JPH0673895A - 転落事故防止装置 - Google Patents

転落事故防止装置

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JPH0673895A
JPH0673895A JP25063492A JP25063492A JPH0673895A JP H0673895 A JPH0673895 A JP H0673895A JP 25063492 A JP25063492 A JP 25063492A JP 25063492 A JP25063492 A JP 25063492A JP H0673895 A JPH0673895 A JP H0673895A
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JP
Japan
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horizontal
engaging
rope
motion
gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP25063492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Kondo
隆道 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KONDO CORP YUGEN
Original Assignee
KONDO CORP YUGEN
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル等の建築工事における命綱の未着用によ
って起きる作業員の転落防止を確実に防止するための安
全装置を提供する。 【構成】 建築物の工事用昇降タラップ2に沿って垂直
ロープ3を張設し、該垂直ロープ3に滑落防止用のロー
リップ23を有する摺動金具14を介して昇降動用命綱
25を摺動自在に係止し、該建築物の水平梁6に沿って
水平ロープ7を張設し、該水平ロープ7に水平動用命綱
28を摺動自在に係止し、前記昇降動用命綱25の先端
および前記水平動用命綱28の先端に夫々昇降動時係合
プラグ27および水平動時係合プラグ29を設け、建築
作業員の腰に巻着されるベルト31には前記係合プラグ
うちのいずれか一方の係合プラグを係合させないと他方
の係合プラグが離脱しない交互係合機能を備えた交互係
脱治具30を装着させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等の建築工事にお
ける作業員の転落事故を防止するための安全装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にビル建築工事では、作業員の転落
事故を防止するため、従来から高所作業時には命綱を付
けることを義務付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際には命綱を
付け外しするのは面倒であるので、命綱を付けないで起
きる転落事故があとをたたない。そこで本発明は、建築
現場における命綱の使用が徹底されるようにして転落事
故がさらに確実に防止されるようにしようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の転落事故防止装
置は上記課題を達成するため、建築物の工事用昇降タラ
ップに沿って垂直ロープを張設し、該垂直ロープに滑落
防止用のローリップを有する摺動金具を介して昇降動用
命綱を摺動自在に係止し、該建築物の水平梁に沿って水
平ロープを張設し、該水平ロープに水平動用命綱を摺動
自在に係止し、前記昇降動用命綱の先端および前記水平
動用命綱の先端に夫々昇降動時係合プラグおよび水平動
時係合プラグを設け、建築作業員の腰に巻着されるベル
トには前記係合プラグうちのいずれか一方の係合プラグ
を係合させないと他方の係合プラグが離脱しない交互係
合機能を備えた交互係脱治具を装着させるようにしたこ
とを特徴としたものである。
【0005】また本発明は上記転落事故防止装置におい
て、工事用タラップにアクチュエータにより開閉動する
不正侵入防止用ゲートを設け、該ゲートの下方および上
方に摺動金具の接近を検知するセンサを設け、該センサ
の作動により該ゲートが自動開閉するようにしたことを
特徴としたものである。
【0006】
【作用】交互係脱治具から昇降動時係合プラグおよび水
平動時係合プラグを同時に外すことができないので、作
業員は該交互係脱治具を装着している限り常に昇降動用
命綱または水平動用命綱に連結されており、転落事故を
防止し得る。また、作業員はその交互係脱治具に昇降動
時係合プラグを係合させ昇降動用命綱を引いて摺動金具
