JPH0581490U - ドア等の小口カバ−取付金具 - Google Patents

ドア等の小口カバ−取付金具

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JPH0581490U
JPH0581490U JP2927992U JP2927992U JPH0581490U JP H0581490 U JPH0581490 U JP H0581490U JP 2927992 U JP2927992 U JP 2927992U JP 2927992 U JP2927992 U JP 2927992U JP H0581490 U JPH0581490 U JP H0581490U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小口カバ−と、該小口カバ−を小口部分に取
付ける取付金具とを一体化するとともに、取付金具に小
口カバ−の付勢弾持力と係止力とを付与することによっ
て、小口カバ−の取付けを簡単かつ容易化するものであ
る。 【構成】 小口カバ−5の見込み面5aの裏側に面当て
される天板12’と、該天板12’の両側縁から小口カ
バ−5の脚部5bに沿って延び、先端側の対向間を順次
近接させて形成した突縁12bを縦枠3の底板3aまで
達するように延出した脚部12”と、該脚部12”の基
端側に切り起し状に形成され、小口カバ−の5脚部5b
に形成した切欠部11を介して表裏面板1、2の折曲片
1b、2bの端縁に係止される弾性係止片12cとによ
って取付金具12を構成し、該取付金具12を天板1
2’または脚部12”を介して小口カバ−5と一体化し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドア等の小口カバ−の取付金具に係り、詳しくは、ドア等の表裏面 板間の端縁側に形成された小口部分に小口カバ−を取付けるにあたり、小口カバ −と取付金具とを一体化することによって、単に取付金具を小口部分に押し込む のみで簡単かつ容易に、小口カバ−を強固に取付けることができるドア等の小口 カバ−取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドア等のパネル体の中には、枠組みされたフレ−ム材の両面を挾むよ うにして設けられる表裏面板の対向する外周縁部間に、略コ字形をしたカバ−体 を嵌合組込みして形成されるノ−エッジ型のものが知られている。 ところで、従来、このようなノ−エッジ型のパネル体は、例えば図6に示すよ うに、表裏面板1、2の端縁部に小壁1a、2aを存して内側に折曲してなる折 曲片1b、2bと、コ字状フレ−ム(縦枠)3の底板3aとによって囲繞形成さ れたを小口部分4に、小口カバ−5を嵌合組込みしてなるものでるが、小口カバ −5を嵌合組込みするには、縦枠3の底板3aに予め位置決め用の螺杆6を所定 間隔を存して複数螺着しておき、この螺杆6の頭部に形成した板状支承体7に接 着剤を塗布し、小口カバ−5の見込み面5aの裏面側が板状支承体7に接当する まで押し込むことで嵌合組込みされるようになっていた。 ところが、このような取付構造では、小口カバ−5の見込み面5aと表裏面板 1、2の端縁に形成した小壁1a、2aと同一平面状となるように小口カバ−5 の位置決めをするには、各螺杆6の嵌合調節をしなければならないが、この調節 作業は極めて面倒かつ煩雑であって、作業性が極めて悪く、小口カバ−の取付作 業が円滑かつ効率的にできない欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような実状に鑑み、従来の欠点を一掃すべく創案されたもの であって、ドア等の表裏面板間の端縁側に形成された小口部分を覆う小口カバ− と、該小口カバ−を小口部分に取付ける取付金具とを一体化するとともに、取付 金具に小口カバ−の付勢弾持力と係止力とを付与することにより、単に取付金具 を小口部分に押し込むのみで簡単に小口カバ−を小口部分に取付けることができ るドア等の小口カバ−取付金具を提供することを目的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案が採用した技術手段は、ドア等の表裏面板間 の端縁寄り部位に介装した縦枠と、表裏面板の端縁にそれぞれ小壁を存して内側 に折曲してなる折曲片とによって囲繞形成された小口部分に、脚部を介して見込 み面を小壁と同一平面状に取付ける小口カバ−の取付金具を、小口カバ−の見込 み面裏側に面当てされる天板と、該天板の両側縁から小口カバ−の脚部に沿って 延び、先端側の対向間を順次近接させて形成した突縁を縦枠の底板まで達するよ うに延出した脚部と、該脚部の基端側に切り起し状に形成され、小口カバ−の脚 部に形成した切欠部を介して表裏面板の折曲片端縁に係止される弾性係止片とに よって構成するとともに、上記取付金具を天板または脚部を介して小口カバ−と 一体化したことを特徴とするものである。
