JPH0575621B2 - - Google Patents

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JPH0575621B2
JPH0575621B2 JP62199403A JP19940387A JPH0575621B2 JP H0575621 B2 JPH0575621 B2 JP H0575621B2 JP 62199403 A JP62199403 A JP 62199403A JP 19940387 A JP19940387 A JP 19940387A JP H0575621 B2 JPH0575621 B2 JP H0575621B2
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JP
Japan
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binding member
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fork
winding
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JP62199403A
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JPS6445235A (en
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Koji Kobayashi
Takeo Yamaguchi
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP19940387A priority Critical patent/JPS6445235A/ja
Publication of JPS6445235A publication Critical patent/JPS6445235A/ja
Publication of JPH0575621B2 publication Critical patent/JPH0575621B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B69/00Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for
    • B65B69/0025Removing or cutting binding material, e.g. straps or bands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は梱包体の開梱装置に係り、詳しくは、
圧縮された段ボール箱などを結束している線材を
巻き取つて、梱包体を開梱するための結束部材の
除去方法に関するものである。
〔従来の技術〕
収集された段ボール箱や古紙などは、再生のた
めに製紙工場へ運搬されるが、その際の輸送効率
の向上や取り扱いを容易にするなどのために圧縮
され、かつ、針金や樹脂テープなどで結束され
る。その段ボールなどは製紙工場における溶解用
パルパーへ投入されるが、そこでの攪拌を阻害し
ないようにするため、梱包体から予め結束部材を
除去しておく必要がある。
上述の結束部材を取り除く作業は、主として、
パルパーへの投入直前に行われるが、それは、結
束部材を切断する作業と、その結束部材を別途廃
棄するために収集する作業とからなる。従来は作
業者が針金などの結束部材を工具でいちいち切断
しているので、極めて作業能率が悪い。しかも、
結束部材は梱包体の周囲に広がり落ちるので、そ
の収集にも手間どる。そのうえ、切断作業や拾集
作業中に結束部材が跳ねるなどすることから、作
業に常時注意を払わなければならない。
このような結束部材を除去する際の問題を解消
する開梱装置の一例として、特開昭60−110633号
公報などに記載されている針金除去装置がある。
その装置では、梱包体を縛つている針金の一部に
フツクを掛け、フツクの反対側で切断したあとの
針金を梱包体から遠ざける方向へ引つ張り、ばら
けた針金を別途回収している。
一方、本出願人は、昇降しかつ回転する叉状爪
体を用いて、結束部材を巻き取る開梱方法をすで
に提案している。これは、梱包体が所定の開梱位
