JPH057459A - ソフトキヤンデイーの製造法 - Google Patents
ソフトキヤンデイーの製造法Info
- Publication number
- JPH057459A JPH057459A JP3256051A JP25605191A JPH057459A JP H057459 A JPH057459 A JP H057459A JP 3256051 A JP3256051 A JP 3256051A JP 25605191 A JP25605191 A JP 25605191A JP H057459 A JPH057459 A JP H057459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft candy
- fatty acid
- acid ester
- adhesion
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯への付着が少なく、脂肪分離がなく、成型
切断の際、機械への付着がないソフトキャンディーの製
造法。 【構成】 ポリグリセリン脂肪酸エステルを配合するこ
とを特徴とするソフトキャンディーの製造法。 【効果】 本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルをソ
フトキャンディーに添加することによって、歯への付着
が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への付
着がないソフトキャンディーを得ることが可能となっ
た。
切断の際、機械への付着がないソフトキャンディーの製
造法。 【構成】 ポリグリセリン脂肪酸エステルを配合するこ
とを特徴とするソフトキャンディーの製造法。 【効果】 本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルをソ
フトキャンディーに添加することによって、歯への付着
が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への付
着がないソフトキャンディーを得ることが可能となっ
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトキャンディーの
製造法に関する。詳しくは、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを配合するソフトキャンディーの製造に関する。本
発明のソフトキャンディーの製造法は、ソフトキャンデ
ィーをより美味しく経済的に製造する場合に有用なもの
である、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、使用制限の
ない食品添加物として強力なo/w,w/o乳化系を作
る特徴を持つ非常に重要な乳化剤である。
製造法に関する。詳しくは、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを配合するソフトキャンディーの製造に関する。本
発明のソフトキャンディーの製造法は、ソフトキャンデ
ィーをより美味しく経済的に製造する場合に有用なもの
である、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、使用制限の
ない食品添加物として強力なo/w,w/o乳化系を作
る特徴を持つ非常に重要な乳化剤である。
【0002】
【従来の技術】ソフトキャンディーは、それぞれの種類
によって幾らかの原料及び製造法に相違があり風味及び
食感が異なるが、何よりも好まれるのは、歯への付着が
少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への付着
がないものであり、このためレシチン,グリセリン脂肪
酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,プロピレング
リコール脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルが添加
され、幾らかの効果をあげているがまだ満足すべき効果
をあげていない。
によって幾らかの原料及び製造法に相違があり風味及び
食感が異なるが、何よりも好まれるのは、歯への付着が
少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への付着
がないものであり、このためレシチン,グリセリン脂肪
酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,プロピレング
リコール脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルが添加
され、幾らかの効果をあげているがまだ満足すべき効果
をあげていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
ソフトキャンディーを改良し、歯への付着が少なく、脂
肪分離がなく、成型切断の際、機械への付着がないソフ
トキャンディーを提供するものである。即ち、本発明は
ソフトキャンディーの製造において、ポリグリセリン脂
肪酸エステルをソフトキャンディーに添加することを特
徴とするものである。
ソフトキャンディーを改良し、歯への付着が少なく、脂
肪分離がなく、成型切断の際、機械への付着がないソフ
トキャンディーを提供するものである。即ち、本発明は
ソフトキャンディーの製造において、ポリグリセリン脂
肪酸エステルをソフトキャンディーに添加することを特
徴とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、歯への付
着が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への
付着がないソフトキャンディーを開発する目的で鋭意研
究を行った結果、ポリグリセリン脂肪酸エステルをソフ
トキャンディーに添加することを特徴とする製造法を開
発した。即ち、本発明は安全性が高く使用制限の無い食
品添加物、即ちポリグリセリン脂肪酸エステルをソフト
キャンディーに配合することを特徴とする。本発明にお
いて用いられるソフトキャンディーとは、キャラメル,
ヌガー等があげられるが、これに限定されるものではな
い。
着が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械への
付着がないソフトキャンディーを開発する目的で鋭意研
究を行った結果、ポリグリセリン脂肪酸エステルをソフ
トキャンディーに添加することを特徴とする製造法を開
発した。即ち、本発明は安全性が高く使用制限の無い食
品添加物、即ちポリグリセリン脂肪酸エステルをソフト
キャンディーに配合することを特徴とする。本発明にお
いて用いられるソフトキャンディーとは、キャラメル,
