JPS583748Y2 - ロンジ用親綱掛け金具 - Google Patents

ロンジ用親綱掛け金具

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Publication number
JPS583748Y2
JPS583748Y2 JP2334876U JP2334876U JPS583748Y2 JP S583748 Y2 JPS583748 Y2 JP S583748Y2 JP 2334876 U JP2334876 U JP 2334876U JP 2334876 U JP2334876 U JP 2334876U JP S583748 Y2 JPS583748 Y2 JP S583748Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
shaft
plate
hole
main
Prior art date
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Expired
Application number
JP2334876U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52115097U (ja
Inventor
永島利道
森本要
田村昌之
Original Assignee
日立造船株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP2334876U priority Critical patent/JPS583748Y2/ja
Publication of JPS52115097U publication Critical patent/JPS52115097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS583748Y2 publication Critical patent/JPS583748Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船舶の建造、修理およびビルなどの建築におけ
る高所作業に用いる安全バンドの親綱用掛は金具の考案
に係るもので該親綱を安全にしかも着脱容易にする目的
で開発されたものである。
たとえば船舶の建造に際して船体ブロックの塔載作業お
よび足場解体作業、ならびに残材整理作業などは高所で
しかも足場のない場所で行なうことが多く特に横隔壁、
縦隔壁などの昇降には極めて危険を伴なうものである。
したがってこれらの場所では作業を安全に行なうために
は安全バンドを装着する以外にないがこの安全バンドを
有効に使用するにはまず適当な安全バンドの装着方法が
開発される必要がある。
従来安全バンドを装着する方法は種々あるが、たとえば
船舶の建造に際してブロック塔載前、すなわち足場架設
直後に親綱を取付けこれに安全バンドの命綱を装着する
のが最も簡単な方法である。
しかし、親綱を取付けるには構造材を損傷することなく
行なわれることが好ましいが、この方法として既に取付
けられたロンジ材に穿孔したエアホールなどを利用する
のが最も簡便である。
しかしエアホールにワイヤロープなどを直接挿通して懸
吊すれば鋼板のかど部でワイヤロープが著るしく損傷を
受けて脆弱になり甚だしい場合には切断されるなどの危
険がある。
したがって、この部分には保護材を被覆する必要がある
がこの作業は面倒であるのみならず不完全である。
本考案はロンジ材のエアホールなどを利用して安全にし
かも簡単に親綱を懸架できるのみならず高所作業を終っ
た後下の方より容易に取外し得るように構成した親綱掛
は金具を提供せんとするものである。
以下その一実施例を図面に基づいて説明する。
1は一端にシャックル連結用の孔、他端近くに主軸4を
有する係止板。
2は2枚の側板と、一端に親綱連結用のロープ@3およ
び他端にバネ受板7とにより一体に構成された軸板で中
央部に横方向に図示のような長孔8が設けられている。
係止板1は軸板2の側板の間に挿入され、かつ主軸4が
長孔8にはまり合う事により、係止板1と軸板2は直角
あるいは平行に重なり合うように回動自在に係合されて
いる。
5は軸ピン6に巻装されたバネで、一端が軸板2上部の
バネ受板7に、他端は主軸4に係止され、その撥力によ
って、前記主軸4を軸板2の両側板中央部に設けた長孔
8の一方に押圧するよう常に附勢している。
主軸4のバネ5の当接する部分は軸板2の貫通部より太
目に形成され、しかも第1図A(1点鎖線)で示す状態
でバネ5が当る部分を一部平面部を有するように形成し
である。
9は係止板1の端部に枢着したシャックルにしてチェー
ン10に連結し、該チェーン10はさらにシャックル1
1を介して予納12に連結されている。
13はロープ環3に連結した親綱を示し、該親#i!!
13の下端はシャックル14によって床板18上に固着
された止環15に連結されている。
本考案は上記の部分から構成されており、以下その作用
について説明する。
第2図および第4図に示すように船内のロンジ材19に
穿設されたエアホール20に軸板2および係止板1を第
1図C(2点鎖線)のように重ね合して挿通し、該係止
板1の端部にはシャックル9、チェーン10、シャック
ル11.予納12の順序に連結すると共に、係止板1を
