JP2021074722A - プレス成形方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本実施の形態に係るプレス成形方法で用いるダイ21及びパンチ23について説明した後に、上記の各ステップについて説明する。
ダイ21は、図1(b)及び図2(b)に示すように、プレス成形品1における長手方向の中央部13を成形する中央部ダイ25と、中央部13を挟んでプレス成形品1の長手方向両端側を成形する両端部ダイ27と、を備えてなる分割構造である。
さらに、両端部ダイ27は、プレス成形品1の両端部15を成形する過程において、長手方向の両端に向かう張力をブランクにおける湾曲の内側にあるフランジ部9に付与する形状の張力付与形状部である段差部9aをフランジ部9の長手方向両端側に形成する段差形成部27bを有する。
第1成形ステップは、図1(b)に示すように、両端部ダイ27に先行して中央部ダイ25をパンチ23側に成形下死点まで相対移動させてプレス成形品1の中央部13を曲げ成形し、中央部13における湾曲内側のフランジ部9に生じる材料余りを長手方向両端側に逃がすステップである。
第2成形ステップは、中央部ダイ25を成形下死点に保持して中央部13を押さえた状態で、両端部ダイ27をパンチ23側に成形下死点まで相対移動させて、プレス成形品1の両端部15を成形するとともに両端部15における湾曲内側のフランジ部9の長手方向両端側に段差部9aを形成することにより、第1成形ステップにおいて湾曲内側のフランジ部9に生じた材料余りを長手方向両端側に伸ばしながら両端部15における湾曲内側のフランジ部9を成形するステップである。
さらに、湾曲内側のフランジ部79の長手方向両端側に形成される段差部79aも、前述したプレス成形品1の段差部9a(図1(a))と同様、フランジ部79において段差部79aから連続する面部79bがプレス成形方向に段差状に凹んだ形状である。
このような直線状に延出する部位を有するプレス成形品を本発明に係るプレス成形方法により曲げ成形する場合であっても、両端部側ダイとパンチとを用い、製品形状よりも外側の部位に張力付与形状部を形成すればよい。
段差部9aの寸法については、プレス成形方向における段差深さを20mmとし、この段差部9aを形成することより湾曲の内側のフランジ部9における長手方向の両端側を約20mmプレス成形方向に折り曲げた。
また、図7に、発明例に係るプレス成形品1の曲げ成形において中央部ダイ25及び両端部ダイ27が成形下死点にあるときの周方向の板厚平均応力分布を示す。
X/Y=0、すなわち、ダイ21の中央部ダイ25と両端部ダイ27とに分割を行わないときは、湾曲内側のフランジ部9の長手方向中央に圧縮応力の集中が見られる。
X/Yを1/10、1/5、1/3と大きくしていくと、中央部ダイ25の働きによって、湾曲内側のフランジ部における長手方向中央の応力が長手方向両端側に散っていく様子がわかる。
そして、CAE解析により見出した中央部ダイ25の中心角Xの最適な値に基づいて、中央部ダイ25により曲げ成形するプレス成形品1の中央部の範囲を設定すればよいことが示唆された。
3 天板部
5 縦壁部
7 縦壁部
9 フランジ部(湾曲の内側)
9a 段差部
9b 面部
11 フランジ部
13 中央部
15 両端部
21 ダイ
23 パンチ
25 中央部ダイ
25a フランジ成形部
27 両端部ダイ
27a フランジ成形部
27b 段差形成部
31 プレス成形品
33 天板部
35 縦壁部
37 縦壁部
39 フランジ部(湾曲の内側)
41 フランジ部
51 プレス成形品
53 天板部
55 縦壁部
57 縦壁部
59 フランジ部(湾曲の内側)
59a ビード部(張力付与形状部)
61 フランジ部
71 プレス成形品
73 天板部
73a 段差部(張力付与形状部)
75 縦壁部
77 縦壁部
79 フランジ部(湾曲の内側)
79a 段差部(張力付与形状部)
81 フランジ部
91 ダイ
95 中央部ダイ
95a 天板成形部
97 両端部ダイ
97a 天板成形部
97b 段差形成部
101 ダイ
103 パンチ
105 ブランク
Claims (4)
- ダイ及びパンチを用いて、ブランクを、天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有してなる断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品に曲げ成形によりプレス成形するプレス成形方法であって、
前記ダイは、前記プレス成形品における長手方向の中央部を成形する中央部ダイと、前記中央部を挟んで前記プレス成形品の長手方向両端側を成形するともに、該両端部を成形する過程において、前記ブランクにおける湾曲内側のフランジ部に相当する部位に長手方向両端に向かう張力を付与する形状の張力付与形状部を前記湾曲内側のフランジ部の長手方向両端側に形成する両端部ダイと、を備えてなり、
前記両端部ダイに先行して前記中央部ダイを前記パンチ側に成形下死点まで相対移動させて前記プレス成形品の中央部を曲げ成形し、該中央部における前記湾曲内側のフランジ部に生じる材料余りを長手方向両端側に逃がす第1成形ステップと、
前記中央部ダイを成形下死点に保持して前記中央部を押さえた状態で、前記両端部ダイを前記パンチ側に成形下死点まで相対移動させて、前記両端部を成形するとともに該両端部における前記湾曲内側のフランジ部の長手方向両端側に前記張力付与形状部を形成することにより、前記第1成形ステップにおいて前記湾曲内側のフランジ部に生じた材料余りを長手方向両端側に伸ばしながら前記両端部における湾曲内側のフランジ部を成形する第2成形ステップと、を備えたことを特徴とするプレス成形方法。 - ダイ及びパンチを用いて、ブランクを、天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有してなる断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品に曲げ成形によりプレス成形するプレス成形方法であって、
前記ダイは、前記プレス成形品における長手方向の中央部を成形する中央部ダイと、前記中央部を挟んで前記プレス成形品の長手方向両端側を成形するともに、該両端部を成形する過程において、前記ブランクにおける天板部及び湾曲内側のフランジ部それぞれに相当する部位に長手方向両端に向かう張力を付与する形状の張力付与形状部を前記天板部及び湾曲内側のフランジ部それぞれの長手方向両端側に形成する両端部ダイと、を備えてなり、
前記両端部ダイに先行して前記中央部ダイを前記パンチ側に成形下死点まで相対移動させて前記プレス成形品の中央部を曲げ成形し、該中央部における前記湾曲内側のフランジ部に生じる材料余りを長手方向両端側に逃がす第1成形ステップと、
前記中央部ダイを成形下死点に保持して前記中央部を押さえた状態で、前記両端部ダイを前記パンチ側に成形下死点まで相対移動させて、前記両端部を成形するとともに該両端部における前記天板部及び湾曲内側のフランジ部それぞれの長手方向両端側に前記張力付与形状部を形成することにより、前記第1成形ステップにおいて前記湾曲内側のフランジ部に生じた材料余りを長手方向両端側に伸ばしながら前記両端部における湾曲内側のフランジ部を成形する第2成形ステップと、を備えたことを特徴とするプレス成形方法。 - 前記第1成形ステップにおいて形成する張力付与形状部は、プレス成形方向に段差状に凹んだ段差部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス成形方法。
- 前記第1成形ステップにおいて形成する張力付与形状部は、前記プレス成形品の湾曲から所定角度の方向に延在する凸状又は凹状のビード部であることを特徴する請求項1又は2に記載のプレス成形方法。
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