JPH0575153U - 密閉構造筐体 - Google Patents
密閉構造筐体Info
- Publication number
- JPH0575153U JPH0575153U JP2219592U JP2219592U JPH0575153U JP H0575153 U JPH0575153 U JP H0575153U JP 2219592 U JP2219592 U JP 2219592U JP 2219592 U JP2219592 U JP 2219592U JP H0575153 U JPH0575153 U JP H0575153U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- lower case
- groove
- case
- upper case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 上ケースと下ケース13とからなる。下ケース
13は周壁15の内側にシール樹脂27が充填される溝17を有
している。上ケースは下端部が下ケースの溝17に差し込
まれる周壁21を有していて、その周壁21の下端部は、該
下端部の外面21bが下ケースの周壁15の内面との間にシ
ール樹脂27が侵入する間隙23ができるように形成されて
いる。 【効果】 下ケースの溝に充填したシール樹脂が上ケー
スの周壁と下ケースの周壁の間の隙間に押し上げられ、
上ケースの周壁と下ケースの周壁を全周にわたって垂直
方向の広い面積で接合するため、小型で高い密閉性能が
得られる。
13は周壁15の内側にシール樹脂27が充填される溝17を有
している。上ケースは下端部が下ケースの溝17に差し込
まれる周壁21を有していて、その周壁21の下端部は、該
下端部の外面21bが下ケースの周壁15の内面との間にシ
ール樹脂27が侵入する間隙23ができるように形成されて
いる。 【効果】 下ケースの溝に充填したシール樹脂が上ケー
スの周壁と下ケースの周壁の間の隙間に押し上げられ、
上ケースの周壁と下ケースの周壁を全周にわたって垂直
方向の広い面積で接合するため、小型で高い密閉性能が
得られる。
Description
【0001】
本考案は、外部からの湿気の侵入等を防止する密閉構造筐体に関するものであ る。
【0002】
内部に電子部品実装回路基板などを収容する筐体は、外部からの湿気の侵入を 防止したり、内部構造をブラックボックス化したりするために密閉構造にするこ とが要求される場合がある。筐体は一般に上ケースと下ケースとから構成される が、これを密閉構造にする手段としては従来、上ケースと下ケースを接着剤等の シール樹脂を介して接合する方法が一般的である。
【0003】
しかし上ケースと下ケースをシール樹脂を介して接合することにより密閉構造 にするためには、接合面の面積をある程度大きく確保する必要があり、内部の収 容面積が少なくなるとか、あるいは筐体が大型化する等の欠点がある。
【0004】
本考案は、上記のような課題を解決した密閉構造筐体を提供するもので、その 構成は、上ケースと下ケースとからなり、下ケースは周壁の内側に全周にわたっ てシール樹脂が充填される溝を有しており、上ケースは下端部が前記下ケースの 溝に差し込まれる周壁を有していて、その上ケースの周壁の下端部は、該下端部 の外面が下ケースの周壁の内面(溝の外側面)との間にシール樹脂が侵入する間 隙ができるように形成されていることを特徴とするものである。
【0005】
この筐体は、下ケースの溝にシール樹脂を充填して上ケースと下ケースを閉じ ると、上ケースの周壁の下端部が溝に差し込まれ、溝内に充填されたシール樹脂 が、上ケースの周壁の外面と下ケースの周壁の内面との間の隙間に押し上げられ るため、上ケースの周壁と下ケースの周壁を垂直方向の広い面積で接合できるこ とになる。このため接合面積が大きくなり、高い密閉性能が得られると共に、接 合に必要な水平方向の面積を小さくできる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1ないし図4は本考案の一実施例に係る密閉構造筐体を示す。この筐体は、 電子部品実装回路基板を収容するためのもので、プラスチック製の上ケース11と 下ケース13とから構成される。
【0007】 下ケース13は周壁15の内側に全周にわたって溝17が形成されており、かつこの 溝17の内側には底面より突出するように縁堰19が形成されている。縁堰19は溝17 の深さを確保するために形成されるもので、これがなくとも溝17の深さが十分確 保できる場合には省略することも可能である。
【0008】 上ケース11は下端部が下ケース13の溝17に差し込まれる周壁21を有していて、 この周壁21の下端部は、図2に示すように、内面21aが全周にわたって下ケース 12の溝17の内側面17aと実質的に隙間ができないように(寸法誤差に基づく隙間 や嵌合に必要な隙間などは許容される)、かつ外面21bが下ケース13の周壁15の 内面(溝17の外側面)との間に小さな間隙23ができるように形成されている。
【0009】 次にこの筐体に電子部品実装回路基板を収容する場合を説明する。まず図1に 示すように下ケース13の底面に電子部品実装回路基板25を設置し、その上からエ ポキシ樹脂またはシリコン樹脂などの接着性を有するシール樹脂27を流し込む。 シール樹脂27は回路基板25を埋め込み、縁堰19を乗り越えて溝17内に充填される 厚さに流し込まれる。
【0010】 次にシール樹脂27が固まらないうちに上ケース11と下ケース13を組み合わせる 。するとこの過程で図2に示すように上ケース11の周壁21の下端部の内面21aが 溝17の内側面17aと接触するため、溝17内のシール樹脂27が筐体内部と遮断され 、この状態で上ケース11の周壁21の下端部が溝17内に差し込まれるため、溝17内 のシール樹脂27は最終的には図3および図4に示すように上ケースの周壁21と下 ケースの周壁15との間の隙間23に押し上げられ、上ケースの周壁21と下ケースの 周壁15とを垂直方向の広い面積で接合することになる。
