JPH0743111Y2 - 電路装着型ウインチ - Google Patents

電路装着型ウインチ

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JPH0743111Y2
JPH0743111Y2 JP8392990U JP8392990U JPH0743111Y2 JP H0743111 Y2 JPH0743111 Y2 JP H0743111Y2 JP 8392990 U JP8392990 U JP 8392990U JP 8392990 U JP8392990 U JP 8392990U JP H0743111 Y2 JPH0743111 Y2 JP H0743111Y2
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JP
Japan
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electric
winch
hanger
attached
main body
Prior art date
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JP8392990U
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JPH0442192U (ja
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政則 田中
保幸 佐谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばはしご形電路に電線を布設する作業に
好適なウインチに関し、特に上記電路を構成する部材
(例えばフレーム)への装着および取外しが容易な電路
装着型ウインチに関する。
〔従来の技術〕
一般に、船内に設けられている電路内への電線布設作業
には、従来、エアモータ駆動の汎用小型ウインチが使用
される例が多い。
第6,7図により従来の汎用小型ウインチによる電線布設
作業の概略と同電線布設作業に用いられる汎用小型ウイ
ンチとを説明すると、第7図において、汎用ウインチ1
は巻取ドラム2とこの巻取ドラム駆動用のエアモータ3
とをそなえている。図中の符号3aは操作レバー、3bは取
手、3cはエア取入口、3dは排気弁、3eは取付台を示して
いる。
そして、電線布設作業時には第6図に示すように、電路
11の終端部にローラ20を取付け、同ローラ20の下方床面
10に水平ローラ21を配設し、さらに水平ローラ21の後方
にウインチ1を設置する。
次いで電線7の端部に結合したロープ8をローラ20、水
平ローラ21を通したのち、ウインチ1の巻取ドラム2に
巻き付け、作業員Aの操作でロープ8および電線7を巻
取ることにより電線の布設が行なわれる。なおこの場
合、ロープ8および電線7の移動経路が長いため、作業
員Aからは電線7の移動状況およびロープ8の引張り状
況を把握することが困難なため、見張り員Bをおき、ウ
インチの起動、停止は見張り員Bからの合図に従い、作
業員Aによって行なわれる。なお図中の符号9は天井、
14は支柱をそれぞれ示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のように、従来の電線布設作業では、 イ、 複数のローラ等を設置する必要があり、準備に長
時間が必要となり、また複数ローラによる抵抗の最大か
ら、強力なウインチが必要となり、使用するウインチの
大形化を招いている。
ロ、 電路の電路幅や電路ハンガー間隔が多様に変化
し、また、天井面の高さの変化や床面の状況変化によっ
てウインチおよびローラ等の設置に手間がかかる。
ハ、 電線布設作業が長径路になるため作業員を少なく
とも2名配置する必要がある。
などの問題点がある。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとするもの
で、電路へ直接簡単に装着及び取外しができ、しかも一
人の作業員で電線の布設作業が可能な、電路装着型ウイ
ンチを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の電路装着型ウイン
チは、長手方向にほぼ水平で互いに相対して配設される
2本のランナーバーと、同各ランナーバーに所定間隔毎
に直交配設される複数の電路ハンガーと、をそなえた電
路に電線を布設するためのウインチにおいて、本体と、
同本体に取付けられた巻取ドラムと、同巻取ドラム駆動
用のモータとをそなえ、上記ウインチを上記電路に装着
したとき、同電路の長手方向に沿う状態となって上記電
線の牽引の際上記電路ハンガーの下面に接して上記ウイ
ンチのはね上がりを防止するはね上がり防止用ロッド
が、上記巻取ドラムの軸と直交して上記本体に前方に突
設されるとともに、上記電路ハンガーに対する締付け用
蝶ねじを先端部にそなえた複数の取付けハンガーが、上
記本体の後端部に並列に設けられ、上記電路ハンガーに
対して係脱可能な係合部を先端部にそなえた伸縮可能な
フレキシブルハンガーが、上記本体の前端部に上記はね
上がり防止用ロッドと平行かつ同一水平面に取付けられ
ていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の電路装着型ウインチでは、ウインチを直
接電路に装着することが可能となり、従来例のように、
ローラを要しないため、準備作業を大巾に短縮すること
ができる。
また、ウインチが取付けハンガーとフレキシブルハンガ
ーとによる吊架式で電路に装着できるため、電路幅、電
路ハンガー間隔が多様に変化しても、ウインチを所望の
位置に簡単に装着できる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例として電路装着型ウ
インチについて説明すると、第1図はその傾斜図、第2
図はその平面図、第3図はその側面図、第4図はその電
路に装着した状態の斜視図、第5図は電路布設作業の説
明図である。なお第1〜5図中第6,7図と同じ符号はほ
ぼ同一の部材を示している。
この実施例のウインチも電路に電線を布設する作業の用
いられるもので、第1〜3図において、ウインチ1の本
体1aの側部に巻取ドラム2が取付けられるとともに、こ
の巻取ドラム2の駆動源としてのエアモータ3が取付け
られている。なおエアモータ3は電動機でもよい。本体
1aの後端部には2個の取付けハンガー4が設けられてい
る。また、本体1aの前端部に、チェーン5aとターンバッ
クル5bとからなる伸縮可能なフレキシブルハンガー5が
取付けられている。
