JPH0577856B2 - - Google Patents
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- JPH0577856B2 JPH0577856B2 JP60146915A JP14691585A JPH0577856B2 JP H0577856 B2 JPH0577856 B2 JP H0577856B2 JP 60146915 A JP60146915 A JP 60146915A JP 14691585 A JP14691585 A JP 14691585A JP H0577856 B2 JPH0577856 B2 JP H0577856B2
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- pump piston
- stroke
- pump
- drain
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- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 43
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M45/00—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship
- F02M45/02—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship with each cyclic delivery being separated into two or more parts
- F02M45/04—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship with each cyclic delivery being separated into two or more parts with a small initial part, e.g. initial part for partial load and initial and main part for full load
- F02M45/06—Pumps peculiar thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
- F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
- F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/125—Variably-timed valves controlling fuel passages
- F02M41/126—Variably-timed valves controlling fuel passages valves being mechanically or electrically adjustable sleeves slidably mounted on rotary piston
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は内燃機関のための燃料噴射ポンプであ
つて、シリンダ内で往復並びに回転駆動されて分
配器として働くポンプピストンを有しており、ポ
ンプピストンがシリンダ内にポンプ作業室を閉成
しており、ポンプ作業室が常に第1のドレーン導
管に接続されており、第1のドレーン導管がポン
プピストン行程過程の負荷若しくは回転数に応じ
て調節可能な点で開放制御若しくは閉鎖制御され
るようになつており、さらにポンプ作業室が第2
のドレーン導管に接続されるようになつており、
第2のドレーン導管がポンプピストン内に配置さ
れていてかつポンプピストン套壁面上に入口及び
出口を有しており、ポンプピストンの規定された
第1の行程から第2のドレーン導管の入口と第1
のドレーン導管との間の接続が中断若しくは形成
され、かつ第2のドレーン導管の出口がポンプピ
ストン運動によつて制御縁の通過に際して開放若
しくは閉鎖されるようになつており、この場合に
閉鎖がポンプピストン行程経過の調節可能な前記
点の後に規定された一定の部分行程に亙つて行わ
れ、若しくは開放がポンプピストン行程行程の調
節可能な前記点の前に規定された部分行程に亙つ
て行われるようになつている形式のものに関す
る。
つて、シリンダ内で往復並びに回転駆動されて分
配器として働くポンプピストンを有しており、ポ
ンプピストンがシリンダ内にポンプ作業室を閉成
しており、ポンプ作業室が常に第1のドレーン導
管に接続されており、第1のドレーン導管がポン
プピストン行程過程の負荷若しくは回転数に応じ
て調節可能な点で開放制御若しくは閉鎖制御され
るようになつており、さらにポンプ作業室が第2
のドレーン導管に接続されるようになつており、
第2のドレーン導管がポンプピストン内に配置さ
れていてかつポンプピストン套壁面上に入口及び
出口を有しており、ポンプピストンの規定された
第1の行程から第2のドレーン導管の入口と第1
のドレーン導管との間の接続が中断若しくは形成
され、かつ第2のドレーン導管の出口がポンプピ
ストン運動によつて制御縁の通過に際して開放若
しくは閉鎖されるようになつており、この場合に
閉鎖がポンプピストン行程経過の調節可能な前記
点の後に規定された一定の部分行程に亙つて行わ
れ、若しくは開放がポンプピストン行程行程の調
節可能な前記点の前に規定された部分行程に亙つ
て行われるようになつている形式のものに関す
る。
従来の技術
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2353737号明
細書で公知の上記形式を有する燃料噴射ポンプの
仕事は、負荷の減少に応じて噴射開始を遅い方に
ずらすことである。従つて公知の噴射ポンプにお
ける制御横断面は噴射開始の制御が可能であるよ
うに形成されており、即ち低い負荷においては、
本来の噴射が始まる前に吐出された燃料量の1部
分が放出(ドレーン)可能である。極端な場合に
はこの放出が所定のピストン行程まで続けられま
たこの条件内で、ポンプピストン行程における、
