JPS6114057B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シート打抜機械から送出されかつ小
さな隅肉で互いに接続された有用部分と廃棄部分
とから成る紙、厚紙等のシートを分離し積み重ね
る方法およびこの方法を実施するための装置に関
するものである。

特に包装工業において包装の生産に必要な打抜
部分は、必要な有用部分が紙、厚紙等の大きなシ
ートから打抜かれ、１枚のシートができる限り整
数個の有用部分から成るように製造される。シー
ト打抜機からこのシートが次に移動するに際し、
有用部分または廃棄部分が脱落することによつ
て、混乱を起さないために、個々の有用部分およ
び／または廃棄部分の間に小さな隅肉が残される
結果、このシートを全体として進行させることが
できる。しかしながら、個々の有用部分をそれら
の有用な応用に供給することができる前に、有用
部分と廃棄部分とを互いに分離しなければならな
い。この目的のための分離装置は、例えば、ドイ
ツ特許公開公報第2310021号明細書に示されてい
る。この既知の装置において、この種の打抜かれ
たシートは、分離装置に導入され縦横双方に分離
される。次いでこの分離された有用部分はパレツ
トの上に積み重ねる。互いの頂上に数個の積み重
ね（すなわち積み重ねの山）を配置する可能性も
あり、安定化のために個々の積み重ねの山の間に
打抜かれていないシートを挿入する。

この既知の装置には種々の欠点がある。これら
のうちの１つは、分離の可能性が縦および横の分
離に限定されるため、複雑な形状のものは困難し
てやつと分離することができるということであ
る。

他の欠点は、分離および積み重ねが別々の位置
で行なわれるため、非常に全長が長くなるという
事実にある。分離装置および積み重ね装置は両方
共、非常に複雑な構造を有し、装置を高価にする
ばかりでなく、特にまた混乱に落入り易い。違つ
た別の打抜形状用の装置を再配置するのに同じ理
由から可成りの困難を伴なう。

この既知の装置はまた、完成した積み重ねの山
を移動させるため打抜かれたシートの供給および
かくしてまた打抜装置を長時間停止させなければ
ならないという別の欠点を有する。このため１時
間当り打抜き積み重ねることができるシートの枚
数は減少する。

ドイツ特許公開公報第2404840号明細書には指
のような工具が記載されていて、この工具によつ
て、分離すべき２枚の有用部分に指を置く際に、
別の下方への圧力が指を互いに離して拡げさせて
有用部分間を接続する隅肉を破壊させる方法で平
滑な分離面上に横たわるシートの有用部分を互い
に分離することが可能である。

本発明に係る問題は、既知の方法の比較的長い
停止時間を減らすことができかつさらにこの方法
を実施するため実質的に空間を少ししか必要とし
ない、紙、厚紙等の打抜かれたシートを分離しか
つ積み重ねる方法を提供することである。

本発明によれば、この問題は特許請求の範囲第
１項記載の方法工程によつて解決される。

打抜かれたシートの供給が、極く短時間だけ中
断されれば良いという事実のため、特に時間の節
約が得られる。本発明によれば、一杯になつたパ
レツトが移動され新しい空のパレツトが導入され
る時間中に、当座の間蓄積するシートを中間担体
（すなわち分離テーブル）上に積み重ねることが
できるので、完了した積み重ねが取去られる間の
技術状態により必要な打抜機のための停止時間を
特に伴なわない。空間における節約は、積み重ね
と分離とが同じ位置において起ることからもたら
される。

さらに、打抜かれないシートを間に入れて、打
抜かれたシートから形成された積み重ねの山の安
定性を増すことは、本発明による改良方法で簡単
に可能である。この目的のため特許請求の範囲第
２項ないし第５項記載の方法を参照すべきであ
り、それによれば、積み重ねの山の下側および／
または上側にのみ打抜かれないシートを配置する
か、またはそれによれば、安定性をさらに増すた
め個々の積み重ね断面の間に打抜かれないシート
を介入させる。

