JPH0578526B2 - - Google Patents

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JPH0578526B2
JPH0578526B2 JP61014787A JP1478786A JPH0578526B2 JP H0578526 B2 JPH0578526 B2 JP H0578526B2 JP 61014787 A JP61014787 A JP 61014787A JP 1478786 A JP1478786 A JP 1478786A JP H0578526 B2 JPH0578526 B2 JP H0578526B2
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JP
Japan
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weeds
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paddy
herbicide
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Toshuki Fujiwara
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YASHIMA KAGAKU KOGYO KK
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改善された作用を有する水田用除草剤
に関する。 一般に水田雑草の発生消長は代かき時より約3
週間にわたるが、この間に使用される除草剤の多
くは一部の雑草のみを枯殺し、しかも発芽期又は
二葉期等の短期間にわたり施用しないと満足すべ
き除草効果が得られない。 しかしこの時期は農作業の最も忙しい時期であ
るため、田植後10〜20日間に1回の使用で広範囲
の雑草に対し充分な効果が得られる除草剤が要望
されている。 本発明は、S−ベンジル−N−エチル−N−
(1,2−ジメチルプロピル)チオカーバメート
(以下化合物(1)と略称する)と、1,3−ジメチ
ル−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−5−
(4−トリルスルホニルオキシ)ピラゾール(以
下化合物(A)と略称する)、1,3−ジメチル−4
−(2,4−ジクロロベンゾイル)−5−フエナシ
ルオキシピラゾール(以下化合物(B)と略称する)
及び/又は2−[4−(2,4−ジクロロ−3−メ
チルベンゾイル)1,3−ジメチルピラゾール−
5−イルオキシ]−4′−メチルアセトフエノン
(以下化合物(C)と略称する)を有効成分とする水
田用除草剤である。 化合物(1)は雑草発生始期のイネ科雑草、特にノ
ビエ及び一年生カヤツリグサ科雑草に対する除草
作用がすぐれている。しかし、ウリカワ、オモダ
カ等の多年生広葉雑草に対する除草効果はほとん
ど無く、またミズガヤツリ、ホタルイ、ヒルムシ
ロ等の雑草に対する除草効果も不十分である。こ
れに対し、化合物(A)、化合物(B)、化合物(C)のピラ
ゾール系化合物は光合成阻害型の除草剤でコナ
ギ、キカシグサ、アゼナ等の一年生広葉雑草及び
ウリカワ、オモダカの多年生広葉除草に活性が高
い。しかし処理適期幅が狭く、比較的多量に施用
量が要求される難点がある。このように両化合物
は典型的な初期除草剤であり雑草の発生始期まで
に処理すればすぐれた除草効果を示すが生育の進
んだ雑草にはその効果が急激に低下するという難
点がある。本発明者らの研究によれば、以外にも
化合物(1)と特定のピラゾール系化合物、即ち化合
物(A)、化合物(B)、化合物(C)のどれか一種以上とを
適当な割合で混合使用することにより顕著な相乗
作用を示し、ノビエ、タマガヤツリ、コナギおよ
び一年生広葉雑草、ミズガヤツリ、ホタルイ、ウ
リカワ、マツバイ等、特に多年生雑草に対し強い
活性を示すことが考察された。 その結果、単独施用より雑草スペクトラム及び
処理適期幅が拡大され、更に環境変化による効果
の変動、特に低温条件による効果の低下も少な
く、かつ卓越した相乗効果をもつて長期間にわた
り雑草の発生を防止することが出来る。 したがつて、本発明の除草剤は雑草の発生前か
ら発生盛期の間に1回処理するのみですぐれた除
草効果を挙げることができ、かつ農作業の省力化
を図ることが出来る。 本発明の除草剤は各薬剤の混合物そのまま用い
ても良いが、通常は担体もしくは希釈剤と混合
し、場合により補助剤を用いて農薬製造分野にお
いて、一般に行なわれている方法により粉剤、粒
剤、水和剤、乳剤などに製剤化して用いられる。
