JPH0573293U - 扇風機の自由首振装置 - Google Patents

扇風機の自由首振装置

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Publication number
JPH0573293U
JPH0573293U JP1008292U JP1008292U JPH0573293U JP H0573293 U JPH0573293 U JP H0573293U JP 1008292 U JP1008292 U JP 1008292U JP 1008292 U JP1008292 U JP 1008292U JP H0573293 U JPH0573293 U JP H0573293U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
swing
support
swinging device
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1008292U
Other languages
English (en)
Inventor
勝成 林
Original Assignee
松下精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下精工株式会社 filed Critical 松下精工株式会社
Priority to JP1008292U priority Critical patent/JPH0573293U/ja
Publication of JPH0573293U publication Critical patent/JPH0573293U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの加工性が良く、送風部の自由首振の
どの回動範囲においてもクリック感があり、首振中心の
位置決めがしやすく、送風時に送風部が自然と回動して
しまうのを確実に防ぐことができる扇風機の自由首振装
置を提供する。 【構成】 パイプ1の上端より軸方向に延びる切欠部2
に係止する合成樹脂製の筒具4の側面に連続して複数の
凹凸部5を設け、この凹凸部5に支持具105に装着し
た板ばね7の凸部8が当接することにより、支持具10
5の左右方向の回動範囲内では常にクリック感を生じ
て、首振中心の位置決めを容易にでき、かつ送風時にそ
の反力で支持具105が自然と回動してしまうのを確実
に防ぐことができる。また、凹凸部5を筒具4に設けて
いるため、パイプ1に複雑な加工をする必要がなく、生
産性を良くすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、扇風機の自由首振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、左右首振する扇風機の首振中心を移動して風向範囲を変更するため、 手動で首振中心位置が変えられる扇風機の自由首振装置が使用されている。
【0003】 従来、この種の扇風機の自由首振装置は図3および図4に示すような構造であ った。すなわち、パイプ101の上部は前面に上端より軸方向に延びる溝部10 2を有し、溝部102は基台(図示せず)の真正面に位置している。また溝部1 02と直交する円周方向に細長くくぼんだ凹部103が設けられ、溝部102は 凹部103より深くなっている。またパイプ101の後面には、上から見て凹部 102と対称位置に円周方向の長穴104が設けられている。支持具105には 、中央部に凸部106を設けた板ばね107が穴内に表出し、かつ、パイプ10 1の溝部102に対向するように装着されており、また後面には長穴104に対 向する位置にねじ108取付用の下穴109が設けてある。
【0004】 上記構成において、板ばね107の凸部106をパイプ101の溝部102に 合わせながら支持具105をパイプ101に装着し、ねじ108を支持具105 の背面に取り付けて、その先端を長穴104に挿入することにより、パイプ10 1に対して支持具105は左右に回動可能に結合され、その回動範囲は長穴10 4の横巾寸法の範囲内となる。送風部の首振中心を変えるときは、手でガードな どを押して簡単に送風部を回動させることができ、また、凹部103と溝部10 2の交点を板ばね107の凸部106が移動するときは段差を乗り越えるため、 クリック感を生じ扇風機基台の正面に首振中心の位置決めをすることができるも のであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、パイプ101を金属性とした場合、溝部102と 凹部103を加工するのに生産性が悪く、また外径の真円度がでにくく寸法精度 が悪くなるという課題を有していた。また基台の正面位置のみにクリック感を設 けて、送風部回動の中心位置としているため、正面以外の位置では板ばね107 の押圧がへたってくると送風時にその反力で送風部が自然と回動してしまうとい う課題を有していた。
【0006】 本考案は上記課題を解決するもので、パイプ101の加工性・生産性が良く、 送風時に送風部が自然と回動してしまうのを確実に防ぐことができるとともに、 送風部のどの回動範囲においてもクリック感があり、首振の中心位置決めがしや すい扇風機の自由首振装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、基台の筒状部に設けたパイプと、このパ イプの上端部に設けた切欠部と、このパイプの上端部に嵌入される筒具と、この 筒具の外周面に連続して形成した凹凸部と、前記パイプの上端部に嵌挿される支 持具と、この支持具の穴内に表出するように装着される板ばねを有し、前記筒具 の凹凸部を前記パイプの切欠部に臨ませ、前記板ばねに設けた凸部を前記筒具の 凹凹部の1つに係合させ、前記支持具に締付けるねじの先端を前記パイプの長穴 に挿入することにより前記支持具を前記パイプに回動可能に取り付けてなる構成 としたものである。
【0008】
【作用】
本考案は上記した構成により、形状が複雑な凹凸部を備えた筒具を、パイプと は別部品として加工することにより、パイプ自体の加工は容易となり、またパイ プに嵌入する筒具に設けた凹凸部の1つに、支持具に装着した板ばねの凸部が係 合しているので、送風時の反動力に抗して支持具はその位置で維持され、さらに ガ−ドに触れながら送風部を回動させるときは、板ばねの凸部が筒具の凹凸部と 当接しながら移動するので、操作者にクリック感を与えることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図1および図2を参照しながら説明する。な お従来例と同一構成部品については同一番号を付けて詳しい説明は省略する。