【0005】
【作 用】
したがって本考案によれば、小口カバ−の取付金具が小口カバ−と一体化され ているとともに、取付金具の脚部対向間を先端側にいくに従って順次近接させて 突縁を形成し、該突縁を縦枠の底面まで達するように延出したので、取付金具の 脚部には、小口カバ−の付勢弾持力と係止力が付与されることになり、このため 、作業員が手で小口カバ−の見込み面を押圧して取付金具を小口部分に押し込め ば、小口カバ−の切欠部から外側方に突出している弾性係止片が、表裏面板の端 縁内側に折曲形成された折曲片の対向面で押圧されながら没入し、該折曲片の対 向面を通過した時点で再び外側に突出すると同時に、小口カバ−の脚部先端に形 成した突縁が縦枠の底面に当接して押圧される。 そこで、小口カバ−の見込み面から手を放すと、突縁が弾性復帰し、その際に 生ずる附勢力で弾性係止片を折曲片の端縁に係止させるので、小口カバ−は取付 金具を小口部分に押し込むのみで簡単かつ容易に、しかも強固に取付けられる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1は取付金具の側面図、図2は同上平面図、図3は小口カバ−の側面図、図 4は取付金具を小口カバ−に固定した状態の側面図、図5はドアの小口部分に小 口カバ−を取付けた状態の平面図を示すものであって、図6に示した従来例の構 成部材と共通する構成部材には同一の符号を付して説明する。 すなわち、図1ないし図5において、1はドアの表面板、2はドアの裏面板で あって、これらドアの表裏面板1、2の対向間の端縁寄り部位には縦枠3が介装 固定されている。そして、上記縦枠3は表裏面板1、2間と直交して配置された 底板3aと、底板3aの両側縁から表裏面板1、2の内面に沿って端縁方向に延 出された脚部3b、3bとによって平面視コ字状に形成されている。 また、表裏面板1、2の端縁には、それぞれ小壁1a、2aを存して内側に折 曲してなる折曲片1b、2bが形成されており、これら縦枠3と折曲片1b、2 bとによって表裏面板1、2の端縁側には小口部分4が囲繞形成されている。5 は小口部分4を覆う小口カバ−であって、該小口カバ−5は見込み面5aと該見 込み面5aの両側縁から縦枠3の底板3a方向に延出された脚部5b、5bとに よって平面視コ字状に形成され、脚部5b、5bの端縁には平面視T字状の切欠 部11が対向位置に形成されている。
【0007】 12は小口カバ−5の見込み面5aを小壁1a,2aと同一平面状に取付ける ための小口カバ−取付金具であって、該取付金具12はステンレス板等の弾性薄 板を基材として、小口カバ−5の見込み面5aの裏側に面当てされる天板12’ と該天板12’の両側縁から小口カバ−5の脚部5b、5bに沿って延び、かつ 脚部5b、5bの端縁近傍部位を内方に湾曲してリブ12a、12aを形成し、 更に先端側の対向間隔を順次近接させて突き合わせ状の突縁12b を形成した 脚部12”、12”とからなり、上記脚部12”、12”は縦枠3の底板3aま で達するように延出されている。したがって、脚部12”には小口カバ−5の付 勢弾持力と係止力とが付与されるようになっている。 上記脚部12”、12”の基端側には小口カバ−5の脚部5b、5bに形成し たT字状切欠部11に出没自在となるように、弾性係止片12c、12cが切り 起し状に形成されており、該弾性係止片12c、12cは、小口カバ−5を小口 部分4に取付けた際、上記T字状切欠部11から突出して表裏面板1、2の端縁 内側に形成した折曲片1b、2bの端縁に係止されて小口カバ−5の浮き上りや 抜け止めを防止するものである。、また、上記脚部12”、12”には弾性係止 片12c、12cの側方に位置して側縁係止片12d、12dが弾性係止片12 c、12cと反対方向に切り起し状に形成されており、該側縁係止片12d、1 2dは取付金具12を小口カバ−5の見込み面5aの裏側に組付けた際、T字状 切欠部11の側縁11a、11aを係止して小口カバ−5と取付金具12とを一 体化するためのものである。 なお、上記実施例では、係止手段によって小口カバ−5と取付金具12とを一 体化するものを示したが、これに限定されるものではなく、取付金具12の天板 12’と小口カバ−5の見込み面5aの裏面とを接着剤を介して一体化したもの であってもよい。