【0011】 このため高い密閉性能が得られるだけでなく、接合に必要な水平方向の面積が 小さくて済み、筐体内の収容面積を大きくとることが可能となる。さらにこの構 造によると、従来、電子部品実装回路基板25の樹脂コーティング(防水処理、補 強処理)と筐体の密閉とは別工程で行われていたものが、同一工程で行うことが できるようになり生産性が向上する。 なお筐体内に収容する部材を樹脂で埋め込む必要のない場合は、シール樹脂は 下ケースの溝に充填するだけでよい。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、下ケースの溝に充填したシール樹脂が上 ケースの周壁と下ケースの周壁の間の隙間に押し上げられて、上ケースの周壁と 下ケースの周壁を全周にわたって垂直方向の広い面積で接合するため、高い密閉 性能が得られる。また接合に必要な水平方向の面積が小さくて済むため、密閉構 造筐体内の収容面積を大きくできるか、あるいは密閉構造筐体を小型化できる利 点がある。
【図1】 本考案の一実施例に係る密閉構造筐体の密閉
前の断面図。
前の断面図。
【図2】 図1の密閉構造筐体を密閉する過程を示す要
部の拡大断面図。
部の拡大断面図。
【図3】 図1の密閉構造筐体を密閉した後の断面図。
【図4】 図3の要部の拡大断面図。
11:上ケース 13:下ケース 15:周壁 17:溝 17a:溝17の内側面 19:縁堰 21:周壁 21a:周壁21の内面 21b:周壁21の外面 23:間隙 25:電子部品実装回路基板 27:シール樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】上ケース11と下ケース13とからなり、下ケ
ース13は周壁15の内側に全周にわたってシール樹脂27が
充填される溝17を有しており、上ケース11は下端部が前
記下ケースの溝17に差し込まれる周壁21を有していて、
その上ケースの周壁21の下端部は、該下端部の外面21b
が下ケースの周壁15の内面(溝17の外側面)との間にシ
ール樹脂27が侵入する間隙23ができるように形成されて
いることを特徴とする密閉構造筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219592U JPH0575153U (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 密閉構造筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219592U JPH0575153U (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 密閉構造筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575153U true JPH0575153U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=12076021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2219592U Pending JPH0575153U (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 密閉構造筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575153U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014060307A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 筐体及びその筐体の組立方法 |
JP2014086644A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Kyocera Corp | 電子部品を内蔵する筐体の防水構造 |
JP2016043037A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | Kpe株式会社 | 遊技機の基板ケース |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP2219592U patent/JPH0575153U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014060307A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 筐体及びその筐体の組立方法 |
US9101066B2 (en) | 2012-09-19 | 2015-08-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Casing and assembling method of casing |
JP2014086644A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Kyocera Corp | 電子部品を内蔵する筐体の防水構造 |
JP2016043037A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | Kpe株式会社 | 遊技機の基板ケース |
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