JPH0571500U - モータ用防振ゴム - Google Patents

モータ用防振ゴム

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JPH0571500U
JPH0571500U JP1824892U JP1824892U JPH0571500U JP H0571500 U JPH0571500 U JP H0571500U JP 1824892 U JP1824892 U JP 1824892U JP 1824892 U JP1824892 U JP 1824892U JP H0571500 U JPH0571500 U JP H0571500U
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JP
Japan
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motor
rubber
vibration
mounting plate
rubber portion
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Pending
Application number
JP1824892U
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English (en)
Inventor
富夫 茂内
正信 小林
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ1から機器本体への伝達振動を吸収す
る機能と、モータ1の振動自体を低減する機能によっ
て、振動低減効果を高める。 【構成】 モータ1側の第一の取付プレート11と、機
器本体側の第二の取付プレート12と、これら両プレー
ト11,12の間に接着された第一のゴム部13と、前
記第一のゴム部13に一体的に突出形成された第二のゴ
ム部15と、モータ1側と機器本体側の間に遊嵌配置さ
れると共に前記第二のゴム部15に接着された慣性体1
6とを有し、この慣性体16と前記第二のゴム部15か
らなる共振部14が、モータ1の振動数と同一の固有振
動数を有する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータ、例えばステッピングモータの回転駆動に伴う振動を吸収・ 減衰させるためのモータ用防振ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ、複写機などの紙送り用、またプリンタの印字ヘッド及び紙送り の駆動用として、ステッピングモータが使用されているが、このステッピングモ ータは、駆動時に振動を発生するため、上記ファクシミリ等の機器の本体に対し て、防振ゴムとしてのマウントを介して取り付けられる。 従来、このマウントは、例えば図4に示すように、ステッピングモータ1側に 固定される取付プレート3と、機器本体2側に固定される取付プレート4との間 に、ゴム部5を介在させ接着した構造となっており、このゴム部5の弾性によっ て、ステッピングモータ1から機器本体2側への伝達振動を吸収して騒音の発生 を防止するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようなマウントは、ゴム部5を十分に軟らかくすることによって振動吸 収作用を高めることができるが、同時に、このマウントにはステッピングモータ 1に対する支持力が必要であるため、ゴム部5を軟らかくすることによって防振 効果を高めることには限界があり、機器本体2側へ伝達される振動を十分に低減 しきれないのが現状である。
【0004】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題とする ところは、モータから機器本体への伝達振動を吸収する機能と、モータの振動自 体を低減する機能によって、振動低減効果を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち、本考案に係るモータ用防振ゴムは、モータ側の第一の取付プレート と、機器本体側の第二の取付プレートと、これら両プレートの間に接着された第 一のゴム部と、前記第一のゴム部に一体的に突出形成された第二のゴム部と、モ ータ1側と機器本体側の間に遊嵌配置されると共に前記第二のゴム部に接着され た慣性体とを有し、この慣性体と前記第二のゴム部からなる共振部が、モータの 振動数と同一の固有振動数を有するものである。 また、前記第二のゴム部は、前記第一のゴム部に一体的に突出形成された構成 に代えて、前記第一の取付プレートに接着された構成としても良い。
【0006】
【作用】
上記構成によると、モータ側の第一の取付プレートと機器本体側の第二の取付 プレートとの間に介在する第一のゴム部は、機器本体に対してモータを支持する と共に、ゴムの粘弾性によって、モータから機器本体側へ伝達される振動を吸収 するものであり、また第二のゴム部と慣性体からなる共振部は、モータの振動に よる共振動作によってモータの振動を吸収し、第一のゴム部に入力される振動自 体を低減するものである。
【0007】
【実施例】
図1及び図2は、本考案の一実施例を示すもので、この防振ゴム10は、内径 が開口した第一の取付プレート11と、この第一の取付プレート11に同心的に 対向配置された環状の第二の取付プレート12と、前記両プレート11,12の 互いの対向面間に介在してその双方の対向面に接着された環状の第一のゴム部1 3と、この第一のゴム部13の内周面に一体的に突出形成された第二のゴム部1 5と、この第二のゴム部15の内径端に接着された環状の慣性体16とからなる ものである。前記一体のゴム部13,15と、前記第一の取付プレート11、第 二の取付プレート12及び慣性体16との接着は、前記ゴム部13,15の成形 と同時に行うことができる。なお、17は第一の取付プレート11をステッピン グモータ1に定着するための螺子部材を挿通する取付孔である。
