JPH0583349U - バタフライ型気化器における絞り弁高開度調整装置 - Google Patents

バタフライ型気化器における絞り弁高開度調整装置

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JPH0583349U
JPH0583349U JP3125592U JP3125592U JPH0583349U JP H0583349 U JPH0583349 U JP H0583349U JP 3125592 U JP3125592 U JP 3125592U JP 3125592 U JP3125592 U JP 3125592U JP H0583349 U JPH0583349 U JP H0583349U
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throttle valve
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open position
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章郎 矢尾板
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株式会社京浜精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】気化器の絞り弁高開度位置を極めて簡単な構造
で且つ容易な調整作業をもって行なう。 【構成】絞り弁レバー5が当接して絞り弁4を全開状態
に規制する高開度位置制御ボス6に、絞り弁の高開度時
において絞り弁レバーに当接して絞り弁の全開位置を低
開度側へ規制する全開位置調整部材9を固定的に配置
し、絞り弁の高開度位置を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は機関へ供給する混合気の量及び濃度を調整,制御する気化器に関し、 そのうち特に吸気路を、気化器本体に回転自在に支承された絞り弁軸に取着され たバタフライ型の絞り弁にて開閉制御したバタフライ型気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
バタフライ型気化器は、例えば液体ポンプ等の各種産業用機器を駆動する為の 機関によく装着される。ここで、水ポンプにおいて、ポンプの回転数はポンプ吐 出量、ポンプ吸い込みヘッド、吐出ヘッド、等の仕様違いに応じて機関の最高回 転数を変える必要がある。一方気化器を装着された機関にあっては汎用性を高め る為に同一気化器、同一機関がそのまま使用されるものであり、前記最高回転数 を変える必要があることより絞り弁の高開度位置がポンプ仕様に応じて調整され る。 具体的に絞り弁の高開度位置の調整は、気化器本体に高開度調整スクリューを螺 着し、絞り弁と同期的に回転する絞り弁レバーをこの高開度調整スクリューに対 接し、高開度調整スクリューを螺動することによって絞り弁レバーを回動し、も って絞り弁の高開度位置を調整して機関の最高回転数を制御したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来の絞り弁高開度調整装置によると、気化器の要求に応じて機関の最 高回転数を調整することは可能となったものの次の問題を有する。 高開度調整スクリューは気化器本体に穿設したネジ孔内を直線的に移動する 。従って、絞り弁の高開度位置を低開度側(閉塞する側)へ大きく移動させる際 には、絞リ弁レバーの回転中心と、高開度調整スクリューと絞り弁レバーとの当 接位置が大きく離れるもので絞り弁レバーが大型化し、絞り弁レバー、絞り弁軸 における気化器の耐振性上好ましいものでない。(尚、絞り弁のアイドリング開 度を調整する手段としてアイドル調整スクリューがあるが、このスクリューの調 整範囲は微少であるので絞り弁レバーの大型化につながることはない。) 気化器本体には高開度調整スクリューを螺着する為の下孔及びネジ孔を加工 する必要があり加工工数が増加し、且つ高開度調整スクリューを前記ネジ孔に螺 着した後に絞り弁レバーに対する位置の調整が必要となるもので作業工数が増加 し、生産上好ましいものでない。
【0004】 本考案は前記問題点に鑑み成されたもので、気化器の絞り弁高開度位置を極め て簡単な構造で且つ容易に調整作業を行なうことのできる絞り弁高開度調整装置 を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】
