JP3474465B2 - 車両用ドアロックアクチュエータの組み付け方法 - Google Patents

車両用ドアロックアクチュエータの組み付け方法

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JP3474465B2
JP3474465B2 JP31059098A JP31059098A JP3474465B2 JP 3474465 B2 JP3474465 B2 JP 3474465B2 JP 31059098 A JP31059098 A JP 31059098A JP 31059098 A JP31059098 A JP 31059098A JP 3474465 B2 JP3474465 B2 JP 3474465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、車両用ドアロッ
クアクチュエータの組み付け方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、車両、例えば自動車用ドアには、
ドアロック機構が設けられている。このドアロック機構
は、車外の取っ手又はインサイドハンドルを操作しても
ドアを閉めたままのロック状態に保持させる機構であ
る。ドアロック機構は、ドアロックアクチュエータによ
って作動される。図13に示すように、前記ドアロック
アクチュエータ70は、前記インサイドハンドル71を
回動可能に支持するフレーム72に組み付けられてい
る。アクチュエータ70はハウジング73を備えてい
る。このハウジング73には作動部材としての出力軸7
4が突出されている。出力軸74の内端は、前記ドアロ
ック機構(図示しない)を駆動するためのモータ(図示
しない)に連結されている。出力軸74の外端は、イン
サイドノブ75に駆動連結されている。そして、モータ
が駆動されると、出力軸74が移動されてドアロック機
構が駆動し、ドアがロック状態とアンロック状態に操作
される。又、インサイドノブ75又はキーシリンダを2
位置に手動操作することにより、出力軸74は前記モー
タとは別に駆動され、ドアはロック状態とアンロック状
態に操作される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用ドアロックアクチュエータ70においては、図13に
示すように、出力軸74の中心線76と、ハウジング7
3の幅方向中央部を通る中心線77とが一致していな
い。即ち、出力軸74の中心線76を基準とした場合
に、ハウジング73の形状は左右対称でない。そのた
め、車両の各種デザインや、車両の左右によってインサ
イドハンドル71の形状が異なっている関係上、ハウジ
ング73の取付位置を車両の左右反対側に変更すると、
取付スペースの制約を受ける。従って、異なる形状のハ
ウジング73を複数種用意しないと、車両の左右それぞ
れにハウジング73を取り付けることができないという
問題があった。 【0004】この発明は、前記問題点を解決するために
なされたものであり、その第1の目的は、フレームに対
して車両用ドアロックアクチュエータを簡単に取り付け
ることが可能な車両用ドアロックアクチュエータの組み
付け方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ドアロック機構を作動させるドアロックアクチュエ
ータであって、このドアロックアクチュエータのハウジ
ング内からその外部に突出され前記ドアロック機構を操
作するためのインサイドノブに駆動連結される作動部材
を設け、この作動部材をインサイドノブに係合し、その
係合位置を中心にして前記ハウジングを所定の位置まで
回動した後、前記ハウジングをインサイドノブ側に移動
させて、前記インサイドノブが組み付けられているフレ
ームに対して同ハウジングを支持するようにしたことを
要旨とするものである。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】この方法によれば、インサイドノブが組み
付けられているフレームに対してドアロックアクチュエ
ータを組み付けるには、まず作動部材をインサイドノブ
に係合する。続いて、その係合位置を中心にしてハウジ
ングを所定の位置まで回動する。その後、ハウジングを
インサイドノブ側に移動させて、フレームに同ハウジン
グを支持する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明を自動車用ドアの
ドアロックアクチュエータに具体化した一実施形態を図
面に従って説明する。 【0011】図7、図8において、自動車用ドア10の
アウタパネル11とインナパネル12との間に形成され
た空間13には、ドアガラス14が配設され上下方向に
