JP2640791B2 - 梱包体の開梱装置 - Google Patents

梱包体の開梱装置

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JP2640791B2
JP2640791B2 JP3320921A JP32092191A JP2640791B2 JP 2640791 B2 JP2640791 B2 JP 2640791B2 JP 3320921 A JP3320921 A JP 3320921A JP 32092191 A JP32092191 A JP 32092191A JP 2640791 B2 JP2640791 B2 JP 2640791B2
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剛男 山口
広治 小林
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梱包体の開梱装置であっ
て、圧縮された多数の段ボール箱などを重ねた梱包体を
結束している線材を巻き取って除去する装置に係り、詳
しくは、梱包体を定位置へ押しつけた後に巻取フォーク
を降下させて結束部材に差し込み、その巻取フォークの
回転によって結束部材を巻き取るようにした開梱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】収集された段ボール箱や古紙などは再生
のために製紙工場へ運搬されるが、その際の輸送効率の
向上や取り扱いを容易にするなどのために圧縮され、針
金などで結束される。その段ボールなどを製紙工場にお
ける溶解用パルパーへ投入するとき、そこでの撹拌を阻
害しないようにするため、梱包体から予め結束部材を除
去しておく必要がある。上述の結束部材を取り除く作業
は、主としてパルパーへの投入直前に行われるが、それ
は、結束部材を切断する作業と、その結束部材を別途廃
棄するために拾集する作業とからなる。このような作業
は、針金などの結束部材を工具で一々切断するので、極
めて作業能率が悪い。そこで、作業の機械化を図ること
ができるように、巻取フォーク(叉状となった爪体)を
用いて結束部材を巻き取るようにした開梱装置を本出願
人はすでに提案している。その装置では、梱包体の周囲
を多段状に縛っている結束部材に巻取フォークを差し込
み、巻取フォークの回転によって結束部材を巻き取るよ
うにしている。その巻取フォークは昇降自在であり、梱
包体が所定の開梱位置に到達すると、上方に退避してい
た巻取フォークが、梱包体の一方の側面に接触するよう
にして降下される。巻取フォークの降下を妨げないよう
に梱包体は配置されるが、古紙を圧縮したものなどであ
るので、常に同じ形状を保っていることはなく、巻取フ
ォークが降下する空間に梱包体の側部がはみ出すような
ことは避けられない。ところで、開梱装置上で梱包体を
所定の位置まで幅寄せする押しつけ装置がある場合に
は、その移動を阻止するためにある間隔で並べられた制
止装置が設けられる。しかし、梱包体が定位置へ押しつ
けられたときに、梱包体の一部が制止装置の存在しない
部分からはみ出したりする。巻取フォークは制止装置と
同じ側に配置されるので、両者の干渉を避けるために制
止装置の存在しない空間で昇降させることになり、押し
つけ動作後に紙片のはみ出した個所で、結束部材に差し
込むことになる。その際、巻取フォークの先端が梱包体
の上端に当たって梱包体の一部を突き刺したり、はみ出
している古紙をひきちぎったりして、周囲に紙片を散ら
ばらせてしまう事態が生じる。また、巻取フォークの回
転で結束部材を巻き取ったとき、その結束部材の間に紙
屑が絡むようにして混入する。結束部材が針金などであ
ると、巻き取った後屑鉄として回収されるが、再生のた
めの精錬に供される際、無用の紙屑が絡んでいるとスク
ラップとしての利用価値が低下する。したがって、スク
ラップを出荷する前に紙屑などを取り除く作業が要求さ
れることになり、廃棄作業に手間を要する問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題を解決する
ために、本出願人は、特開昭64−45234号公報に
おいて、新しい形式の開梱装置を提案した。この装置で
は、梱包体が定位置へ押しつけられたとき、巻取フォー
クが昇降する側の梱包体の側面に部分的な凹みを与える
ようにする整形手段を、巻取フォークの昇降位置の近傍
に設けている。その整形は、梱包体を乗載装置上で幅寄
せしたときのそれ以上の移動を規制するために並んでい
る幾つかの制止装置の一つに、凹み整形機能を持たせる
