JPH0579099U - ドアロックアクチュエータ - Google Patents

ドアロックアクチュエータ

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JPH0579099U
JPH0579099U JP1769292U JP1769292U JPH0579099U JP H0579099 U JPH0579099 U JP H0579099U JP 1769292 U JP1769292 U JP 1769292U JP 1769292 U JP1769292 U JP 1769292U JP H0579099 U JPH0579099 U JP H0579099U
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JP
Japan
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actuator
end side
door
closing mechanism
door opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP1769292U
Other languages
English (en)
Inventor
中 雅 樹 田
木 政 志 鈴
上 勝 井
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 右ドア用と左ドア用とで単一仕様とすること
で、部品管理を容易なものとするととともに車両に組み
付ける際の煩雑さを解消して汎用性を有するドアロック
アクチュエータを提供する。 【構成】 アクチュエータケース2の外側に、出力軸6
の一端側および他端側に基端側を固定され且つ一方のド
ア開閉機構、他方のドア開閉機構に先端側を連結する第
1の出力アーム7、第2の出力アーム8を備えたドアロ
ックアクチュエータ1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のドアを電源の供給によって自動的にロックまたは アンロックするのに利用されるドアロックアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアを電源の供給によって自動的にロックまたはアンロックするドア ロックアクチュエータとして図5に示すものが知られている。
【0003】 図示するドアロックアクチュエータ50は、アクチュエータケース51内の下 方寄りにアクチュエータモータ52が取付けてあり、このアクチュエータモータ 52に対して通電を行うと、アクチュエータモータ52に有するモータシャフト 52aが回転する。モータシャフト52aには減速機構53に備えられたピニオ ン53aが圧入されているとともに、ピニオン52aには減速機構53に備えら れた中間ギア53bの大径側が噛合っており、この中間ギア53bの小径側には 減速機構53に備えられたセクタ53cが噛合っている。また、セクタ53cは アクチュエータケース51に回転自在に支持された出力軸55の基端側に取付け られており、モータシャフト52aの回転動力はピニオン53a→中間ギア53 b→セクタ53c→出力軸55に伝達されて出力軸55を回動させる。
【0004】 前記出力軸55の先端側はアクチュエータケース51の図5中手前側の表面5 1a上に突出しており、突出した部分の出力軸55に出力アーム56の基端側が 固定されているとともに、このドアロックアクチュエータ50を図示しない右ド ア用のドア開閉機構に取付けた状態で出力アーム56の先端側に前記ドア開閉機 構に連結されたロッド57が回転自在に連結されている。これにより、出力アー ム56は出力軸55の回動により出力軸55とともに一体的に出力作動を行い、 前記ドア開閉機構をロック状態またはアンロック状態に切換える。
【0005】
【従来の欠点】
ところが、上記した従来のドアロックアクチュエータ50では、アクチュエー タケース51の図5中手前側の表面51a上に突出した出力軸55の先端側に出 力アーム56の基端側が固定されている構造であることから、出力アーム56は アクチュエータケース51の片側にのみ設けられているので、ドア開閉機構が左 右のドアにおいて非対称の形状となっている場合、左ドア用のドア開閉機構にこ のドアロックアクチュエータ50を取付けようとすると、アクチュエータケース 51の厚さにより出力アーム56からドア開閉機構までの距離が異なるものとな り、それによって、左ドア用と右ドア用とでドア開閉機構に対しての出力トルク に差が生ずる可能性を有するため、アクチュエータケース51の表面51a側に 出力アーム56を設けたものと、アクチュエータケース51の裏面側に出力アー ム56を設けたものとで2種類のドアロックアクチュエータ50を設定すること で対応していたので、作成したドアロックアクチュエータ50が2種類の仕様を 有するものとなって、部品管理が容易でないととともに、車体への取付けの際に 仕様の選別を行わなくてはならないことから、取付け作業が煩雑になる可能性を 有するという欠点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
