JPH0585247B2 - - Google Patents

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JPH0585247B2
JPH0585247B2 JP62271546A JP27154687A JPH0585247B2 JP H0585247 B2 JPH0585247 B2 JP H0585247B2 JP 62271546 A JP62271546 A JP 62271546A JP 27154687 A JP27154687 A JP 27154687A JP H0585247 B2 JPH0585247 B2 JP H0585247B2
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JP
Japan
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final pass
thickness
length
rolled
plate thickness
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JP62271546A
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JPH01113105A (ja
Inventor
Toshuki Oooka
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPH01113105A publication Critical patent/JPH01113105A/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被圧延材の長さから最終パスのロー
ル間隙を制御し、被圧延材を所定の長さに圧延す
る圧延機の制御方法に関する。
〔従来の技術〕 厚板圧延では、一回で圧延する製造のロツト数
が一般に少ない。そこで、注文の規格、寸法、納
期の中から同時に圧延できるものを適当に選び出
し、それらを1つにまとめてスラブ寸法を求め、
圧延後に注文規格に合つた採寸を行つて圧延効率
を高めるようにしている。
採寸が予定通りなされるためには、最終パスで
有効長さを確保することが必要となる。一般にト
ツプとボトムには形状不良があるため、その部分
を除外して有効長さが得られるよう狙い板厚を調
整するようにしている。例えば、特開昭61−
176415号公報にみられるように最終仕上圧延機の
入・出側にロールを設置し、そのロールにパルス
発振器(PLG)を接続して出力パルスをカウン
トし、そのカウント数により被圧延材の長さを求
め、その長さを基にしてロール間隙を制御する方
法、あるいはパルス発振器を圧延ロールに直接取
付けて制御する方法が一般に行なわれている。ま
た、実開昭58−89812号公報のように可動ミラー
を用いて被圧延材の長さ方向に走査し、その被圧
延材が発する赤外線領域を促えて、長さを求める
ようにしたものもある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
板厚圧延においては、採寸取りで除外されるト
ツプやボトム、それに両サイドのスクラツプ量を
ある程度多目に見込んで余裕をもたせるようにし
ているが、最近では圧延精度の向上がみられるた
め、余分な材料を減らして歩留向上を図る傾向が
ある。
ところが、従来の制御方法、特にPLGを用い
る前者の方法では、精度的な問題、例えばすべり
や慣性、その他先進率といつた問題があるため、
最終パスで有効長さが得られない場合が往々にし
てある。また、後者の方法においては、周囲物
体、例えば搬送ロールからの照り返しがあるた
め、しきい値によつては誤差が入り易く、圧延精
度を有効に生かせない場合がある。
そこで、本発明は、上記方法に替わる圧延機の
制御方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、厚鋼板製
造用仕上圧延機の入側および出側の少なくとも一
方にレーザードツプラー方式の速度計を設け、被
圧延材の移動速度を求め、この移動速度を時間積
分して被圧延材の長さを求め、 当該仕上圧延機の最終パスの1パス前におい
て、前記被圧延材の長さLo-1を求め、これと最終
パスの1パス前における板厚to-1と注文板厚to
おける注文板長さLoとに基づいて計算上の最終
パス狙い板厚to′を次記式で求め、 to′=(to-1×Lo-1)/Lo …(1) ()to′≧toであるとき、その注文板厚toで、 ()to′<toであるとき、最終パス狙い板厚to′と最
終パス厚み下限値toLと比較し、 (‐1)to′<toLのとき、最終パス厚み下限値toLで、 (‐2)to′≧toLのとき、最終パス狙い板厚to′で、 最終パスにおいて、ロール間〓を設定する構成