本考案は前記目的達成の為に、気化器本体の内部を吸気路が貫通し、該吸気路 を、気化器本体に回転自在に支承された絞り弁軸に取着された絞り弁にて開閉制 御するとともに気化器本体より突出する絞り弁軸の端部に設けた絞り弁レバーを 、気化器本体に形成せる高開度位置制御ボスに当接することによって絞り弁の全 開位置を規制し、高開度位置制御ボスに、絞り弁の高開度時において絞り弁レバ ーに当接して絞り弁の全開位置を低開度側へ規制する全開位置調整部材を固定的 に配置し、絞り弁の高開度位置を規制したものである。
【0006】
【作用】
絞り弁を全開位置に規制する際には絞り弁レバーを高開度位置制御ボスに当接 する。 絞り弁を全開位置より低開度側へ移動させた高開度位置へ規制するには、高開度 位置制御ボスに全開位置調整部材を固定的に配置し、絞り弁レバーを全開位置調 整部材へ当接させる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案になるバタフライ型気化器における絞り弁高開度調整装置の一実 施例について図により説明する。 1は内部を側方に吸気路2が貫通した気化器本体であって、気化器本体1には吸 気路2を横断して絞り弁軸3が回転自在に支承される。絞り弁軸3にはバタフラ イ型の絞り弁4が取着されるものでこの絞り弁4が吸気路2を開閉する。気化器 本体1より突出する絞り弁軸3の端部には絞り弁レバー5が固定して配置され、 この絞り弁レバー5には図示せぬアクセルワイヤーが係止されるもので、運転者 がアクセルワイヤーを操作することによって絞り弁レバー5が回転すると、絞り 弁軸3及び絞り弁4も同期的に回転し、絞り弁4は吸気路2を開閉制御する。
【0008】 絞り弁レバー5には、全開ストッパー部5Aとアイドリングストッパー部5B とが設けられる。 6は気化器本体1に突起して設けられた高開度位置制御ボスであり、本例にあっ ては筒状をなし、さらにこの高開度位置制御ボス6の側面には、吸気路2の長手 方向軸心線X−Xに沿って位置決めボス7が形成される。本例の位置決めボス7 にあっては矩形をなし図1において左方へ延びる。 又、8は気化器本体1に螺着されたアイドル調整スクリューである。而して、図 1に示されるように絞り弁レバー5の全開ストッパー部5Aが高開度位置制御ボ ス6に当接した状態において、絞り弁4は全開状態(吸気路2をもっとも開放し た状態)となり、(この全開状態は図1に示される)一方前記状態より絞り弁レ バー5を時計方向に回転させてアイドリングストッパー部5Bがアイドル調整ス クリュー8の先端に当接した状態で絞り弁4の最低アイドリング開度が保持され る。この最低アイドリング開度はアイドル調整スクリュー8を螺動させることに よって微少開度に調整できる。
【0009】 9は全開位置調整部材であって図2,図3に示される。 9Aは全開位置調整部材に貫通して穿設されるとともに高開度位置制御ボス6に 挿入又は嵌合される挿入孔であり、図2において挿入孔9Aより左側方に位置決 めボス7に位置決め挿入される第1規制溝9Bが穿設されるとともに挿入孔9A より下側方に位置決めボス7に位置決め挿入される第2規制溝9Cが穿設される 。 そして、挿入孔9Aの中心Dを通る第1規制溝9Bの長手方向軸心線A−Aと、 挿入孔9Aの中心Dを通る第2規制溝9Cの長手方向軸心線B−Bとは本例にお いて直交させた。 又、全開位置調整部材9の外側形状は、次の如く形成した。 すなわち外側形状は、略長円形をなし、長円形の長手方向が第1規制溝9Bの長 手方向軸心線A−Aに沿って配置されるとともに長円形の長手方向の略中心Eが 挿入孔9Aの中心DにHだけ偏心して形成された。 以上によれば挿入孔9Aの中心Dより図2において上方の上外側面9Dに向かう 距離Pは、挿入孔9Aの中心Dより図2において左方の左外側面9Eに向かう距 離Sに比較して小となる。
【0010】 次に本考案における絞り弁高開度の調整について説明する。 まず、吸気路2をもっとも開放した全開状態を得るには全開位置調整部材9は使 用されないもので、絞り弁レバーを反時計方向へいっぱいに回転させると、絞り 弁レバー5の全開ストッパー部5Aは高開度位置制御ボス6に当接してその回転 は停止し、この絞り弁レバー5の位置によって絞り弁4は吸気路2をもっとも開 放し、もって絞り弁4による吸気路2の全開状態が得られる。この状態は図1に 示される。