ヌガー等があげられるが、これに限定されるものではな
い。
【0005】本発明に用いられるポリグリセリン脂肪酸
エステルは、ジグリセリン,テトラグリセリン,ヘキサ
グリセリン,デカグリセリンなど平均重合度2以上のポ
リグリセリンの脂肪酸エステルである。ポリグリセリン
脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸は、食用油脂由来の
脂肪酸で炭素数8〜22であり、好ましくは炭素数12
〜22の飽和脂肪酸が望ましい。これらの脂肪酸は単独
またはその混合物でもよい。
エステルは、ジグリセリン,テトラグリセリン,ヘキサ
グリセリン,デカグリセリンなど平均重合度2以上のポ
リグリセリンの脂肪酸エステルである。ポリグリセリン
脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸は、食用油脂由来の
脂肪酸で炭素数8〜22であり、好ましくは炭素数12
〜22の飽和脂肪酸が望ましい。これらの脂肪酸は単独
またはその混合物でもよい。
【0006】本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
は、平均重合度2以上のポリグリセリンとジ,トリ,テ
トラ,ペンタ,ヘキサ,ヘプタ,オクタ,ノナ,デカ以
上エステル化された脂肪酸エステルであり、中でもテト
ラ以上エステル化された脂肪酸エステルが望ましく、こ
れらは単独またはその混合物で用いることができる。
は、平均重合度2以上のポリグリセリンとジ,トリ,テ
トラ,ペンタ,ヘキサ,ヘプタ,オクタ,ノナ,デカ以
上エステル化された脂肪酸エステルであり、中でもテト
ラ以上エステル化された脂肪酸エステルが望ましく、こ
れらは単独またはその混合物で用いることができる。
【0007】本発明のソフトキャンディーの製造法にお
いて、ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加すると同時
に、レシチン,グリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン
脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル,ショ糖脂肪酸エステルを配合することができる。
いて、ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加すると同時
に、レシチン,グリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン
脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル,ショ糖脂肪酸エステルを配合することができる。
【0008】本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
は、最終製品のソフトキャンディーに対して、0.01
〜5重量%、好ましくは0.05〜1重量%が望まし
く、0.01重量%未満では本発明の目的とするソフト
キャンディーが得られず、5重量%を越えると経済的で
なく、味的にも好ましくない。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの添加方法については特に制限はない。
は、最終製品のソフトキャンディーに対して、0.01
〜5重量%、好ましくは0.05〜1重量%が望まし
く、0.01重量%未満では本発明の目的とするソフト
キャンディーが得られず、5重量%を越えると経済的で
なく、味的にも好ましくない。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの添加方法については特に制限はない。
【0009】本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
は、ソフトキャンディーに添加される油脂,乳タンパク
を均一乳化/または分散させる効果を有するため、歯へ
の付着が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械
への付着が少ないソフトキャンディーが得られるものと
推定される。以下に実施例及び比較例に示し、本発明を
さらに具体的に説明する。
は、ソフトキャンディーに添加される油脂,乳タンパク
を均一乳化/または分散させる効果を有するため、歯へ
の付着が少なく、脂肪分離がなく、成型切断の際、機械
への付着が少ないソフトキャンディーが得られるものと
推定される。以下に実施例及び比較例に示し、本発明を
さらに具体的に説明する。
【0010】実施例1 水あめ210g,砂糖150g,コンデンスミルク18
0g,バター60g,本発明品デカグリセリンデカステ
アレート2.4gをオープンパンに仕込み、攪拌・加熱
・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点で加
熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これを成
型切断したところ、刃への付着が少なく、油脂分離がな
く、食したところ歯への付着がなかった。
0g,バター60g,本発明品デカグリセリンデカステ
アレート2.4gをオープンパンに仕込み、攪拌・加熱
・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点で加
熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これを成
型切断したところ、刃への付着が少なく、油脂分離がな
く、食したところ歯への付着がなかった。
【0011】実施例2 水あめ210g,砂糖150g,コンデンスミルク18
0g,バター60g,本発明品ヘキサグリセリンペンタ
ステアレート1.5gをオープンパンに仕込み、攪拌・
加熱・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点
で加熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これ
を成型切断したところ、刃への付着が少なく、油脂分離
がなく、食したところ歯への付着がなかった。
0g,バター60g,本発明品ヘキサグリセリンペンタ
ステアレート1.5gをオープンパンに仕込み、攪拌・
加熱・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点
で加熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これ
を成型切断したところ、刃への付着が少なく、油脂分離
がなく、食したところ歯への付着がなかった。
【0012】比較例1 水あめ210g,砂糖150g,コンデンスミルク18