担体もしくは希釈剤としては、農薬において一般
に使用されている固体又は液状物が用いられる。
固体担体としては、例えばベントナイト、クレ
ー、タルク、石灰石、珪藻土等又はこれらの混合
物、液状担体としては、水のほか、種々の有機溶
剤、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、アル
コール類、ケトン類、例えばアセトン、シクロヘ
キサノン等又はこれらの混合物が挙げられる。補
助剤としては、界面活性剤、例えばラウリル硫酸
ナトリウム、アルキルアリールスルホン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテルなど
が挙げられる。 又固着剤、分散剤あるいは安定剤としては、リ
グニンポリビニルアルコール、リン酸イソプロピ
ルなどが挙げられる。 本発明の除草剤は、化合物(1)の1重量部に対
し、化合物(A)、化合物(B)、化合物(C)の一種以上を
0.3〜2.0重量部、好ましくは、0.5〜1.0重量部の
割合で併用する。本発明の除草剤を施用する方法
は、通常一般に行なわれている湛水土壌処理が好
ましく、使用量は、通常10アール当り有効成分と
して50〜800g好ましくは100〜500gである。 実施例 1 化合物(1) 7重量部 化合物(A) 5 〃 リグニンスルホン酸ソーダ 2 〃 アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ 1 〃 ベントナイト 30 〃 タルク 55 〃 これらの成分を均一に粉砕混合し、水を加えて
練合し、造粒機により造粒し、乾燥後整粒して粒
剤を得る。また化合物(A)に代えて化合物(B)又は化
合物(C)を用いて同様にして粒剤を得る。 実施例 2 化合物(1) 20重量部 化合物(A) 15 〃 リグニンスルホン酸ソーダ 2 〃 アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ 3 〃 珪藻土 60 〃 これらの成分を均一に粉砕混合して水和剤を得
る。また、化合物(A)に代えて化合物(B)又は化合物
(C)を用いて同様にして水和剤を得る。 実施例 3 化合物(1) 20重量部 化合物(A) 15 〃 ポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル
12 〃 キシレン 53 〃 これらの成分を均一に混合溶解して乳剤を得
る。また、化合物(A)に代えて化合物(B)又は化合物
(C)を用いて同様にして乳剤を得る。 試験例 1 等効果線法による相互作用検出試験 1/5000アールポツトに砂壌土を充填し、施
肥、湛水及び代かき後ミズガヤツリの塊茎を1ポ
ツト当り5ヶを約0.5cmの深さに植付し20〜30℃
の温室内に設置して育成した。ミズガヤツリの1
葉期程度に生育した時に実施例2に準じて製造し
た水和剤を水で希釈して各所定量の薬剤を水深約
3cmの状態で湛水土壌処理した。薬剤処理後30日
目に残存しているミズカヤツリを抜き取り、風乾
重量を測定して無処理区に対する生育抑制率を求
めた。その結果を第1表に示した。
【表】
【表】 初めに等効果線法(雑草研究14巻、12〜18頁、
1972年参照)について図面により説明する。 第1図はA剤及びB剤の等効果線図である。除
草剤A及び除草剤Bが単用でP%の効果をあげる
薬量をそれぞれm及びnとする。 両剤の混合剤Cが同P%の効果をあげるとき、
A剤の薬量AとB剤の薬量Bとの間には、両
剤が相加作用の場合、 A/m+B/m=1 の関係が成り立つ。これをA、B剤の相加作用に
おけるP%の等効果線(相加作用線)という。こ
の相加作用線を基準とし、実測値からあたえられ
た等効果線が下にくれば共力的効果を示し、上に
くれば拮抗的効果を示すものである。この方法で
第1表の結果を解析する。 第1表に基づき90%生育抑制を得る薬量を求
め、90%抑制等効果線を得た。 一方、化合物(1)、化合物(A)、化合物(B)又は化合
物(C)を単用で用いたときの90%生育抑制量から相
加作用線を得る。第2図、第3図及び第4図にお
ける実線aはミズガヤツリに対する生育抑制率90
%の相加作用線で、点線bは実測等効果線を示
す。 したがつて、第2図、第3図及び第4図から明
らかなように、化合物(1)と化合物(A)化合物(B)及び
化合物(C)との混合処理におけるミズガヤツリ生育
90%抑制の実測等効果線bは相加作用線aよりも
下方に位置し、この解析法によつて両剤の混用が
共力的作用を有することが明確である。 試験例 2 雑草盛期における除草効果試験 1/2000アールのワグネルポツトに砂壌土を充
填し、施肥、堪水、代かきし、堪水状態とした。
あらかじめ温室で生育させた水稲苗(2.0〜2.5葉