置に到達すると、上方に退避していた叉状爪体を
梱包体の一側面に接触するようにして降下させ、
梱包体を多段状に縛つている結束部材に叉状爪体
を差し込み、その後の回転によつて結束部材を巻
き取るようにしている。なお、叉状爪体の降下を
妨げないないように梱包体は配置されるが、古紙
を圧縮したものなどであるので、常に同じ形状を
保つているわけでなく、叉状爪体が昇降する僅か
な空間に梱包体の側部がはみ出したり、一部が突
出するようなことは避けられない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、開梱装置に梱包体を幅寄せする押し
付け装置がある場合には、その移動を阻止するた
めの制止部材が設けられている。梱包体が定位置
へ押し付けられる工程で、梱包体の一部が制止部
材の存在しない部分からややはみ出たりする。叉
状爪体は制止部材の存在しない位置で、押し付け
動作の後に梱包体の周囲を縛つてする結束部材に
差し込むべく降下されるが、その際、叉状爪体の
端部に形成した差込部が、結束部材に差し込まれ
る前に、梱包体の上端に当たつて梱包体の一部を
突き刺したり、はみ出している古紙をひきちぎつ
たりして、周囲に紙片を散らばらせてしまう。ま
た、叉状爪体の回転で結束部材を巻き取つたと
き、その結束部材の間に紙屑が絡むようにして混
入する。結束部材が針金などであると、巻き取つ
た後に屑鉄として回収されるが、再生のための精
錬に供されるスクラツプとしての利用価値が低下
したり、混入紙屑の除去作業が必要となる問題が
ある。
本発明は上述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、開梱作業が極めて迅速にな
され、かつ、切断された結束部材を小さくまとめ
ることができること、叉状爪体を降下させる際に
梱包体の上端や一部側面からはみ出した古紙など
が叉状爪体によつてひきちぎられたりしないよう
にすること、さらには、巻き取つた結束部材の中
に紙片が混入しないようにすること、を実現した
梱包体の開梱方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、梱包体の周囲を縛つている結束部材
を切断し、その結束部材を除去して梱包体を開梱
するようにした梱包体の開梱方法に適用される。
その特徴とするところは、第1図を参照して、
搬送装置3に載せられた梱包体2を、その搬送装
置3の傍らに位置する押動装置14によつて定位
置へ幅寄せし、押動装置14によつて梱包体2に
押付力が作用したとき、搬送装置3を挟んで反対
側に設置された押圧手段17Aにより梱包体2の
側面を部分的に予め凹ませ、その凹み2Aが押圧
手段17Aと同一側に設置された巻取装置6の昇
降する叉状爪体10の昇降線に一致する位置ま
で、梱包体2を搬送装置3によつて移動させ、そ
の凹み2Aに叉状爪体10を降下させ、その凹み
2Aの部分で梱包体2の側面から離隔した結束部
材4に叉状爪体10を差し込み、梱包体2を多段
状に縛つている結束部材4を叉状爪体10の回転
によつて巻き取るようにしたことである。
〔作用〕
梱包体2が搬送装置3の上に置かれると、押動
装置14が梱包体2を押し付け、梱包体2が幅寄
せされる。その幅寄せ工程において、押動装置1
4による押付力を受け止める押圧手段17Aが、
梱包体2の側面の一部を予め凹ませる。それによ
つて生じた凹み2Aにおいては、結束部材4が梱
包体2の側面から少し離隔する。梱包体2は予め
圧縮されているためその凹み2Aの復元は余りな
く、ある程度の時間は保形される。その状態の梱
包体2を搬送装置3で移動し、その凹み2Aを叉
状爪体10の昇降線に一致するように移す。結束
部材4と梱包体2の側面との離れた隙間に叉状爪
体10が降下すると、叉状爪体10は梱包体2を
突き刺すことなく、梱包体2を縛つている結束部
材4のみに差し込まれる。叉状爪体10は梱包体
2の側面に位置しているものの凹んだ部分に位置
して、紙片をひきちぎる量は極めて少なくなる。
そして、叉状爪体10が所定量降下されると回転
され、紙片を巻き込むことなく結束部材4が巻き
取られる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、梱包体を結束している針金な
どの結束部材を、叉状爪体の差し込みと回転によ
