JPH0450641Y2 - - Google Patents

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JPH0450641Y2
JPH0450641Y2 JP14926586U JP14926586U JPH0450641Y2 JP H0450641 Y2 JPH0450641 Y2 JP H0450641Y2 JP 14926586 U JP14926586 U JP 14926586U JP 14926586 U JP14926586 U JP 14926586U JP H0450641 Y2 JPH0450641 Y2 JP H0450641Y2
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main surface
holes
inductance element
conductor
insulating substrate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、共通の誘電体ブロツクに複数の同軸
共振器を形成し分布定数形の誘電体フイルタに関
する。
〔従来の技術〕
自動車電話、パーソナル無線、コードレスホー
ン等で使用する誘電体フイルタは、例えば第7図
に示す如く構成されている。第7図に示す2段型
誘電体フイルタは、チタン酸バリウム系磁器から
成る誘電体ブロツク1に第1及び第2の貫通孔
2,3を設け、これ等の相互間に結合孔4を設
け、第1及び第2の貫通孔2,3内には内面導体
5,6をそれぞれ設け、誘電体ブロツク1の貫通
孔2,3を囲む外周面に外面導体7即ち接地導体
を設け、内面導体5,6と外面導体7とは端面導
体8で短絡し、第1の貫通孔2には入力端子9を
有する誘電体棒10を挿入し、第2の貫通孔3に
は出力端子11を有する誘電体棒12を挿入する
ことによつて構成されている。誘電体ブロツク1
が収容されているシールド用金属ケース13は、
入力端子9と出力端子11とを導出する孔14,
15を有している。この誘電体フイルタの各部を
更に詳しく説明すると、誘電体ブロツク1の貫通
孔2,3の径は2.3mm、結合孔4の径は1.3mm、内
面導体5,6、外面導体7及び端面導体8は約
10μmの銀導体膜、誘電体棒10,12は外径約
2.3mmの弗素樹脂、入力及び出力端子9,11は
直径1.0mmの真鍮ピンである この従来の2段型誘電体フイルタにおいては、
第1及び第2の貫通孔2,3の部分に基づいて、
L,Cの並列回路で等価的に示すことができる1/
4波長の第1及び第2の同軸共振器が構成され、
入力及び出力端子9,11と内面導体5,6との
間に入力及び出力結合(整合)容量が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、第7図の誘電体フイルタで入力及び
出力整合容量を調整する場合には、誘電体棒1
0,12を上下動させなければならない。このた
め、誘電体ブロツク1の上面と金属ケース13の
上面との間隔l1を充分に取る必要があり、小型化
(高さを低くすること)が困難であつた。
そこで、本考案の目的は、多段誘電体フイルタ
の小型化を可能にすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本願考案は、実施例
を示す図面の符号を参照して説明すると、対抗す
る一対の主面の一方から他方に至る少なくとも第
1及び第2の共振用貫通孔2,3を有する誘電体
ブロツク1と、前記第1及び第2の共振用貫通孔
2,3に設けられた第1及び第2の内面導体5,
6と、前記誘電体ブロツク1の外周面に設けられ
た外面導体7と、第1及び第2の主面を有し、前
記第2の主面が前記誘電体ブロツク1の前記一方
の主面に対向するように配置された絶縁基板16
と、前記絶縁基板16の前記第1の主面上にトリ
ミング可能に設けられた第1及び第2のインダク
タンス素子用導体膜17,18と、前記第1のイ
ンダクタンス素子用導体膜17の一端に接続され
且つ前記絶縁基板16の前記第1の主面から前記
第2の主面に至るように設けられた第1の共振器
接続端子19と、前記第2のインダクタンス素子
用導体膜18の一端に接続され且つ前記絶縁基板
16の前記第1の主面から前記第2の主面に至る
ように設けられた第2の共振器接続端子20と、
前記第1の共振器接続端子20を前記第1の内面
導体5に電気的に結合する例えば半田27のよう
な第1の結合手段と、前記第2の共振器接続端子
20を前記第2の内面導体6に電気的に結合する
例えば半田28のような第2の結合手段と、前記
第1のインダクタンス素子用導体膜17の他端に
電気的に結合された入力端子21と、前記第2の
インダクタンス素子用導体膜18の他端に電気的
に結合された出力端子22とを有し、前記第1及
び第2の共振用貫通孔2,3に基づいて形成され
る第1及び第2の同軸共振器は相互に結合されて
いることを特徴とする誘電体フイルタに係わるも
のである。
[作用及び効果] 本考案は次の作用効果を有する (イ) 第1及び第2のインダクタンス素子用導体膜
17,18を有する絶縁基板16を誘電体ブロ
ツク1の一方の主面に対向配置することによつ
て整合インピーダンスを得る構成であるので、
誘電体ブロツク1の共振用貫通孔2,3の延び
る方向における誘電体フイルタの寸法を、従来
の誘電体棒を共振用貫通孔に挿入するものと比
べて小さくすることができる。
(ロ) 第1及び第2のインダクタンス素子用導体膜
17,18は絶縁基板16の誘電体ブロツク1
に対向していない側の第1の主面に設けられて
いるので、このトリミングが可能であり、整合
インピーダンスの調整を容易に達成することが
できる。また、整合インピーダンスの調整によ
つて誘電体フイルタの共振用貫通孔2,3の延
びる方向の寸法の変化が生じない。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例に係わる2段型誘電体フ
