JPH0571385A - デイーゼル機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

デイーゼル機関の燃料噴射量制御装置

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JPH0571385A
JPH0571385A JP23206391A JP23206391A JPH0571385A JP H0571385 A JPH0571385 A JP H0571385A JP 23206391 A JP23206391 A JP 23206391A JP 23206391 A JP23206391 A JP 23206391A JP H0571385 A JPH0571385 A JP H0571385A
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fuel
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】変速時に燃料噴射量を減量させ、加減速時に噴
射量を徐々に増減させる燃料噴射量制御装置にて、自動
変速機の変速ショックを適正に軽減する。 【構成】ディーゼルエンジン2に連結された自動変速機
65を制御するECTECU78を設ける。ディーゼル
エンジン2の運転状態に応じて燃料噴射量を制御するエ
ンジンECU71は、ECTECU78からの通信デー
タにより、変速時には、その変速ショックを和らげるべ
く燃料噴射量を減量補正する。又、エンジンECU71
はディーゼルエンジン2の加減速時には、燃料噴射量を
徐々に増減補正してなまし制御する。更に、エンジンE
CU71は噴射量を減量補正すべき変速時には、その噴
射量のなまし補正を禁止する。これにより、変速時には
ディーゼルエンジン2への噴射量が減量補正されるので
あるが、その時の噴射量は徐々に減量されることなく直
ちに減量される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車に適用
されるディーゼル機関に係り、詳しくはそのディーゼル
機関に連結された自動変速機の変速ショックを和らげる
ように燃料噴射量を制御する燃料噴射量制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディーゼル機関の燃料噴射量
制御については種々提案されているが、例えば特開昭6
3−1738号公報においては、自動変速機の変速を円
滑に行うための燃料噴射量制御方法の技術が開示されて
いる。即ち、この従来技術では、電子制御ディーゼル機
関において、自動変速機で所定の変速が行われるとき
に、変速前後の出力トルク差が小さくなるように燃料噴
射量を変化させて、変速ショックを和らげるようにして
いた。一方、例えば特開昭60−156950号公報に
おいては、同じく電子制御ディーゼル機関において、加
速ショックを防止するために、加速時に燃料噴射量の急
変を抑えて、エンジンの運転状態から求められる燃料噴
射量を徐々に増量させる「なまし制御」を行うことが開
示されている。又、特開平1−271626号公報にお
いては、減速ショックを防止するために、減速時に燃料
噴射量を徐々に減量させる「なまし制御」を行うことが
開示されている。
【0003】そして、自動変速機の変速を円滑に行うこ
とと、加速ショックや減速ショックを防止することを満
足させるために、前記各従来技術を組み合わせることが
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記各従来
技術を組み合わせた場合には、変速時に直ちに出力トル
クを低下させるべく燃料噴射量を減量させるときにも、
その噴射量を徐々に減量させる「なまし制御」が実行さ
れることになる。例えば、電子制御式の自動変速機(エ
レクトロニック・コントロールド・トランスミッショ
ン、以下「ECT」という)を制御するための電子制御
装置(エレクトロニック・コントロール・ユニット、以
下「ECU」という)、即ちECTECUと、エンジン
を制御するためのエンジンECUとの一体制御によりE
CTとディーゼル機関とを制御した場合に、変速時にE
CTECUからエンジンECUへの要求により、出力ト
ルクを低下させるようにディーゼル機関での燃料噴射量
を減量させるときにも、噴射量の「なまし制御」が実行
されることになる。そのため、出力トルクは直ちに低下
せずにゆっくりと低下して、変速ショックの軽減が困難
になるというおそれがあった。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、自動変速機の変速時に燃料
噴射量を減量させ、加減速時に燃料噴射量を徐々に増減
させるようにした燃料噴射量制御装置において、自動変