ことによって実現される。すなわち、制止装置は、梱包
体の結束部材から外れた位置となる複数の円盤ローラを
一本のローラ軸に上下に並べた垂直な定置式ローラロッ
ドなどであるが、梱包体の側面に配列された一つのロー
ラロッドに装着されるローラ径を、他のローラロッドに
おけるよりも大きくしている。そして、その大径のロー
ラを有するローラロッドの近傍で、巻取フォークを降下
させるようにしている。乗載装置上で梱包体が制止装置
側へ幅寄せされると、各ローラロッドは梱包体の過剰な
幅寄せ移動を阻止するが、その際に、各円盤ローラの一
部分が梱包体の側面を押圧し、結束部材を避けて梱包体
の側面に凹みを形成させる。上記した大径のローラを有
するローラロッドの部分では、その凹みが最も大きくな
り、そのローラに触れない結束部材は、その凹みの部分
で梱包体の側面から最も大きく離れる。その結束部材と
梱包体の側面との間には、大径のローラを有するローラ
ロッドの部分を頂点とし、小径ローラを有する両隣りの
ローラロッドの位置間距離を底辺とする三角状の空間が
生じるので、大径のローラを有するローラロッドの近傍
の巻取フォークの降下空間においては、結束部材と梱包
体の側面との間にかなりの隔たりが確保され、その隙間
を利用して巻取フォークを降下させることができる。し
たがって、梱包体の一部を突き刺すことや紙片のひきち
ぎりをある程度回避して結束部材に差し込み、それを巻
き取ることができる。しかし、巻取フォークの降下する
空間は、最大の凹みが得られた場所ではないことから、
梱包体の姿が崩れているときなどにおいては、その凹み
が十分に確保されず、確実に巻取フォークを降下させ、
結束部材に常時安定して差し込むことができないという
難点がある。上記の例の整形手段は、制止装置に整形機
能を兼用させた定置式のものであるが、前記公報に追加
的に開示されているように、整形手段を制止装置とは独
立して配置し、その整形手段を梱包体の側面に進退可能
に設けることもできる。しかし、例えば、巻取フォーク
の降下位置を整形手段の近傍にしておく場合には、上記
と同じ状況となる。一方、整形手段の爪体を平面的に見
てコ字状とし、その内部を縦通するように巻取フォーク
を昇降させるようにすることもできる。後者の場合は、
結束部材を避けて上下複数のコ字状の爪体の両端で梱包
体の側面を押圧すると、最も大きな隙間の確保された空
間に巻取フォークを降下させることができる。しかし、
コ字状の爪体と巻取フォークとは略同じ位置にあり、巻
取フォークを回転させて結束部材を巻き取る際に、結束
部材がコ字状の爪体に絡みつくことがあり、安定した巻
き取り動作が得られにくく、開梱作業に支障をきたす欠
点がある。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、巻取フォークを結束部材に
向けて降下させる際に梱包体の上端や一部側面からはみ
出した古紙などが巻取フォークによってひきちぎられた
りしないように、巻取フォークの降下空間を大きく確保
して、巻き取った結束部材の中に紙片が混入しないよう
にすることができること、梱包体の周囲の結束部材を、
巻取フォークによる巻き取り動作の前に確実に切断して
おき、開梱作業の円滑と能率を向上させることができる
こと、梱包体に凹みを形成させる整形手段と結束部材を
巻き取る巻取フォークとの位置的干渉を避けて、開梱装
置の小型化・自動化を図りやすくすること、を実現する
梱包体の開梱装置を提供することである。ちなみに、巻
取フォークを結束部材に差し込み、その後の回転で結束
部材を破断させることもできるが、巻き取り前に切断刃
の進出によって制止装置の反対側の梱包体の側面で結束
部材を切断するようにしておくと、開梱作業の円滑を図
ることができる。すなわち、結束部材を切断するために
切断刃を進出させると、段ボールなどを搬送方向に重ね
あわせた梱包体は、平面的に見て切断刃の存在しない側
を要とした略扇形に変形する。この変形は結束部材が切
断された後も維持されるが、その際に要側となる梱包体
の側面は緩やかな円弧状となり、切断によって直ちには
脱落しない真っ直ぐな結束部材との間に円弧隙間が生じ
る。本発明者らは、このような挙動を発見しかつその現
象を利用すれば、巻取フォークの降下空間を確保するの
がより一層容易となることを見出した。加えて、上記の
切断動作のためには、切断刃を梱包体の奥深く進出させ
たり、その切断刃の前進力を効果的に受け止める反力受
けが必要とされることも、本装置の開発中に判明した。
このようなことを考慮すると、切断刃の進出する移動軌
跡の延長線上に最も強力な切断反力受けのあることが望
ましいこと、切断時の上記した梱包体の変形と切断刃に
