JPH0571947U - 命令処理装置のメモリアドレス制御回路 - Google Patents

命令処理装置のメモリアドレス制御回路

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JPH0571947U
JPH0571947U JP7512592U JP7512592U JPH0571947U JP H0571947 U JPH0571947 U JP H0571947U JP 7512592 U JP7512592 U JP 7512592U JP 7512592 U JP7512592 U JP 7512592U JP H0571947 U JPH0571947 U JP H0571947U
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JP
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instruction
memory
master
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circuit
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JP7512592U
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弘 高橋
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 命令処理装置のメモリアドレス制御回路に関
し、メモリアドレス制御回路の構成を簡略化することを
目的とする。 【構成】 マスタ/スレイブユニットを備えるメモリア
ドレスレジスタと、該スレイブユニットの出力を歩進す
る歩進回路と、該歩進回路の出力と前記メモリからのデ
ータを処理する演算回路の出力の中のいずれかを選択し
て前記マスタユニットに入力するマルチプレクサと、前
記メモリから読み出された命令がロード/ストア命令の
時、該命令を実行するために必要なデータの命令アドレ
スとして前記マスタユニットに入力されたアドレスが該
マスタユニットから前記スレイブユニットへ転送される
ことを阻止し、該スレイブユニットの内容の更新を阻止
する制御信号を出力する制御信号回路よりなるメモリア
ドレス制御回路に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、命令処理装置のメモリアドレス制御回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例を説明する図であり、データ処理装置における命令処理装置のメ モリアドレス制御回路を示している。
【0003】 図4中、1はメモリ、2はメモリデータレジスタ、3は命令レジスタ、4は命 令デコード回路、5は演算回路である。また、6は命令アドレスレジスタ、7は メモリアドレスレジスタ、8はマルチプレクサ、9は歩進回路である。
【0004】 図4において、データ処理装置の命令処理装置が備えるメモリ1には命令とデ ータが格納されている。 このメモリ1の内容を読み出し、或いはメモリ1に命令またはデータを書き込 む際には、メモリアドレスレジスタ7はアクセスすべきアドレスをメモリ1に出 力する。
【0005】 アドレスを指定されて読み出されたメモリ1の内容は、一旦、メモリデータレ ジスタ2に格納される。 メモリ1から読み出しされた内容が命令であれば、命令レジスタ3を介して命 令デコ−ド回路4に送出されて解読され、演算回路5でこの命令に基づいた処理 が実行される。
【0006】 また、メモリデータレジスタ2から読み出された内容がデータであれば、直接 に演算回路5に送出され、実行中の命令のデータとされる。 演算回路5は入力された命令あるいはデータを処理して命令アドレスまたはデ ータアドレスを生成する。
【0007】 このアドレスが命令アドレスの場合は、命令アドレスレジスタ6を介してマル チプレクサ8に出力し、また、データアドレスの場合は直接マルチプレクサ8に 出力する。
【0008】 マルチプレクサ8は命令アドレスレジスタ6からの出力と演算回路5からの出 力のうちいずれか一方を選択し、メモリアドレスレジスタ7に出力する。 1つのジョブを実行するための命令群は、通常連続するメモリ領域に格納され ていて、各命令の先頭アドレスは一定間隔で配置されている。
【0009】 歩進回路9は、1つの命令アドレスから次の命令アドレスを算出するものであ る。即ち、命令アドレスレジスタ6に格納された命令アドレスに所定値を加算し て、現在実行中の命令アドレスの次に実行される命令アドレスを生成し、これを 再び命令アドレスレジスタ6に転送する。
【0010】 この命令アドレスは、マルチプレクサ8を経てメモリアドレスレジスタ7に転 送され、かつ歩進回路9にも送られる。このようにして、アクセスすべきメモリ 1の命令アドレスが連鎖的に生成される。
【0011】 一方、メモリ1から読み出された命令がメモリ1自体をアクセスする命令の場 合、即ち、ロード/ストア命令であった際には、メモリアドレスレジスタ7には 命令アドレスレジスタ6に格納されている命令アドレスではなく、演算回路5か ら出力したロード/ストア命令をデータとして転送する必要がある。
【0012】 上記ロード/ストア命令に対するデータのアクセスが実行される間、命令アド レスレジスタ6は格納された命令レジスタを保持している。 そして、データのアクセスが終わった後、命令アドレスレジスタ6に格納され たデータが、メモリアドレスレジスタ7に送出されることになる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来技術においては、ロード/ストア命令を実行する間、メ モリアドレスレジスタにデータアドレスが格納されるので、この間はロード/ス トア命令の次に実行される命令アドレスは、命令アドレスレジスタに保持する。