速機の変速ショックを適正に軽減することの可能なディ
ーゼル機関の燃料噴射量制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、図1に示すように、ディー
ゼル機関M1に連結されて変速状態を切り換えるための
自動変速機M2と、その自動変速機M2の変速切り換え
を判断する変速判断手段M3と、ディーゼル機関M1に
燃料噴射を行う燃料噴射手段M4と、ディーゼル機関M
1の運転状態を検出する運転状態検出手段M5と、その
運転状態検出手段M5の検出結果に基づきディーゼル機
関M1に噴射すべき燃料噴射量を演算する噴射量演算手
段M6と、その噴射量演算手段M6の演算結果に基づき
燃料噴射手段M4を駆動制御する噴射制御手段M7と、
変速判断手段M3が自動変速機M2の変速切り換えと判
断した時には、その変速ショックを和らげるべく噴射量
演算手段M6による演算結果を減量補正する変速時減量
補正手段M8と、噴射量演算手段M6により演算される
燃料噴射量が変化した時に、その演算結果まで燃料噴射
量を徐々に増減補正する噴射量なまし補正手段M9とを
備えたディーゼル機関の燃料噴射量制御装置において、
変速時減量補正手段M8の作動中には、噴射量なまし補
正手段M9の作動を禁止するなまし補正禁止手段M10
を設けている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、図1に示すように、ディ
ーゼル機関M1の運転中において、運転状態検出手段M
5はディーゼル機関M1の運転状態を検出する。その検
出結果に基づき、噴射量演算手段M6はディーゼル機関
M1に噴射すべき燃料噴射量を演算する。又、その演算
結果に基づき、噴射制御手段M7は燃料噴射手段M4を
駆動制御する。
【0008】更に、変速判断手段M3は自動変速機M2
の変速切り換えを判断し、その判断結果が自動変速機M
2の変速切り換えである時には、変速時減量補正手段M
8が噴射量演算手段M6による演算結果を減量補正し、
これによって自動変速機M2の変速ショックが和らげら
れる。一方、噴射量なまし補正手段M9は、噴射量演算
手段M6により演算される燃料噴射量が変化した時に、
その演算結果まで燃料噴射量を徐々に増減補正し、これ
によって燃料噴射量の急変が抑えられる。
【0009】そして、なまし補正禁止手段M10は、変
速時減量補正手段M8の作動中には、噴射量なまし補正
手段M9の作動を禁止し、変速時減量補正手段M8と噴
射量なまし補正手段M9の両方が同時に作動しないよう
にする。
【0010】従って、自動変速機M2の変速切り換えの
際には、ディーゼル機関M1に噴射されるべき燃料噴射
量が減量補正されるのであるが、その時の噴射量は徐々
に減量されることなく直ちに減量される。
【0011】
【実施例】以下、この発明におけるディーゼル機関の燃
料噴射量制御装置を自動車に具体化した一実施例を図面
に基いて詳細に説明する。
【0012】図2はこの実施例における過給機付ディー
ゼル機関(エンジン)の燃料噴射量制御装置を示す概略
構成図であり、図3はその燃料噴射手段を構成する分配
型燃料噴射ポンプ1を示す断面図である。燃料噴射ポン
プ1はディーゼルエンジン2のクランク軸40にベルト
等を介して駆動連結されたドライブプーリ3を備えてい
る。そして、そのドライブプーリ3の回転によって燃料
噴射ポンプ1が駆動され、ディーゼルエンジン2の各気
筒(この場合は4気筒)毎に設けられた各燃料噴射ノズ
ル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0013】燃料噴射ポンプ1において、ドライブプー
リ3はドライブシャフト5の先端に取付けられている。
又、そのドライブシャフト5の途中には、べーン式ポン
プよりなる燃料フィードポンプ(この図では90度展開
されている)6が設けられている。更に、ドライブシャ
フト5の基端側には円板状のパルサ7が取付けられてい
る。このパルサ7の外周面には、ディーゼルエンジン2
の気筒数と同数の、即ちこの場合4個の切歯が等角度間
隔で形成され、更に各切歯の間には14個ずつ(合計で
56個)の突起が等角度間隔で形成されている。そし
て、ドライブシャフト5の基端部は図示しないカップリ
ングを介してカムプレート8に接続されている。
【0014】パルサ7とカムプレート8との間には、ロ
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼルエンジン2の気筒数と同数だけ設けられ
ている。又、カムプレート8はスプリング11によって
常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0015】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12の基端が一体回転可能に取付けられ、それらカムプ