よる大きな押圧力を利用して、整形手段による凹み形成
をより確実ならしめることができるようにすれば、結束
部材への巻取フォークの確実な差し込みと、安定した開
梱動作を確実に行わせることができるという知見に基づ
き、本発明は完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乗載装置上の
梱包体を押動装置によって定位置へ押しつけた後に上下
方向へ延びる複数の爪棒を備えた巻取フォークを降下さ
せ、梱包体の周囲を多段状に縛っている結束部材に巻取
フォークのいずれかの爪棒を差し込み、巻取フォークの
回転によって結束部材を巻き取る梱包体の開梱装置に適
用される。その特徴とするところは、図1を参照して、
乗載装置3上で定位置へ押しつけられた梱包体2の側方
に、巻取フォーク10の降下空間を確保すべく、梱包体
2の一方の側面2aに部分的な凹み2Aを与える整形装
置19が設置される。その整形装置19は、昇降する巻
取フォーク10の上昇待機位置の直下へ進出し、上下方
向へ伸びる凹み2Aを梱包体2に形成させる上下に配置
された整形板19aを備え、この整形板19aが梱包体
2の側面2aに対して接離可能に取り付けられる。上記
の巻取フォーク10が結束部材4を巻き取るために降下
する前に、整形板19aが梱包体2の一方の側面2aを
押圧しているとき、梱包体2の一方の側面2aに対向す
る他方の側面2bで結束部材4を切断する切断刃9が進
退自在に、梱包体2を挟んで整形装置19と対向する位
置に設けられる。そして、凹み整形位置Pに前進した
形板19aと巻取位置Qへ降下する巻取フォーク10と
が、結束部材4を切断するために進出する切断刃9の移
動軌跡Mの延長線上にあって、かつ、平面的に見て一致
した位置にある。
【0006】
【作用】乗載装置3上に梱包体2が搬入されるまでは、
巻取フォーク10は上昇待機位置に、切断刃9は後退位
置にあり、整形装置19の整形板19aは中間待機位置
とされる。梱包体2が乗載装置3の所定位置に到達する
と、整形装置19の整形板19aが、巻取フォーク10
の上昇待機位置の直下の凹み整形位置Pへ進出して停止
される。梱包体2は、押動装置によって整形装置19の
位置する側の所定の定位置へ押しつけられ、幅寄せされ
る。その際に、梱包体2の一方の側面2aには、整形板
19aによって部分的な凹み2Aが形成される。幅寄せ
が完了すると、梱包体2の一方の側面2aに対向する他
方の側面2bから切断刃9が進出し、梱包体2の周囲を
多段状に縛っている結束部材4を切断する。切断刃9の
移動軌跡Mの延長線上には整形板19aが位置してお
り、整形装置19でもって切断刃9が梱包体2に進入す
る際の押圧力が受け止められ、梱包体2の大きな姿変形
を伴うことなく、結束部材4が円滑に切断される。その
切断刃9の梱包体2への進出と結束部材4の切断によっ
て、段ボールなどを搬送方向に重ねあわせた梱包体2
が、平面的に見て整形装置19側を要とする略扇形に変
形する。この変形は結束部材4が切断された後も維持さ
れ、その際に要側となる梱包体2の側面2aは緩やかな
円弧状となり、切断によって直ちには脱落しない真っ直
ぐな結束部材4との間に円弧状の隙間が生じる。このよ
うな挙動と同時に、切断刃9の押圧力によって整形板1
9aに作用する押圧反力により、梱包体2への凹み2A
形成が助長され、巻取フォーク10を降下させるための
空間が大きく形成される。結束部材4が切断されても、
針金などからなる結束部材4は梱包体2の角部で曲がっ
たままであるので、略扇形に変形した梱包体2の周囲
に、結束部材4はそのまま残った恰好となる。このよう
にして切断が済むと、切断刃9は後退位置へ退避される
とともに、整形板19aも退避待機位置まで大きく後退
され、その凹み整形位置Pに巻取フォーク10が降下さ
れる。すなわち、凹み整形位置Pは巻取位置Qとなり、
巻取フォーク10が結束部材4に差し込まれる。巻取フ
ォーク10が完全に降下すると回転され、結束部材4が
巻取フォーク10の周囲に巻きつけられる。例えば結束
部材4が梱包体2の上下方向に4本巻きつけられている
と、巻取フォーク10には、4ケ所の巻き太り部分が生
じる。巻き取り完了後に巻取フォーク10は上昇し、結
束部材4が巻取フォーク10から解放される。再び整形
板19aが中間退避位置まで前進され、次の梱包体2の
開梱動作の準備が整えられる。結束部材4から解放され
た開梱状態の梱包体2は少し姿崩れを起こすが、大略元
の姿に近い塊状を維持しており、乗載装置3の移動で溶
解用パルパーへ搬出される。
