2553823Y2 - アースオーガーにおけるオーガースクリューの振れ止め落下防止装置 - Google Patents

アースオーガーにおけるオーガースクリューの振れ止め落下防止装置

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JP2553823Y2
JP2553823Y2 JP9604291U JP9604291U JP2553823Y2 JP 2553823 Y2 JP2553823 Y2 JP 2553823Y2 JP 9604291 U JP9604291 U JP 9604291U JP 9604291 U JP9604291 U JP 9604291U JP 2553823 Y2 JP2553823 Y2 JP 2553823Y2
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Japan
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leader
auger
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rope
auger screw
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JP9604291U
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Inventor
信幸 田中
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田中重機建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアースオーガーの改良に
係るものであって、詳しくはオーガースクリューの振れ
止めが不測の事態で落下する事故を防止できるようにさ
れたアースオーガーにおけるオーガースクリューの振れ
止め落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アースオーガーを用いての基礎杭構築作
業等で、オーガースクリューをリーダーに沿って正しく
案内させるためにオーガースクリューの振れ止め装置が
併設されている。そして、この振れ止め装置はオーガー
スクリューの駆動ユニットとは別体に形成されてリーダ
ーの頂部からウインチによって操作される吊索で吊下げ
られ、オーガースクリューの掘進に応じてリーダーに沿
い下降されるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなオーガース
クリューの振れ止め装置を備えていることによって、掘
削の作業性は向上するが、基礎工事等で用いられるアー
スオーガーは作業の性質上どうしても無理な取扱が強い
られる。そのために、この振れ止め装置は基部をリーダ
ーのガイドレールに案内支持されているが、本来の目的
であるオーガースクリューの振れを防止するためから、
吊索に変則的な外力、例えばショックを受け易くなる。
【0004】したがって、この吊索は常に点検して素線
切れ等の発生がないことを確かめないと、ショックを受
けて破断した場合、振れ止めが落下して不測の事故を引
き起こす危険がある。しかしながら、作業の性質上頻繁
にこの吊索を新しいものに交換して万全を期すことは困
難である。
【0005】本考案ではこのような問題点を解決するこ
とを目的とし、作業中に万一不測の事態が生じて振れ止
め装置の吊索が破断するようなことがあっても、その振
れ止め装置の落下を未然に防止できる簡単な構成のアー
スオーガーにおける振れ止め落下防止装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような目
的を達成するために、アースオーガーにおけるリーダー
の頂部ブラケットとそのリーダー下部もしくはリーダー
下部支持体に付設される取付アームとの間に、このリー
ダーに平行して安全索を緊張配設し、オーガースクリュ
ーの振れ止め装置のフレームの一側部に、梃子式のワイ
ヤーキャッチを、その内部に前記安全索を貫通させて上
下可動的に取付金具で支持配設させるとともに、そのワ
イヤーキャッチの係止レバーの操作端を前記取付金具に
対向する位置で振れ止め装置のフレームに突設される操
作片と接するように関係つけられ、前記ワイヤーキャッ
チの本体には、前記リーダーの頂部ブラケットに付設さ
れる一定速度以上になると制動力でロープの繰り出しを
停止する安全器からのロープ端を連結されている構成と
したのである。
【0007】
【作用】本考案のアースオーガーにおけるオーガースク
リューの振れ止め落下防止装置によれば、オーガースク
リューの振れ止め装置の吊索が不測の事態で破断した場
合、自重によって落下すると、付設されているワイヤー
キャッチは安全器からのロープに繋がれているので、落
下速度が正常値を越えると、そのロープの繰り出しがロ
ックされるので、ワイヤーキャッチは取付金具内で持ち
上げられる状態となって、相対的に係止レバー端が振れ
止め装置のフレームに付設の操作片によって押さえら
れ、その結果係止レバーによってワイヤーキャッチ内を
通る安全索が掴持されて、落下が防止される。
【0008】
【実施例】以下本考案のアースオーガーにおけるオーガ
ースクリューの振れ止め防止装置を一実施例について図
面に基づき説明する。図1は本考案の振れ止め防止装置
が構成されている全体の概要を示す図である。図2は本
考案の構成を示す図である。図3は要部を示す正面図で
ある。図4は図3の平面図である。
【0009】これらの図において、本考案のオーガース
クリューの振れ止め落下防止装置10は、図1に示される
ように、周知構造のアースオーガー1におけるリーダー
2の前面に配されてアースオーガー1のオーガースクリ
ュー3とは別個の吊索4によって操作される振れ止め装
置5に対して、リーダー2の頂部ブラケット6とリーダ
ー2の下部もしくはリーダー下部近傍のリーダー支持車
体の下部などから突出させた取付アーム7との間に、比
較的太い直径の安全索11を、リーダー2に平行させて緊
張状態で架設させ、この安全索11をオーガースクリュー
3の振れ止め装置5に付設されるワイヤーキャッチ15が
緊急時作動して掴持するように構成されている。
【0010】オーガースクリュー3の振れ止め装置5に
おけるワイヤーキャッチ15の取付構造は、図3及び図4
にて示されるように、フレーム12のリーダー2側寄り位