考案か解決しようとする課題は、右ドア用と左ドア用とで異なる仕様のドアロ ックアクチュエータを作成すると、部品管理が容易でなくなり、車体への取付け が煩雑になる可能を有する点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるドアロックアクチュエータは、部品管理を極めて容易にする とともに車体への取付けを簡略なものとするため、アクチュエータケースと、電 源の供給により回転するアーマチュアシャフトを有するアクチュエータモータと 、アーマチュアシャフトに連結された減速機構と、アクチュエータケースに回転 可能に支持されているとともに前記減速機構に連結され且つ一端側および他端側 を当該アクチュエータケースから突出させた出力軸と、アクチュエータケースの 外側に、出力軸の一端側に基端側を固定され且つ一方のドア開閉機構に先端側を 連結する第1の出力アームおよび出力軸の他端側に基端側を固定され且つ他方の ドア開閉機構に先端側を連結する第2の出力アームを備えた構成としたことを特 徴としており、部品管理を容易なものとするととともに車両に組み付ける際の煩 雑さを解消することで、汎用性のあるドアロックアクチュエータを提供するとい う目的を実現した。
【0008】
【作用】
この考案に係わるドアロックアクチュエータでは、アクチュエータケースの外 側に突出させた出力軸の一端側に第1の出力アームが固定されるとともに出力軸 の他端側に第2の出力アームが固定されているため、第1の出力アームおよび第 2の出力アームは一方のドア開閉機構用に夫々使用される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案によるドアロックアクチュエータの一実施例を図1ないし図4 に基づいて説明する。
【0010】 図示するアクチュエータ1は、図2中の左方側に位置する第1のアクチュエー タケース2a、第1のアクチュエータケース2aに組合わされる第2のアクチュ エータケース2bとからアクチュエータケース2が形成されており、第1のアク チュエータケース2aの上方側、下方側には、図2により明らかなように、アク チュエータケース2の厚さ寸法の中央位置には矩形に突出した車体取付部2a1 、2a2が設けられている。また、アクチュエータケース2内の図1中の下端側 にアクチュエータモータ3が取付けられており、アクチュエータモータ3に備え たモータシャフト3aには減速機構4の一部を構成するピニオン4aが取付けら れている。
【0011】 前記ピニオン4aには減速機構4の他の一部を構成する中間ギア4bが噛合う 。中間ギア4bはアクチュエータケース2のほぼ中央に固定された支持軸5に挿 通されており、中間ギア4bには大径ギア4b1、小径ギア4b2、大径ギア4 b1を小径ギア4b2に連結させる連結部材4b3が備えられている。
【0012】 大径ギア4b1はピニオン4aに噛合わせてあり、小径ギア4b2は減速機構 4の残りの一部を構成するセクタ4cに噛合う。
【0013】 ここで、アクチュエータケース2の図1中において上方寄りには出力軸6が回 転自在に挿通されており、図2により明らかように、この出力軸6のほぼ中央に 前記セクタ4cが固定されている。
【0014】 前記出力軸6は一端側が第1のアクチュエータケース2aの外側に、他端側が 第2のアクチュエータケース2bの外側に夫々突出しており、出力軸6の一端側 、他端側に第1の出力アーム7、第2の出力アーム8の基端側が夫々固定されて いる。
【0015】 第1の出力アーム7および第2の出力アーム8は同一形状をなし図3により明 らかなように、アクチュエータケース2の右方側に夫々突出しており、先端側に 丸孔状のドア開閉機構連結部7a、8aが設けられている。
【0016】 ここで、図2により明らかなように、第1の出力アーム6、第2の出力アーム 7はアクチュエータケース2の車体取付部2a1、2a2から夫々同一の距離だ け離隔した位置に設定される。
【0017】 そして、第1の出力アーム7、第2の出力アーム8のドア開閉機構連結部6a 、7aには図4に示す左側ドア開閉機構(一方のドア開閉機構)10、右側ドア 開閉機構(他方のドア開閉機構)11が連結される。