【0007】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。図1は梱包体の開梱装置1の全体平面図であ
る。これは、段ボール箱を押し潰したものや古紙を圧縮
したものなどの梱包体2を移送する乗載装置3,梱包体
2の周囲を縛っている針金などの結束部材4を切断する
ための切断装置5,結束部材4を巻き取る巻取フォーク
10とそれを回転させるモータ12(図4参照)とから
なる巻取装置6,押動装置14や梱包体2の幅寄せ時の
位置を決める制止装置18、さらには、梱包体2の一方
の側面2aに上下方向へ伸びる凹み2Aを形成するため
に梱包体2に接離自在な整形板19aを有する整形装置
19を備えている。そして、乗載装置3上の梱包体2を
押動装置14によって定位置へ押しつけた後に巻取フォ
ーク10を降下させ、梱包体2の周囲を多段状に縛って
いる結束部材4,4(図2参照)に巻取フォーク10を
差し込み、巻取フォーク10の回転によって結束部材4
を巻き取るようになっている。上記の乗載装置3は、隣
接する入側の供給コンベア30から受け取った梱包体2
を開梱位置7へ移動させる一方で、開梱した梱包体2を
傾斜コンベア31へ搬出するパンコンベアなどである。
切断装置5は、パンコンベア3上の梱包体2を縛ってい
る結束部材4を切断するため、梱包体2の搬送方向8に
直角な移動軌跡Mを描いて進退する切断刃9を備えて、
梱包体2の他方の側面2bに設置される。その切断刃9
は、後で詳述する巻取フォーク10が結束部材4を巻き
取るために降下する前に、整形板19aが梱包体2の一
方の側面2aを押圧しているとき、整形板19aの存在
しない他方の側面2bで結束部材4を切断するために進
退自在とされ、梱包体2を挟んで整形装置19と対向す
る位置に設けられる。
【0008】梱包体2の一方の側面2aには、パンコン
ベア3上で定位置へ押しつけられた梱包体2の側方に巻
取フォーク10の降下空間を確保すべく、梱包体2の一
方の側面2aに部分的な凹み2Aを与える整形装置19
が設置される。この整形装置19を構成する上下に並ぶ
後述する複数の整形板19a(図8参照)は、前進位置
である凹み整形位置Pに進出した状態で、昇降する巻取
フォーク10の上昇待機位置の直下にあり(図7参
照)、整形装置19によって整形板19aは梱包体2に
対して接離可能となっている。そして、整形板19aに
よる凹み整形位置Pは、切断刃9の進出により結束部材
4を切断する移動軌跡Mの延長線上に位置されている。
巻取装置6はパンコンベア3を挟んで切断装置5に向い
あうように配置され、結束部材4に差し込まれて回転す
る巻取フォーク10を備える。この巻取フォーク10が
降下した巻取位置Qも、切断刃9の進退する移動軌跡M
の延長線上にあって、前記した整形板19a(図8参
照)が進出した凹み整形位置Pと一致している。このよ
うな各装置で結束部材4の切断や巻き取りなどの開梱作
業をしやすくするために、梱包体2はその結束部材4が
水平となる姿勢でパンコンベア3上に載置される。巻取
フォーク10(図3参照)は、2本またはそれ以上の数
の例えば先端の尖った棒状とされ、上下方向へ延びる爪
棒10a,10bを備える。その爪棒10a,10bの
端部には先細状の差込部10Aが形成されており、両爪
棒10a,10b間に空間10cが確保され、巻取フォ
ーク10を降下させると、結束部材4に一方の爪棒を差
し込み、空間10cに結束部材4を嵌め込みやすい形状
とされている。この巻取フォーク10を図4に示すモー
タ12によって回転すると、その回転力により結束部材
4を巻き取ることができるようになっている。なお、こ
の巻取フォーク10を昇降させる昇降シリンダ11と、
結束部材4を巻き取るためのモータ12とが巻取基台2
2に設けられる。これらのアクチュエータは例えば正逆
転可能な油圧式のもので、電磁切換弁などの切換動作が
自動制御されることにより順次作動する。切断装置5
(図4参照)は結束部材4を切断するためのものであ
り、その切断刃9は梱包体2とほぼ同じ高さで、上下何
段にも巻きつけられた結束部材4aないし4dを一度に
切断することができるようになっている。その切断刃9
を梱包体2に対して進退させる切断シリンダ13が設け
られ、切断刃9は梱包体2が開梱位置7に到達すると進
出するように制御される。
【0009】上記の各装置のほかに、梱包体2を巻取装
置6側へ押しつけるための押動装置14が、第1図に示
すように切断装置5の左右に設置されている。これは、
梱包体2の高さとほぼ同じ押動パッド15を備え、押動
シリンダ16などで移動するようになっている。一方、
巻取装置6側には押動装置14で押しつけられた梱包体
2に接触する複数の円盤ローラ17を有する四本のロー
