JP3115045B2 - 幌付自動車における幌取付構造 - Google Patents
幌付自動車における幌取付構造Info
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Description
取付構造に関する。
を開放し、この開放部分を幌で覆うようにした幌付自動
車では、運転席側のルーフと後部席の上方を一つの幌で
一括して覆うようにしていた。
を示したものである。幌付自動車100は車体の前部に
運転席101が設けられる前部席102を設け、その後
部に幌103で覆われた後部席104を設けている。
06が設けられ、この開口部106が上記幌103で一
括して覆われている。この開口部106を覆う幌103
の前部は、開口部106両側に設けられた開閉機構10
7によって開放可能に設けられている。開閉機構107
は両側の回動アーム108と、この回動アーム108の
先端相互に設けられた幌固定板109で構成されてお
り、この幌固定板109の裏面に一定間隔で設けられた
係合穴110に、幌103先端に一定間隔で縫製したフ
ック111を引っ掛けて幌103先端部を固定してい
る。
112に設けられたトップボウフレーム113によって
展張されている。トップボウフレーム113は両下端部
を車体112に支持されて斜め上部後方に張り出して設
けられ、幌103内面をホックにより留めて幌103に
張りを持たせている。
109から幌103先端フック111を外してトップボ
ウフレーム113を倒し、トップボウフレーム113か
ら幌103を外して、ルーフ105および後部席104
上部空間を開放している。
104上部空間を開放する場合にはルーフ105の開口
部106も開放しなければならず、後部席104だけ幌
103を外すことはできなかった。また、幌103を着
けたままでトップボウフレーム113を折り畳むことは
できないので、トップボウフレーム113を折り畳むと
きは必ず幌103を外さなければならなかった。
まで幌骨を折り畳むことができると共に、前部席ルーフ
と無関係に後部席の幌の脱着を行なうことができる幌付
自動車における幌取付構造を提供することを目的とす
る。
するため、後部席の上方を開放し、幌で覆うようにした
幌付自動車において、後部車体の両側に、下端部をL字
状に湾曲させ回動可能に軸支されたアーチ状のフロント
フレームおよびリヤフレームを互いにリンク結合すると
共に、上記リヤフレームの下端部を車体の前後方向に沿
って設けられたガイドレールにスライド可能に配設し、
上記リヤフレームの2点と車体の1点を3本のリンクで
連結して立設状態でのリヤフレームを補強するサポート
リンク機構を設け、上記フロントフレームを回動させて
立てるのに伴い上記リヤフレームも立ち上がり、幌を展
張すると共に、上記フロントフレームを後方に倒すのに
伴い上記リヤフレームの下端部が上記ガイドレールに沿
って前方に移動しながら倒れ込み、幌を折り畳むように
したことにある。
展張する。フロントフレームを起こしてセンターピラー
後面に固定すると、リヤフレームも回動して斜め上部後
方に張り出し、幌にテンションを付与する。幌を折り畳
むときは、フロントフレームを後方に倒すと、リヤフレ
ームも後方に倒れこむ。リヤフレームはガイドローラが
ガイドレールに沿って移動し、リヤフレーム全体が前方
に移動しながら後方に倒れる。こうして、フロントフレ
ームおよびリヤフレームから幌を外すことなく、幌骨を
折り畳むことができる。
ら詳細に説明する。
1は幌付自動車の車体であり、この車体1の前部席ルー
フ2には、図8に示すように、フロントルーフレール
3、サイドボディパネル4,4およびセンターピラー5
で囲まれた開口部6が設けられ、この開口部6が前部幌
7で覆われている。6aは開口部6の周縁に配設された
ウェザーストリップである。一方、後部席が設けられて
いるセンターピラー5後方は上部を開放して、この上部
空間が後部幌8で覆われている。
れた支持フレーム9に装着されている。この支持フレー
ム9は図9に示すように開口部6両側に設けられたヒン
ジ10を介して連結された前部側の可動フレーム11と
後部側の固定フレーム12で構成されている。
穴13を形成した幌固定板14と、この幌固定板14を
支持した2本のアーム15とで構成されている。固定フ
レーム12は図10に示すようにサイドボディパネル4
にネジ16を介して固定されたブラケット17によって
固定されている。
ように先端部に一定間隔で縫製された合成樹脂製のフッ
ク18を係合穴13に引っ掛けて幌固定板14に装着さ
れ、後端部を図5に示すように固定フレーム12に巻き
つけ、面ファスナー(マジックファスナー)等を介して