【0008】 この防振ゴム10は、第一の取付プレート11がステッピングモータ1側に取 り付けられると共に、第二の取付プレート12が図示しないファクシミリ等の機 器本体側に取り付けられるもので、前記ステッピングモータ1の出力軸は、慣性 体16の内周から機器本体側へ挿通される。慣性体16は、前記モータ1側と機 器本体側との間に遊嵌されて第二のゴム部15によって弾性的に支持された状態 にあり、その内径に挿通されるステッピングモータ1の出力軸とは干渉しないよ うに形成されている。また、第二のゴム部15とこれに浮動支持された慣性体1 6は、共振部14を構成しており、すなわち、この共振部14の固有振動数は、 ステッピングモータ1の振動数と同一に設定されている。
【0009】 上述の実施例によれば、第一の取付プレート11と第二の取付プレート12の 間に介在する第一のゴム部13は、モータ1を支持すると共に、その弾性によっ て、モータ1から機器本体側へ伝達される振動を吸収するマウントとして機能す る。また第二のゴム部15と慣性体16からなる共振部14は、その固有振動数 がステッピングモータ1の振動数と同一に設定されているため、駆動時の振動に よって共振し、この共振動作によってステッピングモータ1の振動を制振する、 いわゆるダイナミックダンパとして機能するものである。したがって、共振部1 4のダンピング作用によってステッピングモータ1自体の振動が低減され、この 低減された振動の機器本体側への伝達が、第一のゴム部13の弾性による振動吸 収機能によってさらに低減されるので、著しい防振効果を発揮する。
【0010】 また、前記共振部14が、マウント部としての第一のゴム部13の内周側に一 体に配置された構造であるので、この防振ゴム10の取付スペースは、マウント の取付スペースのみを考慮すれば良く、コンパクトに設計できる。
【0011】 図3は、本考案の他の実施例を示すもので、この防振ゴム20は、内径が開口 した第一の取付プレート21と、この第一の取付プレート21に同心的に対向配 置された環状の第二の取付プレート22と、前記両プレート21,22の互いの 対向面間に介在してその双方の対向面に接着された環状の第一のゴム部23と、 この第一のゴム部23の外周側にあって前記第一の取付プレート21に接着され た第二のゴム部25と、この第二のゴム部25の先端に接着されることによって 前記第一の取付プレート21側に弾性的に支持された環状の慣性体26とからな る。なお、27は第一の取付プレート21をステッピングモータ1に定着するた めの螺子部材を挿通する取付孔、28は第二の取付プレート22を機器本体側へ 取り付けるために設けられた取付孔である。
【0012】 すなわちこの実施例の防振ゴム20は、第一の取付プレート21、第一のゴム 部23及び第二の取付プレート22からなるマウント部の外周側に、第二のゴム 部25及び慣性体26からなる共振部24を分離形成したもので、上述の一実施 例と略同様の効果を奏する。
【0013】
【考案の効果】
本考案の防振ゴムによれば、モータを支持すると共にこのモータから機器本体 側への伝達振動を吸収するマウント機能と、モータの振動による共振動作によっ てモータの振動を吸収するダイナミックダンパ機能を兼ね備えているので、この 双方の防振機能によって、機器本体へ伝達される振動を十分に低減することがで きる。しかも、マウント機能を有する第一のゴム部と、ダイナミックダンパ機能 を有する共振部が、モータ側と機器本体側の間に径方向に同心配置された構造で あるため、その取付スペースを従来よりも拡大する必要がなく、コンパクトで優 れた性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータ用防振ゴムの一実施例の構
成を示す軸心を通る平面で切断した断面図である。
【図2】図1におけるA方向から見た外観図である。
【図3】本考案に係るモータ用防振ゴムの他の実施例の
構成を示す軸心を通る平面で切断した断面図である。
【図4】従来のモータ用防振ゴムの一例の構成を示す軸
心を通る平面で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 10,20 防振ゴム 11,21 第一の取付プレート 12,22 第二の取付プレート 13,23 第一のゴム部 14,24 共振部 15,25 第二のゴム部 16,26 慣性体 17,27,28 取付孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ1側の第一の取付プレート11
    と、機器本体側の第二の取付プレート12と、これら両
    プレート11,12の間に接着された第一のゴム部13
    と、前記第一のゴム部13に一体的に突出形成された第
    二のゴム部15と、モータ1側と機器本体側の間に遊嵌
    配置されると共に前記第二のゴム部15に接着された慣
    性体16とを有し、この慣性体16と前記第二のゴム部
    15からなる共振部14が、モータ1の振動数と同一の
    固有振動数を有することを特徴とするモータ用防振ゴ
    ム。
  2. 【請求項2】 モータ1側の第一の取付プレート21
    と、機器本体側の第二の取付プレート22と、これら両
    プレート21,22の間に接着された第一のゴム部23
    と、前記第一の取付プレート21に接着された第二のゴ
    ム部25と、モータ1側と機器本体側の間に遊嵌配置さ
    れると共に前記第二のゴム部25に接着された慣性体2
    6とを有し、この慣性体26と前記第二のゴム部25か
    らなる共振部24が、モータ1の振動数と同一の固有振
    動数を有することを特徴とするモータ用防振ゴム。
JP1824892U 1992-02-28 1992-02-28 モータ用防振ゴム Pending JPH0571500U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109300A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Railway Technical Research Institute 制振装置及び鉄道車両
JP2015216820A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 本田技研工業株式会社 モータ構造体

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324