JPH1136309A - 作業用昇降装置 - Google Patents
作業用昇降装置Info
- Publication number
- JPH1136309A JPH1136309A JP19828797A JP19828797A JPH1136309A JP H1136309 A JPH1136309 A JP H1136309A JP 19828797 A JP19828797 A JP 19828797A JP 19828797 A JP19828797 A JP 19828797A JP H1136309 A JPH1136309 A JP H1136309A
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- Japan
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- wire
- worker
- winch
- safety
- slope
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吊りワイヤーと作業員との接続を小型のウイ
ンチを介して行うことにより、ゴンドラを採用すること
なく作業位置の変更を容易にし、かつ位置移動も作業員
によるスイッチ操作のみでよく、作業中は両手の使用を
可能とする。 【解決手段】 法面1の上辺の一方に配置した横行ウイ
ンチ2と他方に配置した滑車3とにわたり横移動用ワイ
ヤー4をワイヤリングする。横移動用ワイヤー4に吊り
ワイヤー6を固結して法面1に下ろす。小型の昇降ウイ
ンチ8を移動操作スイッチ84とともに作業員9の身体
に装着する安全ベルト10の前部に取付ける。横移動用
ワイヤー4と並行に懸架した安全支持索5に安全ワイヤ
ー11を移動自在に吊下する。昇降ウインチ8を作業員
9の腰前に配置して吊りワイヤー6と接続する。安全ワ
イヤー11を作業員9に固結する。
ンチを介して行うことにより、ゴンドラを採用すること
なく作業位置の変更を容易にし、かつ位置移動も作業員
によるスイッチ操作のみでよく、作業中は両手の使用を
可能とする。 【解決手段】 法面1の上辺の一方に配置した横行ウイ
ンチ2と他方に配置した滑車3とにわたり横移動用ワイ
ヤー4をワイヤリングする。横移動用ワイヤー4に吊り
ワイヤー6を固結して法面1に下ろす。小型の昇降ウイ
ンチ8を移動操作スイッチ84とともに作業員9の身体
に装着する安全ベルト10の前部に取付ける。横移動用
ワイヤー4と並行に懸架した安全支持索5に安全ワイヤ
ー11を移動自在に吊下する。昇降ウインチ8を作業員
9の腰前に配置して吊りワイヤー6と接続する。安全ワ
イヤー11を作業員9に固結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路などの建設
にともない地山に人工的に形成された法面を、補修やコ
ンクリート等の吹付作業により保護する場合に用いられ
る作業用昇降装置に関するものである。
にともない地山に人工的に形成された法面を、補修やコ
ンクリート等の吹付作業により保護する場合に用いられ
る作業用昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の法面の吹付作業は、吊りロープを
法面の上辺の立木等に固定し、その吊りロープを腰に付
けたシャックルやカラビナ等の金具に複雑に通し、微妙
な感触で手許ロープを操りながら法面を下降しつつコン
クリートの吹付けを行うというものであった。
法面の上辺の立木等に固定し、その吊りロープを腰に付
けたシャックルやカラビナ等の金具に複雑に通し、微妙
な感触で手許ロープを操りながら法面を下降しつつコン
クリートの吹付けを行うというものであった。
【0003】このような作業での下降操作は、片手に吹
付ホースを持っているため、もう一方の手での操作とな
り、また手許ロープを緩めながらの操作となることか
ら、吹付作業は下降時のみとなる。このため最下部まで
降下してロープライン近辺の吹付け作業が完了すると、
吹付ホースを担ぎながら法面の上部に徒歩で登り、ロー
プ端を横にずらせて作業ラインを隣に変えてから、再び
下降しつつ同様な作業を繰り返して作業を完了してい
る。
付ホースを持っているため、もう一方の手での操作とな
り、また手許ロープを緩めながらの操作となることか
ら、吹付作業は下降時のみとなる。このため最下部まで
降下してロープライン近辺の吹付け作業が完了すると、
吹付ホースを担ぎながら法面の上部に徒歩で登り、ロー