装着されている。
ール3の室内側左右にそれぞれ設けられたロック装置1
9によって着脱可能に固定されている。このロック装置
19は図13ないし図15に示すようにフロントルーフ
レール3の室内側にネジ留めされたベース20と、この
ベース20に軸支されたレバー21と、このレバー21
に軸支されたフック22とで構成されており、このフッ
ク22を幌固定板14に装着した鉤部23に引っ掛け、
レバー21を倒すことで可動フレーム11を固定し、レ
バー21を引起こし、フック22を鉤部23から解除す
ることで可動フレーム11を開放可能にしたものであ
る。
取付けられた幌骨24に組付けられている。この幌骨2
4は図16ないし図18に示すように構成されている。
幌骨24は後部側の車体1の両側に、下端部を回動可能
に軸支されたアーチ状のフロントフレーム25と、この
フロントフレーム25の後方にリンク26を介してリン
ク結合されたアーチ状のリヤフレーム27と、車体1の
前後方向に設けられ、このリヤフレーム27の下端部に
軸支されたローラ28をガイドするガイドレール29
と、このリヤフレーム27の後部側に設けられ、リヤフ
レーム27の移動を規制するサポートリンク機構30で
構成されている。
の後面に沿うように形成され、その下端部25aをL字
形に湾曲して形成されている。このフロントフレーム2
5の外側にはセンターピラー5後面のウェザーストリッ
プ31に当接するプレート32が溶着されている。
してフロントフレーム25とV字形状を成しており、フ
ロントフレーム25が立ち上がると、リンク26を介し
て後方に下端部ローラ28が移動し、フロントフレーム
25が後方に倒れるとリンク26を介して下端部ローラ
28が前方に移動するものである。
ム27の2点と車体1の1点を3本のリンク33a,3
3b,33cで連結したもので、立設状態でのリヤフレ
ーム27を補強している。
ー5の室内側に設けられたロック装置34に固定され
る。このロック装置34は図19に示すように、センタ
ピラー5にネジ留めされたベース35と、このベース3
5に回動可能に支持されたレバー36と、このレバー3
6に支持されたフック37とで構成されており、このフ
ック37をフロントフレーム25に取付けられた鉤部3
8に引っ掛けてレバー36を倒すことで固定するもので
ある。
いし図22に示すようにして取付けられている。幌骨2
4のフロントフレーム25およびリヤフレーム27には
ホック39の片側39aがそれぞれ一定間隔で装着され
ており、一方、これに対応して後部幌8の内面にホック
39の他方側39bが縫製されている。リヤフレーム2
7のホック39は、後部幌8の内面に縫製した紐40に
ホック39の他方側39bを縫製し、紐40をリヤフレ
ーム27に巻き付けてホック39の相方39a,39b
を留めている。
面にサイドウィンド41、後面にリヤウィンド42が設
けられている。サイドウィンド41の上辺は幌部分が二
重構造に形成されており、この内側部分にファスナー4
3が装着されている。また、リヤウィンド42の周囲も
幌部分が二重構造に形成されており、この内側部分にフ
ァスナー44が装着されていて、リヤウィンド42部分
を脱着可能に形成している。
用を説明する。前部幌7を半開放にする場合には、ロッ
ク装置19のフック22を外して可動フレーム11を後
方に倒す。こうして開口部6は半開放状態となる。可動
フレーム11はベルト等で固定フレーム12あるいはセ
ンターピラー5に留めておく。次に、開口部6を全開放
にする場合には、前部幌7のフック18を幌固定板14
から外し、幌7を支持フレーム9から外して行なう。
装置34のフック37を鉤部38から外して、フロント
フレーム25を後方に倒す。このとき、フロントフレー
ム25の回動によって後部幌8のテンションが弛みロー
ラ28がガイドレール29に沿って前方に移動しながら
リヤフレーム27が後方に倒れ込む。こうして、リヤフ
レーム27は車体1後端から飛び出すことなく折り畳ま
れる。このとき、サイドウィンド41およびリヤウィン
ド42はファスナー43,44を外して後部幌8の折り
畳みを助ける。交換等に際して後部幌8を幌骨24から
外すときは、ホック39をプレート32およびリヤフレ
ーム27から外して行なう。
レーム25を回動させて立てると、これに伴ってリヤフ
レーム27も立ち上がり、後部幌8を展張する。そし
て、フロントフレームの鉤部38にロック装置34のフ
ック37を係合させてレバー36を倒して固定する。
動車における幌取付構造によれば、以下のような効果を
奏することができる。 後部車体の両側に、下端部を
L字状に湾曲させ回動可能に軸支されたアーチ状のフロ
ントフレームおよびリヤフレームを互いにリンク結合し