ラロッド18Aからなる制止装置18が、第5図に示す
ように取り付けられている。これは、梱包体2がパンコ
ンベア3の上で幅寄せのために押しつけられたとき、そ
の梱包体2の位置を規制するように機能するが、上下に
隣りあう円盤ローラ17,17間の空間17aに一つの
結束部材4を第6図のように嵌め、結束部材4が切断さ
れた後に巻取フォーク10で巻き取られるまで、その結
束部材4の垂れ下りを防止する。しかも、上下に位置す
る結束部材4の相互が巻取フォーク10上で交錯しない
ように結束部材4の移動の案内機能も発揮する。すなわ
ち、制止装置18に対面する側の結束部材4は各円盤ロ
ーラ17でほぼ水平に支持され、巻き取りが極めて円滑
となる。図7および図8を参照して、梱包体2の一方の
側面2aに位置するローラロッド18A,18Aの中間
位置には、梱包体2に対して接離動する整形装置19が
設けられる。この整形装置19は、巻取装置6の巻取基
台22に取り付けられた上下二枚の板部材22Aに、ピ
ン軸20aを介して水平な揺動が可能な伸縮シリンダ2
0と、伸縮シリンダ20のピストンロッドの先端部にピ
ン軸20bを介して取り付けられた上下に延びる整形基
体19Aと、その表面で上下に配置された複数の整形板
19aと、整形基体19Aのための旋回アーム19C
と、旋回中心となる軸体19Bとにより構成される。な
お、軸体19Bには、旋回アーム19Cの端部が固定さ
れ、その軸体19Bは上下の軸受を介して、巻取装置6
のコラム24に固定した二つの架台6aに軸承される。
そして、伸縮シリンダ20が伸縮するとき、整形装置1
9は軸体19Bを中心にして旋回し、整形板19aを後
退待機位置Rや凹み整形位置P、さらにはそれらの途中
に位置する図9に示す中間待機位置Sへ移動させること
ができるようになっている。
【0010】伸縮シリンダ20が伸長されると、図7の
実線のように整形装置19の整形基体19Aおよび整形
板19a,19aは凹み整形位置Pに移動され、その整
形板19aの中心が、切断刃9の移動軌跡Mの延長線上
に位置するのは上述の通りである。伸縮シリンダ20が
縮小されると、伸縮シリンダ20がピン軸20aを中心
にして水平面で揺動する一方、旋回アーム19C,整形
基体19Aおよび整形板19aが二点鎖線で示す後退待
機位置Rへ旋回されると、完全な退避状態となる。な
お、伸縮シリンダ20をフルストロークさせる少し手前
で留めると、図9に示すように、整形板19aを中間待
機位置Sとすることができる。すなわち、供給コンベア
30に乗載された複数の梱包体2,2を連続して開梱す
る場合、最初の梱包体2に凹み2Aを整形させた後は、
巻取フォーク10の降下と巻き取り動作を可能にするた
めに、整形板19aを後退待機位置Rへ退避させる。そ
の梱包体2の開梱が完了して搬出されると、新たな梱包
体2が開梱位置7へ搬入される前に中間待機位置Sに進
出させ、その梱包体2の幅寄せ動作の直前に凹み整形位
置Pへ進出するように制御される。なお、上述したよう
に、切断刃9の移動軌跡Mと、その延長線上にある整形
装置19の整形板19aと、巻取フォーク10とは、パ
ンコンベア3の搬送方向8に直角な同一鉛直面内に位置
している。すなわち、凹み整形位置Pに前進した整形板
19aと巻取位置Qへ降下する巻取フォーク10とが、
結束部材4を切断するために進出する切断刃9の移動軌
跡Mの延長線上にあって、かつ、平面的に見て一致した
位置にある。の巻取フォーク10や整形装置19の動
作の制御や、供給コンベア30,パンコンベア3,後述
する傾斜コンベア31の制御は、図示しない複数のリミ
ットスイッチやタイマーなどの動作によって行われるよ
うなっている。ちなみに、図2に示すように、梱包体2
の側面はほぼ平面となるように結束部材4で結束されて
いるが、結束部材4aより上方の側面などは、結束部材
4a,4b間の側面に比べて少しはみ出る恰好となる。
それゆえ、上方の側面のはみ出しに対応して整形装置1
9で形成させる凹み2Aを大きくすることが望ましい。
これを考慮して、図8に示すように、多段に配置された
複数の整形板19aのうち、上半部に位置する整形板1
9aは下半部に位置するものよりも長くされ、とりわ
け、最上部は最も長くなっている。これによって、巻取
フォーク10が降下する空間が上から下まで確実に確保
される。なお、整形装置19で形成される凹み2Aは直
ちに復元されることがなく、巻取フォーク10が降下し
て結束部材4に差し込む動作の間の短い時間は、十分に
その凹み2Aが保形される。
【0011】ところで、図1に示すパンコンベア3の下
流側には傾斜コンベア31が接続され、傾斜コンベア3
