JPH0576186A - 静電式アクチユエータ - Google Patents

静電式アクチユエータ

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JPH0576186A
JPH0576186A JP17582291A JP17582291A JPH0576186A JP H0576186 A JPH0576186 A JP H0576186A JP 17582291 A JP17582291 A JP 17582291A JP 17582291 A JP17582291 A JP 17582291A JP H0576186 A JPH0576186 A JP H0576186A
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亘 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな駆動力を発生させ、変位量を大きくす
ることができる静電アクチュエータを提供する。 【構成】 複数の櫛歯状固定電極11に対し、1対の電
極が絶縁体を介して上下に形成された複数の櫛歯状可動
電極21を互いに噛み合うように配置し、例えば上側の
可動電極には案内部材3Aを介して正の電圧を、下側の
可動電極と固定電極11には負の電圧をそれぞれ印加す
ると、可動電極21の上と下とで電界強度に差ができる
ので、これを利用して大きな静電駆動力が得られるよう
にし、変位量の増大を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界強度の不平衡を
利用して駆動力を得る静電式アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】図13にこの種の従来例を示す。これ
は、櫛歯状の固定電極Fと可動電極Mとを適当なギャッ
プを設けて互いに噛み合わせ、両者に電圧を印加するこ
とにより、櫛歯の長手方向に変位させ、櫛歯数に比例す
る静電駆動力を得るものである。の如く電圧を印加し
たときは矢印R1の方向に、またの如く電圧を印加し
たときは矢印R2の方向にそれぞれ変位する。なお、H
は支持部(固定部)を示す。この場合に作用する静電駆
動力Fはεを比誘電率、dをギャップ間距離、nを櫛歯
数、tを歯厚、Vを印加電圧とすれば、 F=ε・n・t・V2 /2d として表わされる。図14に別の従来例を示す。これ
は、固定電極Fと可動電極Mとを対向配置し、両者に電
圧を印加して矢印Fの如きギャップ間を小さくする方向
の静電駆動力を得るものである。この場合の静電駆動力
Fはεを比誘電率、dをギャップ間距離、Sを対向面
積、Vを印加電圧とすれば、 F=ε・S・V2 /2d2 として表わされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後者に示すものは、ギ
ャップ間距離dの2乗に反比例するので、変位量を大き
くすべくギャップを大きく設定すると、駆動力が得られ
ないという問題がある。一方、前者は後者に比べて変位
量を大きくすることができるが、製作し得る櫛歯数,ギ
ャップ間距離,歯厚等に限界があり、その結果大きな駆
動力が得られないという問題がある。したがって、この
発明の課題は大きな駆動力および変位量を発生し得るよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、第1の発明では、櫛歯状の固定電極を持つ固定
部材と、絶縁体により互いに絶縁され前記固定電極の櫛
歯と噛み合う櫛歯状の第1,第2の可動電極を持つ可動
部材と、この可動部材を一方向にのみ案内する案内部材
とを備え、この案内部材を介して前記可動電極のいずれ
か一方および固定電極と残りの可動電極との間に電圧を
印加して前記可動部材を一方向に駆動可能にしてなるこ
とを特徴としている。第2の発明では、第1の発明にお
いて前記絶縁体と第1,第2可動電極のいずれか一方を
誘電体にて形成することを特徴としている。また、第3
の発明では、第1または第2の発明において、前記固定
部材に対し少なくとも可動部材を2枚以上積層し、駆動
力の増大を図ることを特徴としている。さらに、第4の
発明では、第1ないし第3の発明のいずれかにおいて、
前記案内部材を弾性支持ばねとすることを特徴としてい
る。また、第5の発明では、第1ないし第4の発明のい
ずれかにおいて、前記案内部材を固定電極の櫛歯と案内
レールとから構成することを特徴としている。
【0005】第6の発明では、円筒状の固定電極と、絶
縁体により互いに絶縁され前記固定電極の内部に設けら