出入りするようになっている。前記空間13において、
ドア10先端側であって車体側に設けたストライカと相
対向する位置にラッチ機構15が配設されている。 【0012】ラッチ機構15は図示しないラッチカムを
備え、ラッチカムが回動して前記車体側に設けたストラ
イカと係合するようになっている。そして、ラッチカム
がドア側に設けたストライカと係合して回動不能になる
と、ラッチカムは元の状態に回動復帰することができな
くなり、ドア10を閉まった状態のラッチ状態にする。 【0013】ラッチ機構15の下側にはドアロック機構
16が配設されている。ドアロック機構16は、ドア1
0を閉めたままのロック状態を保持する機構である。ド
アロック機構16は、ラッチ機構15のラチエットと連
結する図示しないリンクを備えている。リンクは、ラチ
エットを回動させる状態(アンロック状態)にする作動
位置と、ラチエットを回動させない状態(ロック状態)
にする非作動位置の2位置を取り得るようになってい
る。リンクが非作動位置に固定されると、ドア10が閉
まった状態においてラッチ機構15のラチエットは回動
しない。その結果、ラッチ機構15によりラッチ状態に
あるドア10は、リンクが作動位置に復帰されない限り
アンラッチ状態にならずラッチ状態のまま、即ちロック
状態が保持されるようになっている。 【0014】前記インナパネル12の内側面(車内側の
面)には、ドアトリム17が取着されている。そのドア
トリム17とインナパネル12との間には図8に示すよ
うに空間18が形成される。その空間18においてドア
10の基端側の空間18部分には、ドアロックアクチュ
エータ20のハウジング21と、インサイドハンドル2
2と、インサイドノブ23を支持するフレーム24とが
配設されている。 【0015】図3はドアロックアクチュエータ20の平
面図、図4はドアロックアクチュエータの正面図であ
る。ハウジング21は、車両の前後方向に延びる長尺状
に形成されている。ハウジング21は、一側面(ドアト
リム17側の側面)に開口を有するケース部21aと、
そのケース部21aの開口を塞ぐ蓋21bとを備えてい
る。ケース部21aはインナパネル12側に配置されて
いる一方、蓋21bはドアトリム17側に配置されてい
る。そして、ケース部21aの開口が蓋21bにより塞
がれた状態で、ケース部21aと蓋21bとは取付部材
である複数のネジ25により組み付けられている。 【0016】図3、図4、図12に示すように、前記フ
レーム24の左側部は、ネジ27a,27bにより前記
インナパネル12に対して固定されている。フレーム2
4の後端(図3の右側)には取付口24aが形成されて
いる。この取付口24aに対応するようにハウジング2
1の前端には挿入部21cが突設されている。そして、
取付口24a及び挿入部21cには、それらが係合され
た状態でネジ50が貫通され、このネジ50の先端にナ
ット51が締め付けられている。 【0017】又、フレーム24の後端面中央部には取付
部52が突設されている。その取付部52に対応するよ
うにハウジング21の前端下面には係合片53が突設さ
れている。そして、取付部52及び係合片53には、そ
れらが重ね合わさった状態でネジ54が貫通され、その
ネジ54の先端に図示しないナットが締め付けられてい
る。従って、前記ネジ50,54及びナット51によ
り、ハウジング21とフレーム24とが連結して一体化
されている。 【0018】図3、図4に示すように、ドアロックアク
チュエータ20のハウジング21内には、モータ30
と、モータ30にて回転する樹脂性の内カム31と、内
カム31に係合する樹脂性の外カム32とが収容されて
いる。そして、モータ30の駆動に基づいて内カム31
が回転することにより、外カム32が内カム31に対し
て回転不能で且つ軸線方向に往復動するようになってい
る。詳述すると、フレーム24から最も離間した位置
(ロック位置)と、フレーム24から最も近い位置(ア
ンロック位置)の2位置に外カム32は移動制御され
る。 【0019】又、外カム32は、内カム31の軸線方向
に移動可能になっていることから、この軸線方向に力を
与えることにより、前記ロック位置とアンロック位置の
2位置に移動制御される。なお、内カム31と外カム3
2は合成樹脂製であるので、作動時において2つのカム
の間の摩擦力は減少する。以上のように、2つのカム3
1,32を用いて回転方向を軸線方向に変えて往復動さ
せるのでソレノイド等を用いて直接往復動させるものよ
りも位置停止時の衝撃が緩和でき、作動音が減少する。
又、長寿命化にもつながる。特にインナパネル12とド
アトリム17の間では、運転席に近いのでよりいっそう
作動音を減少させることができる。 【0020】前記外カム32の上面に形成した可動部材
