JPH0650919Y2 - スイッチの回動範囲可変機構 - Google Patents

スイッチの回動範囲可変機構

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JPH0650919Y2
JPH0650919Y2 JP1987053805U JP5380587U JPH0650919Y2 JP H0650919 Y2 JPH0650919 Y2 JP H0650919Y2 JP 1987053805 U JP1987053805 U JP 1987053805U JP 5380587 U JP5380587 U JP 5380587U JP H0650919 Y2 JPH0650919 Y2 JP H0650919Y2
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JP
Japan
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knob member
rotation range
switch
washer
variable mechanism
Prior art date
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JP1987053805U
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JPS63160631U (ja
Inventor
勝三郎 岸
Original Assignee
東洋通信機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は通信機器等のチャンネルツマミの回動範囲を定
めるストッパ機構において、回動範囲を簡単な操作によ
って設定することを可能にしたスイッチの回動範囲可変
機構に関する。
(従来の技術) 従来、無線機等の通信機器、オーディオ機器、電子機器
等々においては回路の選択・切換をするためにロータリ
ースイッチが使用されており、ロータリースイッチの回
転軸に取付けられるツマミの回動範囲を決定するための
ストッパ機構として、例えば第2図(a)(b)に示し
たようなものが用いられている。同図においてケーシン
グ1の内側に配設されたロータリースイッチ2は、回転
自在な軸3をケーシング1の支持孔4から外部へ突出
し、この軸3には樹脂等から成るツマミ部材5が嵌着固
定されている。ツマミ部材5の下面には軸3と同軸状に
円弧状のガイド溝6が形成され、ケーシング1上にはこ
のガイド溝6の移動軌跡と対応する位置に案内突起7が
一体的に突設されている。ガイド溝6の長さ、換言すれ
ばガイド溝6の両終端部の位置によってツマミ部材5の
回動範囲(角度)の限界が定められるため、需要に応じ
て回動範囲を広狭いずれかに変更したい場合には新たな
金型を作成して製造し直したり、或は一旦成型されたツ
マミ部材5のガイド溝6に加工を行なう必要があった。
しかし、ガイド溝長さの異なる新たな金型を作成する場
合は、需要に応じるために予め多種類の金型を用意して
おく必要が生じるため、金型費用の増大によるコストア
ップ、管理の煩雑化等の不都合を招く虞れがある。ま
た、機械加工による場合には、ガイド溝6を切削して回
動範囲を延長拡大したり、ガイド溝6を埋めて狭くする
必要があるが、加工作業が煩雑となる一方、加工費分だ
けツマミ部材のコストが増大するという問題がある。
このようにいずれの手段によった場合も、新たな金型の
製造や、大掛りな加工を必要とするため、手数、コスト
等の点において不都合があった。
また、実開昭55-3851号公報、実開昭55-69335号公報及
び実開昭58-160433号公報には夫々ツマミ部材の回動範
囲を一定の範囲内で可変に構成した例が示されている
が、実開昭55-3851号公報に記載の考案にあっては回動
範囲の態様の選択の自由度が極めて狭いという欠点があ
り、実開昭55-69335号公報及び実開昭58-160433号公報
に記載された考案は部品点数が増大したり回動範囲の設
定、変更のための工程が煩雑となるという欠点を有して
いる。
(考案の目的) 本考案は上記に鑑みてなされたものであり、新たな金型
の製造や、ツマミに対する機械的加工を行なうことな
く、簡単な操作によってツマミの回動範囲を広狭自在に
設定することができるスイッチの回動範囲可変機構を提
供することを目的としている。
(考案の概要) この目的を達成するために本考案においては、パネルに
より回動自在に支持されたツマミ部材と、該パネルに取
付けられると共に該ツマミ部材に回転軸を固定したスイ
ッチと、該ツマミ部材と該スイッチとの間において該回
転軸に相対回転可能に挿通される挿通孔を備えると共に
該パネルに対して回転不能に取付けられ且つ外周縁上に
ストッパ片を備えたワッシャとから成り、 該ストッパ片はワッシャ本体の外周縁から軸方向へ櫛歯
状に突出した複数の屈曲片から成り、 該ツマミ部材には該屈曲片に当接してツマミ部材の回動
範囲を規制する突起が形成されており、各屈曲片は前記
突起と当接しない角度に折曲げ及び折欠き可能であるこ
とを特徴としている。
(実施例) 以下、本考案のスイッチの回動範囲可変機構について詳
細に説明する。
第1図(a)(b)(c)及び(d)は本考案の一実施
例の回動範囲可変機構の構成説明図、ワッシャの構成説
明図及びこの可変機構に適用されるツマミ部材の構成説
明図であり、この可変機構11は無線機、ラジオ等の通信
機器等のボリューム調整用等に用いられるロータリース
イッチ12の回転軸13に取付けられたツマミ部材14の回動
範囲を任意に設定することを可能とするものである。
即ち、可変機構11は、ケーシング(パネル)15の前面に
形成した取付凹所16の底部に貫通形成した取付け孔16a
に装着されたロータリースイッチ12の回転軸13に挿通さ
れるワッシャ17と、ワッシャ17によって回動範囲を規制
されるツマミ部材14とを有する。
ワッシャ17は中央部に軸13を遊嵌して相対回転可能に支
持する挿通孔18を有するとともに外周縁上に櫛歯状のス
トッパ片20と、被係止片21とを有したリング体である。
ストッパ片20はワッシャ17の板面から略直角に(軸方向
へ)屈曲した櫛歯状の屈曲片22から成り、ペンチ等の工
