JPH0585187A - 自動車の幌布張設構造 - Google Patents

自動車の幌布張設構造

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JPH0585187A
JPH0585187A JP27332191A JP27332191A JPH0585187A JP H0585187 A JPH0585187 A JP H0585187A JP 27332191 A JP27332191 A JP 27332191A JP 27332191 A JP27332191 A JP 27332191A JP H0585187 A JPH0585187 A JP H0585187A
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JP
Japan
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hood cloth
hood
cloth
roof
automobile
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27332191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yatsuo Maeda
八生 前田
Toshito Kitamura
俊人 北村
Hiroyuki Takeshita
博之 竹下
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FUJI SHEET KK
Daihatsu Motor Co Ltd
Futaba Sangyo KK
Original Assignee
FUJI SHEET KK
Daihatsu Motor Co Ltd
Futaba Sangyo KK
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Publication date
Application filed by FUJI SHEET KK, Daihatsu Motor Co Ltd, Futaba Sangyo KK filed Critical FUJI SHEET KK
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Publication of JPH0585187A publication Critical patent/JPH0585187A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な構造で幌布の稜線を明示でき、
見栄えを改善できる自動車用開閉式ルーフの幌布張設構
造を提供する。 【構成】 車室上部を覆う幌布17を車体に対して回動
可能に構成されたルーフフレーム18で支持した自動車
用開閉式ルーフにおいて上記幌布17を張設する場合
に、上記幌布17のドア開口上縁部分の内面に配設され
た補強布19bを車両後方に延長し、該延長端部19c
を上記ルーフフレーム18のドア開口より後方に位置す
る後部クロスパイプ26に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の開閉式ルーフ
において幌布を緊張状態に張設するための構造に関し、
特に非常に簡単な構造で車室後部のルーフ部とサイド部
との稜線付近の見栄えを向上できるようにした幌布構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の開閉式ルーフは、車室上部を覆
う幌布を車体に回動可能に軸支された複数の幌骨からな
るルーフフレームで支持し、ルーフを開く場合は上記幌
布をルーフフレームと共に車体後部の格納室内に格納す
るように構成されたものが一般的である。このような開
閉式ルーフにおいて、特にルーフ部分の見栄えを向上さ
せるには上記幌布のルーフ部とサイド部との稜線が明確
に表示されるように張設できることが必要である。上記
幌布の支持構造としては、実開平2-16321 号公報に記載
されているように、車幅方向に延びるクロスパイプで幌
布を支持するのが一般的である。この場合に、上記稜線
を明確にするには、例えば特開昭61-222817 号公報に記
載されているように、車幅方向に延びる上記クロスパイ
プの本数を増加することが有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の幌
布張設構造では、幌布の稜線が明確に出るように張設し
ようとするほどクロスパイプの本数が増加することとな
るが、このクロスパイプの本数が増加するほどクロスパ
イプを折り畳むための構造が複雑になる。また、幌布は
車両前後方向及び左右方向の両方に張力が作用するよう
に張設されることから、クロスパイプを増加してもその
間では下方に垂れ易く、稜線が出にくくなる。本発明は
上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、極めて簡単
な構造で幌布の稜線を明確に出すことができ、見栄えを
改善できる自動車用開閉式ルーフの幌布張設構造を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室上部を覆
う幌布を複数の幌布からなるルーフフレームで支持した
自動車の幌布張設構造において、上記幌布のドア開口上
縁部分の内面に配設された補強部材を車両後方に延長
し、該延長端部を上記ルーフフレームのドア開口より後
方に位置する幌骨に締結したことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係る幌布張設構造によれば、幌布のド
ア開口上縁部分の内面に配設されている補強部材を車両
後方に延長したので特にルーフ部とサイド部との稜線部
分の幌布自体の剛性が向上する。また上記補強部材の延
