JP2501236Y2 - エレベ―タの主索保護カバ― - Google Patents

エレベ―タの主索保護カバ―

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JP2501236Y2
JP2501236Y2 JP12385690U JP12385690U JP2501236Y2 JP 2501236 Y2 JP2501236 Y2 JP 2501236Y2 JP 12385690 U JP12385690 U JP 12385690U JP 12385690 U JP12385690 U JP 12385690U JP 2501236 Y2 JP2501236 Y2 JP 2501236Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、保守点検時にエレベータかごに接続された
主索と作業者の接触を防止するエレベータの主索保護カ
バーに関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来のエレベータを示すもので、図中、
(1)は昇降路内に立設された一対のガイドレールで、
この一対のガイドレール(1)・(1)の上部間には、
梁(2)が架設され、この梁(2)には、綱車(3)が
回動自在に軸着されており、この綱車(3)には、巻上
機のドラムに巻回した複数の主索(4)が巻回されてい
る。尚、この主索(4)には主索油が塗布されている。
(5)はエレベータのかごで、このかご(5)は上梁
(6)を備えたかご枠の内部に配置され、このかご枠が
一対のガイドレール(1)・(1)間に介在配置されて
おり、該上梁(6)の主索止め部(6a)には、複数の主
索(4)の端部が接続されている。
従って、巻上機の駆動に伴う主索(4)の移動によ
り、かご(5)は一対のガイドレール(1)・(1)に
案内されつつ昇降移動する。
ところで、エレベータは第4図に示す如く、作業者
(7)により定期的に保守点検されるが、この保守点検
作業の際、作業者(7)は、かご(5)上の安全な場所
に位置し、姿勢を安定させつつ移動を繰り返す。特に、
作業者(7)は頭上や周辺機器と接触しないよう、作業
服等が挟まれないよう十分に注意しながら作業する。こ
の作業は上梁(6)や上梁(6)の主索止め部(6a)が
高い位置にある場合には円滑に行われるが、上梁(6)
や上梁(6)の主索止め部(6a)が第4図の様に低い位
置にある場合には問題がある。即ち、上梁(6)やその
主索止め部(6a)が低い位置にあると、作業時に作業者
(7)が主索(4)と対面する状態(第4図参照)とな
り、しかも、作業者(7)の作業スペースは狭いので、
どんなに安定した姿勢で移動しても、振り返ったり、立
ち上がったりしても、作業者(7)の腕や背、作業服又
は帽子が主索(4)と接触することとなる。主索(4)
に接触すると、主索(4)に塗布された主索油が作業服
や肌に付着し、非常に見苦しく、目立つところとなっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のエレベータの保守点検作業は以上のようになさ
れ、上梁(6)や主索止め部(6a)が低い位置にある場
合には、作業者(7)は主索(4)と対面せざるを得な
かったので、接触に伴い作業服や露出した肌が非常に汚
れてしまうという問題点があった。また作業者(7)が
主索(6)との接触に余りに注意を払うと、怪我をする
虞れがあった。
本考案は上記に鑑なされたもので、保守点検作業に伴
う汚染の軽減・防止、及び作業の安全性の向上を図るこ
とのできるエレベータの主索保護カバーを提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては上述の目的を達成するため、エレベ
ータのかごに接続された主索に、当該主索の少なくとも
作業者に対向する対向面と作業者との接触を防止する保
護シートを着脱自在に吊着することを特徴としている。
〔作用〕
本考案によれば、保守点検作業の開始前に主索の所定
の部位に保護シートを吊着しておけば、主索を被う保護
シートが作業者の主索との接触を確実に防止するので、
作業に伴う汚染の軽減・防止と作業の安全性の向上を図
ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す一実施例に基づき本考案
を詳述すると、図中、(8)は巻装されて主索(4)を
囲み被う縦長の保護シートで、この保護シート(8)の
両側端には第1図及び第2図に示す如く、複数のマジッ