レート8及びプランジャ12がドライブシャフト5の回
転に連動して回転される。即ち、ドライブシャフト5の
回転力がカップリングを介してカムプレート8に伝達さ
れることにより、カムプレート8が回転しながらカムロ
ーラ10に係合して、気筒数と同数だけ図中左右方向へ
往復駆動される。又、この往復運動に伴ってプランジャ
12が回転しながら同方向へ往復駆動される。つまり、
カムプレート8のカムフェイス8aがローラリング9の
カムローラ10に乗り上げる過程でプランジャ12が往
動(リフト)され、その逆にカムフェイス8aがカムロ
ーラ10を乗り下げる過程でプランジャ12が復動され
る。
【0016】プランジャ12はポンプハウジング13に
形成されたシリンダ14に嵌挿されており、プランジャ
12の先端面とシリンダ14の底面との間が高圧室15
となっている。又、プランジャ12の先端側外周には、
ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の吸入溝16と分
配ポート17が形成されている。又、それら吸入溝16
及び分配ポート17に対応して、ポンプハウジング13
には分配通路18及び吸入ポート19が形成さている。
【0017】そして、ドライブシャフト5が回転されて
燃料フィードポンプ6が駆動されることにより、図示し
ない燃料タンクから燃料供給ポート20を介して燃料室
21内へ燃料が供給される。又、プランジャ12が復動
されて高圧室15が減圧される吸入行程中に、吸入溝1
6の一つが吸入ポート19に連通することにより、燃料
室21から高圧室15へと燃料が導入される。一方、プ
ランジャ12が往動されて高圧室15が加圧される圧縮
行程中に、分配通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル
4へ燃料が圧送されて噴射される。
【0018】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流(スピル)用のスピ
ル通路22が形成されている。このスピル通路22の途
中には、高圧室15からの燃料スピルを調整するスピル
調整弁としての電磁スピル弁23が設けられている。こ
の電磁スピル弁23は常開型の弁であり、コイル24が
無通電(オフ)の状態では弁体25が開放されて高圧室
15内の燃料が燃料室21へスピルされる。又、コイル
24が通電(オン)されることにより、弁体25が閉鎖
されて高圧室15から燃料室21への燃料のスピルが止
められる。
【0019】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、同弁23が閉弁・開弁制御され、高
圧室15から燃料室21への燃料のスピル調量が行われ
る。そして、プランジャ12の圧縮行程中に電磁スピル
弁23を開弁させることにより、高圧室15内における
燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が
停止される。つまり、プランジャ12が往動しても、電
磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15内の燃料
圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が行
われない。又、プランジャ12の往動中に、電磁スピル
弁23の閉弁・開弁の時期を制御することにより、燃料
噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御される。
【0020】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期を調整するためのタイマ装置(この図では90度
展開されている)26が設けられている。このタイマ装
置26は、ドライブシャフト5の回転方向に対するロー
ラリング9の位置を変更することにより、カムフェイス
8aがカムローラ10に係合する時期、即ちカムプレー
ト8及びプランジャ12の往復駆動時期を変更するため
のものである。
【0021】このタイマ装置26は油圧により駆動され
るものであり、タイマハウジング27と、同ハウジング
27内に嵌装されたタイマピストン28と、同じくタイ
マハウジング27内一側の低圧室29にてタイマピスト
ン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイマスプリ
ング31等とから構成されている。そして、タイマピス
トン28はスライドピン32を介してローラリング9に
接続されている。
【0022】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。又、タイマピストン