長端部をドア開口より後方の幌骨に締結したので上記幌
骨によって上記補強部材、ひいては幌布のルーフ部とサ
イド部との稜線部分が後方に引っ張られることとなり、
これらの点から幌布は上記稜線が明確になった状態に張
設される。また本発明は、従来からドア開口上縁部分に
配設されている補強部材を後方に延長して後方の幌骨に
締結するだけの構造で済むから、幌骨数を増加するよう
にした従来構造に比較して構造が非常に簡単であり、コ
ストを増加させることはほとんどない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図7は本発明の一実施例による自動車用
開閉式ルーフの幌布張設構造を説明するための図であ
り、図1,図3は側面図、図2は斜視図、図4は図3の
IV-IV 線断面図、図5はルーフフレームの側面図、図
6,図7は該実施例自動車の側面図である。
【0007】図において、1は本実施例構造が採用され
た開閉式ルーフ2を備えた自動車であり、3はルーフ部
分を除去してなる車体、4,5は前,後輪である。上記
車体3の前部両側にはAピラー6が上方に立設されてお
り、該Aピラー6同士はウンドシールドヘッダ7で接続
され、これらの部材で形成されたウインドシールド内に
フロントガラス8が配置固定されている。また上記車体
3のサイドパネル部分にはドア開口3aが形成されてお
り、該ドア開口3aにはドア9が開閉自在に配設されて
いる。なお上記ドア9はドア本体10と、これの上縁前
部のみに形成されたドアサッシュ11と、該サッシュ1
1のディビジョンバー11aを前後に貫通するように、
かつ昇降自在に配設されたドアガラス12とで構成され
ている。
【0008】上記開閉式ルーフ2は、上記車体3の上方
を覆う幌布17と、該幌布17を支持するルーフフレー
ム18とから構成されている。このルーフフレーム18
は、正面視で略門型形状をなすリヤフレーム24,平面
視で略コ字形状をなすフロントフレーム25,正面視で
略門型形状の後クロスパイプ26等の複数の幌骨から構
成されている。
【0009】上記リヤフレーム24は、左,右一対のピ
ラー部27同士を前,後一対の前,中クロスパイプ2
8,29で剛結した構造のものであり、下端の支持ブラ
ケット32部分が車幅方向の軸線を有する支持パイプ3
3によって車体3に回動可能に軸支されている。上記支
持ブラケット32の後側直近部分に上記後クロスパイプ
26の左,右下端部が軸支されている。また上記支持ブ
ラケット32の後クロスパイプ26の軸支部より少し上
部には、該リヤフレーム24の回動動作を補助するため
のダンパステー34のシリンダ35の端部が軸支されて
いる。そしてこのダンパステー34のピストンロッド3
6の先端部は連結アーム37の先端に軸支されており、
該連結アーム37は上記車体3に回動自在に軸支されて
いる。
【0010】上記フロントフレーム25は、左,右一対
のルーフ部38の前端部同士を車幅方向に延びるクロス
メンバ39で剛結してなるものであり、上記リヤフレー
ム24の前端部にブラケット34,40を介して回動自
在に軸支されている。なお、44はフロントフレーム2
5を折り畳んだとき該フロントフレーム25と上記リヤ
フレーム24との挟角部分にて起立するように構成され
たストッパアームであり、49は該アーム44を回動さ
せる駆動ピン、50はフロントフレーム25を元の位置
に戻す際の自重によるモーメントを軽減するための補助
ばねである。
【0011】上記幌布17は、車室の上部、左,右側
部、及び後端部にそれぞれ位置するルーフ部17a,サ
イド部17b,及びバック部17cから構成されてい
る。上記バック部17cは、上記ルーフ部17a,及び
サイド部17bに連続する本体部17gと、これの内側
に位置し、ジッパ21aで着脱可能となっている窓部1
7fとで構成されている。この窓部17f及び上記サイ
ド部17bには窓開口17e,17dがそれぞれ形成さ
れており、この窓開口17d,17eの外面には、透明
樹脂からなる透明プレート20が貼着されている。な
お、61,62はシール用ウェザーストリップである。
【0012】上記サイド部17bの前縁内面及びルーフ
部17aの側縁(ドア開口上縁)内面には、該幌布17
の要所部分を補強するための補強布19a,19bが貼
着されており、また該幌布17の周縁には端末処理を行
うための縁布19dが縫着されている。この縁布19
d,及び上記補強布19a,19bは上記幌布17と同
一材質の帯状のものである。そして上記ルーフ部17a
の左,右側部に位置する補強布19bは、該ルーフ部1
7aと上記サイド部17bとの稜線部分を後方に延長さ
れており、その延長端部19cは上記後クロスパイプ2
6に巻回固着されている。
【0013】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の自動車1では、幌布17を張設した状態
(図6参照)と、幌布17をルーフフレーム18と共に
車体後部の格納室内に格納した状態(図7参照)との間
でルーフを開閉できる。
【0014】上記幌布17を張設するには、ルーフフレ
ーム18を図1に二点鎖線で示す格納状態から上方に回
動させ、リヤフレーム24が起立した後、フロントフレ
ーム25を前方に回動させて図5に実線で示す状態にす
る。そしてフロントフレーム25の前端のクロスメンバ
39部分を上記ウインドシールドヘッダ7にロック機構
(図示せず)でロックする。これによりルーフ全体が前
方に引き寄せられ、幌布17の前縁に装着された縁布1
9dが上記ウインドシールドヘッダ7のウェザーストリ
ップに圧接する。
【0015】上記開閉動作において、リヤフレーム24
が図1に破線で示す略正規位置まで回動されると、後ク
ロスパイプ26はその軸支点が上記回動動作に伴って上
方に引き上げられることから全体として車両後方に、つ
まり図1で時計回りに回動付勢されることとなる。この