第2のドレーン導管の出口が開放制御される時点
が、負荷又は回転数に応じてポンプピストン上を
摺動可能なリングスライダとして形成された調量
部材の位置によつて規定されていることによつて
更に制御される。このために当該の公知燃料噴射
ポンプにおいて用いられている手段によれば、無
負荷運転範囲及び部分負荷範囲の1部分内でその
継続中に亘つてピストン行程が、第1と第2のド
レーン導管の間の接続形成によるドレーン作用の
ために全て利用される。そして負荷が上昇すると
この可能ドレーン量の制限が、第2のドレーン導
管の出口の遅れての開放制御によつて行なわれ
る。これによれば当該の負荷範囲において、噴射
開始が次第に早期に移され、そして全負荷運転又
は高い部分負荷運転においてはポンプ作業室のド
レーンが完全に中断され、それによつてポンプピ
ストンはその全ての全負荷噴射量を噴射のために
供給し、またこの場合には噴射開始の遅延化はも
はや行なわれない。
細書で公知の上記形式を有する燃料噴射ポンプの
仕事は、負荷の減少に応じて噴射開始を遅い方に
ずらすことである。従つて公知の噴射ポンプにお
ける制御横断面は噴射開始の制御が可能であるよ
うに形成されており、即ち低い負荷においては、
本来の噴射が始まる前に吐出された燃料量の1部
分が放出(ドレーン)可能である。極端な場合に
はこの放出が所定のピストン行程まで続けられま
たこの条件内で、ポンプピストン行程における、
第2のドレーン導管の出口が開放制御される時点
が、負荷又は回転数に応じてポンプピストン上を
摺動可能なリングスライダとして形成された調量
部材の位置によつて規定されていることによつて
更に制御される。このために当該の公知燃料噴射
ポンプにおいて用いられている手段によれば、無
負荷運転範囲及び部分負荷範囲の1部分内でその
継続中に亘つてピストン行程が、第1と第2のド
レーン導管の間の接続形成によるドレーン作用の
ために全て利用される。そして負荷が上昇すると
この可能ドレーン量の制限が、第2のドレーン導
管の出口の遅れての開放制御によつて行なわれ
る。これによれば当該の負荷範囲において、噴射
開始が次第に早期に移され、そして全負荷運転又
は高い部分負荷運転においてはポンプ作業室のド
レーンが完全に中断され、それによつてポンプピ
ストンはその全ての全負荷噴射量を噴射のために
供給し、またこの場合には噴射開始の遅延化はも
はや行なわれない。
発明の課題
本発明の課題は冒頭に述べた形式の燃料噴射ポ
ンプを改良して、負荷に応じての燃料噴射量の制
御がより良好に行なわれ、特に無負荷運転におけ
る内燃機関の静かな運転が可能であるものを提供
することである。
ンプを改良して、負荷に応じての燃料噴射量の制
御がより良好に行なわれ、特に無負荷運転におけ
る内燃機関の静かな運転が可能であるものを提供
することである。
課題を解決するための手段
上記の課題は本発明によれば、第2のドレーン
導管の入口がポンプピストンの吐出行程の一部分
の経過の後にポンプピストンの吐出行程の所定の
固定区分に亙つて第1のドレーン導管と接続され
るようになつており、所定の行程区分が規定され
た部分行程よりも小さくなつていて、かつ高い負
荷範囲で、第1のドレーン導管と第2のドレーン
導管との間の接続を中断した後に始めて第2のド
レーン導管の出口を開放するように、若しくは第
1のドレーン導管と第2のドレーン導管との間の
接続を形成する前に既に第2のドレーン導管の出
口を閉じているように構成されていることによつ
て解決されている。
導管の入口がポンプピストンの吐出行程の一部分
の経過の後にポンプピストンの吐出行程の所定の
固定区分に亙つて第1のドレーン導管と接続され
るようになつており、所定の行程区分が規定され
た部分行程よりも小さくなつていて、かつ高い負
荷範囲で、第1のドレーン導管と第2のドレーン
導管との間の接続を中断した後に始めて第2のド
レーン導管の出口を開放するように、若しくは第
1のドレーン導管と第2のドレーン導管との間の
接続を形成する前に既に第2のドレーン導管の出
口を閉じているように構成されていることによつ
て解決されている。
実施例
図示の燃料噴射ポンプのケーシング1内では、
該ポンプケーシング内にそう着されたシリンダス
リーブ3のシリンダ2内にポンプピストン4が配
置されており、このピストン4には図示されてい
ない手段によつて、往復しかつ同時に回転する運
動が与えられる。このポンプピストン4はその一
方端面上にポンプ作業室5を閉成しておりかつ、
他方端において部分的にシリンダ2からポンプ吸
込み室7内に突入している。ポンプピストンはこ
の端部において駆動されている。
該ポンプケーシング内にそう着されたシリンダス
リーブ3のシリンダ2内にポンプピストン4が配
置されており、このピストン4には図示されてい
ない手段によつて、往復しかつ同時に回転する運
動が与えられる。このポンプピストン4はその一
方端面上にポンプ作業室5を閉成しておりかつ、
他方端において部分的にシリンダ2からポンプ吸
込み室7内に突入している。ポンプピストンはこ
の端部において駆動されている。
ポンプピストン4が所定の吸込み行程を行なう
か又は所定の下死点位置を取つている間は、ポン
プピストンの外套面に形成された縦溝8と、ケー
シング1内のシリンダースリーブ3を通つて延び
る吸込み孔9とを介して燃料がポンプ作業室5の
供給される。吸込み孔9の他方端部はポンプ吸込
み室7に接続している。このポンプ吸込み室7に
は燃料容器12から搬送ポンプ11を介して燃料
が供給されている。また圧力制御弁13によつて
吸込み室7内の圧力は公知方法で制御されてい
る。
か又は所定の下死点位置を取つている間は、ポン
プピストンの外套面に形成された縦溝8と、ケー
シング1内のシリンダースリーブ3を通つて延び
る吸込み孔9とを介して燃料がポンプ作業室5の
供給される。吸込み孔9の他方端部はポンプ吸込
み室7に接続している。このポンプ吸込み室7に
は燃料容器12から搬送ポンプ11を介して燃料
が供給されている。また圧力制御弁13によつて
吸込み室7内の圧力は公知方法で制御されてい
る。
ポンプピストン4には作業室から出発して縦通
路15が延びており、この縦通路15は袋孔とし
て形成され第1のドレーン導管として働いてい
る。この縦通路15から半径方向孔16が分岐し