【0010】 図に示すように、パイプ1の先端前面に切欠部2を形成し、パイプ1の上部後 面には円周方向の長穴3を開孔している。またパイプ1の上端部には合成樹脂製 の筒具4が嵌入され、この筒具4の側面には円周方向に連続した複数の凹凸面よ りなる凹凸部5を形成し、凹凸部5は前記パイプ1の切欠部2において表出して いる。
【0011】 支持具105には板ばね7が装着され、板ばね7の凸部8が支持具105の穴 内に表出している。さらに支持具105がパイプ1の上部に嵌挿されているとき は板ばね7の凸部8は前記筒具3の凹凸部5に係合している。支持具105の下 穴109に螺合するねじ108の先端はパイプ1の長穴3内に突出し、支持具1 05の回動範囲が長穴3の横巾寸法に制約されている。
【0012】 上記構成において、パイプ1に筒具4を組み込むときは筒具4の凹凸部5をパ イプ1の切欠部2に係合させながら挿入部6をパイプ1の内径に挿入することに より筒具4はパイプ1に嵌入され、一体構造となる。また、扇風機の首振中心を 変えるときは、支持具105に支持される送風部(図示せず)に左右方向の力を 加えることにより、板ばね7の凸部8が筒具4の凹凸部5上を移動して、任意の 位置で凹凸部5と係合する。このとき板ばね7の凸部8は凹凸部5に押圧状態で 係合しているため、送風部の送風時の反力により支持具105が回動しようとす る力より大きくなり、支持具105を所定の位置に保持しておくことができる。 また凹凸部5が連続して設けられているため支持具105の回動範囲内では常に クリック感があり、使用者は首振中心の位置決めを容易にすることができる。
【0013】 このように本考案の実施例の扇風機の自由首振装置によれば、パイプ1の上端 に合成樹脂製の筒具4が嵌入されているので、パイプ1自体に複雑な加工をする 必要がないため、製造が容易となり、寸法精度も向上する。また、パイプ1に嵌 入された筒具4の凹凸部5のいずれかに支持具105に装着された板ばね7の凸 部8が必ず係合しているため、送風部が送風の反動で勝手に回動してしまうこと もなく、また首振中心設定時にクリック感を得ることにより、操作感が良くなり 、位置決めも容易となる。
【0014】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によれば金属製のパイプの上端部を 樹脂成形品に分割することでパイプの加工性が良く、送風時にその反力で送風部 が自然と回動してしまうのを確実に防ぐことができ、送風部のどの回動範囲内に おいてもクリック感があり首振中心の位置決めがしやすいという優れた扇風機の 自由首振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の扇風機の自由首振装置の分
解斜視図
【図2】同要部断面図
【図3】従来の扇風機の自由首振装置の分解斜視図
【図4】同要部断面図
【符号の説明】
1 パイプ 2 切欠部 3 長穴 4 筒具 5 凹凸部 7 板ばね 8 凸部 105 支持具 108 ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の筒状部に設けたパイプと、このパ
    イプの上端部に設けた切欠部と、このパイプの上端部に
    嵌入される筒具と、この筒具の外周面に連続して形成し
    た凹凸部と、前記パイプの上端部に嵌挿される支持具
    と、この支持具の穴内に表出するように装着される板ば
    ねを有し、前記筒具の凹凸部を前記パイプの切欠部に臨
    ませ、前記板ばねに設けた凸部を前記筒具の凹凸部の1
    つに係合させ、前記支持具に締付けるねじの先端を前記
    パイプの長穴に挿入することにより前記支持具を前記パ
    イプに回動可能に取り付けてなる扇風機の自由首振装
    置。
JP1008292U 1992-03-02 1992-03-02 扇風機の自由首振装置 Pending JPH0573293U (ja)

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JP1008292U JPH0573293U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 扇風機の自由首振装置

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JP1008292U JPH0573293U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 扇風機の自由首振装置

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Publication Number Publication Date
JPH0573293U true JPH0573293U (ja) 1993-10-08

Family

ID=11740430

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JP1008292U Pending JPH0573293U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 扇風機の自由首振装置

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JP (1) JPH0573293U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103225622A (zh) * 2013-04-16 2013-07-31 广东金莱特电器股份有限公司 一种电风扇摇头支撑装置
CN111237226A (zh) * 2020-02-21 2020-06-05 佛山市顺德区坚鹏实业有限公司 一种风扇摇头装置及风扇

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CN103225622A (zh) * 2013-04-16 2013-07-31 广东金莱特电器股份有限公司 一种电风扇摇头支撑装置
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