JPH062322Y2 - 誘電体フイルタ - Google Patents

誘電体フイルタ

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JPH062322Y2
JPH062322Y2 JP620088U JP620088U JPH062322Y2 JP H062322 Y2 JPH062322 Y2 JP H062322Y2 JP 620088 U JP620088 U JP 620088U JP 620088 U JP620088 U JP 620088U JP H062322 Y2 JPH062322 Y2 JP H062322Y2
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resonators
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resonator
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dielectric
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篤 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の同軸型誘電体共振器を用いて形成され
た誘電体フィルタに関する。
〔従来の技術〕
従来、同軸型誘電体共振器を備えたマイクロ波帯の誘電
体フィルタは、共振器の誘電体に、高周波において高誘
電率、低損失の誘電体材料を使用し、共振器の小型化を
図っている。
ところで、この種誘電体フィルタは、たとえば特公昭61
-22481号公報(H01P1/30)などにも記載されているよう
に、複数の共振器を備え、各共振器が接続される誘電体
基板の電極間容量により、入、出力端子及び各共振器を
容量性結合している。
そして、共振器を2個備えた従来の誘電体フィルタは、
金属ケースの内部がほぼ第6図(a),(b)に示すように構
成され、それらの図面において、(1),(2)は直列に配置
された2個の同軸型誘電体共振器であり、それぞれ角筒
状の外導体の銀膜層(3)と円筒状の内導体の銀膜層(4)と
の間に誘電体(5)を有し、下面を開放端面とする入/4
の入力初段、出力終段の共振器を形成する。
(6)は両共振器(1),(2)それぞれの中心空胴に挿入された
内導体棒であり、層(4)に接続されるとともに端部が下
方に突出し、共振器(2),(3)それぞれのリード端子及び
周波数調整棒として作用する。
(7)は共振器(1),(2)の下部に設けられた誘電体基板であ
り、第6図(c),(d)に示すように、共振器(1),(2)の内導
体棒(6)が挿通穴(8),(9)それぞれを介して上面から下面
に突出して取付けられている。
(10),(11)は基板(7)の下面左、右に形成された比較的大
面積の入、出力結合用電極であり、それぞれ銀電極から
なり、共振器(1),(2)それぞれの内導体棒(6)の端部が半
田付けなどで接続されている。(12),(13)は基板(7)の上
面左、右端部に内導体棒(6)に接触しないように形成さ
れた小面積の入、出力端子用電極であり、それぞれ銀電
極からなる。
(14),(15)はL字型に折曲された入、出力ピンであり、
それぞれの一端が半田付けなどによって電極(12),(13)
それぞれに接続され、他端が下方に突出している。
なお入、出力ピン(14),(15)の他端は外部回路部との
入、出力コネクタ(図示せず)それぞれに接続され、両
ピン(14),(15)が入、出力端子それぞれを形成してい
る。
また、共振器(1),(2)の層(3),(4)は中空筒状の誘電体
(5)に銀膜を焼付け付着して形成されている。
さらに、共振器(1),(2)と基板(7)との間には、共振器
(1),(2)と入、出力ピン(14),(15)との電気的接続を防止
するため、間隙が設けられている。
そして、電極(10),(12)の間、電極(11),(13)の間それぞ
れで入、出力結合容量それぞれが形成されるとともに、
電極(10),(11)の間で段間結合容量が形成され、共振器
(1),(2)及び入、出力ピン(14),(15)が容量性結合されて
いる。
一方、特開昭60-146502号公報(H01P1/205)には、
前述のフィルタと同様の構成の誘電体フィルタにおい
て、内導体棒(6)をL字型に折曲して共振器(1),(2)の軸
方向を水平方向とし、フィルタの高さを低くすることが
記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来のフィルタの場合は、共振器(1),
(2)と基板(7)との間に間隙(空間)を要し、フィルタの
高さが高くなってフィルタが著しく大型化するととも
に、内導体棒(6)を介して共振器(1),(2)を基板(7)に接
続するため、部品点数が多くなって高価になる問題点が
ある。
そして、前記特開昭60-146502号公報に記載のように、