本発明はまたこの方法を実施するための装置に
関するものであり、その装置は、ドイツ特許公開
公報第2310021号明細書の場合におけるように、
打抜かれたが未だ分離されないシートに対する供
給装置から成り、この供給装置はシート打抜機の
上流にありかつ分離工具によつて分離を始める分
離位置にこれらのシートを取込む。この既知の装
置はまた、積み重ねた形状の分離されたシートを
取上げるための平らな積み重ねする表面を含む。

本発明による装置の場合には、本発明の問題
は、平らな分離表面が分離テーブルまたは分離テ
ーブル上に位置するシートの積み重ねの山の一番
上のシートによつて形成され、この分離テーブル
が高さを調節することができ、平らな積み重ね表
面がこの分離テーブルの下の位置から下の位置に
移動することができるパレツトによつて形成さ
れ、さらにシートの積み重ねをパレツトの面積の
外に置かれた位置に留める間に分離テーブルを横
に移動しかつこの分離テーブルを再びシートの積
み重ねの上方に移動するための装置を設けるとい
う事実によつて解決される。それ故、この装置に
よつて積み重ねることと分離することが同じ位置
で行なわれるため、空間における節約になる。さ
らに、本発明の装置によつて、一杯になつたパレ
ツトが持出され新しい空のパレツトが導入される
間に打抜と分離とを達成することができる。

特許請求の範囲第６項記載の発明によれば、支
えたなは、分離テーブルをひつ込める際に積み重
ねの山が成可くかしがないようにするのに役立
つ。

別の支え装置が特許請求の範囲第８項および第
９項に開示される。

好ましくは、パレツト担体上にパレツトを配置
するため、例えばフオークリフトによつて機械に
直接パレツトを導入する必要がない。特許請求の
範囲第１０項および第１１項を見よ。

分離されたシートの積み重ねの山を支持する打
抜かれないシートを積み重ねの山に挿入するた
め、特許請求の範囲第１２項ないし第１４項記載
の態様が役立つ。

特許請求の範囲第９項による支持パネルとして
のこれらの設備を振り回すことができ、それによ
つて、この装置の使用範囲が広げられる。

シートの種々の大きさが取扱うことができるよ
うにこの装置の種々の部品を好都合に調節するこ
とができる。

この装置は、ドイツ特許公開公報第2404840号
明細書に記載される分離工具に特に適していて、
この工具は、空間を占める低位置の工具が必要で
ないので、非常に複雑な打抜かれた線を分離する
ことができる。延展装置の指に加えて、縁の区域
（特につかみ縁）を切断するための分離歯を提供
し、かつシートの大きな面積部分を支持するため
の保持スタンプを配列するのが好ましい。特許請
求の範囲第１７項を見よ。

以下本発明をさらに詳細に図面にて実施例につ
き説明する。

第１図に分離テーブル１が示され、その上には
打抜かれたまたは打抜かれてない紙または厚紙ま
たは類似の材料から成るシート２がすでに置かれ
ている。紙、厚紙等の分離されるべき打抜シート
４は、分離テーブル１の上方の、図示しない、シ
ート打抜機械からつかみ装置によつて引張られ、
そのシートは、つかみ装置によつて分離位置に関
し正確に整列される。

この目的に適するつかみ装置が、例えば、西ド
イツ特許公開公報第2520231号明細書に記載され
る一方、西ドイツ特許公開公報第2520232号明細
書（同様に本出願人から出願されている）には、
この種のつかみ装置に対しシートを上方から送出
することができる装置が開示されている。それ
故、これらの部分の正確な記載はここでは与えら
れない。

この分離テーブルの上方には上下に移動する軸
棒２２があり、分離歯５が一方においてこの軸棒
２２および延展装置の指７にしつかりと固着さ
れ、保持スタンプ８および感圧素子９がこの軸棒
２２に調節できるように固着される。歯５のよう
な分離歯を使用する装置が、本出願人の特願昭51
−94418号（昭和51年８月７日出願）に開示され
る一方、この延展装置の指が、既述のドイツ特許
公開公報第2404840号明細書に記載される。それ
故、この事態においてまた、これらの機械部品の
正確な記載を差し控えることができる。