れる第1,第2の可動電極と、この第1,第2可動電極
を一方向にのみ案内する案内部材とを備え、この案内部
材を介して前記可動電極のいずれか一方と固定電極間に
電圧を印加して可動電極を一方向に駆動可能にしたこと
を特徴としている。第7の発明では、第6の発明におい
て、前記絶縁体と可動電極のいずれか一方を誘電体にて
形成したことを特徴としている。また、第8の発明で
は、櫛歯状の固定電極を持つステータと、これに噛み合
うように各々が絶縁体を介して互いに絶縁された第1な
いし第4の可動電極を持つロータと、このロータの軸部
両端に形成され前記第1,第3の可動電極と接続される
第1の回転電極および前記第2,第4の可動電極と接続
される第2の回転電極と、前記ロータを第1,第2の回
転電極を介してステータに押圧固定する第1,第2のブ
ラシとを備え、前記第1のブラシとステータとの間に電
圧を印加して前記ロータを回転駆動可能にしたことを特
徴としている。
【0006】第9の発明では、第8の発明において、前
記絶縁体と第1,第3の可動電極、または絶縁体と第
2,第4の可動電極を誘電体にて形成したことを特徴と
している。また、第10の発明では、円板を切り欠いて
形成され、絶縁体を介して互いに絶縁された第1,第2
の可動電極を持つロータと、このロータを回転可能なよ
うに挟みつけて支持する1対のステータとを備え、ステ
ータの軸支持部から第2電極へ電圧を供給することによ
り、前記ロータを回転駆動可能にしたことを特徴として
いる。さらに、第11の発明では、第10の発明におい
て、前記絶縁体と可動電極のいずれか一方を誘電体にて
形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】櫛歯状固定電極に対して互いに絶縁された1対
の櫛歯状可動電極を互いに噛み合うように配置し、可動
電極のいずれか一方および固定電極と残りの可動電極と
の間に電圧を印加することにより、大きな駆動力を発生
し得るようにし、変位量を大きくする。また、1対の可
動電極の代わりに電極と誘電体で構成するようにしても
良い。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す斜視図であ
る。同図において、1は櫛歯状固定電極11が形成され
た固定部材、2は絶縁層を介して第1,第2の可動電極
21A,21B(図2を参照のこと)が形成された可動
部材、3A,3Bは案内部材である。すなわち、櫛歯状
固定電極1に対して互いに絶縁された1対の櫛歯状可動
電極2とを相互に噛み合うように配置して構成される。
なお、案内部材としてはここではばねを想定している
が、これと同等の機能を持つものならば何を用いても良
い。図2はこの発明による原理を説明するための説明図
である。これは、図1のA断面の一部を示すもので、2
つの固定電極11A,11Bと1対の可動電極21A,
21Bとが図示のように配置され、例えば可動電極21
Aと固定電極11Aおよび11Bとを電源Vの負極に接
続し、可動電極21Bを電源Vの正極に接続することに
より、可動電極21A,21Bに働く電界強度を互いに
異ならせ、静電駆動力Fを得るものである。なお、この
ときの静電駆動力Fは、 F=ε・n・L・V2 /2d となる。ここに、Lは櫛歯電極の長さを示す。このと
き、可動電極が固定電極中にある限りは可動電極に力が
発生するので、固定電極の厚さを大きくすることによ
り、変位量を大きくすることができる。また、発生する
力が櫛歯電極の長さLに比例するので、従来のものより
も静電駆動力Fを大きくすることができる。また、図1
3に示すものでは駆動時に力が働くのは常に全櫛歯数の
半分であるが、この実施例では常に全櫛歯数に力が発生
するので、さらに大きな力が得られることになる。
【0009】したがって、図1の構成において、案内部
材3Bと固定部材1とをのように接続し、案内部材3
Aと固定部材1との間に実線にて示すような電圧Vを印
加すれば、上記のような原理により可動部材2は実線の
矢印で示す方向(上向き)に動くことになる。また、案
内部材3Aと固定部材1とをのように接続し、案内部
材3Bと固定部材1との間に点線にて示すような電圧V
を印加すれば、同様の原理により可動部材2は点線の矢
印で示す方向(下向き)に動くことになる。このとき、
可動電極21A,21Bには案内部材3A,3Bを介し
て電圧が印加されることから、案内部材3Aと可動電極
21A、案内部材3Bと可動電極21Bとが互いに接続
されている。図3にその製法の概要を示す。まず、
(イ)ではシリコン(Si)の基板に絶縁膜とSiを積