33は、ハウジング21に形成した窓21dから突出し
ている。そして、窓21dから突出した可動部材33
は、外カム32とともに窓21dに沿ってロック位置
(図3に示す実線位置)とアンロック位置(図3に示す
二点鎖線位置)の2位置に移動する。可動部材33に
は、ロック用ワイヤ34の一端が連結されている。ロッ
ク用ワイヤ34の他端は、前記ドアロック機構16のリ
ンクに連結されている。ハウジング21から離間した前
記ドアロック機構16までの間において、ロック用ワイ
ヤ34はケーブル35内を通って延びている。そして、
ハウジング21側におけるケーブル35の端部は、同ハ
ウジング21の上面に形成したケーブル保持部材36に
より保持されている。なお、この実施形態において、前
記モータ30、内カム31、外カム32、可動部材3
3、ロック用ワイヤ34等により駆動手段が構成されて
いる。 【0021】従って、前記外カム32(可動部材33)
の2位置間の往復動は、ロック用ワイヤ34を介して前
記ドアロック機構16のリンクに伝達される。リンクは
この2位置間の往復動により、前記作動位置と非作動位
置の2位置の状態に配置される。即ち、外カム32(可
動部材33)がロック位置あるときには、リンクをラッ
チ機構15のラチエットを回動させない状態にする非作
動位置に、外カム32(可動部材33)がアンロック位
置にあるときには、リンクをラチエットを回動させる状
態にする作動位置に配置する。 【0022】図3〜図6に示すように、前記ハウジング
21には、その前端開口部21eを介して作動部材であ
る板状の出力軸37が外部に突出されている。出力軸3
7の内端はカップリング56を介して前記内カム31に
連結されている。モータ30からの駆動力は歯車機構3
0a,31a、外カム32、内カム31、カップリング
56を介して出力軸37に伝達される。そして、変更手
段を構成する前記内カム31と外カム32との相対移動
により、ハウジング21に対する出力軸37の突出量が
変更される。これにより、ドアロック機構16がロック
状態にあるとき、ハウジング21に対する出力軸37の
突出量は最小となっている。又、ドアロック機構16が
アンロック状態にあるとき、ハウジング21に対する出
力軸37の突出量は最大となっている。 【0023】出力軸37は、平面からみた中心線L1が
ハウジング21の左右方向に偏心していない状態で配置
されている。即ち、ハウジング21の幅方向中央部を通
る垂立面L2上に、出力軸37の中心線L1が配置され
ている。ここで、この実施形態における左右方向とはハ
ウジング21の幅方向であって、つまり車両の前後方向
に対して水平面上で直交する方向をいう。そして、出力
軸37の中心線L1を基準にして、ハウジング21の形
状は左右対称となっている。換言すれば、平面からみた
ハウジング21の外郭は、出力軸37の中心線L1を基
準にして対称なる形状となっている。 【0024】フレーム24は、その車外側が開放され、
上下2段に区画されている。区画されたフレーム24の
下部には、インサイドハンドル22が回転軸40に対し
て回動可能に支持されている。図6に示すようにインサ
イドハンドル22の基端部22aには、車外側が開放さ
れたバネ収容室22bが形成されている。バネ収容室2
2b内には回転軸40が設けられ、その回転軸40の上
端は基端部22aの上部に貫通されてれている。 【0025】又、基端部22aの車外側下部には上下一
対の保持アーム42が形成されている。保持アーム42
にはラッチ用ワイヤ43の一端が連結されている。ラッ
チ用ワイヤ43の他端には前記ラッチ機構15のラチエ
ットが連結されている。フレーム24から前記ラッチ機
構15までの間におけるラッチ用ワイヤ43は、ケーブ
ル44内を通って延びている。従って、前記インサイド
ハンドル22を運転席にいるドライバが手前に引いて回
動させると、保持アーム42も同方向に回動する。この
回動に伴ってラッチ用ワイヤ43は引っ張られる。この
ラッチ用ワイヤ43が引っ張られることにより、ラッチ
機構15のラチエットを回動させるようになっている。
即ち、ラッチカムのストライカに対する係合が開放され
て、閉まった状態(ラッチ状態)にあったドア10はア
ンラッチ状態となる。 【0026】前記基端部22aのバネ収容室22bに
は、前記回転軸40を取り囲むように復帰バネ45が収
容されている。復帰バネ45の一端は保持アーム42に
掛け止めされ、他端はフレーム24に掛け止めされてい
る。そして、手前に引いたインサイドハンドル22を離
すと同バネ45の弾性力により、同ハンドル22は元の
位置に回動復帰する。 【0027】区画されたフレーム24の上部には、イン
サイドノブ23が前記回転軸40に対して回動可能に支
持されている。インサイドノブ23は、円弧状に形成さ
れ、その内側面には車外側に延びた上下支持片46,4
