JPH0543242Y2 - - Google Patents

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JPH0543242Y2
JPH0543242Y2 JP1986013054U JP1305486U JPH0543242Y2 JP H0543242 Y2 JPH0543242 Y2 JP H0543242Y2 JP 1986013054 U JP1986013054 U JP 1986013054U JP 1305486 U JP1305486 U JP 1305486U JP H0543242 Y2 JPH0543242 Y2 JP H0543242Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエンジンと補機との支持構造に係り、
特にエンジンと補機との相互間で発生される振動
を緩衝し騒音を低減できるエンジンと補機との支
持構造に関する。
[従来の技術] 従来、噴射ポンプ等の補機はエンジンにリジツ
ドに支持されているためエンジン及び補機間で発
生される振動は相互に伝達されこれによる騒音が
大きなものとなつていた。
これを解消すべく本出願人は先にエンジンの騒
音防止装置(実開昭52−25655号公報)の提案を
行つている。
第10図に示すこの提案はエンジンaの支持部
bと噴射ポンプcとの接続部に緩衝部材eを介設
させて接続し、相互間で発生する振動を減衰させ
ようとするものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記提案は、エンジンaと補機即ち
噴射ポンプcとの接続に関し緩衝部材eの振動方
向を十分考慮していないため、狙いとする振動が
減衰されない問題点を残している。緩衝部材eは
圧力方向がせん断方向よりも3〜5倍のバネ定数
をもつており、上記の提案ではこの特性を十分に
生かしていなかつた。即ち提案の緩衝部材eは、
ドリブン軸fに対するスラスト荷重を圧縮方向の
荷重として緩衝し、ラジアル荷重、回転方向の荷
重はボルトgを介して副次的に緩衝させるもので
あるため、ボルトgの締付具合の調整によつて緩
衝部材eの剛性(硬度)が変化し、期待する周波
数での減衰効果に対して支障を期す虞れがある。
[考案の目的] 本考案は上記問題点を解消すべく創案されたも
ので、本考案の目的は、エンジンと補機との接続
に際し、それら相互間に発生する振動を緩衝し且
つ駆動力の伝達を良好に行わせることのできるエ
ンジンと補機との支持構造を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は上記目的を達成するために、噴射ポン
プ等の補機の取付部を緩衝継手を介してエンジン
の取付部に接続するようにしたエンジンと補機と
の支持構造において、上記緩衝継手を、軸芯に補
機のドリブン軸を収容するための嵌合穴を有し補
機の取付部とエンジンの取付部との間に介設され
る継手本体と、軸芯に上記ドリブン軸を嵌合させ
るための穴を有し上記嵌合穴に遊嵌されるインサ
ート部材と、ゴム等の弾性材料から構成され上記
インサート部材の外周面と上記嵌合穴の内周面と
の間に設けられた緩衝部材とから形成し、上記嵌
合穴の内周面を半径方向外方へ窪ませてその内周
面に窪み部を形成すると共に上記インサート部材
の外周面を半径方向外方へ突出させてその外周面
に上記窪み部に遊嵌される突出部を形成し、上記
嵌合穴の内周面と上記インサート部材の外周面と
の間にその全周に亙つて上記緩衝部材を設けたも
のである。
[実施例] 以下に本考案のエンジンと補機との支持構造の
好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図に示す1はエンジン、2は補機の一例を
示す噴射ポンプである。
図示されるように、エンジン1のフロント側3
には、エンジン1の側部に向つて延びた支持プレ
ート4が一体的に接続されている。第6図に示す
ように支持プレート4の延出側には、補機である
噴射ポンプ2のドリブン軸5を包囲する挿通穴6
が形成されると共に、その挿通穴6の外側にはこ
れと軸心が一致する円周上にその周方向に沿つて
間隔をおいてボルト穴7aが形成されている。一
方、噴射ポンプ2のドリブン軸5側には、フラン
ジ状の基部(取付部)8が一体に形成され、その
フランジ状の基部8にはその周方向に間隔をおい
てボルト穴7aが形成されている。
さて、本実施例にあつては補機である噴射ポン
プ2のラジアル・スラスト荷重の変化を夫々、圧
縮・せん断で支持し相互の衝撃や振動を緩衝させ
るために以下のように構成される。
第1図に示すように支持プレート4と基部8と
はスペーサ(緩衝継手)9によつて接続される。
第2図、第3図に示すようにスペーサ9は、円板
状のスペーサ本体10とこれに収容されるインサ
ート部材11及び第4図に示される緩衝部材17
とから形成される。スペーサ本体10には、その
軸芯を中心として半径方向に花びら状、または多
角形状等に開口された嵌合穴12が形成されてお
り、上記の花びら状に半径方向に延出された嵌合
穴12の窪み部(以下、「延出部」という。)16
は、その内周面13が圧力面として形成される。
一方、インサート部材11は上記嵌合穴12に対
して相似に縮小された形状に形成され、これが上
記嵌合穴12の内周面13に対して第4図に示す
ように所定の間隔dを残して収容される。すなわ
ち、インサート部材11は、その外周面に上記延
出部16に遊嵌される突出部を有している。ま
た、インサート部材11の軸芯には、上記ドリブ
ン軸5の差し込みを可能にする開口穴14が形成
されている。インサート部材11及びスペーサ本
体10の夫々には、支持プレート4と基部8とに