としたものである。
〔作 用〕
より高い精度で被圧延材の速度を計測する為、
本発明では、レーザドツプラー方式の速度計を用
いたが、その際レーザドツプラー方式の速度計で
計測した先進率とPLG値及び圧延条件により、
以下の式で計算した先進率を比較しレーザドツプ
ラー方式の有効性を調べたところ第4図に示す結
果が得られた。
αP=0.25・γ −0.018{(h211.10)×γ31/2 ただし、αP:先進率計算値 γ:圧下率 h2:出口厚 αL=VL/VR−1.0 ただし、VL:レーザドツプラー方式の
速度計による計算値 VR:ロール回転速度 この図からみると、レーザドツプラー方式によ
る実測値に対してPLG計から求めた計測値がバ
ラツイていることがわかる。その結果、被圧延材
の速度を実測した方が信頼性も高い。したがつて
時間積分によつて得られた長さにも信頼性があ
り、この長さに基いて最終パスでの狙い厚を正確
に定めることができるから、近時の傾向に沿つて
一層の歩留向上を果たすことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明で使用される装置の概要を示し
たもので、図中、1は厚鋼板製造用最終仕上圧延
機、2は被圧延材、3はドツプラー方式の速度計
である。このレーザ光を用いたドツプラー方式で
は、2条のレーザ光を被圧延材2の表面で交叉さ
せて照射し、そのときの反射光を受光してドツプ
ラー周波数が計測される。このドツプラー周波数
をfd、被圧延材2の速度をVとすると、fdとVと
の間には次のような関係がある。
fd=2V/λsinΨ/2cosΔθ ……(1) ただし、λ:レーザ光の波長 Ψ:2条の照射ビームが交叉する角度 Δθ:被圧延材の法線と速度計とがなす
ずれ角 したがつて、ドツプラー周波数fdが判れば(1)式
により被圧延材2の速度vが求まる。実施例で
は、図にもみられるように、速度計3を圧延機1
の出側に配置しているが、これは最終パスの方向
によるもので、基本的には入側又は出側のいずれ
に配置してもよい。しかし圧延状況によつては最
終圧延が前方位置で終るケースもあるので、圧延
機の入側にも同様の速度計を設置し、圧延状況に
合わせて2つの速度計を選択使用することが望ま
しい。いずれにしても速度計3を圧延機1の間近
に設置することが望しく、このようにすると、次
パスの開始が早くなり、生産能率を上げることが
できる。また、被圧延材2の上方よりも下方に設
置する方が外乱による誤差も少なくて済む。
4は、発光素子4aと受光素子4bを組み合わ
せた検出器であり、速度計3よりもl1だけ下流に
設置されている。この検出器4は主として測定精
度を向上させるために配置したもので、第2図に
示すように速度計3の信号Vをコンピユータ5に
送る際、初期のデータを排除するゲート的な役目
をなしている。したがつて、前記した(1)式により
速度V(t)が求められたならば、次式に従つて圧延
長さLが計算される。
L=∫t2 t1V(t)dt+l2 ……(2) ただし、t1:検出器−ONの時刻 t2:速度計−OFFの時刻 しかし、上記した検出器4は、本発明において
は必須ではない。したがつて、検出器がない場合
は次式によつて圧延長Lが計算される。
L=∫t2t1′V(t)dt ……(3) ただし、t1′:速度計−ONの時刻 t2′:速度計−OFFの時刻 また、前記したコンピユータ5には、圧延機1
のロール間隙を制御するため、(2)式の計算プログ
ラムと第3図に示す処理手順が格納される。この
処理手順を遂行するにあたつては、注文板厚to
最終パス厚みの下限値toL、注文長さLoといつた
初期データが必要となるが、これらは、予め、圧
延前に入力される。そして、速度計からの速度信
号V(t)は精度を上げるため、例えばΔt=10ns毎
に取込む。したがつて、(2)式ではシンプソン積分
公式を用いると、次式となる。
L=l1+〓Δt/3{V(t1)+4V(t2)+2V(t
3)+4V(t4)+…+4V(to-1)+V(to)}…(2)′ また、最終1パス前の板厚to-1のデータが必要
となるが、このデータは圧延機1の入側に設置し
た板厚計6により入力される。この種の制御にお
いては、γ線を用いた板厚計が多く用いられてい
るので、本発明でも、同様の板厚計が用いられ
る。
次いで処理手段について述べる。まず、最終1
パス前に板厚情報として板厚計6からの信号to-1
がコンピユータ5に取込まれる。次いで第2図に
みられるように、被圧延材2が速度計3の真上を
通過し、検出器4がON状態になつたところで、
速度計3からの速度信号V(t)が10ns毎に取込まれ
る。そして、(2)′式により圧延長Lo-1が計算され、
その長さLo-1に基づき、第3図に示すフローチヤ
ートに従つて処理が進められる。