プ端を横にずらせて作業ラインを隣に変えてから、再び
下降しつつ同様な作業を繰り返して作業を完了してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の吹付
作業は苦渋作業である上に、ロープを片手で扱わねばな
らないため熟練を要し、また落下などの危険を伴うこと
から作業員のなりてが年々すくなくなり、作業員の高齢
化が進んで作業能率の低下を来している。
作業は苦渋作業である上に、ロープを片手で扱わねばな
らないため熟練を要し、また落下などの危険を伴うこと
から作業員のなりてが年々すくなくなり、作業員の高齢
化が進んで作業能率の低下を来している。
【0005】そこで作業の容易性と安全性の確保から、
特開平9−49318号公報に記載されているようなゴ
ンドラによる作業装置が開発された。この作業装置は、
昇降装置と作業座席とを備えたフレーム構造のゴンドラ
を、法面上辺の支持索に取付けた横移動装置からの吊り
ロープに昇降装置を接続して法面に吊り下し、作業員に
よる昇降装置と横移動装置のスイッチ操作により、法面
に対して上下及び左右の移動を随時行えるようにしたも
のからなる。
特開平9−49318号公報に記載されているようなゴ
ンドラによる作業装置が開発された。この作業装置は、
昇降装置と作業座席とを備えたフレーム構造のゴンドラ
を、法面上辺の支持索に取付けた横移動装置からの吊り
ロープに昇降装置を接続して法面に吊り下し、作業員に
よる昇降装置と横移動装置のスイッチ操作により、法面
に対して上下及び左右の移動を随時行えるようにしたも
のからなる。
【0006】このようなゴンドラによる作業装置では、
座席に腰掛けて両手により吹付ノズルを抱えて作業を行
うことができ、また作業が降下時のみに限定されること
はないので、作業員は安全で難渋作業からも開放され、
作業効率の向上により工期の短縮も可能となるなど、こ
れまでにない格別の効果を奏するが、フレーム構造であ
ってもゴンドラは重量を有し、地山での使用であること
から損傷し易く、さらには持ち運びなどの点から作業場
所によって使用に制限を受けるなどの新たな課題を有す
る。
座席に腰掛けて両手により吹付ノズルを抱えて作業を行
うことができ、また作業が降下時のみに限定されること
はないので、作業員は安全で難渋作業からも開放され、
作業効率の向上により工期の短縮も可能となるなど、こ
れまでにない格別の効果を奏するが、フレーム構造であ
ってもゴンドラは重量を有し、地山での使用であること
から損傷し易く、さらには持ち運びなどの点から作業場
所によって使用に制限を受けるなどの新たな課題を有す
る。
【0007】この発明は、このようなゴンドラによる作
業装置の課題と、吊りロープを腰に付けた金具に通して
操りながら、法面を下降しつつ作業を行う従来の課題の
両方を解決するために考えられたものであって、その目
的は、吊りワイヤーと作業員との接続を小型のウインチ
を介して行うことにより、ゴンドラを採用することなく
作業ラインの変更が容易にでき、そのライン移動も作業
員によるスイッチ操作のみでよく、大げさな装置を不要
とすることから使用場所の制限も受けず、作業中は両手
を使用できる新たな作業用昇降装置を提供することにあ
る。
業装置の課題と、吊りロープを腰に付けた金具に通して
操りながら、法面を下降しつつ作業を行う従来の課題の
両方を解決するために考えられたものであって、その目
的は、吊りワイヤーと作業員との接続を小型のウインチ
を介して行うことにより、ゴンドラを採用することなく
作業ラインの変更が容易にでき、そのライン移動も作業
員によるスイッチ操作のみでよく、大げさな装置を不要
とすることから使用場所の制限も受けず、作業中は両手
を使用できる新たな作業用昇降装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、法面上辺の一方に配置した横行ウインチと他方に配
置した滑車とにわたりワイヤリングした横移動用ワイヤ
ーと、その横移動用ワイヤーに固結して法面に下ろした
所要長さの吊りワイヤーと、作業員の身体に装着する安
全ベルトの前部に取付けた小型の昇降ウインチ及び移動
操作スイッチと、上記横移動用ワイヤーと並行に懸架し
た安全支持索に移動自在に吊下した安全ワイヤーとから
なり、上記昇降ウインチを作業員の腰前に配置して吊り
ワイヤーと接続するとともに、上記安全ワイヤーを作業
員に固結してなる、というものである。
は、法面上辺の一方に配置した横行ウインチと他方に配