設けられたボルト穴7a,7bに対応する位置に
ねじ部が形成されており、上記間隔dを保持して
基部8、スペーサ9、支持プレート4が同軸上に
接続される。
さて、第4図、第5図に示すようにスペーサ本
体10とインサート部材11とが形成する間隔d
には、ゴム系樹脂(ウレタン、クロロプレン等)
から形成された緩衝部材17が介設されて接合さ
れる。ゴム系樹脂のバネ定数は圧縮方向がせん断
方向に対して3〜5倍の大きな値を示すため、上
記緩衝部材17は、噴射ポンプ2に伝達される回
転荷重、ラジアル荷重を圧縮力として緩衝し、ド
リブン軸5のスラスト方向の荷重に対してはせん
断力として緩衝することができる。したがつて緩
衝部材17の圧縮方向、即ちドリブン軸5のラジ
アル、回転荷重に対して十分な剛性を有したバネ
定数に緩衝部材17を形成することにより、振動
を大巾に緩衝できる。また、ドリブン軸5とエン
ジン1の出力軸(図示せず)との軸間距離を所定
の剛性により一定に保つことができるため、総合
的にエンジン1と補機間の振動を低減し、大巾な
騒音低下を図ることができる。
第7図乃至第9図は他の実施例を示しており、
第7図はスペーサ本体10の嵌合穴12が4方向
に延出された延出部16を有して4枚の花びら状
に形成され、これに係合するように上述の緩衝部
材17a、インサート部材11bが形成された例
を示す。
第8図は、スペーサ本体10の嵌合穴12bが
多角形に形成された例を示し、この場合各コーナ
ー部16aが上記延出部16に相等する。緩衝部
材17c、インサート部材11cは、その嵌合穴
12cに係合するように形成されている。
第9図はドリブン軸5を収容する開口穴14の
軸芯を基準にして、嵌合穴12cに、その周方向
に沿つて所定間隔を有して半径方向に延出部16
として窪み16bを形成し、これに符合させて上
記嵌合穴12cに嵌合されるインサート部材11
cの外周部にその窪み16bに対して所定の間隔
dを有して嵌合する突起18を形成した場合を示
し、この間隔dに係合する緩衝部材17cが介設
されて接続される。この突起18の形状は棒状ま
たは歯車状でも良い。
尚、本実施例の説明ではスペーサ9を支持プレ
ート4と基部8との間に介設することについて述
べたが、スペーサ9はいずれか一方に一体的に接
合されたものでもよく、また、エンジン1側の支
持プレート4にインサート部材11を、基部8に
スペーサ本体10を一体的に接合しても、あるい
はその逆でもよい。
[考案の効果] 以上説明したことから明らかなように本考案の
エンジンと補機との支持構造によれば次の如き優
れた効果を発揮する。
ドリブン軸のラジアル荷重を圧縮で支持しスラ
スト荷重をせん断で支持することができるように
緩衝継手を構成したのでエンジンと補機との接続
部間で発生される振動騒音を大巾に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエンジンと補機との支持構造
の好適一実施例を示す概略取付図、第2図乃至第
6図は第1図の要部詳細図、第7図乃至第9図は
他の実施例を示す概略図、第10図は従来例を示
す図である。 図中、1はエンジン、2は補機である噴射ポン
プ、4は支持プレート、5はドリブン軸、9はス
ペーサ、17は緩衝部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 噴射ポンプ等の補機の取付部を緩衝継手を介
    してエンジンの取付部に接続するようにしたエ
    ンジンと補機との支持構造において、上記緩衝
    継手を、軸芯に補機のドリブン軸を収容するた
    めの嵌合穴を有し補機の取付部とエンジンの取
    付部との間に介設される継手本体と、軸芯に上
    記ドリブン軸を嵌合させるための穴を有し上記
    嵌合穴に遊嵌されるインサート部材と、ゴム等
    の弾性材料から構成され上記インサート部材の
    外周面と上記嵌合穴の内周面との間に設けられ
    た緩衝部材とから形成し、上記嵌合穴の内周面
    を半径方向外方へ窪ませてその内周面に窪み部
    を形成すると共に上記インサート部材の外周面
    を半径方向外方へ突出させてその外周面に上記
    窪み部に遊嵌される突出部を形成し、上記嵌合
    穴の内周面と上記インサート部材の外周面との
    間にその全周に亙つて上記緩衝部材を設けたこ
    とを特徴とするエンジンと補機との支持構造。 (2) 上記窪み部が上記嵌合穴の内周面にその円周
    方向に間隔を隔てて形成された上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のエンジンと補機との
    支持構造。
JP1986013054U 1986-01-31 1986-01-31 Expired - Lifetime JPH0543242Y2 (ja)

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JPS62126527U JPS62126527U (ja) 1987-08-11
JPH0543242Y2 true JPH0543242Y2 (ja) 1993-10-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189638U (ja) * 1984-05-28 1985-12-16 トヨタ自動車株式会社 オルタネ−タ用ブラケツト

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JPS62126527U (ja) 1987-08-11

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