共振器(1),(2)を水平方向に折曲して設け、フィルタの
高さを低くしても、容積的にはほとんど変わらず、しか
も内導体棒(7)などを要するため部品点数が少なくなる
こともない。
本考案は、小型かつ部品点数が少なく安価な誘電体フィ
ルタを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の誘電体フィルタに
おいては、複数の同軸型誘電体共振器と、入力初段、出
力終段の前記両共振器それぞれの開放下端面に形成され
一側が開口した凹部と、前記両凹部の天面に形成され、
前記両共振器それぞれの内導体に接続された共振器側電
極と、前記両凹部に収納された誘電体基板と、該基板の
上面に互いに離間して形成され、前記両接続用電極それ
ぞれに接続されるとともに段間結合容量を形成する中間
電極と、前記基板の下面に形成され、前記両中間電極そ
れぞれとの間で入、出力結合容量を形成するとともに、
入、出力端子が接続された入、出力端子側電極とを備え
たものである。
〔作用〕
したがって、本考案の誘電体フィルタによると、両共振
器の開放下端面側に形成された凹部に誘電体基板が収容
され、しかも、両共振器それぞれに接続された共振器側
電極と基板の上面の中間電極とが接続されることによ
り、両共振器が基板に接続されるため、両共振器と基板
との間の間隙、及び従来の内導体棒などが不要になる。
〔実施例〕
つぎに、本考案を、その実施例を示した第1図ないし第
5図とともに詳細に説明する。
(1実施例) まず、1実施例を示した第1図ないし第4図について説
明する。
それらの図面において、(16),(17)は互いに接触しなが
ら並列して配置された2個の同軸型誘電体共振器であ
り、それぞれ角筒状に形成されるとともに円筒状の空心
を有し、外側面の外部導体の銀膜層(18)と内側面の内部
導体の銀膜層(19)とが上端面の銀膜層(20)で短絡され、
かつ、両層(18),(19)の間に誘電体(21)が設けられ、下
面を開放端面とする入力初段、出力終段の共振器それぞ
れを形成している。
(22)は共振器(16),(17)それぞれの開放下端面に形成さ
れた矩形状の凹部であり、それぞれ一端が開口するとと
もに、両凹部(22)の開口が接合して後述の誘電体基板を
収容する空胴を形成している。(23)は凹部(22)の他端側
の天面に形成された共振器側電極であり、銀膜層からな
り、共振器(16),(17)それぞれの層(19)に一体に接続さ
れている。
(24)は両凹部(22)が形成する空胴に収納された誘電体基
板であり、共振器(16),(17)の空心の軸部分に対応する
位置に開穴(25),(26)それぞれが形成されている。(27),
(28)は銀膜層からなる中間電極であり、共振器(16),(1
7)それぞれの凹部(22)天面の共振器側電極(23)の位置に
対応する基板(24)の上面左、右に互いに離間して形成さ
れており、共振器(16),(17)それぞれの電極(23)に接続
されている。(29),(30)は銀膜層からなる入、出力端子
側電極であり、中間電極(27),(28)に対向して基板(24)
の下面左、右に形成されている。
(31),(32)は入、出力端子それぞれを形成する入、出力
ピンであり、それぞれ共振器(16),(17)の空心より小径
の導体棒からなり、一端が開穴(25),(26)を介して共振
器(16),(17)それぞれの空心に挿入され、他端が基板(2
4)の下方に突出し、かつ、半田付けなどによって電極(2
9),(30)それぞれに接続されている。
なお、層(18),(19),(20)、電極(23)は銀膜を誘電体(21)
に焼付け付着して形成されている。
また、共振器(16),(17)の電極(23)と電極(27),(28)との
接続は、半田付け又は導電性接着剤あるいは導電ペース
トを用いた接着によって行なわれている。
また、入、出力ピン(31),(32)の他端は外部回路部との
入、出力コネクタ(図示せず)それぞれに接続される。
そして、共振器(16),(17)が第6図の従来の共振器(1),
(2)に相当するとともに、基板(24)が同図の基板(7)に相
当し、従来と異なる点はつぎの各点である。
すなわち、第1には、共振器(16),(17)の開放下端面に
凹部(22)が形成され、両凹部(22)が形成する空胴に基板
(24)が収納された点である。
また、第2には、共振器(16),(17)それぞれの下端面
に、層(18)に接続された電極(23)が設けられ、両電極(2
3)が基板(24)の上面の電極(27),(28)それぞれに接続さ
れて共振器(16),(17)が基板(24)に接続された点であ
る。
さらに、第3には、基板(24)の下面の電極(29),(30)そ
れぞれに入、出力端子を形成するピン(31),(32)それぞ
れが接続された点である。
そして、電極(27),(29)の間、電極(28),(30)の間それぞ
れで入、出力結合容量が形成されるとともに、電極(2
7),(28)間で段間結合容量が形成され、共振器(16),(17)