【0011】 次に前記絞り弁4の全開状態より絞り弁4をG度閉方向へ移動させた高開度位 置を得る場合について説明すると、全開位置調整部材9の挿入孔9Aを高開度位 置制御ボス6に挿入するとともに第1規制溝9Bを位置決めボス7に挿入し、こ の状態にて全開位置調整部材9を気化器本体1に対して固定する。この固定方法 は適宜選択されるもので脱着可能な方法はもっとも好ましい。 この状態は図4に示されるもので、かかる状態において絞り弁レバー5を反時計 方向へいっぱいに回転させると、絞り弁レバー5の全開ストッパー部5Aは全開 位置調整部材9の上外側面9Dの近傍に当接して停止するもので、前記高開度位 置制御ボス6による全開ストッパー部5Aの停止位置が反時計方向へ移動したこ とによって前記絞り弁4の全開状態よりG度だけ閉方向へ移動させた絞り弁4の 高開度位置を得られる。
【0012】 次に絞り弁4の全開状態より絞り弁4をG度より更に閉方向位置にあるN度閉 方向へ移動させた高開度位置を得る場合について説明すると、全開位置調整部材 9の挿入孔9Aを高開度位置制御ボス6に挿入するとともに第2規制溝9Cを位 置決めボス7に挿入し、この状態にて全開位置調整部材9を気化器本体1に対し て固定する。 この状態は図5に示される。 かかる状態において絞り弁レバー5を反時計方向へいっぱいに回転させると、絞 り弁レバー5の全開ストッパー部5Aは全開位置調整部材9の左外側面9Eの近 傍に当接して停止するもので、挿入孔9Aの中心Dと左外側面9Eとの距離Sを 、挿入孔9Aの中心Dと上外側面9Dとの距離Pより大としたので、図4に示さ れた絞り弁4の開度G度より更に閉方向へ移動した絞り弁4の開度N度が得られ る。 而して本実施例においては全開位置調整部材9を使用しない状態にあっては全開 状態が得られ、全開位置調整部材の配置を変えることによって全開より閉方向に 絞り弁4が移動した二通りの高開度位置が得られる。 尚、全開位置調整部材9の規制溝については、実施例の如き2位置のものから規 制溝を多段に増加させて微少に回転変位し高開度位置をより細かく制御すること は可能であり、更に外側面の形状も必要に応じて設定されるものである。
【0012】
【考案の効果】
以上の如く、本考案になるバタフライ型気化器における絞り弁高開度調整装置 によると、高開度位置制御ボスに対して全開位置調整部材を装着することによっ て絞り弁の高開度位置を適宜自由に設定することが可能となったもので極めて簡 単な構造で且つ極めて容易なる作業をもって絞り弁の高開度位置を調整できたも ので、汎用性の極めて高い気化器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるバタフライ型気化器における絞り
弁高開度調整装置において全開位置調整部材を装着しな
い状態を示す気化器の上部平面図である。
【図2】全開位置調整部材の一実施例を示す上部平面図
である。
【図3】図2に示された全開位置調整部材の斜視図であ
る。
【図4】本考案になるバタフライ型気化器における絞り
弁開度調整装置において全開位置調整部材を装着した第
1高開度状態を示す気化器の上部平面図である。
【図5】本考案になるバタフライ型気化器における絞り
弁開度調整装置において全開位置調整部材を装着した第
2高開度状態を示す気化器の上部平面図である。
【符号の説明】
1 気化器本体 2 吸気路 3 絞り弁軸 4 絞り弁 5 絞り弁レバー 6 高開度位置制御ボス 9 全開位置調整部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器本体1の内部を吸気路2が貫通
    し、該吸気路2を、気化器本体1に回転自在に支承され
    た絞り弁軸3に取着された絞り弁4にて開閉制御すると
    ともに気化器本体1より突出する絞り弁軸3の端部に設
    けた絞り弁レバー5を、気化器本体1に形成せる高開度
    位置制御ボス6に当接することによって絞り弁4の全開
    位置を規制し、一方高開度位置制御ボス6に、絞り弁4
    の高開度時において絞り弁レバー5に当接して絞り弁4
    の全開位置を低開度側へ規制する全開位置調整部材9を
    固定的に配置し、絞り弁4の高開度位置を規制してなる
    バタフライ型気化器における絞り弁開度調整装置。
JP1992031255U 1992-04-13 1992-04-13 バタフライ型気化器における絞り弁高開度調整装置 Expired - Lifetime JP2570465Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5733245U (ja) * 1980-08-01 1982-02-22

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JPS5733245U (ja) * 1980-08-01 1982-02-22

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