JPS629706Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629706Y2 JPS629706Y2 JP1981153716U JP15371681U JPS629706Y2 JP S629706 Y2 JPS629706 Y2 JP S629706Y2 JP 1981153716 U JP1981153716 U JP 1981153716U JP 15371681 U JP15371681 U JP 15371681U JP S629706 Y2 JPS629706 Y2 JP S629706Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin case
- terminal
- capacitor element
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 29
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 29
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 25
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims description 8
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000004721 Polyphenylene oxide Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹脂ケースの中にコンデンサ素子を収
容し樹脂ケースと樹脂製端子板とを溶接すること
によつて一体化し封口する樹脂ケース入りコンデ
ンサに関する。
容し樹脂ケースと樹脂製端子板とを溶接すること
によつて一体化し封口する樹脂ケース入りコンデ
ンサに関する。
従来樹脂ケース入りコンデンサの構造としては
偏平に潰したコンデンサ素子の１個または複数個
の引出端子を樹脂製の端子板に取着した外部端子
へ接続し、該コンデンサ素子を樹脂ケースへ収納
したのち前記ケースと端子板とを超音波溶接など
の溶接で一体化し封口したものが知られていた。
このような構成からなる樹脂ケース入りコンデン
サではコンデンサ素子を樹脂ケースに収納する際
に端子板でもつてコンデンサ素子を押し込むこと
が多くコンデンサ素子に含浸されている駆動用電
解液や絶縁油などが押し出されて溶接箇所へ付着
したりして溶接を阻害し溶接不良やコンデンサの
密閉不良を生じていた。また電解液や絶縁油が直
接樹脂ケースまたは端子板の溶接部に付着しない
場合でも、たとえばケース内側面に付着した場合
などは溶接の超音波振動によつて電解液や絶縁油
が拡散したり溶接部まで這い上がつたりして溶接
を阻害する問題点があつた。
偏平に潰したコンデンサ素子の１個または複数個
の引出端子を樹脂製の端子板に取着した外部端子
へ接続し、該コンデンサ素子を樹脂ケースへ収納
したのち前記ケースと端子板とを超音波溶接など
の溶接で一体化し封口したものが知られていた。
このような構成からなる樹脂ケース入りコンデン
サではコンデンサ素子を樹脂ケースに収納する際
に端子板でもつてコンデンサ素子を押し込むこと
が多くコンデンサ素子に含浸されている駆動用電
解液や絶縁油などが押し出されて溶接箇所へ付着
したりして溶接を阻害し溶接不良やコンデンサの
密閉不良を生じていた。また電解液や絶縁油が直
接樹脂ケースまたは端子板の溶接部に付着しない
場合でも、たとえばケース内側面に付着した場合
などは溶接の超音波振動によつて電解液や絶縁油
が拡散したり溶接部まで這い上がつたりして溶接
を阻害する問題点があつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、樹
脂ケースおよび樹脂製端子板を使用しこれらを溶
接によつて封口する樹脂ケース入りコンデンサで
あり溶接に際し駆動用電解液や絶縁油などが溶接
を阻害することのないような構成を有するものか
らなるものである。以下実施例により説明する。
第１図には２個の圧潰したコンデンサ素子１を収
容した正断面図、第２図には角形の樹脂ケース２
の平面図を示す。第１図において駆動用電解液を
含浸し偏平に圧潰された２個の電解コンデンサ素
子からそれぞれ引出された引出端子３は樹脂製の
端子板４に取着された外部端子５のリベツトへ接
続される。該２個のコンデンサ素子１はあらかじ
め巻回後偏平に潰されており重ね合せて樹脂ケー
ス２開口端から押し込むが、該樹脂ケース２の内
部の４側面には前記コンデンサ素子１と樹脂ケー
ス２内壁面とが直接接触することがないよう隔離
用のリブ６，７，８，９を設けてある。該リブ
６，７，８，９は高さが開口端より低く、かつ
６，７および８，９はそれぞれ対向した位置にあ
り、特にリブ６はその両面からコンデンサ素子１
の引出端子３がそれぞれ端子板４の外部端子５へ
接続されるので両極の引出端子３同志が短絡する
のを防止する作用も有する。そしてこれらリブ
６，７，８，９間に収容されたコンデンサ素子１
は収容に際し押し込まれたときに電解液がにじみ
でることはあるが、樹脂ケース２のリブ６，７，
８，９を介して隔離されているので内壁面に付着
することはない。次いで樹脂ケース２の開口端に
端子板４を合致させ超音波溶接によつて溶接して
一体化し封口した。なお条件は次のとおりであ
る。
脂ケースおよび樹脂製端子板を使用しこれらを溶
接によつて封口する樹脂ケース入りコンデンサで
あり溶接に際し駆動用電解液や絶縁油などが溶接
を阻害することのないような構成を有するものか
らなるものである。以下実施例により説明する。
第１図には２個の圧潰したコンデンサ素子１を収
容した正断面図、第２図には角形の樹脂ケース２
の平面図を示す。第１図において駆動用電解液を
含浸し偏平に圧潰された２個の電解コンデンサ素
子からそれぞれ引出された引出端子３は樹脂製の
端子板４に取着された外部端子５のリベツトへ接
続される。該２個のコンデンサ素子１はあらかじ
め巻回後偏平に潰されており重ね合せて樹脂ケー
ス２開口端から押し込むが、該樹脂ケース２の内
部の４側面には前記コンデンサ素子１と樹脂ケー
ス２内壁面とが直接接触することがないよう隔離
用のリブ６，７，８，９を設けてある。該リブ
６，７，８，９は高さが開口端より低く、かつ