1上の開梱された梱包体2が分配コンベア32に乗載さ
れると、分配コンベア32の原動機が正転して、開梱物
が一方の溶解用パルパー33Aへ搬送され、逆転すると
他方の溶解用パルパー33Bへ払い出されるようになっ
ている。一方、巻き取られた結束部材4は巻取フォーク
10から後述するようにして取り外され、直下のシュー
ト21(図4参照)からワイヤー搬送コンベア34を経
てワイヤー貯留ボックス35へ移送され、貯留後に纏め
て処理されるようになっている。上記の巻取装置6の構
造を、もう少し詳しく述べる。図8に示すように、巻取
基台22に取り付けられた昇降シリンダ11の伸縮によ
り、巻取基台22に立設したコラム24に沿って昇降台
車23を移動させる構造となっている。その昇降台車2
3には、巻取フォーク10の回転を可能にして支持する
軸受箱25がブラケット26,27を介して取り付けら
れ、巻取フォーク10がモータ12に垂下されている。
なお、昇降シリンダ11,切断シリンダ13や押動シリ
ンダ16の作動開始や停止も、図示しないリミットスイ
ッチや圧力スイッチによって、梱包体2や各装置におけ
る可動部品が所定の位置へ移動したことを検出すること
により、それぞれの電磁切換弁を開閉させて自動的にな
される。図10に示すように、補助フレーム28の下面
には、断面L字状のリング保持部材29がボルト止めさ
れる。これが、切欠孔39を備える補助フレーム28に
装着されると、下面に一枚の舌状材38を一体化した円
環状の回転部材37を回転自在に収納する空間29aが
形成されるようになっている。このようなしごき取り部
36は、巻取フォーク10が降下するとき、舌状材38
が差込部10Aから上方へ延びる空間10cに差し込ま
れ、続いて、一方の爪棒10aまたは10bに結束部材
4a〜4dが嵌め込まれる。そして、巻取フォーク10
が回転すると回転部材37も連れ回りする。その後、巻
取フォーク10が上昇しながら逆転すると、空間10c
に嵌め込まれかつ周囲に巻きついた結束部材4は、上下
変位の拘束された回転部材37と舌状材38とでしごき
取られ、結束部材4の塊は払い落とされる。
【0012】以上述べたような構成によれば、次のよう
に作動させて、梱包体2の結束部材4を切断し、巻き取
ることができる。図1に示すように、運搬されてきた梱
包体2は結束部材4によって縛られた状態で、供給コン
ベア30から移動されてパンコンベア3に載置される。
その際、梱包体2は、その結束部材4が水平となるよう
な姿勢とされる。開梱位置7における切断装置5の切断
刃9や押動装置14の押動パッド15および整形装置1
9の整形板19aがパンコンベア3上から退避されてい
る一方、巻取装置6の巻取フォーク10が上昇した状態
でパンコンベア3が駆動される。梱包体2が開梱位置7
に到達するとリミットスイッチが動作して、パンコンベ
ア3が停止される。図7に示す伸縮シリンダ20が予め
伸長され、後退待機位置Rにあった二点鎖線で示す整形
板19aは、図9のように中間待機位置Sへ進出され
る。そして、伸縮シリンダ20はさらに伸長され、整形
板19aが凹み整形位置Pに配置される。次に、図1に
示す押動装置14の押動シリンダ16が伸長され、押動
パッド15が梱包体2を巻取装置6の方向へ幅寄せする
ように押しつける。梱包体2が図7に示すローラロッド
18Aの円盤ローラ17,17に接触すると、梱包体2
がリミットスイッチを動作させ、押動シリンダ16の伸
長が停止される。このとき、凹み整形位置Pにある整形
板19aにより、その当接部分の上半部で大きく下半部
で小さくなるように形成される凹み2Aによって、結束
部材4と梱包体2の側面2aとの間に隙間が生じる。あ
る整形板19aに着目すると、その凹み2Aの深さは、
図11(A)に示すαとなる。次に、切断装置5の切断
シリンダ13(図4参照)が伸長され、図11(B)に
示すように切断刃9は進出し、梱包体2を多段状に縛っ
ている結束部材4,4を切断する一方、梱包体2の内部
へ進入して、段ボールなどを搬送方向に重ねあわせた梱
包体2を略扇形に変形させる。このとき、図示したよう
に、結束部材4と梱包体2の側面2aとの間には、最大
深さβとなる円弧状空間も形成される。なお、結束部材
4は梱包体2の周囲で解放されるが、梱包体2の角部な
どで生じた曲がりは維持されており、大きく乱れること
はない。そして、巻取装置6側では制止装置18(図6
参照)の円盤ローラ17により支持され、その後に巻取
フォーク10での巻き取る際に結束部材4が交錯するこ
とも回避される。ところで、上記したように、切断刃9
が進出するとき、切断刃9の移動軌跡Mの延長線上には
整形板19aが位置しており、整形装置19でもって切
