JPH0579839B2 - - Google Patents

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JPH0579839B2
JPH0579839B2 JP18956989A JP18956989A JPH0579839B2 JP H0579839 B2 JPH0579839 B2 JP H0579839B2 JP 18956989 A JP18956989 A JP 18956989A JP 18956989 A JP18956989 A JP 18956989A JP H0579839 B2 JPH0579839 B2 JP H0579839B2
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JP
Japan
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flange
casing shell
casing
suction
reinforcing member
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JP18956989A
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Shinichiro Arakawa
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は板金製うず巻ポンプケーシングに係
り、特に吸込みフランジあるいは吐出フランジに
外力が作用した場合でも、ケーシングのライナー
部の変形を抑えることができるようにした板金製
うず巻ポンプケーシングに関する。
〔従来の技術〕
一般に、一枚のステンレス鋼板などをプレスに
より深絞りしてケーシング殻を一体的に形成し、
このケーシング殻に、互いに直交する軸線を有す
る吸込みフランジおよび吐出フランジを固着して
なるうず巻ポンプケーシングは知られている。
この種のうず巻ポンプケーシングは、板金製で
あるので、強度的に弱くなりがちであり、吸込み
フランジに外力が作用した場合などに、この外力
がケーシング殻に直接伝達してライナー部が変形
するなどの恐れがある。ライナー部が変形する
と、羽根車との間に当りが生じ、この当りによ
り、騒音、ポンプ過負荷などの問題が生じ、ひい
てはケーシング殻と羽根車とが接触して羽根車破
損などの不測の事態につながる恐れがある。
これを防止するために、従来では、ケーシング
殻の内側に吸込室と圧力室とを仕切る仕切体を配
設するとともに、この仕切体の外側に延在する上
記ケーシング殻の一部に、いわゆる柔なフリー構
造を採用し、上記の外力が作用した場合に、この
フリー構造によつてケーシング殻の一部のみを変
形させ、この変形が仕切体には及ばないようにし
たものが提案されている。
また、別の観点からは、吸込みフランジとケー
シング殻との間に補強部材を掛け渡して、いわゆ
る剛な構造にして、吸込みフランジに作用する外
力をケーシング殻に直接伝達させて、このケーシ
ング殻自体で吸収してしまうようにしたものが提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、いわゆる柔なフリー構造とした
ものでは、上記吸込みフランジに吸込み配管を接
続する場合、該吸込み配管自体を別の部材で基礎
に対して支持しておかなければならないという問
題がある。
また、いわゆる剛な構造にしたものでは、通常
時に問題はないが、ケーシング殻により吸収でき
ないような過大な外力が吸込みフランジに作用し
た場合に、ケーシング殻のライナー部に変形が生
じ、上述の当りが発生するという問題がある。
さらに、従来の構造では、いずれの場合も吸込
みフランジだけを保護するものであり、吐出フラ
ンジを保護しようとすれば、この吐出フランジに
も同様の対策を講じなければならないという問題
がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術
が有する問題点を解消し、吸込みフランジまたは
吐出フランジに過大な外力が作用した場合でも、
ケーシングのライナー部の変形を最小限に抑える
ことができるようにした板金製うず巻ポンプケー
シングを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、鋼板を
プレスにより深絞りして一体的に形成したケーシ
ング殻に、互いに直交する軸線を有する吸込みフ
ランジおよび吐出フランジを固着してなるうず巻
ポンプケーシングにおいて、前記吸込みフランジ
と前記吐出フランジとを結合する補強部材を、前
記ケーシング殻の外側に設けたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
本発明によれば、吸込みフランジに外力が作用
しても、吐出フランジに外力が作用しても、いず
れの場合も、この外力は、補強部材によつて吸収
されることになり、該外力は、直接にはケーシン
グ殻に到達しない。したがつて、外力が作用して
も、ケーシング殻に変形が及ぶことはなく、ライ
ナーリングと羽根車の端部との当たりを確実に回
避することができ、羽根車破損などの不測の事故
を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明による板金製うず巻ポンプケーシ
ングの一実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図において、1はうず巻ポンプのケーシン
グ殻を示し、このケーシング殻1は一枚のステン
レス鋼板などをプレスにより深絞りして形成され
ている。ケーシング殻1の一端には固定フランジ
2が一体的に形成され、ケーシング殻1の他端に
は吸込ポート3が開口している。このケーシング
殻1は固定フランジ2によつてモータのブラケツ
ト(図示せず)などに連結されている。
ケーシング殻1の内側の中央部には周方向に延
びるボリユート室Aが形成され、このボリユート
室Aの外周は張出し部1aによつて画成されてい
る。この張出し部1aはケーシング殻1の外周壁
を半径方向外方に膨出させて形成され、その張出
し高さは、第2図に示すように、途中から張出し
を開始して、周方向(図中で反時計方向)に沿つ
て連続的に高くなつている。よつて、ボリユート
室Aの流路断面積は流体の流れる方向に向かつて
漸次増大している。
ケーシング殻1の内側には羽根車5が設けら
れ、この羽根車5はボス6と一体になつており、
このボス6は主軸7の自由端に連結されている。
主軸7には軸封装置8が装着され、この軸封装置
8は、ケーシング殻1に固着されたケーシングカ
バー9により支持されている。羽根車5の吸込側
端部5aとケーシング殻1との間には、吸込側室
と吐出側室とを仕切るためのライナーリング14