0g,バター60gをオープンパンに仕込み、攪拌・加
熱・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点で
加熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これを
成型切断したところ、刃への付着,油脂分離を認め、食
したところ歯への付着を認めた。
0g,バター60gをオープンパンに仕込み、攪拌・加
熱・脱水を行い、ミックス液が120℃になった時点で
加熱を止め冷却してソフトキャンディーを得た。これを
成型切断したところ、刃への付着,油脂分離を認め、食
したところ歯への付着を認めた。
【0013】比較例2 水あめ210g,砂糖150g,コンデンスミルク18
0g,バター60g,ステアリン酸モノ・ジグリセライ
ド2.4gをオープンパンに仕込み、攪拌・加熱・脱水
を行い、ミックス液が120℃になった時点で加熱を止
め冷却してソフトキャンディーを得た。これを成型切断
したところ、比較例1に比べて刃への付着は少なかっ
が、実施例1,2に比べて付着を認めた。また食したと
ころ歯への付着は比較例1に比べて良好であったが実施
例1,2に比べては不良であった。
0g,バター60g,ステアリン酸モノ・ジグリセライ
ド2.4gをオープンパンに仕込み、攪拌・加熱・脱水
を行い、ミックス液が120℃になった時点で加熱を止
め冷却してソフトキャンディーを得た。これを成型切断
したところ、比較例1に比べて刃への付着は少なかっ
が、実施例1,2に比べて付着を認めた。また食したと
ころ歯への付着は比較例1に比べて良好であったが実施
例1,2に比べては不良であった。
【0014】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、歯への付着が
なく、油脂分離がなく、成型切断の際、機械への付着が
ないソフトキャンディーが得られる。
なく、油脂分離がなく、成型切断の際、機械への付着が
ないソフトキャンディーが得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ソフトキャンディーの製造に関し、ポリ
グリセリン脂肪酸エステルを配合することを特徴とする
ソフトキャンディーの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256051A JPH057459A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ソフトキヤンデイーの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256051A JPH057459A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ソフトキヤンデイーの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057459A true JPH057459A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=17287224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256051A Pending JPH057459A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ソフトキヤンデイーの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057459A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104448A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-05-08 | Riken Vitamin Co Ltd | ソフトキャンディー |
WO2009153988A1 (ja) | 2008-06-17 | 2009-12-23 | 株式会社ロッテ | キャンディ及びその製造方法 |
JP2011200246A (ja) * | 2006-09-26 | 2011-10-13 | Riken Vitamin Co Ltd | ソフトキャンディー |
JP2012249568A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 固形カラメル用食感改良剤 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5621559A (en) * | 1979-08-01 | 1981-02-28 | Lotte Co Ltd | Nontacky chewing gum and its preparation |
JPS61152243A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-10 | Meiji Milk Prod Co Ltd | キヤンデ−類の製造法 |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP3256051A patent/JPH057459A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5621559A (en) * | 1979-08-01 | 1981-02-28 | Lotte Co Ltd | Nontacky chewing gum and its preparation |
JPS61152243A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-10 | Meiji Milk Prod Co Ltd | キヤンデ−類の製造法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104448A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-05-08 | Riken Vitamin Co Ltd | ソフトキャンディー |
JP2011200246A (ja) * | 2006-09-26 | 2011-10-13 | Riken Vitamin Co Ltd | ソフトキャンディー |
WO2009153988A1 (ja) | 2008-06-17 | 2009-12-23 | 株式会社ロッテ | キャンディ及びその製造方法 |
JP2012249568A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 固形カラメル用食感改良剤 |
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