軸棒２２が下方に下るに際し、第１図にみられ
るように、分離歯５が、つかみ装置３に留められ
る支持縁２４からこのシートを分離するので、今
まで記載された装置は、つかみ装置３によつて供
給されるシート４を分離するのに役立つため、こ
のシート４は、分離テーブル１上に、又は分離テ
ーブル１上に横たわる１枚のシート又はシートの
積み重ねの山の上に、置かれる。軸棒２２がさら
に下方に下るにつれ、延展装置の指７、保持スタ
ンプ８および感圧素子９の支承表面が、別に役立
つスクラツプ部分と接触する。さらに下方への運
動に際し、分離されるべき打抜ラインの上方に配
置される、指７が、互いに強制的に離され、それ
によつてこれらの役立つ部分をいつしよになお接
続しているテープ状（リボン状）のものを破壊す
るため、次に起る軸棒２２の下方への移動に際し
分離されたシートが背後の分離表面に残る。軸棒
２２の上方への移動中、例えば、周転している
（回転式の）保持鎖（図示せず）に個着されるつ
かみ装置３は、別の打抜かれたシートをつかんだ
別のつかみ装置（図示せず）のための通路を片付
けてシート打抜機に戻りさらに適当な点で支持縁
２４を解放した後シート打抜機における支持縁に
おいて新しいシートをつかむために、矢２８の方
向のその運動進路に沿つてさらに進行する。

つかみ装置３から送出される時はいつでもシー
ト４が分離される、表面のレベルを一定に維持す
るために、分離テーブル１は、シートの積み重ね
の山の高さが高くなるにつれて下方に動く。矢３
０を見よ。分離テーブル１の下方へ動く運動は、
例えば、水力機械、しかしジヤツキまたは類似の
機械によつても、もたらすことができ、分離テー
ブルのレベルの制御は、例えば、印加される圧力
を探知しかつ分離テーブルの高さの適当な調節に
よつて所定の値にこれを保持する感圧素子９によ
つてもたらすことができる。

それ故分離テーブル１は、その高さについて、
例えば、ジヤツキから直接には制御されないで、
分離テーブル１を水平にも、特に、第２図の矢３
２によつて示されるとおり、左方へ分離テーブル
を引き出すために動かすことを可能にする案内
（図示せず）によつて制御される。

この分離テーブル１の外方への運動は、所定枚
数のシートが山に積み重ねられるや否や、または
これらのシートから形成される積み重ねの山１８
が一定の高さに到達するや否や、もたらされる。
所定枚数のシートまたは積み重ねの山１８の一定
の高さが得られた後、分離テーブル１が外方へ動
かされる前に、シート打抜機から出る別のシート
の供給が中断され−すなわち、シート打抜機が短
時間停止され−、しかして分離テーブル１が、第
２図に示す水準まで所定数量を基準にさらに下げ
られる。

その後分離テーブル１は、その案内（図示せ
ず）にて左方（第２図を見よ）へ進行し、それに
よつて積み重ねの山１８が抑制すなわち留めパネ
ル１０によつて留められる。この積み重ねは１枚
または２枚以上の薄片の形状をとることもでき
る。左方へ移つている分離テーブル１の下には、
パレツト担体１６の上に載つているパレツト１
７、例えば従来の欧州パレツトがある。数個の
別々の積み重ねから成るシートの積み重ねの山１
８が傾いたり移動したりしないようにするため、
分離テーブル１の上面の水準にこの積み重ね１８
の右手の縁を保持するたな１２を提供するのが好
ましい。このたな１２に連結される補助パネル１
１は、積み重ねの別の支持体用にも役立つ。特に
第３図を見よ。このたな１２の外形によつて、シ
ートの積み重ねが、わきに向けられている分離テ
ーブル上の自由になつている表面領域において内
部へかつ下方にかたよるため、この積み重ねの
個々の部分が互いに支持し合う。分離テーブルが
なお積み重ね１８の左手の縁の最後のcmをかろう
じて支持するまでは、分離テーブルおよびたな１
２は同時に取外されないため、積み重ね全体が、
その後、パレツト１７に支えられる。