【0018】 アクチュエータモータ3に通電を行うと、モータシャフト3aが図1中におい て時計方向に回転するため、モータシャフト3aの回転動力はピニオン4a→中 間ギア4bの大径ギア4b1→連結部材4b3→小径ギア4b2→セクタ4c→ 出力軸5に伝達されるため、出力軸5を時計方向に回動させ、それによって、第 1の出力アーム7および第2の出力アーム8を図1中において時計方向に出力回 動させるため、第1の出力アーム7、第2の出力アーム8に連結された左側ドア 開閉機構10、右側ドア開閉機構11をアンロック状態からロック状態に切換え る。
【0019】 このような構造を有するドアロックアクチュエータ1を前記左側ドア開閉機構 10に取付けるに際しては、第1の出力アーム7を左側ドア開閉機構10に備え られたレバー10a側に向けて配置したところで、第1の出力アーム7のドア開 閉機構連結部7aを前記レバー10aに連結し、アクチュエータケース2の車体 取付部2a1、2a2にビス12を挿して左側ドア開閉機構10に固定する。
【0020】 また、ドアロックアクチュエータ1を右側ドア開閉機構11に取付けるに際し ては、第2の出力アーム8を右側ドア開閉機構11に備えられたレバー11aに 側に向けて配置したところで、第2の出力アーム8のドア開閉機構連結部8aを 前記レバー11aに連結し、アクチュエータケース2の車体取付部2a1、2a 2にビス12を挿して右側ドア開閉機構11に固定する。
【0021】 そして、第1の出力アーム7および第2の出力アーム8は車体取付部2a1、 2a2から夫々同一の距離で離隔していることから、右側ドア開閉機構10に備 えられたレバー10a、左側ドア開閉機構11に備えられたレバー11aに対し て均等のトルクをかけてロック作動を行うものとなる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるドアロックアクチュエータは、ア クチュエータケースの外側に突出させた出力軸の一端側に第1の出力アームを固 定しているとともに出力軸の他端側に第2の出力アームを固定しているため、第 1の出力アームおよび第2の出力アームはアクチュエータケースの表側および裏 側に夫々設けられるので、一方のドア開閉機構用と他方のドア開閉機構用とで異 なる仕様のものを作成する必要がなく、一方のドア開閉機構用と他方のドア開閉 機構用とを単一仕様とすることにより、一方のドア開閉機構用と他方のドア開閉 機構用とを異なる仕様で設定していたものと比較して部品管理を極めて容易なも のとすることができるとともに、車体取付けの際の煩雑さの解消を図れ、それに よって、汎用性を有するという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるドアロックアクチュエータの
一実施例の部分破断正面図である。
【図2】図1に示したドアロックアクチュエータの縦断
面図である。
【図3】図1に示したドアロックアクチュエータの出力
アームまわりの外観斜視説明図である。
【図4】図1に示したドアロックアクチュエータにおい
ての車体への取付け状態を説明する側面図である。
【図5】従来のドアロックアクチュエータの正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ドアロックアクチュエータ 2 アクチュエータケース 3 アクチュエータモータ 3a アーマチュアシャフト 4 減速機構 6 出力軸 7,8 第1の出力アーム,第2の出力アーム 10,11 一方のドア開閉機構(左ドア用),他方の
ドア開閉機構(右ドア用)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータケースと、電源の供給に
    より回転するアーマチュアシャフトを有するアクチュエ
    ータモータと、 前記アーマチュアシャフトに連結された減速機構と、 前記アクチュエータケースに回転可能に支持されている
    とともに前記減速機構に連結され且つ一端側および他端
    側を当該アクチュエータケースから突出させた出力軸
    と、 前記アクチュエータケースの外側に、前記出力軸の一端
    側に基端側を固定され且つ一方のドア開閉機構に先端側
    を連結する第1の出力アームおよび出力軸の他端側に基
    端側を固定され且つ他方のドア開閉機構に先端側を連結
    する第2の出力アームを備えたことを特徴とするドアロ
    ックアクチュエータ。
JP1769292U 1992-03-30 1992-03-30 ドアロックアクチュエータ Pending JPH0579099U (ja)

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JPH0579099U true JPH0579099U (ja) 1993-10-26

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