JPH0584575U - 車体フレームのリア部構造 - Google Patents

車体フレームのリア部構造

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JPH0584575U
JPH0584575U JP1823591U JP1823591U JPH0584575U JP H0584575 U JPH0584575 U JP H0584575U JP 1823591 U JP1823591 U JP 1823591U JP 1823591 U JP1823591 U JP 1823591U JP H0584575 U JPH0584575 U JP H0584575U
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JP
Japan
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frame
body frame
rear end
mounting portion
vehicle body
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JP1823591U
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Inventor
浩行 宮坂
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の骨格をフレームにより形成している自
動車において、特に後面衝突時にリアサイドメンバに入
力される荷重をサイドシル及びルーフサイドレールに分
散できるようなフレーム構造とし、エネルギ吸収特性を
向上させる点にある。 【構成】 骨格状の車体フレーム1の下側サイド部を構
成するサイドシル15の後端部と車体フレーム1の上側
サイド部を構成するルーフサイドレール17の後端部と
をリアストラット取付部24を介してリアピラー25
a,25bで連結すると共に、サイドシル15の後端部
から後方に延ばしたリアサイドメンバ16の屈曲部16
aとリアストラット取付部24とをリアストラットステ
ーロア26aにより連結し、またリアストラット取付部
24とルーフサイドレール17の後端部とを直接または
フレーム20を介して間接的にリアストラットステーア
ッパ26bにより連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体外装部品を支持し且つエンジンルーム、車室などを画成する骨 格状の車体フレームのリア部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、骨格状の車体フレームを乗用車に適用したものとして、例えば図6に示 すようなものが知られている(特開昭62−88675号公報参照)。これは骨 格状の車体フレーム1にドア、ルーフパネル、エンジンフードなどの車体外装部 品を取り付けるようにしたものであり、この車体フレーム1は、エンジンルーム を画成するフロント部2と、車室空間を画成するセンタ部3と、トランクルーム を画成するリア部4とで構成されている。そして、特にリア部4では一対のリア フェンダフレーム5を含み、その一端部がセンタ部3におけるリアセンタフレー ム6の両端部に連結されており、他端部がリアフレーム7の上端部に連結されて いる。また、リアフレーム7の下端部間は水平リアフレーム8により連結される 一方、水平リアフレーム8とセンタ部3におけるフロアフレーム9との間はリア ロアフレーム10により連結される。更に、リアロアフレーム10の中間部とサ イドフレーム11の中間部との間は、リア部4を補強するためのリアダンパハウ ジングフレーム12により連結されており、このようにしてリア部4はセンタ部 3およびフロント部2と一体に構成された構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車体フレーム構造にあっては、車体の後面衝突時に リアロアフレーム10に加わる荷重を車体フレーム1の上部にあるルーフサイド フレーム13にも効率的に分散できる構造とはなっていなかったため、後面衝突 に対して十分なエネルギ吸収を行うためフレームの肉厚を厚くしなければならな いといった問題があった。
【0004】 そこで本考案が解決しようとする技術的課題は、車体の後面衝突時における荷 重の分散を良くしてエネルギ吸収を向上させると共に、後部での剛性を上げてサ スペンションからの入力に対しても強度を保てるようにし軽量化をはかることに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記技術的課題を解決するために、車体外装部品を支持し且つエンジ ンルーム、車室などを画成する骨格状の車体フレームにおいて、車体フレームの 下側サイド部を構成するサイドシルの後端部と車体フレームの上側サイド部を構 成するルーフサイドレールの後端部とをリアストラット取付部を介してリアピラ ーで連結すると共に、上記サイドシルの後端部から後方に延ばしたリアサイドメ ンバの屈曲部とリアストラット取付部とをリアストラットステーロアにより連結 し、またリアストラット取付部とルーフサイドレールの後端部とを直接またはフ レームを介して間接的にリアストラットステーアッパにより連結した車体フレー ムのリア部構造を手段とする。