28の位置が決定されることにより、ローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
【0023】タイマ装置26の燃料圧力、即ち制御油圧
を調整するために、タイマ装置26にはタイミングコン
トロールバルブ33が設けられている。即ち、タイマハ
ウジング27の加圧室30と低圧室29とは連通路34
によって連通されており、同連通路34の途中にタイミ
ングコントロールバルブ33が設けられている。このタ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
バルブ33の開閉制御によって加圧室30内の燃料圧力
が調整される。そして、その燃料圧力の調整によってプ
ランジャ12のリフトタイミングが制御され、各燃料噴
射ノズル4からの燃料噴射時期が調整される。
【0024】ローラリング9の上部には、電磁ピックア
ップコイルよりなる回転数センサ35がパルサ7の外周
面に対向して取付けられている。この回転数センサ35
はパルサ7の突起等が横切る際に、それらの通過を検出
してエンジン回転数NEに相当するタイミング信号(エ
ンジン回転パルス)を出力する。又、この回転数センサ
35は、ローラリング9と一体であるため、タイマ装置
26の制御動作に関わりなく、プランジャリフトに対し
て一定のタイミングで基準となるタイミング信号を出力
する。
【0025】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。このディーゼルエンジン2ではシリンダ41、ピ
ストン42及びシリンダヘッド43によって各気筒毎に
対応する主燃焼室44がそれぞれ形成されている。又、
それら各主燃焼室44が、同じく各気筒毎に対応して設
けられた副燃焼室45に連設されている。そして、各副
燃焼室45に各燃料噴射ノズル4から噴射される燃料が
供給される。又、各副燃焼室45には、始動補助装置と
しての周知のグロープラグ46がそれぞれ取付けられて
いる。
【0026】ディーゼルエンジン2には、吸気管47及
び排気管50がそれぞれ設けられている。その吸気管4
7には過給機を構成するターボチャージャ48のコップ
レッサ49が設けられている。又、排気管50にはター
ボチャージャ48のタービン51が設けられている。更
に、排気管50には、過給圧力PiMを調節するウェイ
ストゲートバルブ52が設けられている。周知のように
このターボチャージャー48は、排気ガスのエネルギー
を利用してタービン51を回転させ、その同軸上にある
コンプレッサ49を回転させて吸入空気を昇圧させる。
これによって、密度の高い混合気を主燃焼室44へ送り
込んで燃料を多量に燃焼させ、ディーゼルエンジン2の
出力を増大させるようになっている。
【0027】又、ディーゼルエンジン2には、排気管5
0内の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流
させる還流管54が設けられている。そして、その還流
管54の途中には、排気の還流量を調節するエキゾース
トガスリサキュレイションバルブ(EGRバルブ)55
が設けられている。このEGRバルブ55はバキューム
スイッチングバルブ(VSV)56の制御によって開閉
制御される。
【0028】更に、吸気管47の途中には、アクセルペ
ダル57の踏込量に連動して開閉されるスロットルバル
ブ58が設けられている。又、そのスロットルバルブ5
8に平行してバイパス路59が設けられ、同バイパス路
59にはバイパス絞り弁60が設けられている。このバ
イパス絞り弁60は、二つのVSV61,62の制御に
よって駆動される二段のダイヤフラム室を有するアクチ
ュエータ63によって開閉制御される。このバイパス絞
り弁60は各種運転状態に応じて開閉制御されるもので
ある。例えば、アイドル運転時には騒音振動等の低減の
ために半開状態に制御され、通常運転時には全開状態に
制御され、更に運転停止時には円滑な停止のために全閉
状態に制御される。
【0029】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及び各VSV56,61,62は、噴射量演算手
段、噴射制御手段、変速時減量補正手段、噴射量なまし
補正手段及びなまし補正禁止手段を構成するエンジン電
子制御装置(エンジン・エレクトロニック・コントロー
ル・ユニット、以下単に「エンジンECU」という)7
1にそれぞれ電気的に接続され、そのエンジンECU7
1によってそれらの駆動タイミングが制御される。
【0030】運転状態検出手段を構成するセンサとして
は、回転数センサ35に加えて以下の各種センサが設け
られている。即ち、吸気管47にはエアクリーナ64の
近傍における吸気温度THAを検出する吸気温センサ7