断刃9が梱包体2に進入する際の押圧力が受け止めら
れ、梱包体2の大きな姿変形を伴うことなく、結束部材
4が円滑に切断される。このとき、切断刃9の押圧力に
よって整形板19aに押圧反力が作用して梱包体2への
凹み2Aの形成が助長され、当初に形成された深さαの
凹み2Aはますます大きくなって、図11(B)に示す
γとなり、結局は、巻取フォーク10を降下させるため
の隙間がγ+βと大きく形成されることになる。
【0013】このようにして切断と凹み形成が済むと、
図12に示すように、切断刃9は押動パッド15ととも
に後退位置へ退避され、整形板19aも後退待機位置R
まで大きく退避され、その凹み整形位置Pに巻取フォー
ク10が、図13の二点鎖線の状態から実線のように降
下される。すなわち、凹み整形位置Pは巻取位置Qとな
り、巻取フォーク10が結束部材4に差し込まれる。紙
片が巻取フォーク10より外方へはみ出していることは
ほとんどなく、巻取フォーク10の降下する際に、差込
部10Aが梱包体2を突き刺したりすることや紙片をひ
きちぎることはなくなる。巻取フォーク10が完全に降
下すると巻取装置6のモータ12が駆動され、予め決め
られた一定の時間高速で巻取フォーク10が正転され、
図14のように各位置で結束部材4を巻き取ると、その
後巻き取りが停止される。ローラロッド18Aの円盤ロ
ーラ17で結束部材4をガイドしながら巻き取るので、
結束部材4が跳ねたり絡み合うことが防止される。な
お、巻取フォーク10の回転時、リング保持部材29の
空間29aで、舌状材38と一体の回転部材37が巻取
フォーク10と共に回転する。例えば結束部材4が梱包
体の上下方向に四本巻きつけられていると、巻取フォー
ク10には、四ケ所の巻き太り部分が生じるが、巻き取
り完了後に巻取フォーク10は上昇し、その上昇の間に
巻取フォーク10は低速で逆転され、固く巻き取られた
結束部材4の巻き取り塊を緩め勝手にして、結束部材が
しごき取り部36によって巻取フォーク10から解放さ
れる。再び整形板19aが中間待機位置Sまで前進さ
れ、次の梱包体2の開梱動作の準備が整えられる。結束
部材4から解放された開梱状態の梱包体2は少し姿崩れ
を起こすが、大略元の姿に近い塊状を維持しており、パ
ンコンベア3の移動で溶解用パルパー33Aなどへ搬出
される。払い落された巻き取り塊は、巻取フォーク10
の直下のシュート21(図4参照)からワイヤー搬送コ
ンベア34(図1参照)を経てワイヤー貯留ボックス3
5へ移送される。そして、貯留された巻き取り塊は所定
個所に集められた後、纏めて処理される。
【0014】以上の説明から分かるように、巻取装置の
昇降する巻取フォークの巻取位置と整形装置の整形板の
凹み整形位置とが、平面的に見て一致しており、また、
両位置が、切断刃の移動軌跡の延長線上にあることか
ら、切断刃によ結束部材切断反力を整形装置でもっ
て強力に受け止め、その切断の確実性を保証することが
できる。それのみならず、切断時の梱包体の変形を利用
して、巻取フォークの降下空間の形成を助長させること
もできる。一方、切断の押圧力に対する反力を整形板に
直接作用させるようにしているので、整形板による梱包
体の側面での凹み形成力をさらに大きく発揮させること
ができ、復元しにくく可及的に大きい隙間を確保した凹
みを成形させることができる。したがって、巻取フォー
クが梱包体を刺したり、古紙をちぎることや紙片を巻き
込むといったことが防止される。結束部材を屑鉄として
再利用する場合にも、その中に異物が多く混入するよう
なことがなくなり、スクラップとしての利用価値も向上
する。そして、その巻取位置に巻取フォークが降下して
きているときには整形板は大きく退避しており、巻き取
られた結束部材が整形装置に絡みつくといったことも回
避される。
【0015】なお、切断刃の進出する移動軌跡が、梱包
体の搬送方向の中央に位置していると、切断刃の進出に
よる梱包体の略扇形への変形も左右対称となって、その
ときに得られる隙間を最大とすることができる。もちろ
ん、切断された結束部材も梱包体の周囲で左右同等とな
り、最短時間でもって巻き取ることができる利点があ
る。しかし、本発明においては、上記移動軌跡が、梱包
体の搬送方向の中央から外れていても、所定の凹みを十
分に確保させることができ、開梱装置を設計するうえで
の切断装置などのレイアウトの自由度を大きくすること
ができる。また、凹み整形位置と巻取位置とを一致させ
ていることから、開梱装置を比較的短くすることがで
き、装置の小型化も可能となる。いずれの動作要素もア
クチュエータを用いて電動もしくは油圧駆動することが