層する。次に、(ロ)においてエッチングにより可動部
の外形を形成した後、(ハ)で裏面からエッチングし可
動部を形成する。
【0010】図1では可動部材を1枚にしたが、これを
2枚以上積層することができる。図4はかかる場合の実
施例を示す斜視図で、3枚積層した例である。このよう
に可動部材を適当な間隔を保って3枚積層することによ
り、各可動部材には上述の如き静電力がそれぞれ作用す
ることになるので、図1のものより3倍の駆動力を得る
ことができ、N枚積層すればN倍の駆動力を得ることが
可能となる。図5にその製法の概要を示す。(イ),
(ロ)は図3と同じである。(ハ)では絶縁層と犠牲層
を形成し、この上に(ニ)の如く第2基板(Si,絶縁
膜,Si)を積層した後、(ホ)で第2可動部の外形を
形成する。さらに、(ヘ)では犠牲層,絶縁層および第
3基板を積層し、(ト)で第3可動部の外形を形成す
る。最後に、(チ)で裏面からエッチングして第1可動
部を形成するとともに、犠牲層を除去して完成する。
【0011】図2では絶縁層を介して1対の可動電極を
設けるようにしているが、絶縁層と可動電極のいずれか
一方を誘電体に置き換えても良い。図6はかかる原理を
説明するための説明図である。これは、可動電極は21
Aだけとし、これに誘電体(誘電率εA )21Dを貼り
合わせて固定電極11Aおよび11Bに対向させ、誘電
体21Dよりも高い比誘電率εB を持つフロンやアルコ
ール等の液体中に配置して図示の如く電圧を印加するよ
うにしたもので、こうすることにより図2の場合と同様
の駆動力Fを得ることができる。ここに、εA <εB
し、上面の電界強度をE1、下面のそれをE2とする
と、駆動力Fは、 F=εB (E12 −E22 ) と表わされる。
【0012】図7に図1の変形例を示す。これは櫛歯状
の固定電極11Cを持つ固定部材1と、これに噛み合い
各櫛歯間に僅かな隙間を持ってスライドする可動電極2
2A,22Bからなる可動部材22を配置する。可動電
極22Aと22Bとは図1と同じく、絶縁体22Cを介
して絶縁され、固定部材1には可動部材22が低摩擦で
摺動し得るように僅かな突部4A,4Bを設け、この部
分でのみ可動部材22が接するように構成する。つま
り、突部4A,4Bを含む部分は2つの可動電極22
A,22Bに電圧を印加するための第1,第2接点5
A,5Bを形成しており、第1接点5Aと第1可動電極
22Aおよび第2接点5Bと第2可動電極22Bがそれ
ぞれ接続され、2つの接点とも別の絶縁体22Dを介し
て固定電極11Cと絶縁されている。6A,6Bはスイ
ッチで、図示の位置にあるときは第2接点5Bと第2可
動電極22Bには正の電圧が、また固定電極11Cおよ
び第1接点5Aと第1可動電極22Aには負の電圧がそ
れぞれ印加され、点線の位置にあるときはこれらの関係
が逆になる。以上のことから、この実施例は図1に示す
ものを90度回転させたものに相当する、ということが
できる。
【0013】このような構成において、各電極に実線で
示す如き電圧を印加すると、図2で説明したように第
1,第2可動電極22A,22Bと固定電極11Cとの
間に生じる電界により、実線矢印の向きに変位する。こ
れに対し、各電極に点線で示すような電圧を印加すれ
ば、第1,第2可動電極22A,22Bの電圧が上記と
は逆になり、破線矢印の向きに変位する。こうすること
により、固定電極の長さに応じた大きな変位量を取り出
し得るアクチュエータを実現することができる。ここ
で、櫛歯数を増したり、可動部材を適宜な距離を保って
並列に設置することにより、駆動力を向上することが可
能となる。なお、特に図示はしていないが、この場合も
2つの可動電極の何れか一方と絶縁体とを誘電体に置き
換えることができるのは勿論である。
【0014】図8にピストン型アクチュエータの例を示
す。これは、円板状の第1,第2可動電極23A,23
Bを絶縁体23Cを挟んで積層して可動部材23を構成
し、この可動部材の外形直径よりも僅かに大きい内径を
持つ円筒状の固定電極11D内に配置する。第1,第2
可動電極23A,23Bの各面に対し垂直に導電性の案
内部材3C,3Dを取り付け、軸受7A,7Bにて支持
する。そして、例えば図示のように第1可動電極23A
と固定電極11D間を短絡し、第2可動電極23Bと固
定電極11D間に電圧を印加すると、矢印の向きに可動
部材23が変位し、案内部材3C,3Dを介して外に力
を発生する。円筒状の固定電極11Dの長さに応じて変
位可能なので、大きなストロークを得ることが可能とな
る。図9に2つの可動電極の何れか一方と絶縁体とを誘
電体に置き換えた例を示すが、その原理は図6で説明し