好ましくは打抜かれないでかつ勿論絶対的には
必要でない既述のシート２の配置によつて、いく
つかの積み重ね部分から成るシートの積み重ね１
８の別の安定化があり、これは、パレツトが平滑
表面を持たないで、最も狭い積み重ね部分の幅よ
りもできるだけ大きい空間３８が個々の板３６間
に置かれる場合特に重要である。

積み重ね１８がパレツト１７上に置かれた後、
このパレツト１７を、従来の設備、例えばフオー
クリフトトラツク型の輸送機関によつて装置から
引出すことができるか、またはパレツト担体１６
それ自身が可動できるように製作されパレツト１
７といつしよに運び出すことができる。新しいパ
レツト１７を供給する過程において、分離テーブ
ルが再び運び込まれる。第３図の矢４０を見よ。
しかしてこの積み重ねを下げる目的のため取外さ
れたたな１２は、分離テーブル１の表面の原の位
置に再び配置され（第４図矢４２を見よ）、分離
テーブル１と共に再び上方に移動される。第４図
矢４４を見よ。

このパレツト１６をも下げることができるよう
に構成することができるため、パレツト１７を積
み重ね１８と共に運び出すことは絶対には必要で
ない。この代りに、分離テーブルを第４図に示す
とおり、積み重ねの上方に再び運び込むことがで
きるまで、パレツトおよび積み重ね１８両者をそ
のとき下げることができる。

これを行なう可能性は、数枚の打抜かれないシ
ートがもし積み重ねを支持するため合わされなけ
ればならない場合には大きな意味がある。図解す
る実施例において、打抜かないシートの予備の積
み重ね１４と吸込装置１３とから成る特殊な装置
が、この目的のため役立つ。この吸込装置１３
は、分離テーブル１が外方へ進行し吸込効果によ
りこのシートに接着する前に打抜かれないシート
の積み重ね１４の一番上のシート１５（第１図を
見よ）まで下げられるピストン４６を含む。この
吸込効果は、ピストン４６の底面の降下によつて
作り出され、このピストンの降下において負の圧
力が生ずる。一番上のシート１５がこのピストン
４６にひつつくや否や、この一番上のシート１５
の下方に分離テーブル１が滑ることができるのに
十分な程度までピストンが上方に引上げられる。
分離テーブルが十分に運び出された後、吸込作用
が取り除かれこの一番上のシートがそれ故分離テ
ーブル上に降ろされる。

数個の吸込装置１３を用いることができ、分離
テーブルがこのシートの下に滑り込むことができ
るような程度までシート全体を上げる。しかしな
がら、１個の吸込装置１３または一番上のシート
のこの縁の領域に配置された２〜３個の吸込装置
１３によつてこの一番上のシート１５の唯一個の
縁の領域をこの分離テーブルの上方に上げれば大
抵の場合に足りるだろう。次いでテーブルの外方
への進行として、このテーブルの外方への進行が
自動的に分離テーブル１にこのシートの残りの部
分を上に向つて押圧する。

分離テーブルが第３図より打抜領域の中へ戻り
かつ上方へ上げられる場合には、第１図の出発位
置に再び到達する時、分離テーブルはそれ故その
上面に打抜かれないシート１５または２を担持す
る。

その後、シートの供給を再び始めることがで
き、シートの所望の数または積み重ねの所望の高
さに達するまでこれを継続し、そのため第２図に
従つて分離テーブルが再び左方へ進行し、形成さ
れた積み重ね１８が、パレツト１７の上に降ろさ
れないか、または、積み重ね１８がパレツト１７
の上にすでに乗つていれば、新たに形成された積
み重ねが積み重ねの山１８の上に降ろされる。第
４図を見よ。しかして支持する打抜かれないシー
トがそのとき手近にある２個の積み重ねの山の間
に入れられる。