ており、この孔16はポンプピストン4の套壁面
内の分配開口17まで延びている。この分配開口
17の作業範囲内で、シリンダ2の半径方向平面
上で複数の吐出導管19が分岐しており、この吐
出導管19は所存の内燃機関の燃料供給されるべ
きシリンダの数に相応して該シリンダの周方向に
分配配置されている。各吐出導管19は、逆止め
弁又は減熱弁として公知方法で形成された弁21
を介して、図示されていない各燃料噴射個所まで
延びている。
路15が延びており、この縦通路15は袋孔とし
て形成され第1のドレーン導管として働いてい
る。この縦通路15から半径方向孔16が分岐し
ており、この孔16はポンプピストン4の套壁面
内の分配開口17まで延びている。この分配開口
17の作業範囲内で、シリンダ2の半径方向平面
上で複数の吐出導管19が分岐しており、この吐
出導管19は所存の内燃機関の燃料供給されるべ
きシリンダの数に相応して該シリンダの周方向に
分配配置されている。各吐出導管19は、逆止め
弁又は減熱弁として公知方法で形成された弁21
を介して、図示されていない各燃料噴射個所まで
延びている。
第1のドレーン導管(縦通路15)の端部にお
いて半径方向孔22が分岐しており、この孔22
はポンプピストン4の、ポンプ吸込み室7内に投
入した部分の範囲内で該ポンプピストンの套壁面
に形成された出口横断面Dに接続している。更に
この範囲内で該ポンプピストン上に、リングスラ
イド24として形成された調量部材が配設されて
おり、このリングスライダ24はポンプピストン
4上を密に摺動可能でありかつその上端面を以つ
て制御縁25を形成しており、該制御縁25によ
つて出口横断面Dが制御される。リングスライダ
24の軸線方向位置は調節レバー27によつて公
知方法で規定形成され、この調整レバー27はケ
ーシング固定された軸28を中心に旋回可能であ
りかつ、自らの一方レバーアームの端部に配置さ
れたボールヘツド29を介してリングスライダ2
4と連結されている。リングスライダ24の調節
は図示されていない調節器によつて公知方法で、
負荷及び(又は)回転数に応じて行なわれる。高
い燃料噴射量が望まれている場合、リングスライ
ダ24はポンプ作業室5により近い上方位置を取
り、この位置から該リングスライダ24は、所望
の燃料量の減少に従つて下方へ位置調節される。
これによつてその都度に、出口横断面Dがリング
スライダ24の制御縁25によつて開放制御され
るためにポンプピストンがその下死点から動かな
ければならない有効行程hnが変化されて提供さ
れる。
いて半径方向孔22が分岐しており、この孔22
はポンプピストン4の、ポンプ吸込み室7内に投
入した部分の範囲内で該ポンプピストンの套壁面
に形成された出口横断面Dに接続している。更に
この範囲内で該ポンプピストン上に、リングスラ
イド24として形成された調量部材が配設されて
おり、このリングスライダ24はポンプピストン
4上を密に摺動可能でありかつその上端面を以つ
て制御縁25を形成しており、該制御縁25によ
つて出口横断面Dが制御される。リングスライダ
24の軸線方向位置は調節レバー27によつて公
知方法で規定形成され、この調整レバー27はケ
ーシング固定された軸28を中心に旋回可能であ
りかつ、自らの一方レバーアームの端部に配置さ
れたボールヘツド29を介してリングスライダ2
4と連結されている。リングスライダ24の調節
は図示されていない調節器によつて公知方法で、
負荷及び(又は)回転数に応じて行なわれる。高
い燃料噴射量が望まれている場合、リングスライ
ダ24はポンプ作業室5により近い上方位置を取
り、この位置から該リングスライダ24は、所望
の燃料量の減少に従つて下方へ位置調節される。
これによつてその都度に、出口横断面Dがリング
スライダ24の制御縁25によつて開放制御され
るためにポンプピストンがその下死点から動かな
ければならない有効行程hnが変化されて提供さ
れる。
第1のドレーン導管15からは更に半径方向孔
31が分岐されており、この孔31はポンプピス
トン4の套壁面上の第2の出口Bに接続してい
る。更にポンプピストン4内には第2のドレーン
導管33が形成されており、このドレーン導管3
3はポンプピストン套壁面の、常にシリンダ2内
に位置する範囲内に入口Aを有しかつリングスラ
イダ24の作業範囲内には出口Cを有している。
この出口Cは第1のドレーン導管15の第1の出
口Dに対して一定の値hvだけポンプ作業室の方
にずらされており、それによつてポンプピストン
行程の経過中常に、まず出口Cが制御縁25から
開放制御され、その後で第1の出口Dが開放制御
される。
31が分岐されており、この孔31はポンプピス
トン4の套壁面上の第2の出口Bに接続してい
る。更にポンプピストン4内には第2のドレーン
導管33が形成されており、このドレーン導管3
3はポンプピストン套壁面の、常にシリンダ2内
に位置する範囲内に入口Aを有しかつリングスラ
イダ24の作業範囲内には出口Cを有している。
この出口Cは第1のドレーン導管15の第1の出
口Dに対して一定の値hvだけポンプ作業室の方
にずらされており、それによつてポンプピストン
行程の経過中常に、まず出口Cが制御縁25から
開放制御され、その後で第1の出口Dが開放制御
される。
第2のドレーン導管33の入口Aと第1のドレ
ーン導管15の第2の出口Bとの行程範囲内で、
シリンダ2の壁内に環状溝37が形成配置されて
いる。この場合入口Aと第2の出口Bとは適切に
相互関係を以つて配置されており、それによつて
ポンプピストンの吐出行程の過程中に入口Aが環
状溝37の下縁と丁度重なるに至つた時に、第1
のドレーン導管15の第2の出口Bは既に環状溝
37と重なつており、またポンプピストンが所定
の行程heを行なつた時点で第2のドレーン導管
33の入口Aはまだ環状溝37と重なつている一
方で第2の出口Bは環状溝37との重なりから再
び外れる。これによつて所定の大きさの行程区分
heにおいて第1のドレーン導管15と第2のド
レーン導管33との間に接続が形成されている。
ーン導管15の第2の出口Bとの行程範囲内で、
シリンダ2の壁内に環状溝37が形成配置されて
いる。この場合入口Aと第2の出口Bとは適切に
相互関係を以つて配置されており、それによつて
ポンプピストンの吐出行程の過程中に入口Aが環