置した滑車とにわたりワイヤリングした横移動用ワイヤ
ーと、その横移動用ワイヤーに固結して法面に下ろした
所要長さの吊りワイヤーと、作業員の身体に装着する安
全ベルトの前部に取付けた小型の昇降ウインチ及び移動
操作スイッチと、上記横移動用ワイヤーと並行に懸架し
た安全支持索に移動自在に吊下した安全ワイヤーとから
なり、上記昇降ウインチを作業員の腰前に配置して吊り
ワイヤーと接続するとともに、上記安全ワイヤーを作業
員に固結してなる、というものである。
【0009】このような構成では、作業員と吊りワイヤ
ーとの係わり合いが、昇降ウインチを取付けた安全ベル
トのみによるので、ゴンドラを採用した場合よりも作業
が身軽に行え、またスイッチ操作のみで法面に対する作
業員の位置を上下及び左右に自由に変更できることか
ら、作業ラインの変更にも融通性ができ、装置全体も個
々の部品として運搬できるので、作業場所にも制限を受
けず、法面に対する着地も作業員の足のみとなることか
ら、法面の表面状態にも左右されず作業の継続が可能と
なり、作業姿勢から身体に対する昇降ウインチの負担も
少なく済むため、疲労が軽減されて高年齢の作業員でも
作業能率が向上し、安全ワイヤーにより落下防止が確保
されるので、吹付け作業は勿論のこと補修などの保護作
業でも作業に専念できるようになる。
ーとの係わり合いが、昇降ウインチを取付けた安全ベル
トのみによるので、ゴンドラを採用した場合よりも作業
が身軽に行え、またスイッチ操作のみで法面に対する作
業員の位置を上下及び左右に自由に変更できることか
ら、作業ラインの変更にも融通性ができ、装置全体も個
々の部品として運搬できるので、作業場所にも制限を受
けず、法面に対する着地も作業員の足のみとなることか
ら、法面の表面状態にも左右されず作業の継続が可能と
なり、作業姿勢から身体に対する昇降ウインチの負担も
少なく済むため、疲労が軽減されて高年齢の作業員でも
作業能率が向上し、安全ワイヤーにより落下防止が確保
されるので、吹付け作業は勿論のこと補修などの保護作
業でも作業に専念できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図中1は法面で、上辺の一方と他
方とに立ち木を利用して、モータ付きのトラクションタ
イプの横行ウインチ2と滑車3とが配置してあり、その
両方にわたって横移動用ワイヤー4がワイヤリングして
ある。また横移動用ワイヤー4の上側には安全支持索5
が、上記立ち木に両端を結び付けて横移動用ワイヤー4
と並行に張設してある。
方とに立ち木を利用して、モータ付きのトラクションタ
イプの横行ウインチ2と滑車3とが配置してあり、その
両方にわたって横移動用ワイヤー4がワイヤリングして
ある。また横移動用ワイヤー4の上側には安全支持索5
が、上記立ち木に両端を結び付けて横移動用ワイヤー4
と並行に張設してある。
【0011】上記横移動用ワイヤー4の下ワイヤー4a
には、所要長さの吊りワイヤー6が固結されて法面1に
吊り下ろしてあり、その固結部分6aは支承部材7をも
って上ワイヤー4bにローラー支持されている。この吊
りワイヤー6の上下ワイヤー4a,4bへの支持によっ
て横移動用ワイヤー4の両方向にテンションを与えるこ
とになり、これによりトラクションタイプの横行ウイン
チ2の動力を軽減できると共に、細いワイヤーの使用が
可能となる。
には、所要長さの吊りワイヤー6が固結されて法面1に
吊り下ろしてあり、その固結部分6aは支承部材7をも
って上ワイヤー4bにローラー支持されている。この吊
りワイヤー6の上下ワイヤー4a,4bへの支持によっ
て横移動用ワイヤー4の両方向にテンションを与えるこ
とになり、これによりトラクションタイプの横行ウイン
チ2の動力を軽減できると共に、細いワイヤーの使用が
可能となる。
【0012】8は小型の昇降ウインチで、その駆動は法
面下辺の道路に設置された発電機による。この昇降ウイ
ンチ8は作業員9の腰前に位置するように身体に装着す
る腰部上下の安全ベルト10の前部に、図2以下に示す
ように、カラビナ等の金具11を用いて取付けられてお
り、さらに上記吊りワイヤー6が接続してある。
面下辺の道路に設置された発電機による。この昇降ウイ
ンチ8は作業員9の腰前に位置するように身体に装着す
る腰部上下の安全ベルト10の前部に、図2以下に示す
ように、カラビナ等の金具11を用いて取付けられてお
り、さらに上記吊りワイヤー6が接続してある。
【0013】図2及び図3の各図は、昇降ウインチ8と
して吊りワイヤー6を本体内のドラム81に巻き上げる