６，７および８，９はそれぞれ対向した位置にあ
り、特にリブ６はその両面からコンデンサ素子１
の引出端子３がそれぞれ端子板４の外部端子５へ
接続されるので両極の引出端子３同志が短絡する
のを防止する作用も有する。そしてこれらリブ
６，７，８，９間に収容されたコンデンサ素子１
は収容に際し押し込まれたときに電解液がにじみ
でることはあるが、樹脂ケース２のリブ６，７，
８，９を介して隔離されているので内壁面に付着
することはない。次いで樹脂ケース２の開口端に
端子板４を合致させ超音波溶接によつて溶接して
一体化し封口した。なお条件は次のとおりであ
る。
（単位mm）
樹脂ケース 角形60×26×高さ25 肉厚２
材質 ポリフエニレンオキサイド
端 子 板 角形59×25×厚さ２
材質 樹脂ケースと同じ
溶接条件 ホーン 外形 角形60×26
振動伝達面幅 3.5
周波数 20KHz
出 力 650W
加圧力 90Kg
発振時間 0.5s
ホールド時間 1.5s
上記の条件で作製したコンデンサ100個につい
て気密試験を行なつた結果、電解液漏れは全く認
められなかつた。なお試験はコンデンサを105℃
中で５時間加熱後0.1気圧の真空状態にしたとき
の溶接部からの電解液漏れの有無を見たものであ
る。なお、上記実施例では第２図に示すように各
内部４側面の中心にそれぞれリブ６，７および
８，９を対向する位置に設けた構成について述べ
たが、この実施例が電解液などの付着がなく優れ
た効果を生じるが、本考案ではこれに限定するも
のではなく、内部４側面のそれぞれの適宜な位置
にリブを設けてもよい。またリブを４個以上設け
ても同様の効果を得ることができる。
て気密試験を行なつた結果、電解液漏れは全く認
められなかつた。なお試験はコンデンサを105℃
中で５時間加熱後0.1気圧の真空状態にしたとき
の溶接部からの電解液漏れの有無を見たものであ
る。なお、上記実施例では第２図に示すように各
内部４側面の中心にそれぞれリブ６，７および
８，９を対向する位置に設けた構成について述べ
たが、この実施例が電解液などの付着がなく優れ
た効果を生じるが、本考案ではこれに限定するも
のではなく、内部４側面のそれぞれの適宜な位置
にリブを設けてもよい。またリブを４個以上設け
ても同様の効果を得ることができる。
以上述べたように本考案によれば使用した樹脂
ケースの内部４側面にリブを設けたことによつて
電解液や絶縁油がケース内壁面に付着することが
なく、したがつて端子板との溶接を阻害しないの
で気密性に優れた樹脂ケース入りコンデンサを提
供することができる。
ケースの内部４側面にリブを設けたことによつて
電解液や絶縁油がケース内壁面に付着することが
なく、したがつて端子板との溶接を阻害しないの
で気密性に優れた樹脂ケース入りコンデンサを提
供することができる。
図面はいずれも本考案の実施例を示し第１図は
樹脂ケース入りコンデンサの正断面図、第２図は
樹脂ケースの平面図である。 １……コンデンサ素子、２……樹脂ケース、３
……引出端子、４……樹脂製の端子板、５……外
部端子、６，７，８，９……リブ。
樹脂ケース入りコンデンサの正断面図、第２図は
樹脂ケースの平面図である。 １……コンデンサ素子、２……樹脂ケース、３
……引出端子、４……樹脂製の端子板、５……外
部端子、６，７，８，９……リブ。
Claims (1)
- 角形樹脂ケースの内部４側面に高さが開口端に
達しないリブを設けた樹脂ケースと、該樹脂ケー
スの開口端を封口する外部端子を取着した樹脂製
端子板と、該樹脂製端子板の外部端子に引出端子
を接続し前記リブの中に収容した駆動用電解液ま
たは絶縁油を含浸したコンデンサ素子を具備し、
該コンデンサ素子からの前記引出端子を前記リブ
の中の１個によつて隔離されて前記外部端子に接
続されており、前記樹脂ケースと樹脂製端子板と
が一体化されている樹脂ケース入りコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15371681U JPS5858332U (ja) | 1981-10-15 | 1981-10-15 | 樹脂ケ−ス入りコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15371681U JPS5858332U (ja) | 1981-10-15 | 1981-10-15 | 樹脂ケ−ス入りコンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5858332U JPS5858332U (ja) | 1983-04-20 |
| JPS629706Y2 true JPS629706Y2 (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=29946324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15371681U Granted JPS5858332U (ja) | 1981-10-15 | 1981-10-15 | 樹脂ケ−ス入りコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5858332U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124907A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-04 | 株式会社指月電機製作所 | 樹脂封入コンデンサの製造方法 |
| JP2005019658A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気二重層キャパシタ及び二次電池 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56119642U (ja) * | 1980-02-12 | 1981-09-11 |
-
1981
- 1981-10-15 JP JP15371681U patent/JPS5858332U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5858332U (ja) | 1983-04-20 |
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