回動付勢力によって、上記後クロスパイプ26に締結さ
れた補強布19bの後方延長端部19cが幌布17と共
に後方に引っ張られることとなる。
【0016】このように本実施例では幌布17のドア開
口上縁部に貼設された補強布19bを後方に延長し、該
延長端部19cを後クロスパイプ26に締結したので、
このクロスパイプ26によって補強布19bが後方に引
っ張られる。そのため幌布17の特に後部稜線部分が垂
れの無い状態に、つまり稜線が明確に表れた状態に張設
される。また上記補強布19bの延長により幌布17自
体の剛性が向上し、この点からも幌布17の特に上記稜
線が明確になる。
【0017】また上記稜線明示効果を、従来から設けら
れている補強布19bを後方に延長し、これを後クロス
パイプ26に締結するだけで確保でき、例えばクロスパ
イプの本数を増加する従来構造に比較して、構造が極め
て簡単であり、コスト増加を招くことはほとんどない。
【0018】なお、上記実施例では、補強布19bをそ
のまま延長するようにした例を説明したが、本発明で
は、例えば図8,図9に示すように、幌布17と補強布
19bと間に介設されている補強バンド19eを後方に
延長し、この延長端部を後クロスパイプ26に巻回固定
しても勿論良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明に係る自動車の幌布
張設構造によれば、幌布のドア開口上縁部に配設された
補強部材を後方に延長し、該延長端部をドア開口より後
方に位置する幌骨に締結したので、簡単な構造によって
幌布の稜線を明確に表すことができ、見栄えを向上でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車用開閉式ルーフ
の幌布張設構造を示す側面図である。
【図2】上記実施例構造の斜視図である。
【図3】上記実施例構造の側面図である。
【図4】図3のIV-IV 線断面図である。
【図5】上記実施例構造のルーフフレーム部分の側面図
である。
【図6】上記実施例構造を備えた自動車の側面図であ
る。
【図7】上記実施例構造を備えた自動車の側面図であ
る。
【図8】上記実施例の変形例を示す側面図である。
【図9】図8のIX-IX 線断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 開閉式ルーフ 3 車体 17 幌布 18 ルーフフレーム 19b 補強布(補強部材) 19c 延長端部 26 後クロスパイプ(ドア開口より後方の幌骨)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 俊人 大阪府豊中市豊南町東2丁目4番6号 富 士シート株式会社内 (72)発明者 竹下 博之 大阪府箕面市粟生間谷西5丁目3番1号 双葉産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室上部を覆う幌布を複数の幌骨からな
    るルーフフレームで支持した自動車の幌布張設構造にお
    いて、上記幌布のドア開口上縁部分の内面に配設された
    補強部材を車両後方に延長し、該延長端部を上記ルーフ
    フレームのドア開口より後方に位置する幌骨に締結した
    ことを特徴とする自動車用開閉式ルーフの幌布張設構
    造。
JP27332191A 1991-09-24 1991-09-24 自動車の幌布張設構造 Withdrawn JPH0585187A (ja)

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JP27332191A JPH0585187A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 自動車の幌布張設構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP27332191A JPH0585187A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 自動車の幌布張設構造

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JPH0585187A true JPH0585187A (ja) 1993-04-06

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ID=17526256

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JP27332191A Withdrawn JPH0585187A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 自動車の幌布張設構造

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JP (1) JPH0585187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006232125A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Toyo Seat Co Ltd 車両用幌装置
JP2006232124A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Toyo Seat Co Ltd 車両用幌装置

Cited By (4)

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JP4636898B2 (ja) * 2005-02-25 2011-02-23 株式会社東洋シート 車両用幌装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19981203