具によって折曲げ或は折欠き可能に構成されている。被
係止片21は例えばストッパ片20とは対称の位置関係で形
成した突片であり、取付け凹所16内の係止凹所16b内に
嵌合して回転規制を受ける。符号26は回転軸13を挿通す
る孔を中央に有し、この孔を介して軸に挿通されてワッ
シャ17の前面を抑えるための抜落ち防止片である。
ツマミ部材14の底面に形成した凹所の内壁には図示のよ
うな突起30が内径方向へ向けて突設されている。ツマミ
部材14は装着孔31を軸13に装着してビス32で締め付け固
定することによって軸13と一体化する。突起30は、軸13
と一体のツマミ部材14を回動したときにワッシャ17のス
トッパ片20と係合して回動範囲の規制を受けるように寸
法設定する。装着孔31を予め軸13の断面形状(円形を除
く)と整合する形状に設定しておけば、ビス32等の固定
手段を省略することができる。
ストッパ片20を構成する各櫛歯状の各屈曲片22の間隔は
予め所定間隔に設定しておき、当該ロータリースイッチ
22に要求される回動範囲(回動角度)を実現できるよう
に所要個所の屈曲片22を必要個数だけ折曲げ或は折欠
く。折曲げ方向は、内径側、外径側のいずれでも良い。
以上の構成において、当該ロータリースイッチ12の回動
範囲(ツマミ部材の回動範囲)を設定することによっ
て、ロータリースイッチ12を回動することによって変化
する音量、トーン等々の範囲(最大及び最小範囲)を設
定するためには、ストッパ片20の各屈曲片22のうちの端
部に位置するものから折り曲げ或いは折欠いて行けばよ
く、ツマミ部材側に加工を加える必要は一切ない。ま
た、ワッシャは単一の部品であり、前記従来例に示した
公報に記載された技術のようにストッパピンのような別
部品を用いないため、製造コストのアップや、回動範囲
の設定、変更作業における作業性の低下を招くことがな
い。なお、屈曲片を折り曲げた場合には必要に応じて再
度元の屈曲姿勢に戻すことも可能である。従って、回動
範囲の設定のし直し、変更をする場合には、ワッシャを
変換することなく既設のワッシャの屈曲片を曲げたり、
曲げ戻せばよい。また、回動範囲の変更等に際して既設
のワッシャの使用が困難な場合にはワッシャだけを交換
すれば良く、この場合にも作業性の低下はさほどのもの
ではない。
このように、本考案のワッシャ17を使用した回動範囲の
設定によれば、回動範囲設定時及び変更時の作業性、製
造コスト等々の点においても従来例に比して有利であ
る。
なお上記実施例においては、ロータリースイッチの回転
軸にツマミ部材を取り付けて回動範囲を規制する場合に
ついて説明したが、本考案はロータリースイッチに限定
して適用されるものではなく、複数の部材間の相対的回
転範囲を設定する場合一般に適用することができる。
また、無線機等のチャンネル用ツマミ以外のツマミにつ
いても適用することができる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、ワッシャの板面から略直
角に屈曲した櫛歯状の屈曲片をペンチ等の工具によって
折曲げ或は折欠き可能に構成し、屈曲片を折欠き等する
ことによって設定された回動範囲内をツマミ部材の突起
が移動可能となるように構成した。このため、新たな金
型の製造や、ツマミに対する機械的加工を行なうことな
く、簡単な操作によってツマミの回動範囲を広狭自在に
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)及び(d)は本考案の一実施
例の回動範囲可変機構の構成説明図、ワッシャの構成説
明図及びこの可変機構に適用されるツマミ部材の構成説
明図、第2図(a)(b)は従来のロータリースイッチ
に使用されるツマミのストッパの構成説明図。 11……可変機構、12……ロータリースイッチ、13……回
転軸、14……ツマミ部材、15……ケーシング、16……取
付凹所、16a……取付け孔、17……ワッシャ、18……挿
通孔、20……ストッパ、21……被係止片、22……屈曲
片、25……係止凹所、26……抜落ち防止片、30……突
起、31……装着孔、32……ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルにより回動自在に支持されたツマミ
    部材と、該パネルに取付けられると共に該ツマミ部材に
    回転軸を固定したスイッチと、該ツマミ部材と該スイッ
    チとの間において該回転軸に相対回転可能に挿通される
    挿通孔を備えると共に該パネルに対して回転不能に取付
    けられ且つ外周縁上にストッパ片を備えたワッシャとか
    ら成り、 該ストッパ片はワッシャ本体の外周縁から軸方向へ櫛歯
    状に突出した複数の屈曲片から成り、 該ツマミ部材には該屈曲片に当接してツマミ部材の回動
    範囲を規制する突起が形成されており、各屈曲片は前記
    突起と当接しない角度に折曲げ及び折欠き可能であるこ
    とを特徴とするスイッチの回動範囲可変機構。
JP1987053805U 1987-04-09 1987-04-09 スイッチの回動範囲可変機構 Expired - Lifetime JPH0650919Y2 (ja)

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JPS63160631U JPS63160631U (ja) 1988-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4492141B2 (ja) * 2004-02-04 2010-06-30 パナソニック株式会社 リモコン装置
JP5304408B2 (ja) * 2009-04-15 2013-10-02 アイコム株式会社 回転範囲規制構造

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JPS553851U (ja) * 1978-06-23 1980-01-11
JPS5569335U (ja) * 1978-11-06 1980-05-13
JPS58160433U (ja) * 1982-04-20 1983-10-26 株式会社富士通ゼネラル 切替装置

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