7及び中央回動アーム48が突設されている。両支持片
46,47及び中央回動アーム48には貫通孔46a,
47a,48aが形成され、各貫通孔46a,47a,
48aには前記回転軸40の上部が回転可能に貫通され
ている。 【0028】前記中央回動アーム48の先端部には掛け
止め孔48bが形成されている。この掛け止め孔48b
には、前記出力軸37の外端に形成した係止突起37a
が嵌合されている。従って、前記インサイドノブ23を
運転席にいるドライバが手前に回動してアンロック位置
(図3に二点鎖線で示す位置)にすると、中央回動アー
ム48も同方向に回動する。この回動に伴って出力軸3
7はフレーム24側に引っ張られる。この出力軸37が
引っ張られることにより、外カム32はアンロック位置
に移動する。反対に、インサイドノブ23を逆方向に回
動してロック位置(図3に実線で示す位置)にすると、
中央回動アーム48も同方向に回動する。この回動に伴
って出力軸37はハウジング21側に押し出される。こ
の出力軸37の押し出しにより、外カム32はロック位
置に移動する。 【0029】次に上記ように構成したドアロックアクチ
ュエータの作用について説明する。今、ドア10が閉じ
られラッチ機構15のラッチカムが車体側に設けたスト
ライカが係合しているラッチ状態であってドアロック機
構16のリンクがアンロック位置あるとき、インサイド
ハンドル22を手前に引くとラッチ用ワイヤ43は引っ
張られる。このラッチ用ワイヤ43の引っ張りにより、
ラッチ機構15のラチエットが回動してラッチカムはス
トライカに対して係合が開放されて閉まった状態にあっ
たドア10はアンラッチ状態となる。 【0030】又、ドアロック機構16のリンクがロック
位置にある場合には、インサイドハンドル22を手前に
引いてラッチ用ワイヤ43を引っ張り、ラッチ機構15
のラチエットを回動させようしても、ドアロック機構1
6のリンクがそのラチエットの回動を規制する。従っ
て、ドア10は、リンクがアンロック位置に復帰されな
い限りアンラッチ状態にならずラッチ状態のまま、即ち
ロック状態が保持される。 【0031】次に、インサイドノブ23をロック位置
(図3に示す実線位置)にすると、中央回動アーム48
及び出力軸37を介して外カム32はロック位置に移動
する。外カム32のロック位置への移動は、ロック用ワ
イヤ34を引っ張り、ドアロック機構16のリンクを非
作動位置に配置する。従って、ドア10は、リンクがア
ンロック位置に復帰されない限りアンラッチ状態になら
ずラッチ状態のままとなるロック状態が保持される。 【0032】反対に、インサイドノブ23をアンロック
位置(図3に示す二点鎖線位置)にすると、中央回動ア
ーム48及び出力軸37を介して外カム32はアンロッ
ク位置に移動する。外カム32のアンロック位置への移
動は、ロック用ワイヤ34を引っ張りを開放してドアロ
ック機構16のリンクを作動位置に復帰させる。従っ
て、ドア10は、インサイドハンドル22が手前に操作
されると、アンラッチ状態になる。 【0033】次に、ドアロックアクチュエータ20のハ
ウジング21をフレーム24に組み付けるには以下のよ
うに行う。即ち、図10に示すように、インサイドノブ
23をロック位置にし、出力軸37の突出量を最大にし
た状態で、出力軸37の係止突起37aを中央回動アー
ム48の掛け止め孔48bに嵌合する。その嵌合位置を
中心にしてハウジング21を図10に示す矢印方向に回
動する。そして、図11に示すように、ハウジング21
とフレーム24とが同一直線上に並ぶように、同ハウジ
ング21の位置を合わせる。つまり、ハウジング21の
挿入部21cが、フレーム24の取付口24aに対して
対向する位置までハウジング21が回動される。 【0034】その後、図11、図12に示すように、ハ
ウジング21をフレーム24側(図12に示す矢印方
向)に移動させて、ハウジング21の挿入部21cをフ
レーム24の取付口24aに挿入する。すると、フレー
ム24の取付部52にハウジング21の係合片53が重
ね合わせられる。この状態において、挿入部21c及び
取付口24aにネジ50を貫通し、そのネジ50にナッ
ト51を締め付ける。それとともに、取付部52及び係
合片53にネジ54を貫通し、そのネジ54に図示しな
いナットを締め付ける。これにより、フレーム24にハ
ウジング21が一体的に組み付けれられる。 【0035】又、上述したように挿入部21cを取付口
24aに挿入するとき、インサイドノブ23がアンロッ
ク位置に回動することなく、出力軸37がハウジング2
1内に押し戻される。これにより、カップリング56を
介して内カム31が回転しながら外カム32(可動部材
33)がロック位置に移動する。この結果、フレーム2
4にハウジング21を組み付けた後は、インサイドノブ
