JPH0573078B2 - - Google Patents

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JPH0573078B2
JPH0573078B2 JP60213656A JP21365685A JPH0573078B2 JP H0573078 B2 JPH0573078 B2 JP H0573078B2 JP 60213656 A JP60213656 A JP 60213656A JP 21365685 A JP21365685 A JP 21365685A JP H0573078 B2 JPH0573078 B2 JP H0573078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
plating
nbr
adhesive
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60213656A
Other languages
English (en)
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JPS6276587A (ja
Inventor
Mitsunori Agui
Shigeru Suzuki
Takeshi Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP21365685A priority Critical patent/JPS6276587A/ja
Publication of JPS6276587A publication Critical patent/JPS6276587A/ja
Publication of JPH0573078B2 publication Critical patent/JPH0573078B2/ja
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐熱性が良好で、化学的金属めつき
により密着性の良好な金属皮膜を形成するための
めつき下地用接着剤に関する。 [従来技術] 一般的にめつき、アデイテイブめつき用積層板
には、合成ゴムを含む硬化性樹脂よりなる厚さ20
〜50μmの接着剤層を表面コートしたものが使用
されている。即ち、この接着剤コート基板を周知
のアデイテイブめつきプロセスにより、プリント
配線板に加工することができる。この場合、めつ
き金属と接着剤との強力な密着性を得るために、
接着剤中の合成ゴム成分をクロム酸/硫剤溶液等
で溶解して粗面化し多孔性表面を形成すること、
ラジカルを形成すること、及び親水性基として=
C=O、−OH等を形成することが一般的に実施
されている。 しかし、化学めつきにより20〜40μmの金属皮
膜を形成する場合、めつきの応力等によりめつき
フクレが発生する。また、金属皮膜と接着剤層と
の密着力は1.5〜2.0Kg/cm程度で必ずしも充分と
はいえないものである。さらに、接着剤層の熱軟
化の問題、めつき用基板の加工性の点でも問題が
あつた。 [発明の目的] 本発明は、従来のアデイテイブ法におけるめつ
き金属皮膜と接着剤層との密着性の改良、向上及
び接着剤層の耐熱性の向上を目的として検討した
結果完成されたものであり、その目的は、接着剤
層と金属めつき皮膜との密着性が良好で、かつ接
着剤層の耐熱性、めつき用基板の加工性の点でも
改良されたアデイテイブめつき用接着剤を提供す
ることにある。 [発明の構成] 本発明は、合成ゴムと硬化性樹脂を主成分とす
るアデイテイブめつき用接着剤において、 アクリロニトリルブタジエンゴム50〜95重量部 部分架橋型アクリロニトリルブタジエンゴム
50〜5重量部 からなる合成ゴム100重量部に対して、 硬化性樹脂 50〜150重量部 を配合したことを特徴とするアデイテイブめつき
用接着剤である。 本発明において、アクリロニトリルブタジエン
ゴム(以下、MBRという)は通常の非架橋型
NBRが使用されるが、アクリロニトリル成分35
〜45%の高アクリロニトリル含有NBRが好まし
い。 更に、合成ゴム成分として部分架橋型NBRが
配合される。部分架橋型NBRは多官能性モノマ
ーで主鎖を架橋したものであり、耐衝撃性、耐熱
性に優れている。この部分架橋型NBRを溶液化
するには、いわゆる素練りにより分子の一部を切
断して低分子化し、しかる後にメチルエチルケト
ン又はトルエン等の溶剤にて溶解するが、素練り
において、分止が切断する際ラジカルが生成し、
これが官能基又は親水性基に変化し、この官能基
又は親水性基が後の工程での密着力の向上に寄与
しているものと思われる。 かかる部分架橋型NBRは一般に市販されてい
るものとして、日本ゼオン(株)のNipol DN214、
DN221、DN105、日本合成ゴム(株)のN−210S等
がある。 これら2種のNBRの配合割合は、通常の非架
橋型NBRが50〜95重量部、好ましくは60〜80重
量部、部分架橋型NBRが50〜5重量部、好まし
くは40〜20重量部である。部分架橋型NBRの割
合が50〜5重量%の範囲内にあると、硬化後の接
着剤層は可とう性を適度に維持しながら、耐熱性
が向上し、めつきされた金属層との密着力も強く
なる。部分架橋型NBRの割合が50重量%を超え
る場合は硬化後の接着剤層が硬くなりすぎ、クロ
ム硫酸処理による粗面化が不十分となり、めつき
工程においてめつき金属のフクレの発生、密着力
の低下等の欠点を生ずる。一方、5重量%未満で
は部分架橋型NBRの配合の効果が小さくなつて
しまう。 硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂及び光硬化
性樹脂が含まれる。熱硬化性樹脂としては、フエ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等が使
用できる。光硬化性樹脂としては、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート等の多価アルコールのアク
リルエステルの重合物等が利用できる。 前記2種のNBRと硬化性樹脂の配合割合は、
NBR100重量部に対して、硬化性樹脂50〜150重
量部である。この範囲であると、接着剤層の耐熱
性が優れ、めつき前処理においてクロム硫酸処理
による粗面化が十分になされ、めつき金属との密