を伴ってゲートに近づかないと該ゲートが開かないので
命綱を付けないで不正に工事用昇降タラップを昇るよう
なことは出来ないようになり命綱未着用による転落事故
が防止され安全第一が徹底される。
【0007】
【実施例】次に図と共に本発明の一実施例を説明する。
図1に工事中の建築物の一部およびこれに旋された転落
事故防止装置を示す。この建築物では垂直に樹立された
複数本の鉄骨支柱1の一側に定間隔にコ型タラップピン
が溶接され工事用昇降タラップ2が形成されている。そ
して該昇降タラップ2に沿い垂直ロープ3を張設してい
る。4は該垂直ロープ3の巻取ドラム、5は該垂直ロー
プ3を張設させている張設具を示す。
【0008】6は各支柱1を結ぶ水平梁で、該水平梁6
に沿っては水平ロープ7が各支柱1間に張設されてい
る。8は支柱1の周囲に水平に設けられた金網フエンス
で、該金網フエンス8の一部に蝶番9によりゲート10
が開閉自在に設けられている。11は該ゲート10を開
閉を開閉動させるアクチュエータである。12はゲート
10の下方で垂直ロープ3の近くに設けられた磁気セン
サ、13はゲート10上方で垂直ロープ3の近くに設け
られた磁気センサである。
【0009】14は垂直ロープ3に沿って摺動自在なる
ように設けられる摺動金具で、該摺動金具14は支軸1
5により一対の板片16a,16bが開閉自在に蝶着さ
れ、該板片16a,16b間に摺動自在に垂直ロープ3
が挿通されている。17は一方の板片16aに固着され
た錠前、18は該錠前17の作用杆19に係合し得るよ
うに他方の板片16bに突設されたロック片で、該錠前
17の鍵穴20にキー21を嵌めて操作することで該作
用杆19が出没しロック片18との係合が脱着できるよ
うに構成されている。なお、22は前記センサ12,1
3を反応させるため該摺動金具14に固着された磁石材
である。
【0010】また、23は摺動金具14にピン24によ
って上下に回転自在なるように設けられた滑落防止用の
ローリップで、該ローリップ23には昇降動用命綱25
が結ばれている。そして該昇降動用命綱25の荷重でロ
ーリップ23が矢印の方向に回転すると該ローリップ2
3の基端部26が垂直ロープ3の外側面に圧接し該摺動
金具14の滑落が防止されるようにしている。なお昇降
動用命綱25の先端には後述する昇降動時係合プラグ2
7が結止されている。
【0011】また、28は前記水平ロープ7に直接に摺
動自在なるように輪部56を形成して係止された水平動
用命綱で、該水平動用命綱28の先端には水平動時係合
プラグ29が結止されている。
【0012】30はベルト31により建築作業員の腰に
巻着固定される交互係脱治具で、該係脱治具30は、ベ
ルト31を通される挿入金具32が背面に形成された長
方形状の基板33の前面にスペーサ34を介在させるこ
とで所定間隔を保持させて仕切板35を平行に配設する
と共に、ピン36,36によりカバー37を装着し、仕
切板35の前面に支軸38を設け、該支軸38に天秤3
9を揺動自在に支持し、該天秤39には一体的に円筒4
0が固着され、該円筒40の先端に球体42がコイルバ
ネ(図示せず)によって付勢して保持され、前記基板3
3の内面にこの球体42がその弾性により嵌着し得る係
合孔44,45が形成されている。
【0013】天秤39の両端部にはピン46,47によ
りロックピン48,49が枢着され、該ロックピン4
8,49は夫々仕切板35に開設された透孔50,51
に臨んでいる。54,55は前記昇降動時係合プラグ2
7,水平動時係合プラグ29の挿入孔、57は基板3
3,仕切板35間の底部にピン58により揺動自在に設
けられたシーソー板で、該シーソー板57に一体に形成
されたレバー41が前記天秤39の前面に突設された係
合片43,43間に遊嵌している。
【0014】前記昇降動時係合プラグ27,水平動時係
合プラグ29は前記基板33,仕切板35間に入り得る
円板状を呈していて中心には前記ロックピン48,49
が嵌入し得る掛止孔52,53が開設されている。
【0015】このように構成された転落事故防止装置で
は、作業員は高所作業をするに際してベルト31により
腰に交互係脱治具30を装着し、昇降動用命綱25の昇
降動時係合プラグ27を該係脱治具30の一方の挿入孔
54に挿入しロックピン48を該昇降動時係合プラグ2
7の掛止孔52に嵌入させる。そして工事用昇降タラッ
プ2を昇る。そのとき昇降用命綱25に引張られ垂直ロ
ープ3に沿って摺動金具14が上昇する。そして該摺動
金具14が一定の高さに来るとセンサ12が働いてアク
チュエータ11が作動することでゲート10が自動的に
開かれる。このため作業員は開口したゲート部を通過で
きさらに工事用昇降タラップ2に沿って上昇できセンサ
13が再び摺動金具14を検知するとアクチュエータ1
1がゲート10を閉じさせ、常には該ゲート10が閉止