令)の2本を1株として1ポツト当り2株を植付
けた。次に水田雑草のノエビ、ウリカワ、ミズガ
ヤツリ、ホタルイを表層0.5〜1cmに播種又は移
植し、水深約3cmに保ちながら20〜25℃の温室内
で生育させた。ノビエ、ウリカワの2.5〜3.0葉
期、ミズガヤツリ、ホタルイの2.0〜2.5葉期に実
施例2に準じて製造した水和剤の所定量を水深3
cmの状態で堪水土壌処理した。薬剤処理30日後に
1ポツト内のすべての雑草を抜き取り、風乾重量
を測定して無処理区に対する残草率(%)及び水
稲に対する薬害を調査した。その結果を第2表に
示した。
【表】 比較薬剤 1 1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロベ
ンゾイル)−5−(4−トリルスルホニルオキシ)
ピラゾール6%、2−クロロ−2′,6′−ジエチル
−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド2.5%と
の混合剤 比較薬剤 2 S−(4−クロロベンジル)−N−ジエチルアミ
ンカルボチオレート10%、2−メチルチオ−4,
6−ビス(エチルアミノ)−S−トリアジン1.5
%、2−メチル−4−クロロフエノキシ酪酸エチ
ル0.8%との混合剤 *1:茎数(対無処理比%) *2:観察(下葉枯れ程度) 無(−)、微(±)、小(+)中()、大
() 試験例 3 温度差における除草効果試験 1/5000アールポツトに砂壌土を充填し、施
肥、堪水、代かきし、堪水状態とした。 次に水田剤草のノビエ、ホタルイ、ミズガヤツ
リを表層0.5〜1cmに播種又は塊茎を植付け水深
約3cmに保ちながらグロース・キヤビネツト内で
生育させた。ノビエの2葉期に実施例2の準じて
製造した水和剤の所定量を水深3cmの状態で堪水
土壌処理した。 薬剤処理21日後にポツト内のすべての雑草を抜
き取り、風乾重量を測定して、無処理区に対する
残草率(%)を求めた。その結果を第3表に示し
た。
【表】
【表】 試験例 4 圃場試験 水田圃場に1区2mx3m(6m2)の区を設け、
施肥、堪水及び代かき後、水稲稚苗(2.5葉期)
を移動し、移植後15日目(ノビエ2葉期)に実施
例1に準じて製造した粒剤を水深4〜5cmの状態
で堪水土壌処理した。薬剤処理後30日目に1区当
り1m2に残つた残草を抜き取り、風乾重量を測定
して無処理区に対する残草率(%)を算出した。
なお、同時に水稲に対する薬害についても観察調
査を行つた。その結果を、第4表に示した。
【表】 比較薬剤 1 1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロベ
ンゾイル)−5−(4−トリルスルホニルオキシ)
ピラゾール6%、2−クロロ−2′,6′−ジエチル
−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド2.5%と
の混合剤 比較薬剤 2 S−(4−クロロベンジル)−N−ジエチルアミ
ンカルボチオレート10%、2−メチルチオ−4,
6−ビス(エチルアミノ)−S−トリアジン1.5
%、2−メチル−4−クロロフエノキシ酪酸エチ
ル0.8%との混合剤
【図面の簡単な説明】
第1図はA剤及びB剤の相加作用における効果
P%の等効果線図、第2図、第3図及び第4図は
ミズガヤツリの生育期(1葉期)処理における化
合物(1)と化合物(A)、化合物(B)及び化合物(C)のミズ
ガヤツリに対する生育抑制率90%の相加作用線及
び実測等効果線を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 S−ベンジル−N−エチル−N−(1,2−
    ジメチルプロピル)チオカーバメートと1,3−
    ジメチル−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
    5−(4−トリルスルホニルオキシ)ピラゾール、
    1,3−ジメチル−4−(2,−ジクロロベンゾイ
    ル)−5−フエナシルオキシピラゾール及び/又
    は2−[4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベン
    ゾイル)1,3−ジメチルピラゾール−5−イル
    オキシ]−4′−メチルアセトフエノンとを有効成
    分として含有することを特徴とする水田用除草
    剤。
JP61014787A 1986-01-28 1986-01-28 水田用除草剤 Granted JPS62175405A (ja)

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