この手順が２、３回繰返されるため、最後に、
数枚の打抜かれない支持シートが配置される積み
重ねの山１８ができる。

もう一つ別の打抜かれないシート２または１５
を積み重ね１８が運び出される前に積み重ね１８
に置くことが好ましい。しかしてこれは、シート
１５を受入れ第４図に示すその位置に復帰した
後、分離テーブルによつて行なわれ、再び左方へ
進行し、かくしてシート１５をあとに残しこれを
積み重ね１８の上に降ろす。

上下の打抜かれないシートおよび、おそらくは
中間に配置した打抜かれないシートによつて強化
された積み重ね１８は今や、他の応用または包装
のため運搬することができる。

分離テーブルを左方へ移動するための分離テー
ブルと支えられた積み重ねとの間の摩擦を減少さ
せるため、分離テーブルの上部表面に既知のポー
ル弁による空気クツシヨンを形成するのが望まし
い。このボール弁は、分離テーブル表面上に材料
がない場合に分離テーブル面上に僅かに突出する
ボールが空気を封じるように作動する。しかしな
がら、もしシート材料が分離テーブル表面に降ろ
されると、これは、ボールがテーブル面上にもは
や突出しないような程度までボールを下方に押圧
し、このボールは弁座から取除かれ空気の漏洩を
可能にする。しかしてこの空気の漏洩は、シート
の足（シヤンク）とテーブル表面との間の摩擦が
非常に僅かになるような程度まで空気クツシヨン
の形成と共にシート材料を上げる。分離テーブル
が外方に進行するにつれ自由になるテーブルの表
面積が、そのとき再びボールを解放しそれによつ
てボールが弁を閉じ、望ましくない空気の漏洩を
防止する。

仕上つた積み重ねは、通常1.50Mの最高の長さ
を有する。そのような高さによつてこの積み重ね
の弾力性（弾性エネルギー）がすでに非常に大き
いため、延展装置の指７による分離に対する十分
な反作用力が存在する可能性がもはやなくなるの
で、この理由のため、各々、例えば、約15〜20
cm、最高でも30cmの高さを有する数個の積み重ね
部分のパレツト上に組立てられた積み重ねを形成
するのがまた望ましい。

種々の大きさのシートを取扱うことができるよ
うにするためこの装置のある部分は、調節するこ
とができる。第２図に示すシート幅の代りに、例
えば、パネルの幅全体を占めるシートを積み重ね
なければならない場合には、例えばたな１２およ
び関係する補助パネル１１を右へ移動することが
できる。同じ方法で積み重ね１４に対する吸込装
置１３および留め具は次いで調節することができ
る。

本発明による装置によつて、抑制すなわち留め
パネル１０および吸込装置１３が、第１図に鎖線
で示すように、傾斜してしまう場合に完全標準送
出操作が得られる。次いで分離テーブル１は、摩
擦が空気クツシヨン装置によつて減らされる場合
特に、送出テーブル（ランアウトテーブル）のよ
うに作動する。この積み重ねを次いで積み重ね装
置から手で押し出すことができる。これは多くの
応用に対し有利である。

木の突出したとげ等を有しかつ通常は特に注意
して処理されていない、習慣的な木製のパレツト
の使用によつて、このテーブル１は、パレツトに
関して突切りバイト（刃物）の保護を生じ、これ
らのとげは通常の既知の分離装置の場合に突切り
バイトに入り込みこのバイトを損傷する。別の危
険は、もしテーブル１が分離および中間担持とし
て利用できない場合は、損傷した木製のパレツト
のそのような突出部分が特に非常に急速に動いて
いるつかみ装置をまた損傷するということであ
る。