でき、装置の自動運転や自動制御も容易となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、整形板による凹み整形
位置と巻取フォークが降下する巻取位置とが、切断刃の
進出により結束部材を切断する移動軌跡の延長線上に
って、かつ平面的に見て一致した位置にあるので、巻取
フォークが結束部材を巻き取るために降下する以前に、
整形板が梱包体の一方の側面を押圧しているとき、切断
刃の梱包体押圧力を整形装置によって確実に受け止める
ことができ、その切断の円滑化と確実性が確保される。
また、切断によって略扇形に変形する梱包体に、巻取フ
ォークの降下に都合のよい隙間を結束部材との間に形成
させると同時に、その切断中の押圧力で整形板に押圧反
力を発生させ、その反力でもって梱包体の側面により大
きな凹み形成させることができる。これによって巻取フ
ォークを降下させて結束部材に差し込む動作が円滑にな
され、梱包体の上端や一部側面からはみ出した古紙など
が巻取フォークによってひきちぎられたりすることな
く、したがって、巻き取った結束部材の中に紙片が混入
しないように結束部材を巻き取ることができる。これに
より、開梱作業の円滑化や能率向上が図られる。開梱装
置においては、整形装置と巻取フォークとの位置的干渉
が避けられ、装置の小型化・自動化も図りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された開梱装置の一例の全体平
面図。
【図2】 結束部材で周囲が縛られた梱包体の斜視図。
【図3】 巻取フォークの一例の概略図。
【図4】 梱包体開梱装置の正面図。
【図5】 図4のA−A線矢視図。
【図6】 梱包体に接触する制止装置の円盤ローラが結
束部材に接触することなく支持しうる状態にあることを
示す概略図。
【図7】 図4のB−B線矢視であって、凹み整形位置
に進出した整形板を示す平面図。
【図8】 巻取装置と整形装置を拡大して示した正面
図。
【図9】 中間待機位置に進出した整形板を示す平面
図。
【図10】 巻き取られた結束部材塊のしごき取り部の
拡大断面図。
【図11】(A)は梱包体が押動装置で幅寄せされたと
きの平面概略図、(B)は切断刃の進出で結束部材が切
断されるともに、梱包体が略扇形に変形されたときの平
面概略図。
【図12】 整形板と切断刃が退避され、大きく凹みの
形成された梱包体に巻取フォークが降下して巻取位置に
あるときの概略平面図。
【図13】 巻取フォークが降下して結束部材に差し込
まれている作動説明図。
【図14】 巻取フォークが結束部材を巻き取っている
状態の要部図。
【符号の説明】
2…梱包体、2a…一方の側面、2b…他方の側面、2
A…凹み、3…乗載装置(パンコンベア)、4…結束部
材、9…切断刃、10…巻取フォーク、14…押動装
置、19…整形装置、19a…整形板、M…移動軌跡、
P…凹み整形位置、Q…巻取位置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗載装置上の梱包体を押動装置によって
    定位置へ押しつけた後に上下方向へ延びる複数の爪棒を
    備えた巻取フォークを降下させ、梱包体の周囲を多段状
    に縛っている結束部材に巻取フォークのいずれかの爪棒
    を差し込み、該巻取フォークの回転によって前記結束部
    材を巻き取る梱包体の開梱装置において、 上記乗載装置上で定位置へ押しつけられた梱包体の側方
    に、前記巻取フォークの降下空間を確保すべく、梱包体
    の一方の側面に部分的な凹みを与える整形装置が設置さ
    れ、 この整形装置は、昇降する巻取フォークの上昇待機位置
    の直下へ進出して、上下方向へ伸びる上記凹みを梱包体
    に形成させる上下に配置された整形板を有し、該整形板
    が梱包体の側面に対して接離可能に取り付けられ、 前記巻取フォークが前記結束部材を巻き取るために降下
    する前に、上記整形板が梱包体の一方の側面を押圧して
    いるとき、該梱包体の前記一方の側面に対向する他方の
    側面で前記結束部材を切断する切断刃が進退自在に、前
    記梱包体を挟んで、前記整形装置と対向する位置に設け
    られ、前記凹み整形位置に前進した 前記整形板と巻取位置へ降
    下する前記巻取フォークとが、前記結束部材を切断する
    ために進出する前記切断刃の移動軌跡の延長線上にあっ
    て、かつ、平面的に見て一致した位置にあることを特徴
    とする梱包体の開梱装置。
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