たので、フロントフレームを回動させて立てるのに伴い
上記リヤフレームも立ち上がり、幌を展張することがで
きる。 後部幌のみを幌骨に固定し、幌骨を折り畳み
可能に構成したので、後部幌を外すことなく幌骨を折り
畳むことができる。 リヤフレームの2点と車体の1
点を3本のリンクで連結して立設状態でのリヤフレーム
を補強するサポートリンク機構を設けたので、フロント
フレームを回動させて立てるのに伴い上記リヤフレーム
も立ち上がり、幌を展張すると共に、上記フロントフレ
ームを後方に倒すのに伴い上記リヤフレームの下端部が
上記ガイドレールに沿って前方に移動しながら倒れ込
み、幌を折り畳むことができる。 リヤフレームが前
後にスライドするので、幌を折り畳む際に、幌骨が車体
外に飛び出すことがない。
施例を示す斜視図である。
る。
る。
(b)は図8のE−E線断面図である。
る。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 後部席の上方を開放し、幌で覆うように
した幌付自動車において、後部車体の両側に、下端部を
L字状に湾曲させ回動可能に軸支されたアーチ状のフロ
ントフレームおよびリヤフレームを互いにリンク結合す
ると共に、上記リヤフレームの下端部を車体の前後方向
に沿って設けられたガイドレールにスライド可能に配設
し、上記リヤフレームの2点と車体の1点を3本のリン
クで連結して立設状態でのリヤフレームを補強するサポ
ートリンク機構を設け、上記フロントフレームを回動さ
せて立てるのに伴い上記リヤフレームも立ち上がり、幌
を展張すると共に、上記フロントフレームを後方に倒す
のに伴い上記リヤフレームの下端部が上記ガイドレール
に沿って前方に移動しながら倒れ込み、幌を折り畳むよ
うにしたことを特徴とする幌付自動車における幌取付構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03242567A JP3115045B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 幌付自動車における幌取付構造 |
US07/936,932 US5299850A (en) | 1991-08-28 | 1992-08-27 | Automobile with canvas |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03242567A JP3115045B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 幌付自動車における幌取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558166A JPH0558166A (ja) | 1993-03-09 |
JP3115045B2 true JP3115045B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=17091000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03242567A Expired - Fee Related JP3115045B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 幌付自動車における幌取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115045B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5673959B1 (en) * | 1994-11-28 | 2000-05-02 | Craig W Padlo | Foldable convertible flexible-roof support |
WO2012057831A1 (en) * | 2010-10-27 | 2012-05-03 | Magna International Inc. | Openable roof for a vehicle |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP03242567A patent/JP3115045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558166A (ja) | 1993-03-09 |
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