タイプを採用した場合で、上部に横長のハンドル82を
備え、そのハンドル82の下側にフックによる取付金具
83が後方へ長く突設してあり、本体上には上下及び左
右移動用の操作スイッチ84が取付けてある。
して吊りワイヤー6を本体内のドラム81に巻き上げる
タイプを採用した場合で、上部に横長のハンドル82を
備え、そのハンドル82の下側にフックによる取付金具
83が後方へ長く突設してあり、本体上には上下及び左
右移動用の操作スイッチ84が取付けてある。
【0014】図4及び図5の各図は、昇降ウインチ8と
して吊りワイヤー6を摩擦力で巻き込むトラクッション
タイプを採用した場合であって、上部に横長のハンドル
82を有する。またハンドル82と並行にトグルスイッ
チによる上下及び左右移動用の操作スイッチ84を有
し、ハンドル下側に取付金具83を有する。このいずれ
のタイプてあっても、昇降ウインチ8の重量は約15K
g程度のもので、作業員9が腰前部に装着しても大きな
負担となるようなことはない。
して吊りワイヤー6を摩擦力で巻き込むトラクッション
タイプを採用した場合であって、上部に横長のハンドル
82を有する。またハンドル82と並行にトグルスイッ
チによる上下及び左右移動用の操作スイッチ84を有
し、ハンドル下側に取付金具83を有する。このいずれ
のタイプてあっても、昇降ウインチ8の重量は約15K
g程度のもので、作業員9が腰前部に装着しても大きな
負担となるようなことはない。
【0015】12は安全ワイヤーで、上記安全支持索5
に支承部材13をもってローラー支持されたセーフティ
ロック14から引き出され、その尻手を作業員9の所要
個所に固結して、上記横移動用ワイヤー4または吊りワ
イヤー6のいずれか、あるいは両方が切断しても作業員
9の落下防止を確保している。このセーフティロック1
4は市販のものでよく、必要な長さのワイヤーが既に巻
き取られているドラムに、スプリング力を作用させて絶
えずワイヤーを巻き取り方向に引っ張り、緩やかな力で
のワイヤーの引出しは可能であるが、急激な力での引出
しに対してはロックが作動してワイヤーの引出しを不可
能とする構造よりなる。
に支承部材13をもってローラー支持されたセーフティ
ロック14から引き出され、その尻手を作業員9の所要
個所に固結して、上記横移動用ワイヤー4または吊りワ
イヤー6のいずれか、あるいは両方が切断しても作業員
9の落下防止を確保している。このセーフティロック1
4は市販のものでよく、必要な長さのワイヤーが既に巻
き取られているドラムに、スプリング力を作用させて絶
えずワイヤーを巻き取り方向に引っ張り、緩やかな力で
のワイヤーの引出しは可能であるが、急激な力での引出
しに対してはロックが作動してワイヤーの引出しを不可
能とする構造よりなる。
【0016】上記構造からなる作業装置では、上記横行
ウインチ2と昇降ウインチ8の両方を作業員9により操
作することが可能なことから、安全ベルト10を腰周り
に装着して吊りワイヤー6を腰前方に付け、また安全ワ
イヤー12をセーフテイロック14から引出して尻手を
身体に固結したのち、横行ウインチ2を作業員9により
手許スイッチで遠隔操作して作業ラインまで移動する。
ウインチ2と昇降ウインチ8の両方を作業員9により操
作することが可能なことから、安全ベルト10を腰周り
に装着して吊りワイヤー6を腰前方に付け、また安全ワ
イヤー12をセーフテイロック14から引出して尻手を
身体に固結したのち、横行ウインチ2を作業員9により
手許スイッチで遠隔操作して作業ラインまで移動する。
【0017】次に昇降ウインチ8をスイッチ操作して、
巻き込みまたは巻き上げた吊りワイヤー6を繰り出し、
法面1に足を着地させて段階的に降りながら保護作業を
開始する。保護作業がコンクリートの吹付けの場合に
は、図に示すように、法面下辺の道路側から取り上げた
ホース15の先端の吹付ノズル16を両手に持って行わ
れるが、移動時には吹付作業は行われないので、片手に
よりスイッチ操作を容易に行い得る。
巻き込みまたは巻き上げた吊りワイヤー6を繰り出し、
法面1に足を着地させて段階的に降りながら保護作業を
開始する。保護作業がコンクリートの吹付けの場合に
は、図に示すように、法面下辺の道路側から取り上げた
ホース15の先端の吹付ノズル16を両手に持って行わ
れるが、移動時には吹付作業は行われないので、片手に
よりスイッチ操作を容易に行い得る。
【0018】通常、吹付作業は幅2〜3mで上方から吹
き下がり、1ラインの吹付けを完了のち、スイッチ操作
