JPH0583001B2 - - Google Patents

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JPH0583001B2
JPH0583001B2 JP62158426A JP15842687A JPH0583001B2 JP H0583001 B2 JPH0583001 B2 JP H0583001B2 JP 62158426 A JP62158426 A JP 62158426A JP 15842687 A JP15842687 A JP 15842687A JP H0583001 B2 JPH0583001 B2 JP H0583001B2
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JP
Japan
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dielectric
conductor film
dielectric block
frequency
inner conductor
Prior art date
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JP62158426A
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JPS642403A (en
JPH012403A (ja
Inventor
Toshio Shimizu
Susumu Hirooka
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication of JPH012403A publication Critical patent/JPH012403A/ja
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば自動車電話、パーソナル無
線、コードレス電話等の通信機のVCO(電圧制御
発振器)等に使用するための誘電体共振器に関す
る。
[従来の技術] VCO等に使用するための従来の1/4波長の
分布定数型誘電体共振器は、第6図に示す如く、
貫通孔2を有する円筒状誘電体ブロツク1と、誘
電体ブロツク1の内周面即ち貫通孔2の壁面3と
外周面4と一端面5とに設けられた導体膜6と、
結合コンデンサ7とから成る。導体膜6は、貫通
孔2の壁面3に設けられた内導体膜6aと、誘電
体ブロツク1の外周面4に設けられた外導体膜6
bと、内導体膜6aと外導体膜6bとを短絡する
ように一端面5に設けられた端面導体膜6cとか
ら成り、結合コンデンサ7の一方の端子8は誘電
体ブロツク1の開放端面9側から貫通孔2に挿入
され、内導体膜6aに半田10で結合されてい
る。結合コンデンサ7は開放端面9の上に配置さ
れ、この他方の端子11が共振器の入出力端子と
して機能している。誘電体ブロツク1の外周面4
の外導体膜6bは鎖線で示す金属シールドケース
に接続されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、誘電体共振器をプリント回路基板に
実装した時における誘電体共振器の基板面からの
高さを低くすることが要求されている。しかし、
誘電体ブロツク1の高さ即ち貫通孔2の長さLは
次式により決定されるために、大幅に小さくする
ことは困難である。
L≒C/(f0×√r)/4 ここで、Cは光速、f0は共振周波数、εrは誘電
体ブロツク1の誘電率である。例えば、共振周波
数f0を400MHzにしたい場合に、誘電率εrが90で
あれば、長さLは約21mmになる。誘電体ブロツク
1の誘電率εrを高くすれば、長さLを短くするこ
とができるが、誘電率εrを大幅に増大させること
は困難である。
なお、誘電体フイルタの小形化を図るために、
誘電体ブロツクに2個の共振孔を1組として複数
組の共振孔を設け、各組の2個の共振孔の一方の
端を相互に接続し、2個の共振器の内の1つの共
振器の他方の端を外導体に接続した構造の誘電体
フイルタが特開昭58−215102号公報に開示されて
いる。この構造にすると確かに誘電体ブロツクの
高さを低くすることができるが、通過帯域の中心
周波数を一定に保つて、信号伝送路とグランドと
の間のインピーダンスが極端に小さくなる周波数
領域即ちトラツプの位置を調整することはできな
い。従つて、トラツプを要求する回路にはこのま
ま使用するとができず、トラツプを得るための素
子を追加することが必要になり、結局、小型化が
困難になる。
また、上記公報に開示されている誘電体フイル
タでは誘電体ブロツクに励振体孔を設け、ここに
励振棒を挿入する構成になつているので、誘電体
ブロツクの幅が大きくなるのみでなく、入出力の
結合構造が複雑になつた。
そこで、本発明の目的は、高さを低くすること
が可能であり、且つトラツプの周波数の調整を容
易に行うことができ、且つ入出力の結合が容易で
ある誘電体共振器を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、一端面3
3から他端面34に至る第1の長さaの第1の貫
通孔23を有し、且つ前記一端面33及び前記他
端面34が電気的に共に開放されている第1の誘
電体ブロツク21と、前記第1の貫通孔23の壁
面25に設けられた第1の内導体膜27と、前記
第1の誘電体ブロツク21の外周面29に設けら
れた第1の外導体膜31と、一端面35から他端
面37に至る第2の長さbの第2の貫通孔24を
有して前記第1の誘電体ブロツク21に並置され
た第2の誘電体ブロツク22と、前記第2の誘電
体ブロツク22の前記第2の貫通孔24の壁面2