2が設けられている。又、スロットルバルブ58の開閉
位置から、ディーゼルエンジン2の負荷に相当するアク
セル開度ACCPを検出するアクセル開度センサ73が
設けられている。吸入ポート53の近傍には、ターボチ
ャージャ48によって過給された後の吸入空気圧力、即
ち過給圧力PiMを検出する吸気圧センサ74が設けら
れている。更に、ディーゼルエンジン2の冷却水温TH
Wを検出する水温センサ75が設けられている。又、デ
ィーゼルエンジン2のクランク軸40の回転基準位置、
例えば特定気筒の上死点に対するクランク軸40の回転
位置を検出してクランク角信号GSを出力するクランク
角センサ76が設けられている。加えて、ディーゼルエ
ンジン2に連結されて変速状態を切り換える電子制御式
の自動変速機65には、そのギアの回転によって回され
るマグネット77aにより、リードスイッチ77bをオ
ン・オフさせて車両速度(車速)SPを検出する車速セ
ンサ77が設けられている。
【0031】そして、エンジンECU71には、上述し
た各センサ72〜77がそれぞれ接続されると共に回転
数センサ35が接続されている。又、エンジンECU7
1は各センサ35,72〜77から出力される信号に基
づき、電磁スピル弁23、タイミングコントロールバル
ブ33、グロープラグ46及びVSV56,61,62
等を好適に制御する。
【0032】上記のように、この実施例において、エン
ジンECU71は主にディーゼルエンジン2の燃料噴射
量制御、燃料噴射時期制御及び過給圧制御等を司る制御
装置となっている。これに加えて、この実施例では、図
2に示すように、自動変速機65を制御すると共にその
変速判断手段を構成するエレクトリック・コントロール
ド・トランスミッション(ECT)ECU78が設けら
れている。
【0033】この実施例において、ECTECU78は
自動変速機65の直結クラッチ制御、変速制御を司り、
自動変速機65の変速ショックを軽減するために、変速
時トルク制御減量等によりディーゼルエンジン2のトル
クを意図的に変動させる。そのために、ECTECU7
8は、自動変速機65に設けられてそのシフト位置を検
出するシフト位置センサ79からのシフト位置信号を入
力する。又、ECTECU78はエンジンECU71と
の間で信号のやりとりを行い、エンジンECU71から
各センサ35,73,75,77の検出値等をデータ信
号として入力する。そして、ECTECU78は、それ
ら入力された各種信号に基づきその時々のシフト条件に
応じたシフトパターンを決定し、そのシフトパターンに
従って自動変速機65のアクチュエータを好適に制御す
るためのシフト制御信号を出力する。これと同時に、E
CTECU78は自動変速機65を変速させる変速中信
号(トルク制御中信号)及びトルク制御要求噴射量信号
をエンジンECU71へ出力する。
【0034】次に、前述したエンジンECU71の構成
について、図4のブロック図に従って説明する。エンジ
ンECU71は中央処理装置(CPU)81、所定の制
御プログラム及びマップ等を予め記憶した読み出し専用
メモリ(ROM)82、CPU81の演算結果等を一時
記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)83、予め
記憶されたデータを保存するバックアップRAM84等
と、これら各部と入力ポート85及び出力ポート86等
とをバス87によって接続した論理演算回路として構成
されている。
【0035】入力ポート85には、前述した吸気温セン
サ72、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及
び水温センサ75が、各バッファ88,89,90,9
1、マルチプレクサ92及びA/D変換器93を介して
接続されている。同じく、入力ポート85には、前述し
た回転数センサ35、クランク角センサ76及び車速セ
ンサ77が、波形整形回路95を介して接続されてい
る。そして、CPU81は入力ポート85を介して入力
される各センサ35,72〜77等の検出信号を入力値
として読み込む。又、出力ポート86には各駆動回路9
6,97,98,99,100,101を介して電磁ス
ピル弁23、タイミングコントロールバルブ33、グロ
ープラグ46及びVSV56,61,62等が接続され
ている。
【0036】そして、CPU81は各センサ35,72
〜77から読み込んだ入力値に基づき、電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及びVSV56,61,62等を好適に制御する。
【0037】更に、エンジンECU71は入力ポート8
5及び出力ポート86を通じ、ECTECU78との間
で各センサ35,72,75,77の検出値や演算結