イルタを第1図〜第6図に基づいて説明する。但
し、第7図と共通する部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
この誘電体フイルタは、誘電体ブロツク1の上
面と金属ケース13の上部の下面との間にガラス
エポキシ等から成る絶縁基板16を備えている。
この基板16の上面には、第3図に示す如く、ス
パイラル状の第1及び第2の導体膜17,18が
設けられている。この第1及び第2の導体膜1
7,18は、基板16に接着された銅箔をエツチ
ングすることによつて形成したものである。第1
及び第2の導体膜17,18の一端(スパイラル
の内周端)には共振器接続端子19,20が設け
られ、他端(スパイラルの外周端)には入力及び
出力端子21,22が設けられている。一対の共
振器接続端子19,20、入力端子21、及び出
力端子22の部分には貫通孔23,24,25,
26がそれぞれ設けられている。一対の共振器接
続端子19,20は基板16の上面から貫通孔2
3,24を通つて下面に延び、誘電体ブロツク1
の貫通孔2,3の入口の上に位置し、各内面導体
5,6の上面延長部に半田27,28で結合され
ている。第1の導体膜17の入力端子21は入力
端子ピン29に半田30で接続され、第2の導体
膜18の出力端子22は出力端子ピン31に半田
32で接続されている。なお、入力及び出力端子
ピン29,31は、基板16の貫通孔25,26
に植設され、その上端部が金属ケース13の孔1
4,15を通つて外部に導出されている。
第1及び第2の導体膜17,18は、幅広のイ
ンピーダンス調整部分17a,18aを有する。
この調整部分17a,18aは、最初は第5図に
示すように幅広の短冊状に形成しておき、しかる
後、入力及び出力整合が得られるように機械的
(例えばレーザ)によつてトリミングする。
第6図は第1図の誘電体フイルタの等価回路で
ある。この等価回路のコンデンサC1とインダク
タンスL1とから成る第1の共振器は、第1の貫
通孔2の部分に基づいて得られ、コンデンサC2
とインダクタンスL2とから成る第2の共振器は
第2の貫通孔3の部分に基づいて得られ、結合イ
ンピーダンスZは、結合孔4を設けることによつ
て生じる相互誘導に主として依存して得られ、イ
ンダクタンスL3は第1の導体膜17に基づいて
得られ、インダクタンスL4は第2の導体膜18
に基づいて得られる。
第1図〜第5図に示す如く誘電体フイルタを構
成すると、入力及び出力整合インピーダンスの調
整を基板16の面で行うことができるので、調整
のための特別な間〓を設けることが不要になり、
誘電体ブロツク1の上面と金属ケース13の上部
の下面との間隔l2を、小さな値にすることが可能
になる。
本考案は上述の実施例に限定されるものでな
く、変形可能なものである。例えば、2段よりも
多い多段型誘電体フイルタにも適用可である。
又、導電膜17,18をスパイラル形ではなく、
波型パタンとしてもよい。又、インダクタンス素
子をアルミナ磁器等の基板に銀導電性塗料を塗布
することによつて形成してもよい。又、必要に応
じてコンデンサを付加し、コンデンサとインダク
タンス素子との組み合せで所望の整合インピーダ
ンスを得てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わる誘電体フイル
タを示す第2図のI−I線対応の断面図、第2図
は第1図の誘電体フイルタを示す斜視図、第3図
は第1図の誘電体フイルタの基板を示す平面図、
第4図は基板に端子ピンを植設した状態を示す第
3図の−線対応の断面図、第5図は第3図の
導体膜のトリミング前のパタンを示す平面図、第
6図は第1図の誘電体フイルタの等価回路図、第
7図は従来の誘電体フイルタを示す断面図であ
る。 1……誘電体ブロツク、2,3……貫通孔、
5,6……内面導体、7……外面導体、13……
金属ケース、16……基板、17,18……導体
膜、29……入力端子ピン、31……出力端子ピ
ン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向する一対の主面の一方から他方に至る少な
    くとも第1及び第2の共振用貫通孔2,3を有す
    る誘電体ブロツク1と、 前記第1及び第2の共振用貫通孔2,3に設け
    られた第1及び第2の内面導体5,6と、 前記誘電体ブロツク1の外周面に設けられた外
    面導体7と、 第1及び第2の主面を有し、前記第2の主面が
    前記誘電体ブロツク1の前記一方の主面に対向す
    るように配置された絶縁基板16と、 前記絶縁基板16の前記第1の主面上にトリミ
    ング可能に設けられた第1及び第2のインダクタ
    ンス素子用導体膜17,18と、 前記第1のインダクタンス素子用導体膜17の
    一端に接続され且つ前記絶縁基板16の前記第1
    の主面から前記第2の主面に至るように設けられ
    た第1の共振器接続端子19と、 前記第2のインダクタンス素子用導体膜18の
    一端に接続され且つ前記絶縁基板16の前記第1
    の主面から前記第2の主面に至るように設けられ
    た第2の共振器接続端子20と、 前記第1の共振器接続端子20を前記第1の内
    面導体5に電気的に結合する第1の結合手段と、 前記第2の共振器接続端子20を前記第2の内
    面導体6に電気的に結合する第2の結合手段と、 前記第1のインダクタンス素子用導体膜17の
    他端に電気的に結合された入力端子21と、 前記第2のインダクタンス素子用導体膜18の
    他端に電気的に結合された出力端子22と、 を有し、前記第1及び第2の共振用貫通孔2,3
    に基づいて形成される第1及び第2の同軸共振器
    は相互に結合されていることを特徴とする誘電体
    フイルタ。
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