クテープ(9)を取着するとともに、保護シート(8)
の上端には、複数のフック(10)を取着しており、この
複数のフック(10)には、可撓性を有する吊り杆(11)
を挿通するようにしている。この吊り杆(11)は、その
両端部に接続用の掛止め(12)を備え、環形に形成され
得る様になっており、複数の取着金具(13)に釣支され
るようになっている。そしてこの複数の取着金具(13)
は、主索(4)に着脱自在に掛止される掛け金(14)に
引掛けられるようになっている。
従って、保守点検作業の前に、展開状態の保護シート
(8)のフック(10)に挿通した吊り杆(11)を環形に
湾曲して主索(4)の任意の部位を囲ませ、掛止め(1
2)・(12)を接続した後、主索(4)に掛止した掛け
金(14)に複数の取着金具(13)を引掛けるとともに、
この複数の取着金具(13)それぞれに吊り杆(11)を釣
支させ、巻装された保護シート(8)の両側端のマジッ
クテープ(9)を相互に貼着した後、保守点検作業を行
えば良い。すると、第3図に示す如く、略スカート状・
カーテン状を呈して主索(4)を囲み被う縦長の保護シ
ート(8)が作業者(7)と主索(4)の直接の接触を
防止するので、如何なる場所に位置しようと作業者
(7)の作業服や露出した肌等が主索(4)の主索油等
で汚れるのを確実に防止することができる。また、作業
者(7)は主索(4)との接触に注意する必要がないの
で、作業の緩慢化の防止を通じて作業の安全性を著しく
向上させることが可能となる。そして、吊着された保護
シート(8)の位置を上下方向に変位させたい場合に
は、掛け金(14)を上下方向にずらすだけで良いので、
作業性・利用性を大幅に向上させることができる。さら
に作業の終了後やエレベータの通常運転の場合には、上
記装着時の逆の手順で完全に解体したり、或は掛け金
(14)を主索(4)から外して保護シート(8)を主索
止め部(6a)付近に放置しておいても良く、利用性・便
宜性を著しく向上させることが可能となる。
尚、上記実施例では保護シート(8)を略スカート状
にして使用したものを示したが、これに限定されるもの
ではなく、保護シート(8)に、主索(4)の作業者
(7)と対向する対向面だけを被わせても良く、前垂れ
形等にして使用しても良い。また、保護シート(8)の
素材は、主索(4)と作業者(7)の接触を防止し得る
ものであれば、如何なるものでも良く、軽く薄くしても
良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、略スカート状・カーテ
ン状を呈して主索を囲み被う縦長の保護シートが作業者
と主索の直接の接触を防止するので、如何なる場所に位
置しようと作業者の作業服や露出した肌等が主索の主索
油等で汚れるのを確実に防止することができるという効
果がある。また、作業者は主索との接触に注意する必要
がないので、作業の緩慢化の防止を通じて作業の安全性
を著しく向上させることが可能になるという効果があ
る。そして、吊着された保護シートの位置を上下方向に
変位させたい場合には、掛け金を上下方向にずらすだけ
で良いので、作業性・利用性を大幅に向上させることが
できるという効果がある。さらに作業の終了後やエレベ
ータの通常運転の場合には、上記装着時の逆の手順で完
全に解体したり、或は掛け金を主索から外して保護シー
トを主索止め部付近に放置しておいても良く、利用性・
便宜性を著しく向上させることが可能となるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエレベータの主索保護カバーの一
実施例を示す全体斜視図、第2図は本考案に係るエレベ
ータの主索保護カバーの一実施例を示す側面図、第3図
は本考案に係るエレベータの主索保護カバーの使用状態
を示す説明図、第4図は従来のエレベータの保守点検作
業の状態を示す説明図である。 図中、(4)は主索、(5)はかご、(6)は上梁、
(6a)は主索止め部、(7)は作業者、(8)は保護シ
ート、(9)はマジックテープ、(10)はフック、(1
1)は吊り杆、(12)は掛け止め、(13)は取着金具、
(14)は掛け金である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかごに接続された主索に、当
    該主索の少なくとも作業者に対向する対向面と作業者と
    の接触を防止する保護シートを着脱自在に吊着すること
    を特徴とするエレベータの主索保護カバー。
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