る簡単な動作で自動的に巻き取れ、開梱作業が極
めて迅速となる。その際、押圧手段によつて梱包
体の側面に凹みが形成され、それが叉状爪体の昇
降線に一致するまで移動されるので、叉状爪体の
降下で梱包体が突き刺されたり、紙片をひきちぎ
るといつたことはほとんどなくなり、紙屑の飛散
が防止される。巻き取られた結束部材は嵩の低い
小さいものにまとめられるが、その中に古紙が混
入することも少なくなり、結束部材である針金な
どを再生するためのスクラツプの中に異物が多く
混入するようなことはない。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は梱包体の開梱装置1の平面図で、段ボ
ール箱を押し潰したものや古紙を圧縮したものな
どの梱包体2を移送する搬送装置3、第2図に示
すような梱包体2の周囲を縛つている針金や樹脂
テープなどの結束部材4を切断するための切断装
置5、および結束部材4を巻き取る巻取装置6、
さらには押動装置14や梱包体2の幅寄せ時の位
置を決める保持装置18を備えている。
搬送装置3は、梱包体2を開梱位置7へ移動
し、また、開梱物を搬出するパンコンベアなどで
ある。上記の切断装置5は、パンコンベア3上の
梱包体2を縛つている結束部材4を切断するた
め、その梱包体2の搬送方向8に沿つて設置され
ている。そして、その搬送方向8に交差する直角
方向へ進退して梱包体2に押付力を作用させ、結
束部材4を切断する切断刃9を有している。巻取
装置6は、パンコンベア3を挟んで上記切断装置
5に向い合うように配置され、結束部材4に差し
込まれて回転する叉状爪体10を備えている。こ
のような各装置で結束部材4の切断や巻き取りな
どの開梱作業をしやすくするために、梱包体2は
その結束部材4が水平となる姿勢でパンコンベア
3上に載置される。
巻取装置6に設けられた叉状爪体10は上昇ま
たは降下することができ、その叉状爪体10を構
成する爪棒を、梱包体2と結束部材4との間に差
し込み、その叉状爪体10を回転させるとその回
転力により結束部材4を巻き取るようになつてい
る。そのために、叉状爪体10は第3図に示すよ
うに、二本またはそれ以上の数の例えば先端の尖
つた棒状した上下方向へ延びる爪棒10a,10
bを備える。その爪棒10a,10bの端部には
先細状の差込部10Aが形成されており、結束部
材4への差し込みが容易となるように配慮されて
いる。
この叉状爪体10を昇降させて梱包体2から退
避もしくは接近させる昇降シリンダ11と、結束
部材4を巻き取るための回転モータ12とが、第
4図に示すように設けられる。これらのアクチユ
エータは例えば油圧式のものであり。電磁切換弁
などが自動制御されることにより順次作動する。
切断装置5は結束部材4を切断するためのもの
であり、その切断刃9は梱包体2とほぼ同じ高さ
で、上下何段にも巻き付けられた結束部材4を一
度に切断することができるようになつている。そ
の切断刃9を梱包体2に対して進退させる切断シ
リンダ13が設けられ、切断刃9は梱包体2が開
梱位置7に到達すると進出するように制御され
る。
上記の各装置のほかに、梱包体2を巻取装置6
側へ押し付けるための押動装置14が、第1図に
示すように切断装置5の左右に設置されている。
これは、梱包体2の高さとほぼ同じ押動パツド1
5を備え、押動シリンダ16などで移動する。一
方、巻取装置6側には押動装置14で押し付けら
れた梱包体2に接触する多数のローラ17を備え
た保持装置18が、第5図に示すように取り付け
られている。
これは、梱包体2がパンコンベア3の上で幅寄
せの押付力を受けたとき、その梱包体2の位置を
規制する制止装置でもあるが、いずれか上下に隣
り合うローラ17,17間の空間17aに一つの
結束部材4を第6図のように嵌め、結束部材4が
切断された後叉状爪体10によつて巻き取られる
間、その結束部材4の垂れ下りを防止して、結束
部材4の相互が叉状爪体10で交錯しないように
も機能する。すなわち、保持装置18に対面する
側の結束部材4は各ローラ17でほぼ水平に支持
され、巻き取りが極めて円滑となる。なお、パン
コンベア3の下流側にはターンテーブル19(第
1図参照)が設置され、開梱物がそれに載せられ
て幾つかある図示しないパルパーの一つに向けて
振り分けられながら払い出される。一方、巻き取
られた結束部材4は叉状爪体10から取り外さ