状溝37の下縁と丁度重なるに至つた時に、第1
のドレーン導管15の第2の出口Bは既に環状溝
37と重なつており、またポンプピストンが所定
の行程heを行なつた時点で第2のドレーン導管
33の入口Aはまだ環状溝37と重なつている一
方で第2の出口Bは環状溝37との重なりから再
び外れる。これによつて所定の大きさの行程区分
heにおいて第1のドレーン導管15と第2のド
レーン導管33との間に接続が形成されている。
前述の各横断面及び制御縁の相互関係は第2図
の線図に示されている。この図では負荷及びリン
グスライダ24の位置に関して、ポンプピストン
行程の過程中の各横断面の相関関係が示されてい
る。この場合LLが無負荷運転、VLが全負荷運転
を示している。水平に延びる線SBにおいて噴射
開始が行なわれ、この噴射開始は例えばポンプピ
ストンの下死点からの行程開始と一致している。
予め吸込み孔9と縦溝8とを介して充填されたポ
ンプ作業室5は続いて、ポンプピストンの回転位
置に応じて、第1のドレーン導管15、半径方向
孔16、分配開口17を介して各吐出導管19の
内の1本と接続される。
の線図に示されている。この図では負荷及びリン
グスライダ24の位置に関して、ポンプピストン
行程の過程中の各横断面の相関関係が示されてい
る。この場合LLが無負荷運転、VLが全負荷運転
を示している。水平に延びる線SBにおいて噴射
開始が行なわれ、この噴射開始は例えばポンプピ
ストンの下死点からの行程開始と一致している。
予め吸込み孔9と縦溝8とを介して充填されたポ
ンプ作業室5は続いて、ポンプピストンの回転位
置に応じて、第1のドレーン導管15、半径方向
孔16、分配開口17を介して各吐出導管19の
内の1本と接続される。
線Cは第2のドレーン導管33の出口Cの開放
点を示している。この線Cはリングスライダ24
の、負荷によつて調節可能な位置に応じて、負荷
の増大に伴つて上昇しているい。更に線Dは第1
のドレーン導管15の第1の出口Dの開放制御点
を示している。この線Dは線Cに対して平行に延
び、可能な有効行程hnを示している。この有効
行程hnは第1図には、ポンプピストンがその下
死点位置にあるという前提のもとで示されてい
る。また図示の例ではリングスライダ24の断面
で示された位置が用いられている。
点を示している。この線Cはリングスライダ24
の、負荷によつて調節可能な位置に応じて、負荷
の増大に伴つて上昇しているい。更に線Dは第1
のドレーン導管15の第1の出口Dの開放制御点
を示している。この線Dは線Cに対して平行に延
び、可能な有効行程hnを示している。この有効
行程hnは第1図には、ポンプピストンがその下
死点位置にあるという前提のもとで示されてい
る。また図示の例ではリングスライダ24の断面
で示された位置が用いられている。
線SBに対して平行に延びる線Aは第2のドレ
ーン導管33の入口Aの開放制御点を示してい
る。またこの線Aに対して平行な線Bは、第1の
ドレーン導管15の第2の出口Bの閉鎖が行なわ
れるピストン行程を示している。AとBとの間の
行程範囲he内で、第1のドレーン導管15と第
2のドレーン導管33との接続が行なわれる。こ
の行程範囲he内でのみ、当該範囲中にポンプピ
ストンによつて吐出される燃料又は該燃料の1部
分が第2のドレーン導管33を介して流出(ドレ
ーン)される。しかしこの流出は更に第2の条件
を以つて、即ち第2のドレーン導管33の出口C
も開放されている場合にのみ可能であり、従つ
て、線Cと線Bとの交差点G以降はもはや燃料の
流出は不可能である。この点Gは全負荷時点より
手前に位置し、それによつて高い負荷範囲内と全
負荷とにおいては、ポンプピストンの全作業能力
が燃料吐出のために活用されていることになる。
無負荷運転範囲又は低めの部分負荷においては線
Aととの間のドレーン範囲が線CとDとの間の範
囲内に位置しており、従つて最初はこの範囲に亘
つてポンプピストンの吐出行程ごとに一定の燃料
量が制御放出(ドレーン)され、それは線Cが点
Fにおいて線Fと交差するまで続く。点FとGと
の間でドレーン量は次第に少なくなる。範囲he
の位置とその有効高さとは低負荷時の静かな燃焼
経過を考慮して最適に設定され、またこの際に例
えば公知構造の個別の噴射開始調節装置によつて
は行なわれる噴射開始制御に影響を与えることは
ない。
ーン導管33の入口Aの開放制御点を示してい
る。またこの線Aに対して平行な線Bは、第1の
ドレーン導管15の第2の出口Bの閉鎖が行なわ
れるピストン行程を示している。AとBとの間の
行程範囲he内で、第1のドレーン導管15と第
2のドレーン導管33との接続が行なわれる。こ
の行程範囲he内でのみ、当該範囲中にポンプピ
ストンによつて吐出される燃料又は該燃料の1部
分が第2のドレーン導管33を介して流出(ドレ
ーン)される。しかしこの流出は更に第2の条件
を以つて、即ち第2のドレーン導管33の出口C
も開放されている場合にのみ可能であり、従つ
て、線Cと線Bとの交差点G以降はもはや燃料の
流出は不可能である。この点Gは全負荷時点より
手前に位置し、それによつて高い負荷範囲内と全
負荷とにおいては、ポンプピストンの全作業能力
が燃料吐出のために活用されていることになる。
無負荷運転範囲又は低めの部分負荷においては線
Aととの間のドレーン範囲が線CとDとの間の範
囲内に位置しており、従つて最初はこの範囲に亘
つてポンプピストンの吐出行程ごとに一定の燃料
量が制御放出(ドレーン)され、それは線Cが点
Fにおいて線Fと交差するまで続く。点FとGと
の間でドレーン量は次第に少なくなる。範囲he
の位置とその有効高さとは低負荷時の静かな燃焼
経過を考慮して最適に設定され、またこの際に例
えば公知構造の個別の噴射開始調節装置によつて
は行なわれる噴射開始制御に影響を与えることは
ない。
第3図にはピストンの1部分内での第1のドレ
ーン導管15と第2のドレーン導管33との間の
接続部に関する第2実施例が示されている。この
例では環状溝37が所定の高さhe′を有し、第2
のドレーン導管33の入口A′が行程方向で幅広
にされており、それによつて該入口A′は常に環
状溝37と接続されており、また第1ドレーン導
管15の第2の出口B′はスリツト状に形成され
ている。従つてポンプピストン4の吐出行程中に
第2のドレーン導管33が環状溝37と常に接続