符号5はウインチのはね上がり防止用ロッドで、本体1a
の上部に巻取ドラム2の軸線に直交する向きに前方へ突
出するように取付けられ、ウインチ1が電路11に装着さ
れたとき、電路11の長手方向に沿う状態になって電線の
牽引の際、電路ハンガー13bの下面に接してウインチの
はね上がりを防止する(第4図参照)機能を奏する。
また取付けハンガー4の先端部に、第3図に示すよう
に、取付けハンガー4を電路ハンガー13aに締付けるた
めの蝶ねじ4aが設けられ、さらにフレキシブルハンガー
5の先端部に電路ハンガー13bに係脱可能なフック5cが
取付けられている。
第4図において、電路11は長手方向にほぼ水平に互いに
相対して配設される2本のランナバー12とこれに所定間
隔毎に直交配設される複数の電路ハンガー13a,13bとに
よりはしご状に形成されており、複数本の支柱14を介し
て構造物の天井等に吊架されている。
ウインチ1は、その後端部に設けられた2個の取付けハ
ンガー4によって電路ハンガー13aに装着され、前端部
に設けられたフレキシブルハンガー5によって、他方の
電路ハンガー13bに支持されて、電路11に吊架されてい
る。
このとき、はね上がり防止用ロッド6は常に電路ハンガ
ー13bの下方でしかもこれに直交するむきになってい
る。
この場合、ウインチ1には、中間に配設されたターンバ
ックル5bで全長が伸縮可能なフレキシブルハンガー5が
取付けられているため、電路11の幅、電路ハンガー13a,
13b等の相互間隔または電線の布設位置に応じて自由に
装着位置を選ぶことができる。
すなわち、ウインチ1を取付けハンガー4とフレキシブ
ルハンガー5とを介して、電路11の前後部の電路ハンガ
ー13a,13bに取付けると、ウインチ1は電路に吊り下げ
た状態となって、電線を牽引する荷重は、取付けハンガ
ー4で支えられる。
取付けハンガー4は電路11の横方向部材のいずれにも取
付け可能であり、一方フレキシブルハンガー5は中間部
に配設されたターンバックル5bの操作で全長の調節が可
能なため、電路11の電路ハンガー13a,13bの間隔の変化
に容易に対応可能である。したがって殆どの電路幅、電
路ハンガー間隔において、使用することができる。
また巻取ドラム2に電線7が巻取られているときの大部
分の荷重は、はね上がり防止用ロッド6を下から上へ押
し上げる力となり(その反作用で取付けハンガー4が下
へ圧し下げられる)結果的に電路ハンガー13a,13bで分
散されるので、取付けハンガー4を比較的厚手の平板鋼
とすることにより、この荷重に耐えることができる。
上述の構成において、第5図に示すように、ウインチ1
を電路11に装着し、電線7を牽引して電路11に電線7を
布設するのみであるが、まずロープ8の一端を電線7の
端部に結着し、他端をウインチの巻取ドラム2に巻いた
のち、作業員Aによって引張っておく。次に作業員Aに
よってエアモータ3を作動(場合によっては遠隔操作)
させることにより、電線7がウインチ1によって逐次牽
引されて電路11上に布設される。
なお、実際にはウインチ1に、牽引速度可変式のエアモ
ータを使用してウインチの自重を約10kgと小型軽量化で
き、最大牽引力:350kgf、最大牽引速度:5m/分〜20m/分
の性能をもつことが確認されている。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の電路装着型ウインチによ
れば次のような効果ないし利点が得られる。
(1) ウインチを直接電路に装着することが可能とな
り、従来例のように、ローラを要しないため、準備作業
を大巾に短縮することができる。
(2) ウインチた取付けハンガーとフレキシブルハン
ガーによる吊架式で電路に装着できるため、電路幅、電
路ハンガー間隔が多様に変化しても、ウインチを所望の
位置に、簡単に装着できる。
(3) 電線の先端とウインチとの距離を短くできるた
め、作業員は電線やロープの状況を逐次観察しながら、
ウインチを操作することが可能となり、作業の安全性を
向上することができる。
(4) 上記(3)の理由により、電線に無理な力がか
かるのを防止することができるので、電線を破損するお
それがない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例としての電路装着型ウイ
ンチを示すもので、第1図はその斜視図、第2図はその
平面図、第3図はその側面図、第4図はその電路への装
着時の斜視図、第5図は電線布設作業の説明図であり、
第6図は従来の電線布設作業の説明図、第7図は従来の
ウインチの斜視図である。 1……ウインチ、1a……本体、2……巻取ドラム、3…
…エアモータ、4……取付けハンガー、5……フレキシ
ブルハンガー、5b……ターンバックル、6……はね上が
り防止用ロッド、7……電線、8……ロープ、9……天
井、10……床面、12……ランナバー、13……電路ハンガ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向にほぼ水平で互いに相対して配設
    される2本のランナーバーと、同各ランナーバーに所定
    間隔毎に直交配設される複数の電路ハンガーと、をそな
    えた電路に電線を布設するためのウインチにおいて、 本体と、同本体に取付けられた巻取ドラムと、同巻取ド
    ラム駆動用のモータとをそなえ、 上記ウインチを上記電路に装着したとき、同電路の長手
    方向に沿う状態となって上記電線の牽引の際上記電路ハ
    ンガーの下面に接して上記ウインチのはね上がりを防止
    するはね上がり防止用ロッドが、上記巻取ドラムの軸と
    直交して上記本体に前方に突設されるとともに、 上記電路ハンガーに対する締付け用蝶ねじを先端部にそ
    なえた複数の取付けハンガーが、上記本体の後端部に並
    列に設けられ、 上記電路ハンガーに対して係脱可能な係合部を先端部に
    そなえた伸縮可能なフレキシブルハンガーが、上記本体
    の前端部に上記はね上がり防止用ロッドと平行かつ同一
    水平面に取付けられていることを特徴とする、電路装着
    型ウインチ。
JP8392990U 1990-08-08 1990-08-08 電路装着型ウインチ Expired - Lifetime JPH0743111Y2 (ja)

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JPH0442192U JPH0442192U (ja) 1992-04-09
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