れ、直下のシユート20(第4図参照)から所定
位置へ移送される。
上記の巻取装置6の構造を、もう少し詳しく以
下に述べる。第4図に示すように、巻取基台21
に取り付けられた昇降シリンダ11の伸縮によ
り、昇降台車22を巻取基台21に立設されたコ
ラム23に沿つて移動させる構造となつている。
その昇降台車22には、叉状爪体10の回転を可
能にして支持する軸受箱24がブラケツト25,
26を介して取り付けられ、叉状爪体10が回転
モータ12に垂下されている。なお、前述したロ
ーラ17を備えた保持装置18は、第5図に示す
ように叉状爪体10が昇降する位置を除いて、そ
の叉状爪体10と共に梱包体2に対面するように
配置されている。
ちなみに、昇降シリンダ11、切断シリンダ1
3や押動シリンダ16の作動開始や停止は、図示
しないリミツトスイツチや圧力スイツチによつ
て、梱包体2や各装置における可動部品が所定の
位置へ移動したことを検出することにより、それ
ぞれの電磁切換弁を開閉させて自動的になされ
る。
上述の保持装置18には、梱包体2が定位置へ
押し付けられたとき、叉状爪体10が昇降する側
の梱包体2の側面を部分的に予め凹ませる押圧手
段17Aが含まれている。その押圧手段17Aは
第1図に示すようにローラ17よりも径の大きい
ローラであり、叉状爪体10の昇降位置近傍に設
置されている。そのローラ17Aも他のローラ1
7と同様に、梱包体2が押動装置14による幅寄
せのための押付力を受けたとき、梱包体2の過剰
な幅寄せ変位を規制するが、全部のローラの中心
は梱包体2の側面に沿つて一直線状に配置されて
いる。
したがつて、ローラ17Aだけが他のローラ1
7よりも梱包体2の側へ突出していることにな
り、梱包体2が押付力を受けたとき、そのローラ
17Aである押圧手段の個所だけ特別大きく凹む
ようになつている。梱包体は圧縮されているの
で、ローラ17Aによる凹み2Aは直ちに復元さ
れることはなく、叉状爪体10が降下して結束部
材4に差し込む動作の間の短い時間は十分にその
凹み2Aが保形される。
なお、ローラ17Aがあることにより、開梱さ
れた梱包体の搬出が阻害されることは好ましくな
いので、ローラ17Aの径はローラ17よりは少
し大きい程度とされている。その結果、ローラ1
7Aによる凹み2Aは特別大きくならず、梱包体
2の側面と結束部材4との間に生じる隙間の幅に
も限界がある。そこで、凹み2Aの深さは叉状爪
体10が降下するに十分な程度にしておき、その
凹み2Aが叉状爪体10の昇降線に一致するよう
に、梱包体2がパンコンベア3で移動されるよう
にしている。
押圧手段であるローラ17Aの径は、上述した
開梱物の搬出の円滑さと、叉状爪体10の差込部
10A(第3図参照)を結束部材4に差し込むこ
とができる範囲を考慮して決定される。その平面
的な配置は第7図のようになり、ローラ17,1
7Aが梱包体2に接触して梱包体2を位置決めす
る。その際、ローラ17Aにより凹み2Aが同時
に形成され、梱包体2の側面を縛つている結束部
材4が凹み2Aの部分で側面から少し離隔させる
ことができ、上述のように移動された凹み2Aの
位置で叉状爪体10の結束部材4への差し込みと
回転による巻き取りがなされる。その際、相互の
ローラ17,17Aによつて結束部材4の垂れ下
りも防止され、結束部材4の上下位置の保持がな
された状態で、叉状爪体10による巻き取りが円
滑に行われる。
以上述べたような構成によれば、次のように作
動させて、梱包体2の結束部材4を切断し巻き取
ることができる。
運搬されてきた梱包体2は結束部材4によつて
縛られた状態でパンコンベア3に載置される。そ
の際、梱包体2は、その結束部材4が水平となる
ような姿勢とされる。開梱位置7における切断装
置5の切断刃9や押動装置14の押動パツド15
はパンコンベア3上から退避され、巻取装置6の
叉状爪体10が上昇した状態でパンコンベア3が
駆動される。梱包体2が開梱位置7に到達すると
リミツトスイツチが動作して、パンコンベア3が
停止される。
押動装置14の押動シリンダ16が伸長され、
押動パツド15が梱包体2を巻取装置6の方向へ
幅寄せするように押し付ける。梱包体2が保持装
置18のローラ17,17Aに接触すると、梱包
体2がリミツトスイツチを動作させ、押動シリン
ダ16の伸長が停止される。このとき、押圧手段
である径の大きいローラ17Aにより、その当接