【0006】
【作用】
上述の手段によれば、車体の後面衝突時にリアサイドメンバに加わった荷重は リアサイドメンバに連結されているリアストラットステーロアに分散し、更にリ アストラット取付部からリアストラットステーアッパとリアピラー側にも分散し て高強度部材であるサイドシル及びルーフサイドレールに伝っていくため、エネ ルギ吸収が極めて効率的である。
【0007】
【実施例】
図1及び図2は本考案の第1実施例を示したものである。この実施例における 乗用車も基本的には従来例と同様、各種のメンバ及びフレームによって骨格状の 車体フレームを構成し、これにドア、ルーフパネル、エンジンフードなどの車体 外装部品を取り付けるようにしたものである。そして、この車体フレーム1は、 エンジンルームを画成するフロント部2と、車室空間を画成するセンタ部3と、 トランクルームを画成するリア部4とで構成されるが、リア部4での構成が従来 例とは異なったものとなっている。即ち、車体フレーム1の下側サイド部では、 車体前後方向に延びるサイドシル15の後端部が車体内側に屈曲形成されたリア サイドメンバ16に連結されており、また車体フレーム1の上側サイド部ではル ーフサイドレール17の後端部が結合部材18を介してリアルーフレール19と リアウインドウサイドレール20とに連結されている。そして、リアウインドウ サイドレール20はその他端部が結合部材21を介してフードメンバ22に連結 されており、更に車体後端部においてはフードメンバ22の後端部と前記リアサ イドメンバ16の後端部とがリアフレーム23によって連結されている。また、 リア部における車体フレーム1の下側サイド部と上側サイド部とは、サイドシル 15の後端部とルーフサイドレール17の後端部とが平板状のリアストラット取 付部24を介してリアピラーロア25aとリアピラーアッパ25bによって連結 される他、リアサイドメンバ16の後側屈曲部16aとリアウインドウサイドレ ール20の後端部とがリアストラット取付部24を介してリアストラットステー ロア26aとリアストラットステーアッパ26bによって連結されており、更に リアサイドメンバ16の前側屈曲部16bとリアストラット取付部24とが垂直 方向に配設したリアストラットステー27によって連結されている。なお、リア ストラット取付部24の前端部および後端部にはそれぞれ結合部28、29が形 成されており、この結合部28、29に上記リアピラーロア25a,リアピラー アッパ25b及びリアストラットステーロア26a,リアストラットステーアッ パ26bが取り付けられている。
【0008】 次に、上記構成からなる車体フレーム1のリア部4に後面衝突があった場合の 作用を説明する。図3に示したように、リアサイドメンバ16の後端部に衝突荷 重Fが入力すると、その荷重Fはリアサイドメンバの後側屈曲部16aからリア ストラットステーロア26a側にも分岐し、更にリアストラットステーアッパ2 6bを通じてリアウインドウサイドレール20から結合部材18に伝わる。また 、リアストラットステーロア26aの結合部29を通じてリアストラット取付部 24に分散した荷重はリアストラット取付部24の前側の結合部28で更に2方 向に分岐し、一方はリアピラーロア25aからサイドシル15側へ、他方はリア ピアーアッパ25bから上記ルーフサイドレール17の後端部の結合部材18へ と伝達される。このように、リアサイドメンバ16の後端から入力された荷重F は、リア部4を構成する車体フレーム1の全てを効率的に伝達して剛性部材であ るサイドシル15の後端部およびルーフサイドフレーム17の後端部に伝達され ていく。そして、サイドシル15は部材強度が高く、またルーフサイドレール1 7後端の結合部材18も高強度部材であるルーフサイドレール17とリアルーフ レール19とに結合されているために、リア部4の構造は全体がルーフサイドレ ール17とサイドシル15の後端に剛結合したトラス構造の状態に近い。その結 果、リアサイドメンバ16に荷重Fの後面入力があったとしても上記各結合部で の無理なモーメントによる破壊が起きず、リア部4を構成しているフレームが全 体的に変形するので、車室内空間が確保された状態で衝突時のエネルギが吸収さ れることになる。
【0009】 また、この実施例ではリアサイドメンバ16の後側屈曲部16aにリアストラ ットステーロア26aの端部を連結させてあるために、圧縮荷重に対しての屈曲 部での座屈を生じることなく、フレーム荷重の伝達を行える。更に、リアストラ ット取付部24の両側の結合部28、29にはサスペンションからの上下入力に よる荷重が伝わるが、各結合部28、29はそれぞれ上下方向から固定されてい るために、これら結合部28、29にモーメント荷重が生ずることがなく、サス ペンションからの上下入力を確実に受けることができる。このように本実施例で は効率的にエネルギーを吸収することができるため、ストラット、ステー等の肉 厚を薄くすることができる。