により上記横行ウインチ2を作動して隣の作業ラインま
で横移動する。移動後に昇降ウインチ8を降下時とは反
対に作動して、吊りワイヤー6を巻き込みまたは巻き上
げながら法面1を段階的に上昇し、降下時と同様に吹付
作業を行う。また作業員9の作業姿勢は、必然的に傾斜
面1に対して反り身となり、吊りワイヤー6が法面1に
沿って傾斜しているので、昇降ウインチ8の荷重は法面
側に片寄る結果、昇降ウインチ8を腹部上に抱える状態
にあっても負担を感じなく、これまでと同じ作業時間で
も疲労が軽減される。したがって高年齢の作業員でも作
業能率が向上するようになる。さらにまた、フリーフレ
ーム工法の場合のように、吹付面に凹凸を築造する場合
でも、従来どおり何の支障もなく吹き下がることがで
き、むしろ、吹き上がって仕上げた方が若材令のフレー
ムには引張力などが作用しなく都合のよいものとなる。
き下がり、1ラインの吹付けを完了のち、スイッチ操作
により上記横行ウインチ2を作動して隣の作業ラインま
で横移動する。移動後に昇降ウインチ8を降下時とは反
対に作動して、吊りワイヤー6を巻き込みまたは巻き上
げながら法面1を段階的に上昇し、降下時と同様に吹付
作業を行う。また作業員9の作業姿勢は、必然的に傾斜
面1に対して反り身となり、吊りワイヤー6が法面1に
沿って傾斜しているので、昇降ウインチ8の荷重は法面
側に片寄る結果、昇降ウインチ8を腹部上に抱える状態
にあっても負担を感じなく、これまでと同じ作業時間で
も疲労が軽減される。したがって高年齢の作業員でも作
業能率が向上するようになる。さらにまた、フリーフレ
ーム工法の場合のように、吹付面に凹凸を築造する場合
でも、従来どおり何の支障もなく吹き下がることがで
き、むしろ、吹き上がって仕上げた方が若材令のフレー
ムには引張力などが作用しなく都合のよいものとなる。
【図1】 この発明に係る作業用昇降装置の略示説明図
である。
である。
【図2】 作業員に対する巻き上げタイプの昇降ウイン
チの取付状態図である。
チの取付状態図である。
【図3】 同上の昇降ウインチの側面図及び平面図であ
る。
る。
【図4】 作業員に対するトラクションタイプの昇降ウ
インチの取付状態図である。
インチの取付状態図である。
【図5】 トラクションタイプの昇降ウインチの側面図
及び平面図である。
及び平面図である。
1 法面 2 横行ウインチ 3 滑車 4 横移動用ワイヤー 5 安全支持索 6 吊りワイヤー 8 昇降ウインチ 9 作業員 10 安全ベルト 11 取付金具 12 安全ワイヤー 14 セーフティロック 84 移動用操作スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 菊池 雄一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小田原 卓郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 橋本 洋二郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中村 龍一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 森田 哲士 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 帆足 紀一 東京都墨田区押上2丁目8番2号 岡部株 式会社内 (72)発明者 村川 洋 東京都港区南青山一丁目1番1号 日本ビ ソー株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 法面上辺の一方に配置した横行ウインチ
と他方に配置した滑車とにわたりワイヤリングした横移
動用ワイヤーと、その横移動用ワイヤーに固結して法面
に下ろした所要長さの吊りワイヤーと、作業員の身体に
装着する安全ベルトの前部に取付けた小型の昇降ウイン
チ及び移動操作スイッチと、上記横移動用ワイヤーと並
行に懸架した安全支持索に移動自在に吊下した安全ワイ
ヤーとからなり、上記昇降ウインチを作業員の腰前に配
置して吊りワイヤーと接続するとともに、上記安全ワイ
ヤーを作業員に固結してなることを特徴とする作業用昇