されている。この場合第1のドレーン導管15と
第2のドレーン導管33との間の接続の継続長さ
は、スリツト状の第2の出口B′が行程he′におい
て環状溝37と重なつている長さによつて規定形
成される。この実施例を有する利点は、重なり状
態の制御時間がより正確に規定可能であり、また
第2の出口B′のスリツト形状によつて迅速な開
放が行なわれ、従つて制御放出量への回転数の影
響が減少されることである。更にこのスリツト状
の構造によれば、行程heに亘つてドレーン量を
制御する絞り横断面が有利に規定形成可能であ
る。
ーン導管15と第2のドレーン導管33との間の
接続部に関する第2実施例が示されている。この
例では環状溝37が所定の高さhe′を有し、第2
のドレーン導管33の入口A′が行程方向で幅広
にされており、それによつて該入口A′は常に環
状溝37と接続されており、また第1ドレーン導
管15の第2の出口B′はスリツト状に形成され
ている。従つてポンプピストン4の吐出行程中に
第2のドレーン導管33が環状溝37と常に接続
されている。この場合第1のドレーン導管15と
第2のドレーン導管33との間の接続の継続長さ
は、スリツト状の第2の出口B′が行程he′におい
て環状溝37と重なつている長さによつて規定形
成される。この実施例を有する利点は、重なり状
態の制御時間がより正確に規定可能であり、また
第2の出口B′のスリツト形状によつて迅速な開
放が行なわれ、従つて制御放出量への回転数の影
響が減少されることである。更にこのスリツト状
の構造によれば、行程heに亘つてドレーン量を
制御する絞り横断面が有利に規定形成可能であ
る。
第4図には第3図の例に類似した第3実施例が
示されている。この場合は第2の出口Bでなく環
状溝37′がスリツト状に形成され、第2の出口
Bの幅の大きさhbが重なり範囲heの継続程度を
規定する。
示されている。この場合は第2の出口Bでなく環
状溝37′がスリツト状に形成され、第2の出口
Bの幅の大きさhbが重なり範囲heの継続程度を
規定する。
第5図には第1のドレーン導管15と第2のド
レーン導管33との間に接続部に関する第4の実
施例が示されている。この例ではシリンダスリー
ブ3内に、ポンプピストンの軸線に対して軸線平
行に延びるバイパス通路39が形成されている。
このバイパス通路39の一方端部はポンプ作業室
側の第1の環状溝41に接続されており、かつ、
その他方端部はポンプ吸込み室側の第2の環状溝
42に接続されている。この場合第1のドレーン
導管15の第2の出口Bの位置と第2のドレーン
導管33の入口Aの位置とは適切な相関関係を以
つて配置され、それによつて第2の出口Bが第1
の環状溝41と重なつた後の行程運動では入口A
があとは行程heに亘つてのみ第2の環状溝42
と重なるようになつている。当然ながらこの相関
関係は逆にも行なわれ得る。重要なのは重なり範
囲heが維持されることである。また環状溝41
と42とは類似方法でポンプピストンに配置して
もよい。
レーン導管33との間に接続部に関する第4の実
施例が示されている。この例ではシリンダスリー
ブ3内に、ポンプピストンの軸線に対して軸線平
行に延びるバイパス通路39が形成されている。
このバイパス通路39の一方端部はポンプ作業室
側の第1の環状溝41に接続されており、かつ、
その他方端部はポンプ吸込み室側の第2の環状溝
42に接続されている。この場合第1のドレーン
導管15の第2の出口Bの位置と第2のドレーン
導管33の入口Aの位置とは適切な相関関係を以
つて配置され、それによつて第2の出口Bが第1
の環状溝41と重なつた後の行程運動では入口A
があとは行程heに亘つてのみ第2の環状溝42
と重なるようになつている。当然ながらこの相関
関係は逆にも行なわれ得る。重要なのは重なり範
囲heが維持されることである。また環状溝41
と42とは類似方法でポンプピストンに配置して
もよい。
更に第6図に示された例では、第1のドレーン
導管15の第2の出口B′はやはりスリツト状に
形成され、またバイパス通路39′ノポンプ作業
室側の接続部を出口B′と同じ幅のスリツト44
として形成されテいる。この場合バイパス通路3
9′の他方端部はポンプピストン行程に左右され
ることなく入口Aを介してドレーン導管33と接
続されている。この実施例においてはスリツト4
4と出口B′との幅が、重なり範囲heの継続を規
定する。
導管15の第2の出口B′はやはりスリツト状に
形成され、またバイパス通路39′ノポンプ作業
室側の接続部を出口B′と同じ幅のスリツト44
として形成されテいる。この場合バイパス通路3
9′の他方端部はポンプピストン行程に左右され
ることなく入口Aを介してドレーン導管33と接
続されている。この実施例においてはスリツト4
4と出口B′との幅が、重なり範囲heの継続を規
定する。
更に第7図に示された第6の実施例によれば、
無負荷運転及び部分負荷範囲において内燃機関の
静かな運転を行なうための上記の装置が、リング
スライダ24によつてポンプピストンの吐出の終
了が上死点の手前の早めの又は遅めの時点に制御
されるのではなく、ポンプピストンの吐出の開始
がポンプピストンのその都度の程度に応じた長さ
の無負荷行程の後に行なわれる構造においても実
現されている。ポンプピストン4、シリンダ2、
リングスライダ24を有する燃料噴射ポンプの構
造はこの場合、第1図の実施例におけるのとほと
んど同じである。ただこの場合リングスライダ2
4″が逆の論理で調節レバー27によつて操作さ
れる。第1図に示された実施例と異なり第1の出
口D″は、ポンプピストン吐出行程の開始時に最
初は、その時点で下方に位置する制御縁25″に
よつて閉じられるように配置されており、その後
で該制御縁25″が第2のドレーン導管33″の続
く出口C″を閉じ制御する。この場合の構造上の
行程相違はこの例でも第1図の実施例におけるの
と同様にhvとして示されており、また第2のド
レーン導管33の入口A″と第1のドレーン導管
15の第2の出口B″は環状溝37に対する作業
範囲内に配置されている。
無負荷運転及び部分負荷範囲において内燃機関の
静かな運転を行なうための上記の装置が、リング
スライダ24によつてポンプピストンの吐出の終
了が上死点の手前の早めの又は遅めの時点に制御
されるのではなく、ポンプピストンの吐出の開始
