JPS6343543Y2 - - Google Patents

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JPS6343543Y2
JPS6343543Y2 JP7087884U JP7087884U JPS6343543Y2 JP S6343543 Y2 JPS6343543 Y2 JP S6343543Y2 JP 7087884 U JP7087884 U JP 7087884U JP 7087884 U JP7087884 U JP 7087884U JP S6343543 Y2 JPS6343543 Y2 JP S6343543Y2
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JP
Japan
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mounting plate
shaft hole
rotating body
shaft
rotating
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JP7087884U
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JPS60184122U (ja
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  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は可変抵抗器やロータリスイツチなどの
電気部品に係り、特に操作部材などの回転体を支
持する回転機構に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術の問題点〕
最近の電気部品において樹脂による部材を成型
する際には、小型化と低コスト化を実現するた
め、アウトサート成型加工が多く利用されてい
る。
第3図はアウトサート成型によつて作成された
可変抵抗器などの電気部品の回転機構を断面図に
よつて示すものである。この回転機構では、絶縁
基板1に軸穴1aが穿設されており、この軸穴1
a部分に対し樹脂にてアウトサート成型された回
転体2が一体化されているものである。この回転
体2は軸穴1a内にて回転自在に嵌装されている
軸部2aと、これよりも大径で絶縁基板1の前方
へ延びている操作部2bと、同じく軸部2aより
も大径で絶縁基板1の内方に位置しているフラン
ジ2cとから成るものである。この回転機構は、
可変抵抗器などの電気部品の一部であり、操作部
2bを回転させ、フランジ2cに固着した摺動接
点などを動作させて抵抗値の設定などを行うよう
になつている。
このようにアウトサート成型加工を行なえば、
本来は別部品である絶縁基板1と回転体2とが一
体に成型され、部品点数の削減と組立作業の簡略
化が図れるものである。
ところで、アウトサート成型によつて回転機構
を形成する場合に、第4図に示すような金属製の
取付板3を使用し、これに対し樹脂製の回転体2
を一体に成型すれば、金属製の取付板3によつて
筐体などを形成することができるようになる。こ
のように、回転体2を筐体に対して直接アウトサ
ート成型できるようになれば、部品数の削減や設
計の自由度が広がることになる。
しかしながら、金属製の取付板3を使用して、
その軸穴3aをプレス抜きする場合には、軸穴3
aの周囲にばり3bが発生することになる。した
がつて、軸穴3aに対し直接樹脂にてアウトサー
ト成型して回転体2を形成した場合には、ばり3
bによつて回転体2が回転不能になつたり、ある
いは回転トルクにばらつきが生じるなどの不都合
がある。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、金属製の取付板に対してアウトサー
ト成型により回転体を成型した場合に、回転体が
スムーズに回転できる構造にした電気部品の回転
機構を提供することを目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案による電気部品の回転機構は、金属製の
取付板に軸穴が形成されているとともに、この軸
穴の周囲に軸穴の縁部を折返した環状の折畳部が
形成されており、且つ上記軸穴を介して取付板の
上下面に延びている樹脂製の回転体が取付板と一
体に形成されているものであり、上記折畳部を設
けたことによつて軸穴の周縁部が平滑となり、回
転体がスムーズに摺動できるようになつたもので
ある。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第2B図の図
面によつて説明する。
第1図は本考案による電気部品の回転機構を示
す断面図、第2A図、第2B図は取付板をその成
型工程順に示す断面図である。
図中の符号11は金属製の取付板である。この
取付板11に軸穴11aがバーリング加工によつ
て成型される(第2A図参照)。この加工の際に、
軸穴11aの周囲には筒状の突片11bが形成さ
れるが、次の工程にてこの突片11bが取付板1
1上に折返され、環状の折畳部11cが形成され
る(第2B図参照)。なお、この取付板11は、
帯状の金属製から順次切り出される。軸穴11a
ならびに折畳部11cは上記切り出し工程の前工
程にて連続的に行なわれる。また、切り出し工程
の後に取付板11の両側端を折曲げて筐体11d
を形成し(第1図参照)、電気部品の本体部を収
納した絶縁ケース(図示せず)をこの筐体11d
によつて保持するようにしてもよい。
また、取付板11には樹脂製の回転体12が一
体に取付けられる。この回転体12はポリカある
いはポリブチレン・テレフタレートなどの合成樹
脂により成型されているものである。すなわち、
第2B図の状態に成型された取付板11の軸穴1
