JPH0576433U

JPH0576433U - 治療用圧迫刺激具

Info

Publication number: JPH0576433U
Application number: JP1539792U
Authority: JP
Inventors: 川正子越
Original assignee: 越川正子
Priority date: 1992-03-24
Filing date: 1992-03-24
Publication date: 1993-10-19

Abstract

(57)【要約】【目的】内蔵の体壁反射を効果的に利用でき、治療効
果を高めることができる治療用圧迫刺激具を提供するこ
とを目的とする。【構成】径が１〜５ｍｍで厚さ０．５〜１．５ｍｍの金
片を、各々の粘着テープの中心に設けたことを特徴とす
る治療用圧迫刺激具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、反応点、穴（つぼ）に対して刺激して治療するための圧迫刺激具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

鍼灸術では、身体の穴（つぼ）、経絡に対して、鍼又は灸により刺激して、内蔵の不具合を直すものである。この針、灸では刺激が強過ぎて、また、アレルギ −、皮膚炎、恐怖観念を起こし易く、誰でも利用することができない。また、内蔵の体壁反射を利用して、治療するものとして、米粒、一円コインを貼ること等が為されている。これは、体壁を圧迫刺激することにより、特定の内蔵に体壁反射するという医学的にも認められている現象を利用するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、内蔵の体壁反射を効果的に利用でき、治療効果を高めることができる治療用圧迫刺激具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の技術的な課題の解決のために、径が１〜５ｍｍで厚さ０．５〜１．５ｍｍの金片を、各々の粘着テープの中心に設けたことを特徴とする治療用圧迫刺激具を提供する。

【０００５】

【作用】

本考案の治療用圧迫刺激具は、医学的に認められている身体の内蔵に対する体壁反射を利用でき、例えば、穴（つぼ）の位置に、金片を当てて、粘着テープで皮膚に貼っておくと、金片がつぼを圧迫刺激するばかりでなく、純金の電位と化学作用が、皮膚を通して影響して、治療効果を高めることができる。

【０００６】従って、本考案の治療用圧迫刺激具では、上記のように純金を用いるものであり、即ち、粘着テープの中心位置に、純金片、好適には、円形、楕円形等形状の片で、径が１〜５ｍｍで厚さ０．３〜１．５ｍｍの金片が好適である。径が１ｍｍ未満では、体壁（皮膚）に対する圧迫刺激が弱過ぎて刺激にならない。また、径が５ｍｍを超えると大き過ぎ、皮膚に対して実質的に平らになり、刺激とならない。また、厚さ０．３ｍｍ未満では、圧迫感が低く、刺激にならず、また、１．５ｍｍを超えると、厚くなり、コスト的に不利となる。

【０００７】本考案の治療用圧迫刺激具の粘着テープの材質としては、ある程度の強度のあるプラスチックフィルム、布の基層の上に、粘着物質を塗った粘着層を有する複層構造のテープが好適である。更に、粘着層、基層の他に、特に金片を固着するための固着層を設けることもできる。更に、粘着層の上に、使用に便利なように粘着層表面を保護するために、保護シールを設けることもできる。即ち、皮膚に貼るに都合のよいように補助的なシール部材或いはシール層を設けることもできる。

【０００８】更に、本考案による治療用圧迫刺激具では、つぼ、経絡位置、反応点に貼り、効果を得、そして高めることができる。

【０００９】次に、本考案の治療用圧迫刺激具の構造を具体的に実施例により説明するが、本考案はそれらによって限定されるものではない。

【００１０】

【実施例】

図１は、本考案の治療用圧迫刺激具の全体を示す斜視図である。図示のように、治療用圧迫刺激具１であり、即ち、径ｄが約３ｍｍで厚さｈが０．５ｍｍの金片１を、粘着層２と基層３よりなる粘着テープの中心に、特に固着層４を通して固着したものである。即ち、金片１は、その厚さだけ突起した状態で固着されており、このような構造のものを金片１が体壁表面（皮膚）を圧迫するように貼ることができる。

【００１１】図２は、本考案の治療用圧迫刺激具１を多数並べた商品化したものを示す斜視図である。このように多数配置した商品では、１つ１つに切れ目５から容易に切断することができる。この１つ１つを各つぼ等に貼って、効果を期待することができる。

【００１２】そして、本考案の治療用刺激具の金片１は、体壁表面を圧迫すると同時に、その金電位、金反応が、皮膚表面を通して身体に働くものと考えられ、治療効果を高めると思われる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の治療用刺激具の構造により、前記のような効果が得られた。それらをまとめると、次のような顕著な技術的効果となる。即ち、第１に、内蔵の体壁反射を効果的に利用でき、治療効果を高めることができる治療用圧迫刺激具を提供する。第２に、安価で簡単な構造で、治療に用いることのできる治療用圧迫刺激具を提供することができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の治療用圧迫刺激具の斜視図である。

【図２】本考案の治療用圧迫刺激具の商品化したものを
示す斜視図である。

【符号の説明】

１金片２粘着層３基層５切り目

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】径が１〜５ｍｍで厚さ０．５〜１．５ｍ
ｍの金片を、各々の粘着テープの中心に設けたことを特
徴とする治療用圧迫刺激具。