がポンプピストンのその都度の程度に応じた長さ
の無負荷行程の後に行なわれる構造においても実
現されている。ポンプピストン4、シリンダ2、
リングスライダ24を有する燃料噴射ポンプの構
造はこの場合、第1図の実施例におけるのとほと
んど同じである。ただこの場合リングスライダ2
4″が逆の論理で調節レバー27によつて操作さ
れる。第1図に示された実施例と異なり第1の出
口D″は、ポンプピストン吐出行程の開始時に最
初は、その時点で下方に位置する制御縁25″に
よつて閉じられるように配置されており、その後
で該制御縁25″が第2のドレーン導管33″の続
く出口C″を閉じ制御する。この場合の構造上の
行程相違はこの例でも第1図の実施例におけるの
と同様にhvとして示されており、また第2のド
レーン導管33の入口A″と第1のドレーン導管
15の第2の出口B″は環状溝37に対する作業
範囲内に配置されている。
第8図には第4図の実施例のための相応する線
図が示されている。線D″はリングスライダ2
4″の変化する位置に応じて全負荷への方向で下
降傾斜している。出口C″の閉鎖点を表わす線
C″も同様に下降傾斜しており、しかもこの際に
線C″は第1の出口横断面D″の閉鎖点を表わす線
D″に対して所定の距離hvを有している。横座標
に対して平行に延びる線FEはポンプピストンの
構造上の吐出終了を示している。更にこの線図に
は線A″及びB″が線FEに対して平行に延びる線と
して示されている。線A″は、入口A″が環状溝3
7との接続に至る点を示しており、この個所では
同時に第2の出口B″と環状溝37との接続がま
だ形成されており、この第2の出口B″が閉じら
れる点を示す線B″において第1のドレーン導管
15と第2のドレーン導管33との接続が遮断さ
れる。吐出を一時的に中断したり又は減少したり
することによつて行なわれる、無負荷運転時及び
低負荷運転時の噴射量減少は、この実施例による
燃料噴射ポンプにおいても達成されている。しか
しこの例では第1図の例と異なり、ドレーンの前
の予備噴射量は負荷に左右されるものである。
図が示されている。線D″はリングスライダ2
4″の変化する位置に応じて全負荷への方向で下
降傾斜している。出口C″の閉鎖点を表わす線
C″も同様に下降傾斜しており、しかもこの際に
線C″は第1の出口横断面D″の閉鎖点を表わす線
D″に対して所定の距離hvを有している。横座標
に対して平行に延びる線FEはポンプピストンの
構造上の吐出終了を示している。更にこの線図に
は線A″及びB″が線FEに対して平行に延びる線と
して示されている。線A″は、入口A″が環状溝3
7との接続に至る点を示しており、この個所では
同時に第2の出口B″と環状溝37との接続がま
だ形成されており、この第2の出口B″が閉じら
れる点を示す線B″において第1のドレーン導管
15と第2のドレーン導管33との接続が遮断さ
れる。吐出を一時的に中断したり又は減少したり
することによつて行なわれる、無負荷運転時及び
低負荷運転時の噴射量減少は、この実施例による
燃料噴射ポンプにおいても達成されている。しか
しこの例では第1図の例と異なり、ドレーンの前
の予備噴射量は負荷に左右されるものである。
図示の各実施例においては有効な各ポンプ吐出
行程は、ポンプピストン軸線に対する半径方向平
面に応じて位置決めされた制御縁及び制御横断面
によつて制御される。しかしポンプピストンがそ
の駆動において、行程位置に対する回転位置の固
定的な相関関係を有しているので、軸線方向に位
置決めされた制御縁、例えば縦溝を以つてもその
制御は実施可能である。
行程は、ポンプピストン軸線に対する半径方向平
面に応じて位置決めされた制御縁及び制御横断面
によつて制御される。しかしポンプピストンがそ
の駆動において、行程位置に対する回転位置の固
定的な相関関係を有しているので、軸線方向に位
置決めされた制御縁、例えば縦溝を以つてもその
制御は実施可能である。
発明の効果
本発明の構成によれば、無負荷運転から部分負
荷運転の1部分までにおいて燃料噴射がある一定
のピストン行程に亘つて中断されるか又は減少さ
れる、しかもこの際に噴射開始の変化は行なわれ
ず、何故なら本発明においてはドレーンが有利
に、ポンプピストンの吐出行程の1部分の経過後
に該ポンプピストンの所定の行程区分に亘つて行
なわれるからである。この場合にもドレーンの遮
断は、高めの負荷又は全負荷において第2のドレ
ーン導管の出口が負荷に応じて制御されることに
よつて有利に行なわれる。従つて所定の前噴射行
程の後に、低負荷における通常の燃料噴射の中断
が行なわれる。これによつて特に無負荷運転にお
いて内燃機関の静かな運転を可能とする噴射時間
延長が形成される。また本発明による装置は、噴
射開始の制御による調量方法及び噴射終了の制御
による調量方法のどちらにも有利に使用可能であ
る。
荷運転の1部分までにおいて燃料噴射がある一定
のピストン行程に亘つて中断されるか又は減少さ
れる、しかもこの際に噴射開始の変化は行なわれ
ず、何故なら本発明においてはドレーンが有利
に、ポンプピストンの吐出行程の1部分の経過後
に該ポンプピストンの所定の行程区分に亘つて行
なわれるからである。この場合にもドレーンの遮
断は、高めの負荷又は全負荷において第2のドレ
ーン導管の出口が負荷に応じて制御されることに
よつて有利に行なわれる。従つて所定の前噴射行
程の後に、低負荷における通常の燃料噴射の中断
が行なわれる。これによつて特に無負荷運転にお
いて内燃機関の静かな運転を可能とする噴射時間
延長が形成される。また本発明による装置は、噴
射開始の制御による調量方法及び噴射終了の制御
による調量方法のどちらにも有利に使用可能であ
る。
図面は本発明の複数の実施例を示すものであつ
て、第1図は有効噴射作業の終了を制御する機構
と環状溝を介しての両方のドレーン導管の接続を
制御する機構とを有する第1実施例を示す断面
図、第2図は第1図の実施例における制御を示す
線図、第3図は第1図の例に対する変化形として
の第2実施例であつて規定された行程高さを有す
る環状溝と第2のドレーン導管の周方向で延びる
スリツト形状の入口横断面とを有するものを示す
部分断面図、第4図はスリツト状の環状溝と規定
された行程高さを有する第2のドレーン導管の入
口横断面とを有する第3実施例を示す部分断面
図、第5図は第1のドレーン導管と第2のドレー