【0014】 従って、アドレスを格納するレジスタとしては、同じ容量のメモリアドレスレ ジスタと命令アドレスレジスタの2個が必要であり、この2個のレジスタはそれ ぞれ実装場所を占有し、しかもそれぞれ互いの各構成ビットを接続する接続線を 必要とする等、回路構成を複雑にし、実装面積が大きくなるという課題がある。
【0015】 本考案は、メモリアドレス制御回路のアドレスレジスタ部分の回路構成を簡略 化することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、図1に示すごとく、命令とデータの2つの異なる データを格納するメモリ1のアドレスとなるマスタ出力をもつマスタ/スレイブ ユニット103,104 を備えるメモリアドレスレジスタ10と、前記マスタ/スレイブ ユニット103,104 の内のスレイブユニット104 からのスレイブ出力を歩進する歩 進回路9と、該歩進回路9の出力と前記メモリ1からのデータを処理する演算回 路5の出力の中のいずれかを選択して前記マスタユニット103 に入力するマルチ プレクサ81と、前記メモリ1から読み出された命令がロード/ストア命令のとき 、該命令を実行するために必要なデータの命令アドレスとして前記マスタユニッ ト103 に入力されたアドレスが該マスタユニット103 から前記スレイブユニット 104 へ転送されることを阻止することにより該スレイブユニット104 の内容の更 新を阻止する制御信号を出力する制御信号回路11とによりメモリアドレス制御回 路Aを構成し、前記の一つのメモリアドレスレジスタ10のみで前記メモリ1から 異なる2つのデータの読みだしを可能にするように構成する。
【0017】
【作用】 本考案は図1に示すように、制御信号回路11が出力する制御信号によって、ロ ード/ストア命令実行時のデータアドレスは、マスタユニット103 のみに格納さ れてメモリ1をアクセスする。
【0018】 この時、スレイブユニット104 にはマスタユニット103 の内容が転送されず、 そのままロード/ストア命令の命令アドレスが保持される。 そして、通常の命令アドレスの時は、この命令アドレスはマスタユニット103 とスレイブユニット104 とに格納され、マスタユニット103 の内容がメモリ1に 出力された後、スレイブユニット104 の内容が歩進回路9で加算されて、メモリ 1に格納された連続した命令アドレスがマスタユニット103 に入力されることに なる。
【0019】
【実施例】
本考案の回路構成を説明するのに先立って、本考案のメモリアドレスレジスタ が構成されるマスタ出力をもつマスタ/スレイブフリップフロップの動作を説明 する。
【0020】 図2はマスタ出力をもつマスタ/スレイブフリップフロップを説明する図であ り、図3は図2のタイミングチャ−トである。 図2に示すように、マスタ出力をもつマスタ/スレイブフリップフロップ(マ スタ/スレイブFF)は、マスタフリップフロップ(マスタFF)101 にスレイ ブフリップフロップ(スレイブFF)102 が従属して接続され、両フリップフロ ップを一体化して構成した回路素子である。
【0021】 マスタ/スレイブFFは図2に示すように、入力端子I、マスタFF101 より 出力される信号をスレイブFF102 に転送するのを阻止する制御信号端子B、ク ロック信号端子CL、および、マスタFF101 の出力端子M、スレイブFF102 の出力端子Sを有する。
【0022】 図3に示すように、上記入力端子Iに信号a1,a2,a3 ・・・が入力され、ク ロック信号端子CLにクロック信号CL1,CL2,CL3・・・が入力されて いるものとすると、クロック信号CL1の立ち下がり時に入力される信号a1 が マスタFF101 に取り込まれ、出力端子Mから該信号a1 が出力される。
【0023】 しかし、上記クロック信号CL1の立ち上がり時にスレイブFF102 の端子B に制御信号bが入力されていないので、マスタFF101 よりの信号a1 を取り込 んで、出力端子Sから信号a1 を出力する。
【0024】 次に、クロック信号CL2の立ち上がり時に、マスタFF101 は次の信号a2 を取り込むが、端子Bには制御信号bが入力されているので、スレイブFF102 はマスタFF101 からの信号の転送を阻止し、信号a1 をそのまま保持する。
【0025】 さらに、クロック信号CL3の立ち上がり時に、マスタFF101 は入力信号a 3 を取り込む。 この時、制御信号bは入力されていないので、信号a3 がマスタFF101 より スレイブFF102 に転送され、スレイブFF102 の内容は信号a1 から信号a3 に入れ替えられる。
【0026】 このように、マスタ出力をもつマスタ/スレイブFFは、マスタFF101 から スレイブFF102 への信号の転送が、制御信号によって制御されるフリップフロ ップである。
【0027】 本考案では、このマスタ出力をもつマスタ/スレイブFFを装置の所要ビット 数並列に接続してレジスタを構成し、メモリアドレスレジスタとして用いた。 図1は本考案の一実施例の構成を示すブロック図である。なお、全図を通じて 同一符号は同一対象物を示す。
【0028】 図1に示すように、メモリアドレスレジスタ10は、マスタ出力をもつマスタ/ スレイブFFのマスタFFで構成されるマスタユニット103 と、スレイブFFで 構成されるスレイブユニット104 とで形成される。
【0029】 このメモリアドレスレジスタ10は、前述したように、図2と図3を用いて説明 したマスタ出力をもつマスタ/スレイブFFが、並列に接続されてレジスタを形 成する。
【0030】 図1に示すメモリアドレスレジスタ10の各端子I,M,S,Bは、前記図2の 端子I,M,S,Bにそれぞれ対応するものである。 演算回路5は生成したアドレスがデータアドレスの場合は、この旨を制御信号 回路11に指示する。