【0010】 図4は、本考案の第2実施例を示したものであり、ハッチバック車のようにリ アウインドウの傾斜角が小さい場合に、リアウインドウサイドレールとリアスト ラットステーアッパとを共通の部材により構成し、このリアストラットステーア ッパ26bとリアストラットステーロア26aとをリアストラット取付部24の 後側結合部29を介して一直線上で直接連結したものである。それ故、この実施 例においても後面衝突時にリアサイドメンバ16に加わる荷重をリアストラット ステーロア26aを通じてリアストラットステーアッパ26b及びリアストラッ ト取付部24に伝達することができ、上述の実施例と同様に効率的なエネルギ吸 収が可能となる。
【0011】 図5は、本考案の第3実施例を示したものであり、ハッチバック車やワゴン車 のようにバックドアを備えた場合の例である。この実施例ではリアストラット取 付部24の結合部29から伸びるリアストラットステーアッパ26bは、リアエ ンドピラー30及びバックドアフレーム31と共に、結合部材21により連結さ れているために、リア部での車体フレームがトラス構造に近いものとなっている 。従って、この実施例ではバックドア開閉時の荷重をリアエンドピラー30の軸 力で確実に受けることができるため、剛性感のあるドアの開閉を行うことができ る。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る車体フレームのリア部構造によれば、サイ ドシルの後端部から後方に延ばしたリアサイドメンバの屈曲部とリアストラット 取付部とをリアストラットステーロアにより連結し、またリアストラット取付部 とルーフサイドレールの後端部とを直接またはフレームを介して間接的にリアス トラットステーアッパにより連結した車体フレーム構造としたので、後面衝突時 などにリアサイドメンバに加わる荷重は、上記リアストラットステーロア及びリ アストラットステーアッパを伝ってリア部の車体フレーム全体に分散するため、 効率的なエネルギー吸収がなされ、フレームの肉厚を薄くすることができ、かつ 車室内空間を確保することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示した車体フレームの斜
視図である。
【図2】車体フレームのリア部の構造を示した分解斜視
図である。
【図3】後面衝突時における荷重の分散を示した説明図
である。
【図4】本考案の第2実施例を示した車体フレームのリ
ア部の側面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示した車体フレームのリ
ア部の側面図である。
【図6】従来の車体フレームの構造を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 フロント部 3 センタ部 4 リア部 15 サイドシル 16 リアサイドメンバ 16a 屈曲部 17 ルーフサイドレール 24 リアストラット取付部 25a リアピラーロア 25b リアピラーアッパ 26a リアストラットステーロア 26b リアストラットステーアッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体外装部品を支持し且つエンジンルー
    ム、車室などを画成する骨格状の車体フレームにおい
    て、車体フレームの下側サイド部を構成するサイドシル
    の後端部と車体フレームの上側サイド部を構成するルー
    フサイドレールの後端部とをリアストラット取付部を介
    してリアピラーで連結すると共に、上記サイドシルの後
    端部から後方に延ばしたリアサイドメンバの屈曲部とリ
    アストラット取付部とをリアストラットステーロアによ
    り連結し、またリアストラット取付部とルーフサイドレ
    ールの後端部とを直接またはフレームを介して間接的に
    リアストラットステーアッパにより連結したことを特徴
    とする車体フレームのリア部構造。
JP1823591U 1991-03-04 1991-03-04 車体フレームのリア部構造 Pending JPH0584575U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019123459A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP2021075066A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社豊田中央研究所 移動体用管状フレーム、および移動体用管状フレームの製造方法

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