1a部分に対しアウトサート成型加工が施され、
第1図に示す形状の回転体12が形成されるもの
である。回転体12は、軸穴11a内に嵌装され
ている軸部12aと、取付板11の前方へ延びて
いる操作部12bと取付板11の内方に位置して
いるフランジ12cとから成つている。操作部1
2bとフランジ12cは、軸部12aよりも大径
となつており、回転体12が取付板11から脱落
しないようになつている。回転体12は折畳部1
1cの上面と取付板の下面に対して摺動して回転
できるようになつている。
回転体13にはフランジ12c側に開口する穴
12dが成型工程の際に穿設される。図の実施例
ではこの穴12dに軸12eが一体に形成されて
いる。この軸12eには電気部品の機構、例えば
摺動接点などが固定される。また、この軸12e
の代わりに、第1図にて点線で示すような肉厚の
大きいフランジ12fを軸部12aと一体に形成
し、これに摺動接点などを固定することもでき
る。
この回転機構は可変抵抗器やロータリスイツチ
などの電気部品の操作部として利用される。回転
体12の操作部12bを回転させると、軸部2a
の周囲が第2B図に示す軸穴11aの周面A、折
畳部11cの上面Bならびに取付板11の下面C
に対して摺動して、回転体12が回転する。この
とき、折畳部11cはわずかに弾性変形できる余
裕を有しているので、この折畳部11cが緩衝部
として機能し、回転体の回転の際の抵抗トルクが
最適になるように調節される。回転体12が回転
体すると、軸12eやフランジ12cあるいは1
2fに取付けられた摺動接点などが回転し、本体
ケース(取付板11と一体に設けられるが図示せ
ず)内の抵抗体や接点に摺動するようになつてい
る。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 金属製の取付板に軸穴を形成するとともに、
この軸穴の周縁部を折返して環状の折畳部を形
成し、この軸穴ならびに折畳部に対しアウトサ
ート成型などによつて回転体を一体成型したの
で、軸穴の周囲にばりやだれが生じなくなり、
一体に成型された回転体がスムーズに回転でき
るようになる。
(2) 折畳部はわずかに弾性変形できるため、回転
体が摺動する際のクツシヨンとしての機能を発
揮する。よつて回転体を回転させるのに必要な
トルクは適切なものとなる。
(3) 請求の範囲第2項に記載したように、金属の
取付板を帯状の材料から連続して切り出すよう
にすれば、この切り出しの工程と前後して軸穴
と折畳部を連続して成型できることになる。よ
つて、量産に適することになりコストダウンを
図ることができる。
(4) 金属製の取付板を使用できるようになつたの
で、この取付板を折曲げて筐体などを一体に成
型できるようになり、部品数の削減を図ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電気部品の回転機構の実
施例を示す断面図、第2A図、第2B図は取付板
の成型工程を順に示す断面図、第3図は従来の電
気部品の回転機構を示す断面図、第4図は従来の
問題点の説明図である。 11……取付板、11a……軸穴、11c……
折畳部、12……回転体、12a……軸部、12
b……操作部、12c……フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製の取付板に軸穴が形成されているとと
    もに、この軸穴の周囲には軸穴の縁部を折返し
    た環状の折畳部が形成されており、且つ上記軸
    穴内に位置している小径の軸部を介して取付板
    の上下に延びている樹脂製の回転体が、取付板
    と一体に形成されて成る電気部品の回転機構。 (2) 取付板は、帯状の金属素材から連続的に切り
    出されたものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の電気部品の回転機構。
JP7087884U 1984-05-15 1984-05-15 電気部品の回転機構 Granted JPS60184122U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087884U JPS60184122U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 電気部品の回転機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087884U JPS60184122U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 電気部品の回転機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60184122U JPS60184122U (ja) 1985-12-06
JPS6343543Y2 true JPS6343543Y2 (ja) 1988-11-14

Family

ID=30607861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7087884U Granted JPS60184122U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 電気部品の回転機構

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JP (1) JPS60184122U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60184122U (ja) 1985-12-06

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