果、変速中信号及びトルク制御要求噴射量信号等のデー
タ信号のやりとりを行う。
【0038】次に、前述したエンジンECU71により
実行される燃料噴射量制御の処理動作について図5,図
6に従って説明する。図5,6に示すフローチャートは
エンジンECU71により実行される各処理のうち、燃
料噴射ポンプ1における燃料噴射量制御のためのメイン
ルーチンであって、所定のエンジン回転パルス割込み後
に実行される。
【0039】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、回転数センサ35、アクセル開
度センサ73及び吸気圧センサ74からの各検出値に基
づき、エンジン回転数NE、アクセル開度ACCP及び
過給圧力PiM等をそれぞれ読み込む。これと共に、E
CTECU78からの変速中信号やトルク制御要求噴射
量信号等の通信データを読み込む。
【0040】次に、ステップ102において、先に読み
込まれたエンジン回転数NE及びアクセル開度ACCP
等に基づき燃料の基本噴射量QBASEを算出する。即
ち、この基本噴射量QBASEの算出は、エンジン回転
数NE及びアクセル開度ACCPをパラメータとする図
示しない予め定められたマップを参照して行われる。
又、この基本噴射量QBASEの算出では、必要に応じ
て冷却水温THW、アクセル開度ACCP及びエンジン
回転数NE等の各値に基づき、低温始動増量補正及び急
減速時増量補正等が行われる。
【0041】続いて、ステップ103において、先に読
み込まれたエンジン回転数NE及び過給圧力PiM等に
より、今回の制御周期における最大噴射量QFULLを
算出する。
【0042】更に、ステップ104において、ECTE
CU78の通信データに基づき、その変速要求噴射量Q
ECTを算出する。つまり、自動変速機65の変速時或
いは非変速時に応じて、ECTECU78からエンジン
ECU71へ通信データが送られるのであるが、エンジ
ンECU71は、その通信データに基づき変速時或いは
非変速時に見合ったトルク制御のための変速要求噴射量
QECTを算出するのである。
【0043】続いて、ステップ105において、ECT
ECU78からの通信データに基づき、自動変速機65
の変速中であるか否かを判断する。ここで、自動変速機
65の変速中である場合には、ステップ106におい
て、先に算出された変速要求噴射量QECTが基本噴射
量QBASEよりも大きいか否かを判断する。
【0044】そして、このステップ106において、変
速要求噴射量QECTが基本噴射量QBASEよりも大
きくない場合には、ステップ107において、小さい方
である変速要求噴射量QECTを基本噴射量QBASE
として設定し、ステップ108へ移行する。
【0045】一方、ステップ105において、自動変速
機65の変速中でない場合、或いはステップ106にお
いて、変速要求噴射量QECTが基本噴射量QBASE
よりも大きい場合には、そのままステップ108へ移行
する。
【0046】つまり、ステップ105〜ステップ107
の処理では、算出された基本噴射量QBASEと変速要
求噴射量QECTの小さい方を選択するのである。そし
て、ステップ105、ステップ106或いはステップ1
07から移行してステップ108においては、ECTE
CU78からの通信データに基づき、自動変速機65の
変速中であるか否かを判断する。ここで、自動変速機6
5の変速中でない場合には、ステップ109において、
先に求められた基本噴射量QBASEが前回の制御周期
における最終噴射量QFIN0よりも大きいか否かを判
断する。即ち、今回演算された基本噴射量QBASEが
前回の最終噴射量QFIN0よりも増えているか否かを
判断する。
【0047】このステップ109において、基本噴射量
QBASEが前回の最終噴射量QFIN0よりも増えて
いない場合には、ステップ110において、基本噴射量
QBASEが、前回の最終噴射量QFIN0から所定の
減速なまし値βを減算した結果よりも大きいか否かを判
断する。つまり、今回の基本噴射量QBASEの減少分
が減速なまし値βよりも大きいか否かを判断するのであ
る。そして、今回の基本噴射量QBASEの減少分が減
速なまし値βよりも大きい場合には、ステップ111に
おいて、前回の最終噴射量QFIN0から減速なまし値
βを減算した結果を最終基本噴射量QBASE1として
設定し、ステップ115へ移行する。
【0048】又、ステップ109において、基本噴射Q
BASEが前回の最終噴射量QFIN0よりも増えてい
る場合には、ステップ112において、基本噴射量QB
ASEが、前回の最終噴射量QFIN0に所定の加速な
まし値αを加算した結果よりも小さいか否かを判断す
る。つまり、今回の基本噴射量QBASEの増加分が加
速なまし値αよりも大きいか否かを判断するのである。