着力が良好となる。好ましい硬化性樹脂の範囲は
70〜130重量部である。硬化性樹脂が150重量部を
超える場合は、合成ゴム成分が少ないため、めつ
き前処理においてクロム硫酸処理による粗面化が
不充分である。一方、硬化性樹脂が50重量部未満
の場合には、プリント配線板としての耐熱性が低
下して、実用化が困難となる。 本発明においては、前記成分の他、必要に応じ
てシリカ粉末、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、加硫
剤等を配合することができる。これらの配合割合
は、前記NBRと硬化性樹脂との合計量100重量部
に対して、シリカ粉末の場合は1〜5重量部、酸
化亜鉛の場合は0.1〜1重量部、炭酸カルシウム
では0.5〜3重量部、加硫剤では0.1〜5重量部が
適当である。これらの添加剤は接着剤層の耐熱性
の向上乃至めつき金属との密着性の向上に対して
有効に働くものである。 [発明の効果] 本発明で得られたアデイテイブめつき用接着剤
は、次のような特長を有している。 (1) 接着剤層の官能基が多くなるので、めつき金
属と接着剤層との密着性が優れている。 (2) 接着剤層の架橋密度が高くなり、接着剤皮膜
が物理的に硬く、耐熱性が良好となる。 (3) 従つて、接着剤を積層板の表面にコートした
後に行われるドリル又は打抜プレスによる穴あ
け工程における加工性が良好である。 [実施例] 本発明によるアデイテイブめつき用接着剤につ
いて、以下に実施例及び比較例により説明する。 実施例 1 通常のNBR(日本合成ゴム(株)製 N−230SH)
70g 部分架橋型NBR(同社製 N−210S) 30g レゾール型フエノール樹脂 100g メチルエチルケトン 500g 上記の樹脂混合物をエポキシ樹脂/ガラスクロ
ス積層板に塗工し、厚み40μの接着剤層を形成し
た。この接着剤コート積層板に通常のアデイテイ
ブ法により30μmの化学銅めつきを行つた。 実施例 2 通常のNBR(日本合成ゴム(株)製 N−230SH)
60g 部分架橋型NBR(同社製 N−210S) 40g ビスフエノール型エポキシ樹脂 100g 硬化剤(ジシアンジアミド) 10g メチルエチルケトン 500g 上記の樹脂混合物をエポキシ樹脂/ガラスクロ
ス積層板に塗工し、厚み40μの接着剤層を形成し
た。この接着剤コート積層板に通常のアデイテイ
ブ法により30μmの化学銅めつきを行つた。 比較例 1 通常のNBR(日本合成ゴム(株)製 N−230SH)
100g レゾール型フエノール樹脂 100g メチルエチルケトン 500g 上記の樹脂混合物を使用して、実施例と同様に
してエポキシ樹脂/ガラスクロス積層板に30μm
の化学銅めつきを行つた。 比較例 2 通常のNBR(日本合成ゴム(株)製 N−230SH)
100g ビスフエノール型エポキシ樹脂 100g 硬化剤(ジシアンジアミド) 10g メチルエチルケトン 500g 上記の樹脂混合物を使用して、実施例と同様に
してエポキシ樹脂/ガラスクロス積層板に30μm
の化学銅めつきを行つた。 上記各例によつて得られた化学銅めつき付積層
板の特性は第1表の通りである。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成ゴムと硬化性樹脂を主成分とするアデイ
    テイブめつき用接着剤において、 アクリロニトリルブタジエンゴム50〜95重量部 部分架橋型アクリロニトリルブタジエンゴム
    50〜5重量部 からなる合成ゴム100重量部に対して、 硬化性樹脂 50〜150重量部 を配合したことを特徴とするアデイテイブめつき
    用接着剤。
JP21365685A 1985-09-28 1985-09-28 アデイテイブめつき用接着剤 Granted JPS6276587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21365685A JPS6276587A (ja) 1985-09-28 1985-09-28 アデイテイブめつき用接着剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP21365685A JPS6276587A (ja) 1985-09-28 1985-09-28 アデイテイブめつき用接着剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6276587A JPS6276587A (ja) 1987-04-08
JPH0573078B2 true JPH0573078B2 (ja) 1993-10-13

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ID=16642775

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21365685A Granted JPS6276587A (ja) 1985-09-28 1985-09-28 アデイテイブめつき用接着剤

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JP (1) JPS6276587A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962683A (ja) * 1982-09-30 1984-04-10 Hitachi Chem Co Ltd 無電解めつき用接着剤
JPS6068935A (ja) * 1983-09-26 1985-04-19 日立化成工業株式会社 接着剤被覆絶縁板

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962683A (ja) * 1982-09-30 1984-04-10 Hitachi Chem Co Ltd 無電解めつき用接着剤
JPS6068935A (ja) * 1983-09-26 1985-04-19 日立化成工業株式会社 接着剤被覆絶縁板

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JPS6276587A (ja) 1987-04-08

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