6に設けられた第2の内導体膜28と、前記第2
の誘電体ブロツク22の外周面30に設けられた
第2の外導体膜32と、前記第2の誘電体ブロツ
ク22の前記一端面35にて前記第2の内導体膜
28と前記第2の外導体膜32とを短絡するよう
に設けられた端面導体膜36と、前記第1及び第
2の誘電体ブロツク21,22の他端面34,3
7側にて前記第1の内導体膜27と前記第2の内
導体膜28とを電気的結合する手段と、前記第1
及び第2の誘電体ブロツク21,22の他端面3
4,37側にて前記第1及び第2の内導体膜2
7,28にそれぞれ接続された第1及び第2のコ
ンデンサ46,47と、前記第1及び第2の外導
体膜31,32をグランドに接続する手段とを具
備し、通過帯域を生じさせる反共振とトラツプを
生じさせる共振とが生じるように構成されている
誘電体共振器に係わるものである。
[作用] 第1及び第2の誘電体ブロツク21,22の長
さをa,bとすれば、C/(a+b)/√r/4
に対する周波数f1で反共振を起こし、第1の誘電
体ブロツク21に基づく共振器はC/a/√r
4に対応する周波数f2で共振を起こす。従つて、
周波数f1では共振器のインピーダンスが無限大に
なつて信号伝送が可能になり、周波数f2では共振
器のインピーダンスが低くなるため、信号の伝送
量を減衰させることが可能になる。
[実施例] 次に、本発明の実施例に係わる1/4波長分布
定数型誘電体共振器を第1図〜第5図に基づいて
説明する。
第1図及び第2図に示す誘電体共振器は、円筒
状のチタン酸バリウム系磁器から成る第1及び第
2の誘電体ブロツク21,22を備えている。互
いに並置されている第1及び第2の誘電体ブロツ
ク21,22の中央には第1及び第2の貫通孔2
3,24が設けられている。第1及び第2の貫通
孔23,24の壁面25,26には第1及び第2
の内導体膜27,28が設けられ、第1及び第2
の誘電体ブロツク21,22の外周面29,30
には第1及び第2の外導体膜31,32が設けら
れている。第1の誘電体ブロツク21の一端面3
3及び他端面34は共に電気的に解放面となつて
いるが、第2の誘電体ブロツク22の一端面35
には端面導体膜36が設けられ、他端面37のみ
が解放面になつている。導体膜36は第2の内導
体膜28と第2の外導体膜32とを電気的に短絡
している。第1の誘電体ブロツク21の一端面3
3には、第1の内導体膜27と第1の外導体膜3
1との短絡を防止するために絶縁膜38が設けら
れている。第1及び第2の内導体膜27,28、
第1及び第2の外導体膜31,32及び端面導体
膜36は銀ペーストを塗布し、焼付けることによ
り形成されている。
第1及び第2の誘電体ブロツク21,22に基
づく2つの共振器を接続するためにコ字状に折り
曲げられた金属導体棒から成る接続導体39が半
田40によつて第1及び第2の内導体膜27,2
8に固定接続されている。
第1及び第2の誘電体ブロツク21,22から
成る誘電体共振器を外部回路に接続するために、
金属製の第1及び第2の接続端子41,42が解
放端面34,37側にて第1及び第2の内導体膜
27,28に半田43,44によつて接続されて
いる。
第1及び第2のコンデンサ46,47を得るた
めに誘電体磁器基板45に2組の電極48,49
及び50,51が設けられ、各コンデンサ46,
47の一方の電極49,51は半田52,53に
よつて第1及び第2の接続端子41,42に接続
され、各他方の電極48,50は半田54,55
によつて第1及び第2のリード端子56,59に
接続されている。
第1及び第2のコンデンサ46,47を備えた
誘電体共振器は、第1図に鎖線で示す金属製接地
シールドケース58に収納され、第1及び第2の
外導体膜31,32はケース58に接地されてい
る。
第1図の誘電体共振器の電気的接続関係を第3
図によつて示すことができる。そして、この誘電
体共振器は、周波数f1=C/(a+b)/√r
4において反共振を起こし、インピーダンスが無
限大になる。また、第1の誘電体ブロツク21に
基づく共振器が周波数f2=C/a/√r/4にお
いて共振を起こし、インピーダンスが零になる。
但し、aは第1の誘電体ブロツク21の長さ、b
は第2の誘電体ブロツク22の長さである。
第4図は第1図の共振器の周波数特性を示すも
のであり、この例ではεrが約90、a+bが約20.8
mmであり、周波数f1が約400MHz、周波数f2
600MHzとなつている。従つて、第3図の端子5
6,57を信号伝送ラインに直列に接続した場合
に、周波数f1でインピーダンスが無限大になつて
信号が伝送され、周波数f2でインピーダンスが零
になり、信号がアースに落ち、伝送量が減衰す
る。
第1図及び第2図に示す如く2つの共振器の組
み合わせ構造にすれば、各誘電体ブロツク21,
22の長さa,bを1/4波長に設定しなくとも
1/4波形の誘電体共振器を得ることができ、第
6図の従来の共振器に比べて高さを大幅(最大で
半分)に抑えることができる。
又、第5図から明らかな如く、第1及び第2の
誘電体ブロツク21,22の長さa,bの割合い
を変化させることによつて周波数f1を400MHzに
ほぼ固定して周波数f2(トラツプ周波数)を1.0<
f2/f1<3.0の範囲で任意に動かすことができる。
更に又、第1図に示す誘電体共振器では、結合
コンデンサ46,47が共通の磁器基板45を使
用して板状に形成されているので、結合コンデン
サ46,47を含めた高さも従来に比べて低くす
ることができる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
(1) 各導体膜27,28,31,32,36をメ
ツキで形成してもよい。
(2) 誘電体ブロツク21,22を角柱状に形成し
てもよい。