置で一側部(前記安全索11は予めこの図によって示され
るように、リーダー2の中心から片方へ所要寸法ずらせ
て架設されている)に筒形の取付具13内に収められて上
下可動的に支持されており、その取付具13の一側部には
長い切欠き部13' が設けられて、この切欠き部13' から
係止レバー17の操作端部17" が突き出されるようになっ
ている。
【0011】前記ワイヤーキャッチ15は、本体16の中央
部に前記安全索11が貫通する孔18を備え、この孔18に対
して基幹部を枢支された梃子状の係止レバー17の係止端
17'が臨むように配設され、常時はばね等によってその
係止端17' が安全索11と接触しない状態に保たれる構造
になっている。また、このようなワイヤーキャッチ15の
係止レバー17の操作端部17" に対して、フレーム12の相
対向する位置には操作片20が突設され、この操作片20が
前記係止レバー17の操作端部17" に接するように関係付
けられている。
【0012】また、前記のワイヤーキャッチ15の本体16
は、リーダー2の頂部ブラケット6に吊設される公知構
造の安全器21から繰り出されるロープ22の端部が連結さ
れている。その安全器21は、内部に巻取られているロー
プ22が、一定速度で引き出されるときは巻取り用のばね
力に抗して繰り出されるが、一定速度以上の速度でロー
プ22が引き出されると内蔵されている速度検出機構の作
動によって制動器による制動力が作用してロープ22の繰
り出しを停止する機能を有している。
【0013】本考案はこのように構成されているので、
正常な運転時はオーガースクリュー3の掘進に応じて振
れ止め装置5が移動する際、ワイヤーキャッチ15の本体
16と繋がるロープ22は一定速度もしくはそれ以下で引き
出されるので、何等問題はない。
【0014】アースオーガー1の運転中あるいは掘削位
置の移動に際して振れ止め装置5の吊索4に大きなショ
ックなど不測の外力が働き、その吊索4が破断した場
合、振れ止め装置5が自重によって落下すると、この振
れ止め装置5のフレーム12に取り付く取付具13内のワイ
ヤーキャッチ15もともに移動して正常値以上の速度でロ
ープ22を引き出すことになるので、安全器21の制動力が
作用してロープ22の繰り出しが停止される。すると、こ
のロープ22に繋がるワイヤーキャッチ15の本体16は取付
具13内で引き上げられることになって、切欠き部13' か
ら突き出されている係止レバー17の操作端部17" が操作
片20によって押し下げられ、係止レバー17は枢支ピンを
支点として係止端17' が上向き方向に作動して、本体16
の孔18内を通る安全索11に係合して、その孔18壁面と係
止端17' とによって安全索11を掴持し、以後この振れ止
め装置5の自重が掴持部に作用して次第締り作用で振れ
止め装置5の落下が阻止される。
【0015】復元に際しては、前記の振れ止め装置5の
吊索4を新しいものに交換して吊上げることにより、ワ
イヤーキャッチ15の掴持力が解放される。なお、上記実
施例では多軸のアースオーガーが示されているが、一軸
のアースオーガーの場合であっても、その振れ止め装置
のフレーム外側に上記要領で本考案のワイヤーキャッチ
15とその取付具13及び操作片20を配設すれば、所期の目
的を達成することができる。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、簡単な構成でもって、
オーガースクリューの振れ止め装置の吊索が破断するよ
うな不測の事故に対して、これを未然に防止でき安全を
期することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の振れ止め防止装置が構成されている全
体の概要を示す図である。
【図2】本考案の構成を示す図である。
【図3】要部を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【符号の説明】
1 アースオーガー 2 リーダー 3 オーガースクリュー 4 振れ止め装置の吊索 5 振れ止め装置 6 リーダーの頂部ブラケット 10 振れ止め落下防止装置 11 安全索 12 フレーム 13 ワイヤーキャッチの取付具 13’ 切欠き部 15 ワイヤーキャッチ 16 ワイヤーキャッチの本体 17 係止レバー 17’ 係止端 17” 操作端部 18 ワイヤーキャッチ本体の孔 20 操作片 21 安全器 22 ロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アースオーガーにおけるリーダーの頂部
    ブラケットとそのリーダー下部もしくはリーダー下部支
    持体に付設される取付アームとの間に、このリーダーに
    平行して安全索を緊張配設し、オーガースクリューの振
    れ止め装置のフレームの一側部に、梃子式のワイヤーキ
    ャッチを、その内部に前記安全索を貫通させて上下可動
    的に取付金具で支持配設させるとともに、そのワイヤー
    キャッチの係止レバーの操作端を前記取付金具に対向す
    る位置で振れ止め装置のフレームに突設される操作片と
    接するように関係つけられ、前記ワイヤーキャッチの本
    体には、前記リーダーの頂部ブラケットに付設される一
    定速度以上になると制動力でロープの繰り出しを停止す
    る安全器からのロープ端を連結されていることを特徴と
    するアースオーガーにおけるオーガースクリューの振れ
    止め落下防止装置。
JP9604291U 1991-11-22 1991-11-22 アースオーガーにおけるオーガースクリューの振れ止め落下防止装置 Expired - Lifetime JP2553823Y2 (ja)

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JPH0547091U JPH0547091U (ja) 1993-06-22
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JP4725912B2 (ja) * 2005-12-16 2011-07-13 三和機材株式会社 オーガ中間振止吊下げ材弛み検出警告装置
JP7182487B2 (ja) * 2019-02-07 2022-12-02 清水建設株式会社 荷振れ防止装置および荷振れ防止方法

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