降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19828797A JPH1136309A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 作業用昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19828797A JPH1136309A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 作業用昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136309A true JPH1136309A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16388622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19828797A Pending JPH1136309A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 作業用昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136309A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110128A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Yondenko Corp | 保守作業補助装置及びそれを用いた構造物の保守工法 |
JP2008148672A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-07-03 | Shigetoshi Hashiguchi | 農作業用吊台車 |
JP2016093486A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-26 | 東興ジオテック株式会社 | 傾斜面用ランヤードのグリップ及び安全対策装備並びに傾斜面作業における二重安全対策方法 |
KR20180003266U (ko) * | 2017-05-12 | 2018-11-21 | 한국소방산업기술원 | 고소 작업용 승강 장치 |
KR102005282B1 (ko) * | 2019-02-11 | 2019-07-30 | 김점주 | 송전철탑의 작업 안전장치 |
CN110565656A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-13 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种高边坡施工工人安全移动方法 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19828797A patent/JPH1136309A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110128A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Yondenko Corp | 保守作業補助装置及びそれを用いた構造物の保守工法 |
JP2008148672A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-07-03 | Shigetoshi Hashiguchi | 農作業用吊台車 |
JP2016093486A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-26 | 東興ジオテック株式会社 | 傾斜面用ランヤードのグリップ及び安全対策装備並びに傾斜面作業における二重安全対策方法 |
KR20180003266U (ko) * | 2017-05-12 | 2018-11-21 | 한국소방산업기술원 | 고소 작업용 승강 장치 |
KR102005282B1 (ko) * | 2019-02-11 | 2019-07-30 | 김점주 | 송전철탑의 작업 안전장치 |
CN110565656A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-13 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种高边坡施工工人安全移动方法 |
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