直角方向に倒すとバネ5の撥力により主軸4は長孔8の
一端に押付けられ、しかも親網13の重量により長孔端
部の凹入部の位置aにはまり込み、かつ主軸4に設けら
れた平面部にバネ5が当接するため、第1図Aの状態で
安定し、ロンジ材19のエアホール20に係止された状
態となる。
次に軸板2に固着したロープ環3に連結された親綱13
をシャックル14を介して止環15に係止すれば安全バ
ンドの親綱を形成することができる。
しかして、該親綱13に安全バンド21の掛は金具22
を摺動自在に係止し、第4図に示すように作業者は安全
バンド21を装着する。
この場合係止板1は第1図の一点鎖線のAの状態で示す
とおリロンジ材19のエアホール20の両縁上にまたが
って係止される。
したがって作業者は安心して掛は金具22を親綱13に
摺動させながら高所作業を行なうことができる。
かくして作業を終了すれば予納12の端部を下方より引
張れば、引張力により係止板1の主軸4はバネ5の撥力
に抗して第1図の長孔8のb点に移動するため、係止板
1は第1図Aの位置よりBの位置(実線)に移動し、係
止板1の一端がロンジ材のエアホール20の縁よりはず
れ、かつ軸板2が親綱13の重量により下方に引張られ
るため、係止板1は上方に回動し、第1図Cの2点鎖線
で示すような軸板2と重なった状態になり、軸板2はエ
アホール20から脱落しやすい状態になる。
そこで作業者は親綱13を引張れば、軸板2および係止
板1とチェーン10、シャックル11.子綱12が引抜
かれ該親綱掛は金具は作業者がロンジ材19上に登るこ
となく床板18上から容易に引降すことができる。
以上のように本考案のロンジ用親綱掛は金具によれば、
ロンジのホールに係止板ともども軸板を挿通させた後、
予納により係止板を軸板から引出せば、係止板の両端部
は軸板から突出してホールの両側部に引掛かり、更に予
納を緩めれば主軸は長穴の凹入部に入り、係止板のホー
ルに対する引掛かり位置が固定されるので、従来のよう
にロープが直接綱板に接触しないからロープが損傷する
ことなく極めて安全に親綱をホールに係着でき、また作
業終了後は、予納を引張るだけで軸板をホールから離脱
させることができるので、親綱の引降ろし作業も極めて
容易になる。
なお、本親綱はエアホール等の穴があればいづれの場所
でも懸架できるなど多くの利点を有する有効なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は親綱掛は金具
の側面図、第2図は親綱掛は金具を船体のロンジ材に設
けたエアホールに装着した状態を示す側面図、第3図は
第1図の正面図、第4図は第2図の斜視図である。 1・・・・・・係止板、2・・・・・・軸板、3・・・
・・・ロープ環、4・・・・・・主軸、5・・・・・・
バネ、8・・・・・・長孔、12・・・・・・予納、1
3・・・・・・親綱、19・・・・・・ロンジ材、20
・・・・・・エアホール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロンジに形成されたホールに挿通可能な軸板の一端に親
    綱を連結するロープ環を固着すると共にその中央部両側
    板に上記ロンジのホール上面と平行な長手軸心を有する
    長穴を形成し、一端に予調に連結可能なピン穴を有する
    係止板の中間部両側に主軸を設けると共に、該主軸を上
    記長穴に係合させて係止板の両端部が軸板から出入自在
    となるように保持し、上記長穴の一端部に且つロープ環
    側内周面に、上記主軸の一部が嵌入可能な凹入部を形成
    し、更に上記軸板に、主軸を長穴の凹入部に移動させる
    方向に押圧付勢するバネを設けたことを特徴とするロン
    ジ用親綱掛は金具。
JP2334876U 1976-02-28 1976-02-28 ロンジ用親綱掛け金具 Expired JPS583748Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2334876U JPS583748Y2 (ja) 1976-02-28 1976-02-28 ロンジ用親綱掛け金具

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JP2334876U JPS583748Y2 (ja) 1976-02-28 1976-02-28 ロンジ用親綱掛け金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52115097U JPS52115097U (ja) 1977-09-01
JPS583748Y2 true JPS583748Y2 (ja) 1983-01-22

Family

ID=28483273

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JP2334876U Expired JPS583748Y2 (ja) 1976-02-28 1976-02-28 ロンジ用親綱掛け金具

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JPS52115097U (ja) 1977-09-01

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