部分だけ他のローラ17によるよりも大きい凹み
2Aが形成される。
押動シリンダ16が縮小され、押動パツド15
が後退する。押動パツド15は二つあるので、そ
れぞれの完全な後退がリミツトスイツチで検出さ
れ、押動装置14は停止される。その状態でパン
コンベア3が移動し、第7図中の二点鎖線のよう
に、凹み2Aが叉状爪体10の昇降線に一致する
位置へ移されると、パンコンベア3は停止する。
巻取装置6の昇降シリンダ11が縮小され、叉状
爪体10がその凹み2Aの隙間を通して降下し、
第8図の二点鎖線で示す状態から実線で示すよう
に全段の結束部材4a〜4dに差し込まれる。
その凹み2Aにおいては押し付け時に紙片が叉
状爪体10より外方へはみ出すことなく、叉状爪
体10の降下時に、差込部10Aが梱包体2を突
き刺すようなこともない。なお、ローラ17Aは
ローラ17と同じく結束部材4を入れるための空
間を確保するように上下何段にも重ねられた配置
となつているが、上下のローラ間で梱包体2の一
部が少し膨らむようなことがあつても、紙片をひ
きちぎる量は極めて少なくて済む。
叉状爪体10が所望位置まで降下すると、リミ
ツトスイツチの動作により昇降シリンダ11の縮
小作動が停止され、叉状爪体10も止まる。その
停止信号を受けて切断装置5の切断シリンダ13
が伸長され、切断刃9が進出して結束部材4を切
断する。結束部材4は梱包体2の周囲でバラバラ
になるが、巻取装置6側では保持装置18のロー
ラ17,17Aにより支持され、叉状爪体10で
の巻き取り中の結束部材4の交錯は回避される。
切断刃9が所定量進出したことをリミツトスイツ
チで検出すると、切断シリンダ13の伸長が停止
され、切断刃9の進出が止められる。直ちに、切
断シリンダ13の縮小で切断刃9は後退し、所定
の位置で停止される。
切断刃9の後退と同時に巻取装置6の回転モー
タ12が駆動され、予め決められた一定の時間高
速で叉状爪体10が回転され、第9図のように各
位置で結束部材4を巻き取ると、その後に巻き取
りが停止される。保持装置18のローラ17,1
7Aで結束部材4をガイドしながら巻き取るの
で、結束部材4が跳ねたり絡み合うのが防止され
る。巻き取り完了後、昇降シリンダ11が伸長し
て叉状爪体10が梱包体2の上方まで退避され、
それが上限に到達するとリミツトスイツチが動作
して叉状爪体10が停止される。なお、ローラ1
7,17Aは開梱物の搬出を阻害しないように回
転自在とされているが、回転しなくても特に問題
がない場合には、固定円盤などを採用することが
できる。その場合には円盤状のものに限らず例え
ば矩形状であつても、上述した機能を発揮させる
ことができる。
叉状爪体10に巻き取られた結束部材4は巻き
取り塊となつて外される。すなわち、叉状爪体1
0の各爪棒を挿通しかつ回転可能な図示しない回
転リングが、巻取基台21(第4図参照)に設け
た補助フレーム27のリング保持部28内にあ
る。そして、叉状爪体10が上昇するとき、その
回転リングがしごき落とすようにして巻き取り塊
を叉状爪体10から外す。落ちた巻き取り塊はシ
ユート20から別途廃棄場へ搬出される。
なお、以上の説明では、切断装置によつて、結
束部材を切断するようにしているが、結束部材を
巻き取る前に叉状爪体の回転力で切断することが
できる場合には、切断刃による切断工程は必要で
ない。
上述の例は押圧手段として径の大きいローラ1
7Aを採用しているが、保持装置18のローラ1
7を同一の径ばかりとしてもよい。その場合に
は、押圧手段となるローラによる凹みの発生は小
さくなるので、押動装置14による梱包体2の幅
寄せ後に切断装置5の切断刃9の押付力を利用す
るようにするとよい。そのため、押圧手段として
機能するローラをパンコンベア3を挟んで切断刃
9と対面する位置にしておけば、凹みがそのロー
ラの個所だけ大きくなる。なお、凹みを叉状爪体
の昇降位置に移動させるときには既に結束部材4
が切断されているが、保持装置18によつて支持
されているので、叉状爪体10の差し込みや巻き
取りには支障が生じない。
第10図は押圧手段17Aの異なる例で、ロー
ラ17Aが押圧シリンダ29により、梱包体2の
側面に対して離接動作するものである。この場合
には、梱包体2が押動装置14により押し付けら
れる間にローラ17Aが進出して大きい凹み2A
を形成する。直ちに、押動装置14とローラ17