抑制パネル１０および補助パネル１１は金属シ
ートから作ることができるが、伸張した布の使用
が好ましい。

試験が示したように、シートを分離しかつ積み
重ねるための本発明による方法は、単に高い作動
速度（既知の装置の場合において時間当り5000枚
のシートの取扱いが可能であり、新規な分離およ
び堆積装置と協同する打抜装置の場合において時
間当り7000枚のシートの取扱が可能である。）を
可能にするばかりでなく、また新規な方法による
短い仕上げ時間を通して積み重ねの山の形成につ
き落ちてしまうシートの数を少くする。既知の機
械で（積み重ねの）一山当りこのシートの数が約
100枚であるのに対し、高い作動速度にもかかわ
らず本発明による装置では僅か30枚のシートであ
る。このため本発明による装置は、今まで可能で
あつたものよりさらに実質的により経済的に作動
する。

その上、本発明による装置に必要な間口の増加
が著しく少ない。この機械は、特別の積み重ね装
置のない装置に関しほんの1/2ｍ長いだけであ
る。これと比較して、既知の種類の積み重ね装置
を用いなければならない場合には、全体の間口の
50〜60％の増加が必要になろう。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は、種々の動作位相におけ
る本発明装置の一実施例を模式的にかつ一部切断
して示す説明である。 １……分離テーブル、２……シート、３……つ
かみ装置、４……打抜シート、５……分離歯、７
……延展装置の指、８……保持スタンプ、９……
感圧素子、１０……留めパネル（または抑制パネ
ル）、１１……補助パネル、１２……たな、１３
……吸込装置、１４……予備の積み重ね、１５…
…一番上のシート、１６……パレツト担体、１７
……パレツト、１８……積み重ね、（または積み
重ねの山）、２２……軸棒、２４……支持縁、２
８，３０，３２，４０，４２，４４……矢、３６
……板、３８……空間、４６……ピストン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ シート打抜機から送出されかつ小さな隅肉で
   互いに接続される有用部分と廃棄部分とから成る
   紙、厚紙等のシートを分離し積み重ねる方法にお
   いて、 (a) 有用部分を分離する位置の分離テーブル１上
   に特定枚数のシートを載置して分離する工程
   と、 (b) シート４の供給を中断する工程と、 (c) 分離されたシートの積み重ねの山１８と共に
   分離テーブル１を降下させる工程と、 (d) 積み重ねの山１８の下から分離テーブル１を
   引出して積み重ねの山の下に位置するパレツト
   １７上にこの積み重ねの山１８を載置する工程
   と、 (f) 分離テーブル１を所定場所に設定してこれを
   上昇させる工程と、 (g) 積み重ねの山１８と共にパレツト１７を取出
   して新しいパレツト１７を導入し前記の最初の
   工程(a)を同時に継続する工程とから成ることを
   特徴とする紙、厚紙等のシートを分離し積み重
   ねる方法。 ２ 前記工程(f)の前に、打抜かれていないシート
   ２または１５を分離テーブル１上に載置する〔工
   程(e)〕ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 ３ 特定数の工程のサイクル〔工程(a)〜(g)〕中
   は、積み重ねの山と共にパレツトを工程(g)におい
   て取出さないことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第２項記載の方法。 ４ 工程が特許請求の範囲第２項による工程(e)か
   ら始まることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   または第３項記載の方法。 ５ この方法が、少くとも１つの完全なサイクル
   〔工程(a)〜(g)〕の後で、別の工程(a)、(b)、(c)、
   (d)、(e)と共に次の工程、すなわち、 打抜かれていないシート１５と共に分離テーブ
   ル１を積み重ねの山１８の上方の位置に入れる工
   程と、 この分離テーブル１を打抜かれていないシート
   １５の下から引出す工程と、さらに、 積み重ねの山１８と共にパレツト１７を取除く
   工程とで終ることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項、第３項または第４項記載の方法。 ６ 打抜かれたが未だ分離されないシートを平ら