(3) 第2のリード端子57を伝送路の入力側に接
続し、第1のリード端子56を伝送路の出力側
に接続してもよい。
(4) 接続導体39の代りに1及び第2の誘電体ブ
ロツク21,22上に配線導体層を設け、これ
によつて2つの導体膜27,28を接続しても
よい。また、絶縁基板に導体層を設け、これに
よつて2つの導体膜27,28を接続してもよ
い。
[発明の効果] 上述から明らかな如く、本発明によれば誘電体
ブロツクの高さ即ち共振器の高さを低くすること
ができる。
また、この誘電体共振器では、通過帯域を得る
ための反共振が生じのみでなく、トラツプを生じ
させるための共振(直列共振)も生じ、且つ第1
及び第2の誘電体ブロツクが互いに独立してい
る。このため、第1及び第2の誘電体ブロツクの
長さを任意に設定し、給電ポイントを変えるこれ
により、通過帯域を生じさせる反共振の周波数を
変えないで、トラツプが発生する周波数のみを変
えることができる。従つて、除去したい不要信号
又はノイズの周波数にトラツプの周波数を合わせ
て不要信号又はノイズの除去を完全に行うことが
可能になる。
また、第1及び第2の誘電体ブロツクの開放さ
れた端面側にて第1及び第2の内導体膜に第1及
び第2の結合コンデンサを接続する構成であるの
で、入力及び出力の結合を簡単に達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わる誘電体共振器
を示す断面図、第2図は第1図から結合コンデン
サを除いた状態の誘電体共振器を示す斜視図、第
3図は第1図の等価回路図、第4図は第1図の誘
電体共振器の周波数特性図、第5図は第1及び第
2の誘電体ブロツクの高さの変化とトラツプ周波
数の変化との関係を示す図、第6図は従来の誘電
体共振器を示す断面図である。 21…第1の誘電体ブロツク、22…第2の誘
電体ブロツク、23…第1の貫通孔、24…第2
の貫通孔、25,26…壁面、27…第1の内導
体膜、28…第2の内導体膜、29,30…外周
面、31…第1の外導体膜、32…第2の外導体
膜、33…一端面、34…他端面、36…端面導
体膜、39…接続導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端面33から他端面34に至る第1の長さ
    aの第1の貫通孔23を有し、且つ前記一端面3
    3及び前記他端面34が電気的に共に開放されて
    いる第1の誘電体ブロツク21と、 前記第1の貫通孔23の壁面25に設けられた
    第1の内導体膜27と、 前記第1の誘電体ブロツク21の外周面29に
    設けられた第1の外導体膜31と、一端面35か
    ら他端面37に至る第2の長さbの第2の貫通孔
    24を有して前記第1の誘電体ブロツク21に並
    置された第2の誘電体ブロツク22と、 前記第2の誘電体ブロツク22の前記第2の貫
    通孔24の壁面26に設けられた第2の内導体膜
    28と、 前記第2の誘電体ブロツク22の外周面30に
    設けられた第2の外導体膜32と、 前記第2の誘電体ブロツク22の前記一端面3
    5にて前記第2の内導体膜28と前記第2の外導
    体膜32とを短絡するように設けられた端面導体
    膜36と、 前記第1及び第2の誘電体ブロツク21,22
    の他端面34,37側にて前記第1の内導体膜2
    7と前記第2の内導体膜28とを電気的結合する
    手段と、 前記第1及び第2の誘電体ブロツク21,22
    の他端面34,37側にて前記第1及び第2の内
    導体膜27,28にそれぞれ接続された第1及び
    第2のコンデンサ46,47と、 前記第1及び第2の外導体膜31,32をグラ
    ンドに接続する手段と、 を具備し、通過帯域を生じさせる反共振とトラツ
    プを生じさせる共振とが生じるように構成されて
    いる誘電体共振器。
JP62-158426A 1987-06-24 誘電体共振器 Granted JPH012403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-158426A JPH012403A (ja) 1987-06-24 誘電体共振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-158426A JPH012403A (ja) 1987-06-24 誘電体共振器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPS642403A JPS642403A (en) 1989-01-06
JPH012403A JPH012403A (ja) 1989-01-06
JPH0583001B2 true JPH0583001B2 (ja) 1993-11-24

Family

ID=

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215102A (ja) * 1982-06-08 1983-12-14 Fujitsu Ltd 誘電体フイルタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215102A (ja) * 1982-06-08 1983-12-14 Fujitsu Ltd 誘電体フイルタ

Also Published As

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JPS642403A (en) 1989-01-06

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