23側がロック位置のままで、外カム32(可動部材3
3)側がアンロック位置からロック位置に切り替わる。 【0036】次に上記のように構成したドアロックアク
チュエータの特徴を以下に記載する。 (1)この実施形態のドアロックアクチュエータ20に
おいては、ハウジング21から出力軸37が突出されて
いる。出力軸37の一端はドアロック機構16を駆動す
るモータ30に連結されている。出力軸37の他端は前
記ドアロック機構16を操作するためのインサイドノブ
23に駆動連結されている。そして、ハウジング21は
出力軸37の中心線L1を基準として左右対称に形成さ
れている。それとともに、ハウジング21の左右方向に
偏心していない状態で、同ハウジング21の中央部に出
力軸37の中心線L1が配置されている。 【0037】このため、車両の各種デザインや、車両の
左右によってインサイドハンドル22の形状が異なって
いる場合に、ドアロックアクチュエータ20の取付位置
を車両の左右反対側に変更しても、取付スペースの制約
を受けにくい。従って、インサイドハンドル22の形状
に合わせて異なる形状のハウジング21を複数種類の用
意することなく、一種類のハウジング21でドアロック
アクチュエータ20を組み付けることができる。 【0038】(2)この実施形態のドアロックアクチュ
エータ20においては、ハウジング21は、一側面に開
口を有するケース部21aと、そのケース部21aの開
口を塞ぐ蓋21bとを備えている。そして、ケース部2
1aと蓋21bとは複数のネジ25により組み付けられ
ている。このため、蓋21bを外せばケース部21aの
開口を広く取ることができ、ハウジング21内にモータ
30、内カム31、外カム32、歯車機構30a,31
a等を組み込み易い。 【0039】(3)この実施形態におけるドアロックア
クチュエータ20の組み付け方法においては、ハウジン
グ21内からその外部に出力軸37が突出されている出
力軸37をインサイドノブ23に係合する。そして、そ
の係合位置を中心にしてハウジング21を所定の位置ま
で回動する。その後、ハウジング21をインサイドノブ
23側に移動させて、フレーム24に対しハウジング2
1を組み付けるようにした。従って、フレーム24に対
してドアロックアクチュエータ20を簡単に取り付ける
ことができる。 【0040】(4)この実施形態におけるドアロックア
クチュエータ20の組み付け方法においては、フレーム
24にハウジング21を組み付けた後は、インサイドノ
ブ23側がロック位置のままで、外カム32(可動部材
33)側がアンロック位置からロック位置に切り替わ
る。従って、ハウジング21の組み付けと同時に、ドア
ロックアクチュエータ20をインサイドノブ23と同じ
設定、即ちロック状態にすることができる。 【0041】(5)この実施形態の車両用ドアロックア
クチュエータ20の組み付け方法においては、内カム3
1及び外カム32により、ハウジング21に対する出力
軸37の突出量を自在に変更可能にした。そして、組み
付け時において、ハウジング21を回動する際には、ハ
ウジング21に対する出力軸37の突出量を最大にし、
ハウジング21をインサイドノブ23側に移動させるこ
とで、出力軸37の突出量を最小にした。従って、組み
付け時にハウジング21とフレーム24とが干渉するの
を防止することができて、組み付け後はドアロックアク
チュエータ20全体をコンパクトにすることができる。 【0042】なお、この発明の実施形態は以下のように
変更してもよい。 ・前記実施形態では、ネジ50,54及びナット51に
より、ハウジング21とフレーム24とが一体化されて
いる。これ以外にも、フレーム24の取付口24a及び
取付部52に係合孔を設ける。そして、この係合孔に係
合可能な突起をハウジング21の係合部21c及び係合
片53に設ける。この構成にすれば、フレーム24にハ
ウジング21を連結する際に、各係合孔に突起を係合す
ればよいので、ネジやナットを締め付ける必要がない。
従って、ハウジング21をフレーム24に対していっそ
う簡単に連結することができる。 【0043】・前記実施形態では、モータ30の駆動力
により出力軸37を駆動するようにしたが、モータ30
にかえてソレノイド等を使用することも可能である。 ・前記実施形態では、出力軸37を長尺板状に形成した
が、任意の形状に変更することが可能である。 【0044】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1)ドアロックアクチュエータ20のハウジング21
から作動部材37を突出し、その作動部材37の一端が
ドアロック機構16を駆動する駆動手段30〜34に連
結されるとともに、同作動部材37の他端が前記ドアロ
ック機構16を操作するためのインサイドノブ23に駆