が配設され、このライナーリング14は、断面を
ほぼL字状に形成されて上記ケーシング殻1の内
周壁に圧入されている。
ケーシング殻1の吸込ポート3には、プレスに
より成形された吸込みフランジ10が溶接され、
この吸込みフランジ10の中央部には上記吸込み
ポート3に連なる吸込口11が開口している。ま
た、この吸込みフランジ10には相フランジ(図
示せず)を接続するためのシーリング面12が形
成されている。
また、第2図からも明らかなように、ケーシン
グ殻1の張出し部1aの終端13には、ノズル1
5の一端が接続され、このノズル15の他端に
は、吐出フランジ16が一体的に形成されてい
る。この吐出フランジ16の軸線は上記吸込みフ
ランジ10の軸線と直交している。吐出フランジ
16には相フランジ(図示せず)を接続するため
のシーリング面17が形成され、該吐出フランジ
16の中央部には吐出口18が開口している。
また、この実施例によれば、吸込みフランジ1
0と吐出フランジ17とを結合するためのコ字状
に曲げられた補強部材20が、ケーシング殻1の
外側に配設されている。この補強部材20には、
吸込みフランジ10用と、吐出フランジ17用の
2つの大きな貫通孔26,27が開口し、貫通孔
26を通して外側に延出した吸込みフランジ10
の裏面と該補強部材20の表面とは溶接され、貫
通孔27を通して外側に延出した吐出フランジ1
7の裏面と該補強部材20の表面とは溶接されて
いる。この補強部材20にはケーシング殻1より
厚い材料が用いられ、しかも流体に直接接触しな
いので、ケーシング殻1より耐食性に劣る安価な
材料が用いられている。
また、補強部材20はコの字の側縁21全域を
内側に折り曲げて、それ自体の剛性を高めてお
り、この補強部材20の下部領域はポンプ脚部2
0aとして形成されている。このポンプ脚部20
aの平坦面には取付けボルト用の孔(図示せず)
が穿設されている。この補強部材20は、相フラ
ンジ(図示せず)を接続する際に用いるナツト2
2の受けとしても機能しており、第2図および第
3図に示すように、この補強部材20には、シー
リング面12側に4つのボルト孔23が、またシ
ーリング面17側に4つのボルト孔25が穿設さ
れている。
次に、本実施例によるうず巻ポンプの作用を説
明する。
駆動電動機(図示せず)に主軸7を連結してお
き、これを回転させると、羽根車5が一体的に回
転し、吸込ポート3から流体が吸入される。この
吸収された流体は、羽根車5の内部を通り、遠心
力を付与されて、その外周部からボリユート室A
内に放出される。この放出された流体は、ボリユ
ート室Aの内部を周方向(第2図で反時計方向)
に移動し、ノズル15を通つて、吐出フランジ1
6の吐出口18から排出される。
しかして、本実施例によれば、吸込みフランジ
10に外力が作用した場合でも、この外力は、補
強部材20によつて吸収されることになり、該外
力は、直接にはケーシング殻1に到達しない。し
たがつて、外力が作用しても、ケーシング殻1に
変形が及ぶことはなく、ライナーリング14と羽
根車5の端部5aとの当たりを確実に回避するこ
とができる。
また、これによれば、吐出フランジ17に外力
が作用した場合でも、この外力は、補強部材20
によつて吸収されることになり、該外力は、直接
にはケーシング殻1に到達しない。よつて、上述
と同様に、ケーシング殻1に変形が及ぶことはな
く、ライナーリング14と羽根車5の端部5aと
の当たりを確実に回避することができる。
さらに、吸込みフランジ10と吐出フランジ1
7とを結合する補強部材20を、コの字状に曲げ
て、ケーシング殻1の外側に設けたから、吸込み
フランジ10と吐出フランジ17の両方に別々に
補強部材を設ける必要はなく、極めて簡単な構造
にすることができる。
また、補強部材20の下部領域にポンプ脚部2
0aを形成すれば、ポンプの据付けなどには便利
であり、別の脚部を付加する必要はなく、一層、
簡単な構造にすることができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、鋼板をプレスにより深絞りして一体的に形成
したケーシング殻に、互いに直交する軸線を有す
る吸込みフランジおよび吐出フランジを固着して
なるうず巻ポンプケーシングにおいて、前記吸込
みフランジと前記吐出フランジとを結合する補強
部材を、前記ケーシング殻の外側に設けたから、
吸込みフランジに外力が作用しても、吐出フラン
ジに外力が作用しても、その外力は補強部材によ
つて確実に吸収され、ケーシング殻に到達するこ
とはなく、ケーシング殻の変形を確実に防止する
ことができ、ライナーリングと羽根車の端部との
当たりを回避することができ、羽根車破損などの
不測の事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による板金製うず巻ポンプケー
シングの一実施例を示す縦断面図、第2図は同じ
く正面図、第3図は同じく平面図である。 1……ケーシング殻、3……吸込ポート、5…
…羽根車、10……吸込みフランジ、14……ラ
イナーリング、17……吐出フランジ、20……
補強部材、20a……ポンプ脚部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼板をプレスにより深絞りして一体的に形成
    したケーシング殻に、互いに直交する軸線を有す
    る吸込みフランジおよび吐出フランジを固着して
    なるうず巻ポンプケーシングにおいて、前記吸込
    みフランジと前記吐出フランジとを結合する補強
    部材を、前記ケーシング殻の外側に設けたことを
    特徴とする板金製うず巻ポンプケーシング。 2 前記補強部材の下部領域にポンプ脚部を形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の板金製う
    ず巻ポンプケーシング。
JP18956989A 1989-07-21 1989-07-21 板金製うず巻ポンプケーシング Granted JPH0354398A (ja)

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JP18956989A JPH0354398A (ja) 1989-07-21 1989-07-21 板金製うず巻ポンプケーシング

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JPH0354398A JPH0354398A (ja) 1991-03-08
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JPH0354398A (ja) 1991-03-08

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