JPH0576951A - プレス成形方法 - Google Patents

プレス成形方法

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Publication number
JPH0576951A
JPH0576951A JP3237777A JP23777791A JPH0576951A JP H0576951 A JPH0576951 A JP H0576951A JP 3237777 A JP3237777 A JP 3237777A JP 23777791 A JP23777791 A JP 23777791A JP H0576951 A JPH0576951 A JP H0576951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
standing wall
flange
vertical wall
curved
right angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3237777A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Takagishi
修治 高岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0576951A publication Critical patent/JPH0576951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 深絞り加工において、略直角に湾曲した立壁
に亀裂及びかじり状の余り傷等を発生させることなく、
フランジにひねりを防止するための余肉コブを形成でき
るプレス成形方法を得る。 【構成】 成形時に、加工素材のフランジとなる部位を
挟むダイ26としわ押え30の押え面より、立壁14側
に余肉コブ18を成形する。またこの余肉コブ18と立
壁14の下端部に形成する円曲部24との間に平坦面2
8を設ける。これによって、ポンチ20へ流れ込む加工
素材の流れ込みが阻害されず、また余肉コブ18によっ
て、立壁14の伸びが部分的に阻害されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のサイドメンバー
等のプレス成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車体の組付け精度及び量産性に優
れている等の点から、図4に示すように、フロントピラ
ーアウター50、センターピラーアウター52、レール
アウター54及びロッカーアウター56を一体にプレス
成形する方法が用いられている。
【0003】しかしながら、一体成形に伴う不都合、す
なわちレールアウター54及びロッカーアウター56の
フランジ部58、60が、プレス成形時に生じる伸びに
よって、ひねりを生じ、成形品の精度を低下させてい
た。
【0004】これに対処すべく、図5及び図6に示され
るように、レールアウター54においては、予めフラン
ジ部58に発生する成形時の伸びに相当する長さの凸部
62をフランジ部58に設けて、フランジ部58のひね
りを防止する方法も採用されている(特開昭58−97
428号参照)。
【0005】しかし、上記成形方法は、レールアウター
54のフランジ部58のように、立壁64が低い場合に
おいては有効であるが、図7及び図8に示す如く、ロッ
カーアウター56のように、立壁66が高い場合には、
所謂深絞り加工となるため、加工素材の両端部をダイ7
0としわ押さえ72で挟み、立壁66のコーナ部に位置
するフランジ部68に発生するしわを押さえる必要があ
る。
【0006】ところが、このしわ押え72に凸部74を
成形すると、部分的にポンチ76へ流れ込む加工素材の
流れ込みを阻害し、立壁66に偏位した引張力を発生さ
せ、立壁66に亀裂78(図7参照)を発生させる。
【0007】そこで、図9に示されるように、クッショ
ンプロファイルD(ポンチ76としわ押え72との境界
線)を凸部80の右方へ移動させてプレス成形すること
も考えられる。
【0008】ところが、ポンチ76へ単に凸部80を設
けただけでは、凸部80を設けた部分(実線部)と凸部
80を設けていない部分(破線部)では、立壁66とフ
ランジ部68との境界線Eに沿って、流入抵抗差から凹
凸を生じてしまい、プレス成形時に凸部80を設けた部
分の立壁66の伸びが阻害され、かじり状の余り傷82
(図7参照)を生じてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、アウターピラーと一体化されたロッカーアウター
のように、立壁にコーナ部を有し深絞り加工が必要とな
るプレス成形において、立壁に亀裂及びかじり状の余り
傷等を発生させることなく、フランジにひねりを防止す
るための余肉コブを成形することができるプレス成形方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレス成形
方法は、上端部から直角に屈曲する天板を有し略直角に
湾曲する立壁と、この立壁の下端部から直角に屈曲する
フランジと、を一体に成形するプレス成形方法におい
て、前記立壁の湾曲する位置でかつ成形時に加工素材の
前記フランジとなる部位が挟持される押え面より立壁側
でフランジ面上に位置する余肉コブと、前記立壁の下端
部に設けられる円曲部の終端と前記余肉コブの前記立壁
側端部との間に位置する平坦面と、を成形することを特
徴としている。
【0011】
【作用】上記構成のプレス成形方法では、立壁の湾曲す
る部位で成形時に加工素材のフランジとなる部位が挟持
される押え面より立壁側に、ひねり発生防止用の余肉コ
ブが成形されるので、ポンチへ流れ込む加工素材の流れ