   な分離表面上に供給するためのシート打抜機の上
   流の供給装置と、上下に連鎖して動くことができ
   かつ平らな支持表面の上方に配置された分離工具
   と、さらに分離されたシートの積み重ねの山を取
   上げるための平らな積み重ね表面とを具えた紙、
   厚紙等のシートを分離し積み重ねる装置におい
   て、 平らな分離表面が分離テーブル１または分離テ
   ーブル１上に載置するシートの積み重ねの山１８
   の一番上のシートによつて成形されること、分離
   テーブル１が高さを調節することができること、
   平らな積み重ね表面が分離テーブル１の下に入つ
   たり出たりすることができかつ高さを調節するこ
   とができるパレツト１７によつて形成されるこ
   と、さらに分離テーブル１を横に移動してシート
   の積み重ねの山１８をパレツトの範囲外にある位
   置において留めるためさらにシートの積み重ねの
   山１８の上方の位置に再びこの分離テーブル１を
   挿入するための装置を設けることを特徴とする
   紙、厚紙等のシートを分離し積み重ねる装置。 ７ 分離テーブル面のレベルにおいて、かつ分離
   テーブル１が積み重ねの山１８の底面を取り払つ
   てしまうまで、積み重ねの山１８の一端部を、他
   端部の方向に分離テーブル１を引出すに際し、支
   持するため分離テーブルの移動範囲と対立してい
   る分離テーブル１上に載置される一番下のシート
   の縁の下方に掛合するたな１２を特徴とする特許
   請求の範囲第６項記載の装置。 ８ 少くとも１個の補助だなまたは下方に延在し
   かつこのたな１２と接続される補助パネル１１を
   特徴とする特許請求の範囲第７項記載の装置。 ９ 少くとも１個の留めだなまたは外方への移動
   範囲のわきに配置されるパネル１０を特徴とする
   特許請求の範囲第６項ないし第８項いずれかの記
   載の装置。 １０ 水平に調節することができかつパレツト１
   ７を取付けるためであるパレツト担体１６を特徴
   とする特許請求の範囲第６項ないし第９項いずれ
   かの記載の装置。 １１ パレツト担体１６が横に外方へ移動するこ
   とができることを特徴とする特許請求の範囲第１
   ０項記載の装置。 １２ 分離テーブル１が取出し位置にある時この
   分離テーブル１上に打抜かれていないシート１５
   を載置するための装置を特徴とする特許請求の範
   囲第６項ないし第１１項いずれかの記載の装置。 １３ 分離テーブル１が外方へ移動する前に、分
   離テーブル１の下面の下にある打抜かれていない
   シートの積み重ねの山１４の一番上のシート１５
   を分離テーブル１の上面の上方に上げて、分離テ
   ーブル１が一番上のシート１５の下にある時この
   シート１５を解放する吸込装置１３をこの装置が
   具えたことを特徴とする特許請求の範囲第１２項
   記載の装置。 １４ この吸込装置１３が一番上のシート１５の
   縁だけを持上げ、この一番上のシートの下に分離
   テーブル１を最初にその外方への移動に際し侵入
   させることを特徴とする特許請求の範囲第１３項
   記載の装置。 １５ この装置を留めだなまたはパネルと共に振
   り廻わすことができることを特徴とする特許請求
   の範囲第１２項、第１３項または第１４項記載の
   装置。 １６ この装置が種々の大きさのシートに対して
   調節することができることを特徴とする特許請求
   の範囲第６項ないし第１５項いずれかの記載の装
   置。 １７ 分離工程が、保持スタンプ８、延展装置の
   指７および分離歯５から成り、これらはみな上下
   に移動することができる軸棒２２に配列され、そ
   のようにして下方への移動に際して保持スタンプ
   ８が打抜シート４の大きな区域の一部分を押しつ
   け、延展装置の指７が隅肉の破壊によつて、小さ
   な隅肉で互いに接続したシート部分を分離し、さ
   らに分離歯が打抜シート４の縁の領域（特に、支
   持縁２４）を切り離すことを特徴とする特許請求
   の範囲第６項ないし第１６項いずれかの記載の装
   置。 １８ 感圧素子９を軸棒２２上に設け、分離に当
   つて印加される圧力の量を測定することを特徴と
   する特許請求の範囲第１７項記載の装置。 １９ 分離テーブル１のレベルが感圧素子９によ
   つて測定される値によつて制御されるため、印加
   される圧力の量が維持されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１８項記載の装置。