ン導管との接続を制御するためにシリンダの壁内
にほぼ軸線方向で延びるバイパス通路を有してい
る第4実施例を示す部分断面図、第6図は第5図
の例に対する変化形であつて両方のドレーン導管
の重なり状態の継続がスリツト制御によつて規定
される第5実施例を示す部分断面図、第7図は燃
料調量のために噴射開始を制御するように設計さ
れた燃料噴射ポンプのための本発明による第6実
施例を示す断面図、第8図は第7図の実施例にお
ける制御を示す線図である。 1……ケーシング、2……シリンダ、3……シ
リンダスリーブ、4,4′……ポンプピストン、
5……ポンプ作業室、7……ポンプ吸込み室、8
……縦溝、9……吸込み孔、11……搬送ポン
プ、12……燃料容器、13……圧力制御弁、1
5……第1のドレーン導管(縦通路)、16,2
2,31……半径方向孔、17……分配開口、1
9……吐出導管、21……弁、24,24″……
リングスライダ、25,25″……制御縁、27
……調節レバー、28……軸、29……ボールヘ
ツド、33,33″……第2のドレーン導管、3
7,37′,41,42……環状溝、39,3
9′……バイパス通路、44……スリツト。
て、第1図は有効噴射作業の終了を制御する機構
と環状溝を介しての両方のドレーン導管の接続を
制御する機構とを有する第1実施例を示す断面
図、第2図は第1図の実施例における制御を示す
線図、第3図は第1図の例に対する変化形として
の第2実施例であつて規定された行程高さを有す
る環状溝と第2のドレーン導管の周方向で延びる
スリツト形状の入口横断面とを有するものを示す
部分断面図、第4図はスリツト状の環状溝と規定
された行程高さを有する第2のドレーン導管の入
口横断面とを有する第3実施例を示す部分断面
図、第5図は第1のドレーン導管と第2のドレー
ン導管との接続を制御するためにシリンダの壁内
にほぼ軸線方向で延びるバイパス通路を有してい
る第4実施例を示す部分断面図、第6図は第5図
の例に対する変化形であつて両方のドレーン導管
の重なり状態の継続がスリツト制御によつて規定
される第5実施例を示す部分断面図、第7図は燃
料調量のために噴射開始を制御するように設計さ
れた燃料噴射ポンプのための本発明による第6実
施例を示す断面図、第8図は第7図の実施例にお
ける制御を示す線図である。 1……ケーシング、2……シリンダ、3……シ
リンダスリーブ、4,4′……ポンプピストン、
5……ポンプ作業室、7……ポンプ吸込み室、8
……縦溝、9……吸込み孔、11……搬送ポン
プ、12……燃料容器、13……圧力制御弁、1
5……第1のドレーン導管(縦通路)、16,2
2,31……半径方向孔、17……分配開口、1
9……吐出導管、21……弁、24,24″……
リングスライダ、25,25″……制御縁、27
……調節レバー、28……軸、29……ボールヘ
ツド、33,33″……第2のドレーン導管、3
7,37′,41,42……環状溝、39,3
9′……バイパス通路、44……スリツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関のための燃料噴射ポンプであつて、
シリンダ2内で往復並びに回転駆動されて分配器
として働くポンプピストン4を有しており、ポン
プピストンがシリンダ2内にポンプ作業室5を閉
成しており、ポンプ作業室が常に第1のドレーン
導管15に接続されており、第1のドレーン導管
がポンプピストン行程経過の負荷若しくは回転数
に応じて調節可能な点で開放制御若しくは閉鎖制
御されるようになつており、さらにポンプ作業室
が第2のドレーン導管33に接続されるようにな
つており、第2のドレーン導管がポンプピストン
4内に配置されていてかつポンプピストン套壁面
上に入口A及び出口Cを有しており、ポンプピス
トンの規定された第1の行程から第2のドレーン
導管33の入口Aと第1のドレーン導管15との
間の接続が中断若しくは形成され、かつ第2のド
レーン導管33の出口Cがポンプピストン運動に
よつて制御縁25の通過に際して開放若しくは閉
鎖されるようになつており、この場合に閉鎖がポ
ンプピストン行程経過の調節可能な前記点の後に
規定された一定の部分行程hvに亙つて行われ、
若しくは開放がポンプピストン行程経過の調節可
能な前記点の前に規定された部分行程hvに亙つ
て行われるようになつている形式のものにおい
て、第2のドレーン導管33の入口Aがポンプピ
ストンの吐出行程の一部分の経過の後にポンプピ
ストンの吐出行程の所定の行程区分heに亙つて
第1のドレーン導管15と接続されるようになつ
ており、所定の行程区分heが規定された部分行
程hvよりも小さくなつていて、かつ高い負荷範
囲で、第1のドレーン導管15と第2のドレーン
導管33との間の接続を中断した後に始めて第2
のドレーン導管33の出口Cを開放するように、
若しくは第1のドレーン導管15″と第2のドレ
ーン導管33″との間の接続を形成する前に既に
第2のドレーン導管33″の出口C″を閉じている
ように構成されていることを特徴とする、内燃機
関のための燃料噴射ポンプ。 2 第1のドレーン導管15及び第2のドレーン
導管33がポンプピストン4内に形成されてお
り、第1のドレーン導管15が負荷若しくは回転
数に応じて調節可能な点25で制御可能な第1の
出口D、及び第2のドレーン導管33の入口Aに
対して軸線方向にずらされてシリンダ2の有効範
囲内に位置する第2の出口Dを有しており、両方
のドレーン導管15,33間の接続がシリンダ2
の、ポンプピストンを取り囲む壁内の通路37を
介して行われるようになつている特許請求の範囲
第1項記載の燃料噴射ポンプ。 3 シリンダ2の、ポンプピストンを取り囲む壁
内の通路が環状溝37である特許請求の範囲第2
項記載の燃料噴射ポンプ。 4 第1のドレーン導管15の第2の出口B若し
くは第2のドレーン導管33の入口Aが行程に無
関係に通路37,39と接続されており、第2の
ドレーン導管33の入口A、若しくは第1のドレ
ーン導管の第2の出口B、若しくは環状溝37の
軸線方向の幅が、所定の行程区分heを規定する
手段として前記他の手段の幅に比べて減少せしめ
られている特許請求の範囲第2項記載の燃料噴射
ポンプ。 5 通路37が軸線方向に延びるバイパス通路3
9,39′として形成されている特許請求の範囲