込みを阻害しない。このため、立壁へ偏位した引張力を
発生させることもないので、立壁に亀裂を生じさせるこ
とがない。
【0012】また、立壁の下端部に形成される円曲部の
終端と余肉コブの立壁側端部との間には、平坦面が成形
される。したがって、立壁とフランジとの境界線におい
て、凹凸のない連続した平面が形成される。このため、
余肉コブによって立壁の伸びが部分的に阻害されること
がなく、立壁にかじり状の余り傷が生じることがない。
【0013】
【実施例】図1及び図2に示されるように、ロッカーア
ウター10のコーナーには、車両の外側に面するフラッ
ト部12と、このフラット部12の両端から下方へ略直
角に屈曲され略直角に湾曲されたコーナ部を有する立壁
部14と、この立壁14の下端部から略直角に屈曲され
たフランジ16が形成されている。このフランジ16の
三角隅部には、上方に向かって凸状とされた余肉コブ1
8が成形されている。
【0014】図2に示されるように、この余肉コブ18
は、ロッカーアウター10のコーナーを成形するポンチ
20に形成された凸部22によって成形される。図3の
拡大図に示されるように、この凸部22は、立壁14の
下端部に形成された曲率半径Rの円曲部24の終端26
からしわ押え30の方向に延設される長さLの平坦面2
8の端部28Aから、ポンチ20の右端面20Aに渡っ
て、形成されている。
【0015】ポンチ20の両側には、加工素材(一例と
してアルミニウム板)の両端部を拘束するしわ押え30
が配置されている。このしわ押え30は、プレス成形に
よってフランジ16の端部に生じるしわの発生を防止す
るようになっている。なお、図2に示されるように、フ
ランジ16には、加工素材に張力を与えその流れ込みを
妨げ、しわ押え圧を増加させる絞りビード32が形成さ
れている。
【0016】次に、本発明に係るプレス成形方法におけ
るロッカーアウター10の成形過程を説明する。
【0017】ダイス26としわ押え30とでフランジ1
6となる加工素材の両端部を、図1に示す一点鎖線Aに
沿って挟持した状態で拘束する。ここで、ダイス26と
しわ押え30を下方(図2の矢印B方向)へ押し下げ
て、加工素材をポンチ20と同一の形状に加工する。こ
のプレス成形の途中において、図3に示されるように、
ポンチ20に形成された円曲部24に加工素材が押し当
てられた時、この円曲部24の終端26から平坦面28
の端部28Aまでの範囲において当接面が同一平面とな
っているので、立壁14に引張力が均等に作用する。こ
のため、立壁14にかじり状の余り傷82(図7参照)
が生じることがない。
【0018】また、フランジ16のしわ押え面より立壁
14側にひねり発生防止用の余肉コブ18を形成する凸
部22が位置しているので、ポンチ20へ流れ込む加工
素材の流れ込みは阻害されない。このため、立壁14へ
偏位した引張力を発生させることがないので、立壁14
に亀裂78(図7参照)を生じさせることがない。
【0019】なお、本実施例では、平坦面28の長を、
L=R+1mm、3mm≦L≦5mmとしている。これ
は、Lを3mm以下とすると、加工素材の流れ込みを妨
げ、また5mm以上とすると、ひねりの発生を防止する
という余肉コブ18の機能を果たさないからである。
【0020】また、余肉コブ18が成形されたフランジ
16は、図1に示される二点鎖線Cで打ち抜き加工さ
れ、余肉コブ18がフラットに加工されて、ロッカアウ
ター10の加工精度が確保される。
【0021】
【発明の効果】本発明のプレス成形方法は、上記構成と
したので、アウターピラーと一体化されたロッカーアウ
ターのように、立壁にコーナ部を有し深絞り加工が必要
となるプレス成形において、立壁に亀裂及びかじり状の
余り傷等を発生させることなく、フランジにひねりを防
止するための余肉コブを成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス成形方法によって成形され
たロッカーアウターのコーナ部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るプレス成形方法によって成形され
たロッカーアウターのコーナ部のプレス成形時の状態を
示した断面図である。
【図3】図2に示す矢印A部の拡大図である。
【図4】一体成形された車両のサイドメンバーアウター
を示す側面図である。
【図5】従来のプレス成形方法によって成形されたレー
ルアウターのコーナ部を示す斜視図である。
【図6】レールアウターのコーナ部のプレス成形時の状
態を示した断面図である。
【図7】従来のプレス成形方法によって成形されたロッ
カーアウターのコーナ部を示す斜視図である。
【図8】ロッカーアウターのコーナ部における従来のプ
レス成形時の状態を示した断面図である。
【図9】ロッカーアウターのコーナ部における従来のプ
レス成形時の状態を示した断面図である。
【符号の説明】
18 余肉コブ 28 平坦面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部から直角に屈曲する天板を有し略
    直角に湾曲する立壁と、この立壁の下端部から直角に屈
    曲するフランジと、を一体に成形するプレス成形方法に
    おいて、前記立壁の湾曲する位置でかつ成形時に加工素
    材の前記フランジとなる部位が挟持される押え面より立
    壁側でフランジ面上に位置する余肉コブと、前記立壁の
    下端部に設けられる円曲部の終端と前記余肉コブの前記
    立壁側端部との間に位置する平坦面と、を成形すること
    を特徴とするプレス成形方法。
JP3237777A 1991-09-18 1991-09-18 プレス成形方法 Pending JPH0576951A (ja)

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