及び入、出力ピン(31),(32)が従来とほぼ同様に容量性
結合され、従来とほぼ同等の誘電体フィルタが形成され
る。
このとき、基板(24)が共振器(16),(17)の凹部空胴に収
納されるとともに、共振器(16),(17)と基板(24)とが電
極接続で接続され、従来のように共振器(16),(17)と基
板(24)との間に間隙(空間)を設ける必要がなく、しか
も、従来の内導体棒が省ける。
そのため、フィルタの大きさは、ほぼ共振器(16),(17)
の大きさに等しくなり、従来より著しく小型化すること
ができ、しかも、内導体棒を省いて部品点数を少なくし
て安価にすることができる。
(他の実施例) つぎに、他の実施例を示した第5図について説明する。
第5図において、第1図ないし第4図と同一記号は同一
もしくは相当するものを示し、(33)は共振器(16),(17)
の間に挿入された段間用の同軸型誘電体共振器であり、
共振器(16),(17)より凹部(22)だけ低く、上面が共振器
(16),(17)の上面と同一の高さになるように設けられて
いる。(34)は共振器(16),(17)の凹部(22)及び共振器(3
3)の下部が形成する空胴に収納された誘電体基板であ
り、共振器(33)の凹部(22)天面の共振器側電極(23)の位
置に対応する基板(34)の上面中央部には、左、右の中間
電極(27),(28)と離間して段間結合用電極(35)が形成さ
れている。段間結合用電極(35)は共振器(33)の電極(23)
に接続されるとともに、基板(34)の上面左、右の中間電
極(27),(28)との間で段間結合容量を形成する。
そして、第5図は3個の共振器(16),(17),(33)を備えた
場合を示し、この場合、入力初段、出力終段の共振器(1
6),(17)および段間の共振器(33)は、1実施例の場合と
同様に電極接続によって基板(34)に接続される。
このとき、共振器(33)の高さが共振器(16),(17)より凹
部(22)だけ低いため、各共振器(16),(17),(33)の上面の
高さを同一にすることにより、1実施例の場合と同じ高
さで、基板(34)が共振器(16),(17)の凹部(22)に収納さ
れる。
なお、共振器(16),(17)間に2個以上の共振器を設ける
ときにも、該各共振器を共振器(33)と同様に形成して基
板に接続すればよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の誘電体フィルタによると、入力
初段、出力終段の共振器の開放下端面の凹部に基板が収
納され、しかも、共振器凹部天面の共振器側電極と基板
上面の中間電極により、両共振器が基板に電極接続で接
続され、従来の内導体棒が不要になるため、小型化が図
れるとともに部品点数が少なくなって安価になり、小型
かつ安価な誘電体フィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の誘電体フィルタの1実施
例を示し、第1図は斜視図、第2図は一部切断正面図、
第3図(a),(b),(c),(d)は共振器の斜視図、側面図、底
面図、切断正面図、第4図(a),(b),(c)は基板の切断正
面図、平面図、底面図、第5図は本考案の他の実施例の
一部切断正面図、第6図(a),(b)及び(c),(d)は従来の誘
電体フィルタの正面図、側面図及び基板の平面図、底面
図である。 (16),(17),(33)…同軸型誘電体共振器、(19)…内導体の
層、(22)…凹部、(23)…共振器側電極、(24),(34)…基
板、(27),(28)…中間電極、(29),(30)…入、出力端子側
電極、(31),(32)…入、出力ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の同軸型誘電体共振器と、入力初段、
    出力終段の前記両共振器それぞれの開放下端面に形成さ
    れ一側が開口した凹部と、前記両凹部の天面に形成さ
    れ、前記両共振器それぞれの内導体に接続された共振器
    側電極と、前記両凹部に収納された誘電体基板と、該基
    板の上面に互いに離間して形成され、前記両共振器側電
    極それぞれに接続されるとともに段間結合容量を形成す
    る中間電極と、前記基板の下面に形成され、前記両中間
    電極それぞれとの間で入、出力結合容量を形成するとと
    もに入、出力端子が接続された入、出力端子側電極とを
    備えた誘電体フィルタ。
JP620088U 1988-01-20 1988-01-20 誘電体フイルタ Expired - Lifetime JPH062322Y2 (ja)

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JPH01110503U JPH01110503U (ja) 1989-07-26
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