すなわち、圧延の最終段階では幅の変化がない
ので、次記の(4)式により、計算上の最終パス狙い
板厚to′を求める。
to′=(to-1×Lo-1)/Lo …(4) したがつて、この計算上の最終パス狙い板厚
to′に対し、圧延前に予め入力された注文板厚to
との比較がなされる。仮りに、to′toであると
きは、注文長さLoを欠くこともないので、設定
板厚t0を注文板厚toに取り、その結果を圧延機1
の制御装置に指示する。逆にto′<toのときは、
再度、許容される最終パス厚みの下限値toLと比
較し、to′toLのときは、許される範囲内で最終
設定板厚t0を最終パス狙い厚to′に取り、注文長
さLoを確保する。また、to′<toLのときは、t0
toLとし、最終板厚の厚みの下限値toL、すなわち
注文板厚は最低限確保する。
上記処理手段はクロツプ形状を無視した手順と
なつているが、これは説明を簡単にするためであ
り、実際にはクロツプ形状測定位置との併用によ
り上記手順が遂行される。
本発明と従来のPLG計による場合とを具体的
に比較するため、鋼種40キロ鋼、スラブ寸法235
×1800×1500〜235×1800×2750の供試材を用い
て、圧延温度950〜780℃、圧延スピード150〜
300m/minで、板厚7.0〜12.5、巾2280〜2560mm、
長さ35.5〜41.6mに圧延したところ、第5図a,
bのような結果が得られた。第5図a,bはそれ
ぞれの計測結果の誤差をヒストグラムで示したも
ので、aが本発明による場合bが従来による場合
で、PLGの値は冷間時の長さに補正して示され
ている。これらの図から誤差範囲を比較すると、
従来の方法がσ=1.435に対し、本発明がσ=
0.569と誤差範囲も狭い。また、従来発生してい
た長さ不足による不足率が0.67%であつたが、本
発明によつて0.17%に減少させることもできた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、被圧延
材の長さ計測に信頼がもてるから、その長さに基
いて最終板厚での狙い厚を正確に定めることがで
き、近時の傾向に沿つた制御が可能となる。さら
に、圧延板長さを充分に合理性のあるものに設定
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いられる装置を示した概略
図、第2図は第1図のタイムチヤート図、第3図
は第1図の制御手順を示したフローチヤート図、
第4図は計算値αPとドツプラー速度計計測値αL
の関係図、第5図aは本発明による誤差ヒストグ
ラム、第5図bはPLG計による誤差ヒストグラ
ムである。 1…厚鋼板製造用仕上圧延機、2…被圧延材、
3…ドツプラー方式の速度計、4…検出器、5…
コンピユータ、6…板厚計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 厚鋼板製造用仕上圧延機の入側および出側の
    少なくとも一方にレーザードツプラー方式の速度
    計を設け、被圧延材の移動速度を求め、この移動
    速度を時間積分して被圧延材の長さを求め、 当該仕上圧延機の最終パスの1パス前におい
    て、前記被圧延材の長さLo-1を求め、これと最終
    パスの1パス前における板厚to-1と注文板厚to
    おける注文板長さLoとに基づいて計算上の最終
    パス狙い板厚to′を次記(1)式で求め、 to′=(to-1×Lo-1)/Lo …(1) ()to′≧toであるとき、その注文板厚toで、 ()to′<toであるとき、最終パス狙い板厚to′と最
    終パス厚み下限値toLと比較し、 (―1)to′<toLのとき、最終パス厚み下限値toL
    で、 (‐2)to′≧toLのとき、最終パス狙い板厚to′で、 最終パスにおいて、ロール間〓を設定すること
    を特徴とする圧延材の板長さ制御方法。
JP62271546A 1987-10-27 1987-10-27 圧延機の板長さ制御方法 Granted JPH01113105A (ja)

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CN112893476B (zh) * 2021-01-15 2022-03-22 山信软件股份有限公司 一种冷轧机轧制里程的计算方法

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JPS585729A (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 Ricoh Co Ltd レンズ走査光学系における照度むら補正方法
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