【0008】 叙上の構成において、いま、小口カバ−5を小口部分4に取付けるにあたって は、作業員が手で小口カバ−5の見込み面5aを押圧して取付金具12の突縁1 2bを小口部分4に押し込むだけでよい。 すなわち、取付金具12の突縁12bを小口部分4に押し込むと、小口カバ− 5の脚部5b、5bに形成されたT字状切欠部11から外側方に突出している弾 性係止片12c、12cが、表裏面板1、2の端縁内側に折曲形成された折曲片 1b、2bの対向面で押圧されながら没入し、該折曲片1b、2bの対向面を通 過した時点で再び外側方に突出すると同時に、取付金具12の突縁12bが縦枠 3の底板3aに当接し、リブ12a、12aを介して弾持された状態で押圧され る。そこで、小口カバ−5の見込み面5aから手を放すと、突縁12bが弾性復 帰し、その際に生ずる附勢力で弾性係止片12c、12cを折曲片1b、2bの 端縁に係止させる。このため、小口カバ−5は単に取付金具12を小口部分4に 押し込むのみで簡単かつ容易に、しかも強固に取付けられるので、作業性が著し く向上される。
【0009】
【考案の効果】
これを要するに本考案は、ドア等の表裏面板間の端縁寄り部位に介装した縦枠 と、表裏面板の端縁にそれぞれ小壁を存して内側に折曲してなる折曲片とによっ て囲繞形成された小口部分に、脚部を介して見込み面を小壁と同一平面状に取付 ける小口カバ−の取付金具であって、上記取付金具は、小口カバ−の見込み面裏 側に面当てされる天板と、該天板の両側縁から小口カバ−の脚部に沿って延び、 先端側の対向間を順次近接させて形成した突縁を縦枠の底板まで達するように延 出した脚部と、該脚部の基端側に切り起し状に形成され、小口カバ−の脚部に形 成した切欠部を介して表裏面板の折曲片端縁に係止される弾性係止片とからなり 、上記取付金具は天板または脚部を介して小口カバ−と一体化されてなるもので あるから、小口カバ−と一体化された取付金具には、その脚部対向間を先端側に いくに従って順次近接させて突縁を形成し、該突縁を縦枠の底板まで延出させた ので、小口カバ−には取付金具に形成した突縁による付勢弾持力と弾性停止片に よる係止力が付与され、したがって小口カバ−を小口部分に取付けるにあたって は、単に取付金具を小口部分に押し込むのみで簡単かつ容易に、しかも強固に取 付けることができ、このため、作業性が著しく向上されて取付作業を軽快に行う ことができる極めて有用な実用的効果を奏する。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】取付金具の側面図
【図2】取付金具の平面図
【図3】小口カバ−の側面図
【図4】取付金具を小口カバ−に固定した状態の側面図
【図5】ドアの小口部分に小口カバ−を取付けた状態の
平面図
【図6】ドアの小口部分に小口カバ−を取付けた状態を
示す従来例の水平断面図
【符号の説明】
1 ドアの表面板 2 ドアの裏面板 1a 小壁 1b 折曲片 2a 小壁 2b 折曲片 3 縦枠 3a 縦枠の底板 5 小口部分 5a 小口カバ− 5b 小口カバ−の脚部 11 T字状切欠部 11a T字状切欠部の側縁 12 取付金具 12’ 取付金具の天板 12” 取付金具の脚部 12a リブ 12b 突縁 12c 弾性係止片 12d 側縁係止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア等の表裏面板間の端縁寄り部位に介
    装した縦枠と、表裏面板の端縁にそれぞれ小壁を存して
    内側に折曲してなる折曲片とによって囲繞形成された小
    口部分に、脚部を介して見込み面を小壁と同一平面状に
    取付ける小口カバ−の取付金具であって、上記取付金具
    は、小口カバ−の見込み面裏側に面当てされる天板と、
    該天板の両側縁から小口カバ−の脚部に沿って延び、先
    端側の対向間を順次近接させて形成した突縁を縦枠の底
    板まで達するように延出した脚部と、該脚部の基端側に
    切り起し状に形成され、小口カバ−の脚部に形成した切
    欠部を介して表裏面板の折曲片端縁に係止される弾性係
    止片とからなり、上記取付金具は天板または脚部を介し
    て小口カバ−と一体化されていることを特徴とするドア
    等の小口カバ−取付金具。
JP1992029279U 1992-04-06 1992-04-06 ドア等の小口カバ−取付金具 Expired - Lifetime JP2573452Y2 (ja)

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