第2項記載の燃料噴射ポンプ。 6 第1のドレーン導管15の第2の出口B若し
くは第2のドレーン導管33の入口Aの開口が行
程に無関係にバイパス通路39,39′の一方の
端部に接続されており、第2のドレーン導管33
の入口A若しくは第1のドレーン導管15の第2
の出口Bの軸線方向の幅、若しくはシリンダ2内
のバイパス通路39の他方の端部の出口の軸線方
向の幅が所定の行程区分heを規定する手段とし
て他方の開口の幅に対して減少せしめられている
特許請求の範囲第5項記載の燃料噴射ポンプ。 7 第2のドレーン導管33の出口C及び第1の
ドレーン導管15の出口Dがポンプピストン4
の、シリンダ2から突出した端部で開口してい
て、そこで制御縁25によつて制御されるように
なつており、制御縁がポンプピストン行程経過の
前記調節可能な点の位置調節のために負荷若しく
は回転数に応じてポンプピストン4上を密接に摺
動可能なリングスライダ24に配置されている特
許請求の範囲第1項から第6項までのいずれか1
項記載の燃料噴射ポンプ。 8 第1のドレーン導管と第2のドレーン導管と
の間の接続部の開かれている状態で、絞り横断面
B′が有効である特許請求の範囲第1項から第7
項までのいずれか1項記載の燃料噴射ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19843424883 DE3424883A1 (de) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
DE3424883.8 | 1984-07-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131628A JPS6131628A (ja) | 1986-02-14 |
JPH0577856B2 true JPH0577856B2 (ja) | 1993-10-27 |
Family
ID=6239970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14691585A Granted JPS6131628A (ja) | 1984-07-06 | 1985-07-05 | 内燃機関のための燃料噴射ポンプ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4635605A (ja) |
EP (1) | EP0166995B1 (ja) |
JP (1) | JPS6131628A (ja) |
DE (2) | DE3424883A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3524241A1 (de) * | 1985-07-06 | 1987-01-08 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
DE3612068A1 (de) * | 1986-04-10 | 1987-10-15 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen mit abgasrueckfuehrung |
DE3644147A1 (de) * | 1986-12-23 | 1988-07-07 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
DE3644583A1 (de) * | 1986-12-27 | 1988-07-07 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
EP0308988A1 (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-29 | Sidelsky, Michael Stewart | Control module |
DE4106813A1 (de) * | 1991-03-04 | 1992-09-10 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
DE4441505A1 (de) * | 1994-11-22 | 1996-05-23 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoff-Förderpumpe für eine Kraftstoffeinspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
DE19625565C2 (de) * | 1996-06-26 | 1998-07-23 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoff-Förderpumpe für eine Kraftstoff-Einspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
DE19713868A1 (de) * | 1997-04-04 | 1998-10-08 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
JP4143841B2 (ja) * | 2003-09-18 | 2008-09-03 | 株式会社アドヴィックス | ピストンポンプ |
DE102013111098B3 (de) | 2013-10-08 | 2014-11-13 | 4-QM hydraulics GmbH | Strömungsmaschine |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54105616A (en) * | 1978-02-06 | 1979-08-18 | Diesel Kiki Co Ltd | Distributing type fuel injection pump for internal combustion engine |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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