【0031】 制御信号回路11はこの指示に基づいて、制御信号をメモリアドレスレジスタ10 のB端子に送出する。 マルチプレクサ81は、演算回路5が生成した命令アドレス、データアドレス、 あるいは歩進回路9で生成した命令のアドレスの中の1つを選択してメモリアド レスレジスタ10の入力端子Iに出力する。
【0032】 以下、図1のメモリアドレス制御回路Aにおける演算回路5から出力されるデ ータアドレスおよび命令アドレスの処理を説明する。 演算回路5はメモリデータレジスタ2から読み出した命令がロード/ストア命 令であると、この命令を実行するために必要なデータアドレスをメモリアドレス 制御回路Aに出力する。
【0033】 同時に演算回路5は、制御信号回路11に指示して、制御信号を端子Bに送出さ せる。 データアドレスは、マスタユニット103 を経て端子Mからメモリ1に出力され るが、上記制御信号によってマスタユニット103 からスレイブユニット104 への 内容の転送が阻止されるため、スレイブユニット104 の内容は更新されない。即 ち、ロード/ストア命令の命令アドレスが格納されたままとなる。
【0034】 そして、ロード/ストア命令の実行が終了すると制御信号は停止し、ロード/ ストア命令の命令アドレスはスレイブユニット104 の出力端子Sから出力され、 歩進回路9を介して歩進され、ロード/ストア命令の命令アドレスの次に実行さ れる命令アドレスをマルチプレクサ81を介してマスタユニット103 の入力端子I に出力する。
【0035】 この命令アドレスは端子Mからメモリ1に出力されるとともに、スレイブユニ ット104 に転送され、端子Sから歩進回路9に出力され、命令アドレスの更新が 行われる。
【0036】 また、演算回路5がデータのアクセスを必要としない通常の命令アドレスを送 出した時は制御信号は送出されず、従って上記アドレスはマスタユニット103 と スレイブユニット104 に格納され、マスタユニット103 からメモリ1に上記アド レスが出力される。
【0037】 一方、スレイブユニット104 からは歩進回路9を介して命令アドレスが転送さ れ、マルチプレクサ81を経て命令アドレスの更新が行われる。 本実施例の回路構成では、従来例の命令アドレスレジスタ6とメモリアドレス レジスタ7がメモリアドレスレジスタ10に一体化することによりレジスタ間の接 続線が削減され、回路部品の実装率が向上する。
【0038】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、メモリアドレスレジスタをマ スタ出力をもつマスタ/スレイブフリップフロップで構成することによって回路 構成が簡略化され、ハ−ドウェアの占有容積を縮小することができるという効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 マスタ出力をもつマスタ/スレイブフリップ
フロップを説明する図である。
【図3】 図2のタイミングチャ−トである。
【図4】 従来例を説明する図である。
【符号の説明】
Aはメモリアドレス制御回路 1はメモリ 2はメモリデータレジスタ 3は命令レジスタ 4は命令デコード回路 5は演算回路 6は命令アドレスレジスタ 7,10 はメモリアドレスレジスタ 8,81 はマルチプレクサ 11は制御信号回路 103 はマスタユニット 104 はスレイブユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令とデータの2つの異なるデータを格
    納するメモリ(1) のアドレスとなるマスタ出力をもつマ
    スタ/スレイブユニット(103,104) を備えるメモリアド
    レスレジスタ(10)と、 前記マスタ/スレイブユニット(103,104) の内のスレイ
    ブユニット(104) からのスレイブ出力を歩進する歩進回
    路(9) と、 該歩進回路(9) の出力と前記メモリ(1) からのデータを
    処理する演算回路(5)の出力の中のいずれかを選択して
    前記マスタユニット(103) に入力するマルチプレクサ(8
    1)と、 前記メモリ(1) から読み出された命令がロード/ストア
    命令のとき、該命令を実行するために必要なデータの命
    令アドレスとして前記マスタユニット(103) に入力され
    たアドレスが該マスタユニット(103) から前記スレイブ
    ユニット(104)へ転送されることを阻止することにより
    該スレイブユニット(104) の内容の更新を阻止する制御
    信号を出力する制御信号回路(11)とによりメモリアドレ
    ス制御回路(A) を構成し、 前記の一つのメモリアドレスレジスタ(10)のみで前記メ
    モリ(1) から異なる2つのデータの読みだしを可能にす
    ることを特徴とした命令処理装置のメモリアドレス制御
    回路。
JP7512592U 1992-10-29 1992-10-29 命令処理装置のメモリアドレス制御回路 Pending JPH0571947U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5099653A (ja) * 1973-12-29 1975-08-07
JPS54117640A (en) * 1978-03-06 1979-09-12 Toshiba Corp Memory address designation system
JPS5760451A (en) * 1980-09-30 1982-04-12 Toshiba Corp Fixed data read-out system

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951107