状態に保たれるようにしている。
【0016】こうして工事用昇降タラップ2を昇った作
業員が水平梁6上を水平に移動しようとする際には、水
平ロープ7に設けられている水平動用命綱28の水平動
時係合プラグ29を交互係脱治具30の他方の挿入孔5
5に挿入する。この挿入時に該水平動時係合プラグ29
がシーソー板57の一方の片を押してその反対側片を上
昇させレバー41が図6中仮想線で示したように傾動す
るため天秤39を反転させロックピン49を該水平動時
係合プラグ29の係止孔53に嵌入し、その反対にロッ
クピン48が掛止孔52から抜け出る。このため昇降動
時係合プラグ27を該係脱治具30外に離脱させる。こ
のため係脱治具30に水平動用命綱28が連結され、該
水平動用命綱28は水平ロープ7に沿って摺動自在であ
るので作業員は水平梁6上を水平に移動でき所要の作業
を安全に進めることができる。
【0017】また、上記作業員が水平梁6上から工事用
昇降タラップ2上に移るに際しては上記と反対に昇降動
用命綱25の昇降動時係合プラグ27を交互係脱治具3
0にセットすれば水平動用命綱28は係脱治具30より
離脱する。そして工事用昇降タラップ2を下降し摺動金
具14がセンサ13に近づくとアクチュエータ11の作
動でゲート10が開けられ下降が可能となりさらに摺動
金具14がセンサ12に検知されるとゲート10が閉じ
る。
【0018】
【発明の効果】このように本発明の転落事故防止装置
は、作業員が交互係合治具を装着してこれに昇降動用命
綱または水平動用命綱のいずれかを係合させなければ移
動ができないようにしたので、命綱を付けないで起きて
いた転落事故を確実に防止することができる。また、ゲ
ートを設けて摺動金具を伴わなければ該ゲートが開かれ
ないようにしたことで不正侵入を防止でき事故防止管理
が一層確実になされる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転落事故防止装置の一実施例を示す建
築物の概略図。
【図2】摺動金具および昇降動用命綱の正面図。
【図3】図2のAーA線断面図。
【図4】水平動用命綱の正面図。
【図5】不正侵入防止用ゲートの平面図。
【図6】交互係脱治具の部分断面正面図。
【図7】図6の縦断面図。
【符号の説明】
1 支柱 2 工事用昇降タラップ 3 垂直ロープ 6 水平梁 7 水平ロープ 8 金網フエンス 10 ゲート 11 アクチュエータ 12,13 磁気センサ 14 摺動金具 23 ローリップ 25 昇降動用命綱 27 昇降動時係合プラグ 28 水平動用命綱 29 水平動時係合プラグ 30 交互係脱治具 31 ベルト 39 天秤 52,53 係止孔 57 シーソー板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の工事用昇降タラップに沿って垂
    直ロープを張設し、該垂直ロープに滑落防止用のローリ
    ップを有する摺動金具を介して昇降動用命綱を摺動自在
    に係止し、該建築物の水平梁に沿って水平ロープを張設
    し、該水平ロープに水平動用命綱を摺動自在に係止し、
    前記昇降動用命綱の先端および前記水平動用命綱の先端
    に夫々昇降動時係合プラグおよび水平動時係合プラグを
    設け、建築作業員の腰に巻着されるベルトには前記係合
    プラグうちのいずれか一方の係合プラグを係合させない
    と他方の係合プラグが離脱しない交互係合機能を備えた
    交互係脱治具を装着させるようにしたことを特徴とする
    転落事故防止装置。
  2. 【請求項2】 工事用タラップにアクチュエータにより
    開閉動する不正侵入防止用ゲートを設け、該ゲートの下
    方および上方に摺動金具の接近を検知するセンサを設
    け、該センサの作動により該ゲートが自動開閉するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の転落事故防止
    装置。
JP25063492A 1992-08-25 1992-08-25 転落事故防止装置 Pending JPH0673895A (ja)

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JP25063492A JPH0673895A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 転落事故防止装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103237472A (zh) * 2010-10-27 2013-08-07 罗卡装置控股有限公司 工具附接系统
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