た通りなので、詳細は省略する。23Dが誘電体であ
る。
【0015】図10に静電式モータの例を示し、図11
にそのAA’B断面を示す。これは、櫛歯状の固定電極
をステータ11Eとし、これに噛み合うように互いに絶
縁された4つの可動電極24A,24B,24C,24
Dを持つロータ24を配置し、その軸部には回転運動が
容易となるように2つの回転電極8A,8Bを設ける。
さらに、第1回転電極8Aには第1および第3可動電極
(24A,24C)を、また第2回転電極8Bには第2
および第4可動電極(24B,24D)をそれぞれ接続
し、ステータ11Eの回転電極8A,8Bの周りに回転
可能となるよう、これらを2つのブラシ9A(一方は省
略),9Bで押圧固定する。そして、第2ブラシ9Bを
ステータ11Eに短絡し、第1ブラシ9Aとステータ1
1Eとの間に電圧を印加すると、各可動電極24A,2
4B,24C,24Dは図11に示す如き電圧配置とな
り、第1および第3電極とステータとの間に引力が働
き、矢印の向きの回転が生じることになる。
【0016】図10の例も第2および第4の可動電極を
樹脂フィルムのような誘電体に置き換え、空気中ではな
くフロンやアルコールのような液体の中に配置して駆動
すると、大きなトルクを得ることが可能となる。このと
き、第2のブラシ9Bをステータ11Eと短絡する必要
もない。第1および第3可動電極の表面および裏面とス
テータとの間に作用する静電引力は、誘電体によりとも
に片面のみが小さくなるため、力の不平衡が生じて回転
運動となる。このように、回転時常に全ての櫛歯状可動
電極に作用する静電力を利用するので、大きなトルクが
得られるという利点がある。
【0017】図12に静電式モータの別の例を示す。こ
れは、円板状ロータ25を数箇所切り欠いて第1,第2
可動電極25A,25Bを形成し、軸10の上下から各
電極に電圧を与えられるように構成したものである。こ
のとき、第1,第2可動電極25A,25B間は絶縁体
を介して互いに絶縁されている。そして、導電性のステ
ータ11F,11Gによりロータ25に対し適当なギャ
ップを保つように挟み、ステータ11Fの軸支持部12
から第2可動電極25Bへ電圧を供給し得るように固定
し、図示の関係で電圧を印加すると、矢印の向きに回転
することになる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、櫛歯状固定電極に対
して互いに絶縁された1対の櫛歯状可動電極(1対の可
動電極の代わりに電極と誘電体で構成しても良い)が互
いに噛み合うように配置し、可動電極のいずれか一方お
よび固定電極と残りの可動電極との間に電圧を印加する
ことにより、大きな駆動力を発生させることができ、そ
の結果変位も大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明の原理を説明するための説明図であ
る。
【図3】図1の製造方法を説明するための概要図であ
る。
【図4】可動部材を積層した実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の製造方法を説明するための概要図であ
る。
【図6】この発明の別の原理を説明するための説明図で
ある。
【図7】図1の変形例を示す斜視図である。
【図8】ピストン型アクチュエータの実施例を示す概要
図である。
【図9】ピストン型アクチュエータの別の実施例を示す
概要図である。
【図10】静電式モータの例を示す斜視図である。
【図11】図10のAA’B断面図である。
【図12】静電式モータの別の例を示す斜視図である。
【図13】従来例を示す概要図である。
【図14】従来の別の例を示す概要図である。
【符号の説明】 1 固定部材 2 可動部材 10 軸 11 固定電極 12 軸支持部 21 可動電極 22 可動部材 23 可動部材 24 ロータ 25 ロータ 3A 案内部材 3B 案内部材 4A 突部 4B 突部 5A 第1接点 5B 第2接点 6A スイッチ 6B スイッチ 7A 軸受 7B 軸受 8A 第1回転電極 8B 第2回転電極 9A ブラシ 9B ブラシ 11A 固定電極 11B 固定電極 11C 固定電極 11D 固定電極 11E ステータ 11F ステータ 11G ステータ 21A 可動電極 22A 第1可動電極 22B 第2可動電極 22C 絶縁体 23A 第1可動電極 23B 第2可動電極 23C 絶縁体 23D 誘電体 24A 第1可動電極 24B 第2可動電極 24C 第3可動電極 24D 第4可動電極 25A 第1可動電極 25B 第2可動電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 櫛歯状の固定電極を持つ固定部材と、絶