Aが退避し、その凹み2Aが叉状爪体10の昇降
位置へ移動される。このような作動によれば、開
梱後の搬出はより一層円滑なものとなる。
上記した種々の例から判るように、搬送装置上
にある梱包体に押付力を作用させた際、押圧手段
17Aによつて叉状爪体10が降下するに十分な
凹み2Aを生じさせ、それを叉状爪体10の昇降
線に一致するまで予め分かつている距離を移動さ
せるので、叉状爪体を全段の結束部材に差し込む
とき、梱包体を突き刺したり、回転時に紙片を多
量に巻き込むといつたことが防止される。そし
て、結束部材が針金などである場合、それを再生
するための屑鉄の中に異物が多く混入するような
ことはなくなり、スクラツプとしての利用価値も
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される開梱装置の一例の
平面図、第2図は結束部材で縛られた梱包体の斜
視図、第3図は叉状爪体の概略図、第4図は梱包
体開梱装置の正面図、第5図は第4図の−線
矢視図、第6図は梱包体に接触する保持装置のロ
ーラが結束部材を支持している様子を示す概略
図、第7図はローラが結束部材をガイドしかつ押
圧手段によつて梱包体の側面に凹みを生じさせて
いる状態、および凹みが叉状爪体の昇降位置まで
移動された状態を示す平面的概略図、第8図は叉
状爪体が降下して結束部材に差し込まれている作
動説明図、第9図は叉状爪体が結束部材を巻き取
つている状態の要部図、第10図は押圧手段の異
なる例の平面的構成図である。 2……梱包体、2A……凹み、3……搬送装置
(パンコンベア)、4,4a〜4d……結束部材、
6……巻取装置、10……叉状爪体、14……押
動装置、17A……押圧手段(ローラ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 梱包体の周囲を縛つている結束部材を切断
    し、その結束部材を除去して梱包体を開梱するよ
    うにした梱包体の開梱方法において、 搬送装置に載せられた梱包体を、該搬送装置の
    傍らに位置する押動装置によつて定位置へ幅寄せ
    し、 前記押動装置によつて梱包体に押付力が作用し
    たとき、前記搬送装置を挟んで反対側に設置され
    た押圧手段により梱包体の側面を部分的に予め凹
    ませ、 その凹みが前記押圧手段と同一側に設置された
    巻取装置の昇降する叉状爪体の昇降線に一致する
    位置まで、前記梱包体を前記搬送装置によつて移
    動させ、 その凹みに叉状爪体を降下させ、該凹みの部分
    で梱包体の側面から離隔した結束部材に前記叉状
    爪体を差し込み、 梱包体を多段状に縛つている結束部材を叉状爪
    体の回転によつて巻き取ることを特徴とする梱包
    体の開梱方法。
JP19940387A 1987-08-10 1987-08-10 Method for opening package Granted JPS6445235A (en)

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JP19940387A JPS6445235A (en) 1987-08-10 1987-08-10 Method for opening package

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JPS6445235A JPS6445235A (en) 1989-02-17
JPH0575621B2 true JPH0575621B2 (ja) 1993-10-20

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ID=16407211

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JPS51149148A (en) * 1975-03-06 1976-12-21 Sumitomo Metal Ind Method of treatment for steel band
JPS60172630A (ja) * 1984-02-16 1985-09-06 加藤 好彦 圧縮古紙等の針金引取り装置

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