動連結されたドアロックアクチュエータにおいて、前記
ハウジング21の左右方向に偏心していない状態で、同
ハウジング21の中央部に前記作動部材の中心線L1を
配置し、この中心線L1を基準にしてハウジング21を
左右対称に形成した車両用ドアロックアクチュエータ。 【0045】この構成によれば、車両のインサイドハン
ドルの形状に合わせて異なる形状のハウジングを複数種
類用意することなく、一種類のハウジングでドアロック
アクチュエータを組み付けることができる。 【0046】(2)前記ドアロックアクチュエータ20
のハウジング21から出力軸37を突出し、その出力軸
37の一端がドアロック機構16を駆動するモータ30
に連結されるとともに、同出力軸37の他端が前記ドア
ロック機構16を操作するためのインサイドノブ23に
駆動連結されたドアロックアクチュエータにおいて、前
記ハウジング21を左右対称に形成するとともに、同ハ
ウジング21の幅方向中央部を通る垂直面L2上に出力
軸37の中心線L1を配置した車両用ドアロックアクチ
ュエータ。 【0047】この構成によれば、車両のインサイドハン
ドルの形状に合わせて異なる形状のハウジングを複数種
類用意することなく、一種類のハウジングでドアロック
アクチュエータを組み付けることができる。 【0048】(3)ドアロックアクチュエータ20のハ
ウジング21から突出された作動部材の突出量を自在に
変更可能な変更手段31,32を設け、前記ハウジング
21を所定の位置に回動する際には、前記変更手段3
1,32により前記出力軸37の突出量を多くし、前記
ハウジング21をインサイドノブ23側に移動させる際
には、前記変更手段31,32により前記出力軸37の
突出量を少なくするようにした請求項に記載の車両用
ドアロックアクチュエータの組み付け方法。 【0049】この構成によれば、ハウジングの組み付け
後はアクチュエータをコンパクトにすることができる。 (4)前記ハウジング21に設けられた挿入部21c
が、前記フレーム24に設けられた取付口24aに対し
て対向する位置までハウジング21が回動される請求項
に記載の車両用ドアロックアクチュエータの組み付け
方法。 【0050】 【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、フレームに対してドアロックアクチュエー
タを簡単に取り付けることができる。 【0051】
【図面の簡単な説明】 【図1】インナパネルにドアロックアクチュエータを取
付た状態を示す説明図。 【図2】ドアを内側からみた図。 【図3】ドアロックアクチュエータの平面図。 【図4】ドアロックアクチュエータの側面図 【図5】ドアロックアクチュエータの機構を示す概略機
構図。 【図6】インサイドハンドルとインサイドノブを示す斜
視図。 【図7】ドアロックアクチュエータの配置位置を示す概
略配置図。 【図8】ドアロックアクチュエータの配置位置を示す概
略断面図。 【図9】ドアロックアクチュエータの別例を示す斜視
図。 【図10】ドアロックアクチュエータの組み付け動作を
示す平面図。 【図11】図10に続く動作を示す平面図。 【図12】図10に続く動作を示す側面図。 【図13】従来の技術を示すドアロックアクチュエータ
の平面図。 【符号の説明】 16…ドアロック機構、20…ドアロックアクチュエー
タ、21…ハウジング、21a…ケース部、21b…
蓋、23…インサイドノブ、24…フレーム、25…ネ
ジ(取付部材)、30…モータ(駆動手段)、31…内
カム(駆動手段)、32…外カム(駆動手段)、33…
可動部材(駆動手段)、34…ロック用ワイヤ(駆動手
段)、37…出力軸(作動部材)、L1…作動部材であ
る出力軸の中心線。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ドアロック機構(16)を作動させるドア
    ロックアクチュエータであって、このドアロックアクチ
    ュエータ(20)のハウジング(21)内からその外部
    に突出され前記ドアロック機構(16)を操作するため
    のインサイドノブ(23)に駆動連結される作動部材
    (37)を設け、この作動部材(37)をインサイドノ
    ブ(23)に係合し、その係合位置を中心にして前記ハ
    ウジング(21)を所定の位置まで回動した後、前記ハ
    ウジング(21)をインサイドノブ(23)側に移動さ
    せて、前記インサイドノブ(23)が組み付けられてい
    るフレーム(24)に対して同ハウジング(21)を支
    持するようにした車両用ドアロックアクチュエータの組
    み付け方法。
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