    縁体により互いに絶縁され前記固定電極の櫛歯と噛み合
    う櫛歯状の第1,第2の可動電極を持つ可動部材と、こ
    の可動部材を一方向にのみ案内する案内部材とを備え、
    この案内部材を介して前記可動電極のいずれか一方およ
    び固定電極と残りの可動電極との間に電圧を印加して前
    記可動部材を一方向に駆動可能にしてなることを特徴と
    する静電式アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁体と第1,第2可動電極のいず
    れか一方を誘電体にて形成してなることを特徴とする請
    求項1に記載の静電式アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記固定部材に対し少なくとも可動部材
    を2枚以上積層し、駆動力の増大を図ることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の静電式アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記案内部材を弾性支持ばねとすること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の静電
    式アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記案内部材は固定電極の櫛歯と案内レ
    ールとからなることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の静電式アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 円筒状の固定電極と、絶縁体により互い
    に絶縁され前記固定電極の内部に設けられる第1,第2
    の可動電極と、この第1,第2可動電極を一方向にのみ
    案内する案内部材とを備え、この案内部材を介して前記
    可動電極のいずれか一方と固定電極間に電圧を印加して
    可動電極を一方向に駆動可能にしてなることを特徴とす
    る静電式アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記絶縁体と可動電極のいずれか一方を
    誘電体にて形成してなることを特徴とする請求項6に記
    載の静電式アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 櫛歯状の固定電極を持つステータと、こ
    れに噛み合うように各々が絶縁体を介して互いに絶縁さ
    れた第1ないし第4の可動電極を持つロータと、このロ
    ータの軸部両端に形成され前記第1,第3の可動電極と
    接続される第1の回転電極および前記第2,第4の可動
    電極と接続される第2の回転電極と、前記ロータを第
    1,第2の回転電極を介してステータに押圧固定する第
    1,第2のブラシとを備え、前記第1のブラシとステー
    タとの間に電圧を印加して前記ロータを回転駆動可能に
    してなることを特徴とする静電式アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記絶縁体と第1,第3の可動電極、ま
    たは絶縁体と第2,第4の可動電極を誘電体にて形成し
    てなることを特徴とする請求項8に記載の静電式アクチ
    ュエータ。
  10. 【請求項10】 円板を切り欠いて形成され、絶縁体を
    介して互いに絶縁された第1,第2の可動電極を持つロ
    ータと、このロータを回転可能なように挟みつけて支持
    する1対のステータとを備え、ステータの軸支持部から
    第2電極へ電圧を供給することにより、前記ロータを回
    転駆動可能にしてなることを特徴とする静電式アクチュ
    エータ。
  11. 【請求項11】 前記絶縁体と可動電極のいずれか一方
    を誘電体にて形成してなることを特徴とする請求項10
    に記載の静電式アクチュエータ。
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Cited By (19)

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