そして、今回の基本噴射量QBASEの増加分が加速な
まし値αよりも大きい場合には、ステップ113におい
て、前回の最終噴射量QFIN0に加速なまし値αを加
算した結果を最終基本噴射量QBASE1として設定
し、ステップ115へ移行する。
【0049】又、ステップ110において、今回の基本
噴射量QBASEの減少分が減速なまし値βよりも大き
くない場合、或いはステップ112において、今回の基
本噴射量QBASEの増加分が加速なまし値αよりも大
きくない場合には、それぞれステップ114において、
基本噴射量QBASEをそのまま最終基本噴射量QBA
SE1として設定した後、ステップ115へ移行する。
【0050】一方、ステップ108において、自動変速
機65の変速中である場合には、ステップ114におい
て、先に求められた基本噴射量QBASEをそのまま最
終基本噴射量QBASE1として設定した後、ステップ
115へ移行する。
【0051】つまり、ステップ108〜ステップ114
の処理では、自動変速機65の変速中でない場合に、前
回の制御周期における最終噴射量QFIN0と今回求め
られた基本噴射量QBASEとの大小関係から、加減速
時の加速ショック又は減速ショックを抑えるべく、その
基本噴射量QBASEを徐々に増減補正して最終基本噴
射量QBASE1とする噴射量の急変を抑える「なまし
制御」を行うのである。これに対して、自動変速機65
の変速中である場合には、その基本噴射量QBASEを
そのまま最終基本噴射量QBASE1として、噴射量の
「なまし制御」を禁止するのである。同様に、自動変速
機65の変速中でない場合でも、今回求められた基本噴
射量QBASEの変化分が小さい場合には、噴射量の
「なまし制御」を中止する。
【0052】そして、ステップ111、ステップ113
又はステップ114から移行してステップ115におい
ては、先に設定された最終基本噴射量QBASE1が、
先に算出された最大噴射量QFULLよりも小さいか否
かを判断する。
【0053】ここで、最終基本噴射量QBASE1が最
大噴射量QFULLよりも小さい場合には、ステップ1
16において、最終基本噴射量QBASE1を最終噴射
量QFINとして設定する。続いて、ステップ117に
おいて、その最終噴射量QFINに相当する噴射量指令
値TSPを求める。そして、ステップ118において、
その求められた噴射量指令値TSPを出力し、即ち最終
基本噴射量QBASE1に相当する噴射量指令値TSP
に基づいて電磁スピル弁23を駆動制御する。最後に、
ステップ119において、今回の制御周期における最終
噴射量QFINを前回の制御周期での最終噴射量QFI
N0として設定し、その後の処理を一旦終了する。
【0054】一方、ステップ115において、最終基本
噴射量QBASE1が最大噴射量QFULLよりも小さ
くない場合には、ステップ120において、最大噴射量
QFULLを最終噴射量QFINとして設定する。又、
ステップ117において、その最終噴射量QFINに相
当する噴射量指令値TSPを求める。そして、ステップ
118において、その求められた噴射量指令値TSPを
出力し、即ち最大噴射量QFULLに相当する噴射指令
値TSPに基づいて電磁スピル弁23を駆動制御する。
最後に、ステップ119において、今回の最終噴射量Q
FINを前回の最終噴射量QFIN0として設定し、そ
の後の処理を一旦終了する。
【0055】つまり、ステップ114〜ステップ120
の処理では、最終基本噴射量QBASE1と最大噴射量
QFULLの小さい方を選択して、燃料噴射を実行する
のである。
【0056】以上説明したように、この実施例の燃料噴
射量制御装置によれば、自動変速機65の変速時にその
変速ショックを軽減させるべく、エンジンECU71で
ECTECU78からの通信データに基づき変速要求噴
射量QECTを算出し、その減量補正された変速要求噴
射量QECTに従って燃料噴射量の制御している。又、
加速ショックや減速ショックを防止するために、加減速
時に求められる燃料噴射量の急変を抑えて最終基本噴射
量QBASE1を徐々に増量・減量させる「なまし制
御」を行っている。このため、自動変速機の変速を円滑
に行うことと、加速ショックや減速ショックを防止する
こととを両立させることができる。
【0057】しかも、この実施例では、自動変速機65
の変速時にその噴射量の「なまし制御」を禁止するよう
にしている。従って、自動変速機65の変速時には、デ
ィーゼルエンジン2に噴射されるべき燃料噴射量が変速
要求噴射量QECTとして減量補正されるのであるが、
その時の噴射量は徐々に減量されることなく直ちに減量
される。その結果、変速時におけるECTECU78か
らエンジンECU71へのトルク制御要求により、ディ
ーゼルエンジン2の出力トルクが直ちに低下され、その
トルク制御要求の通りに自動変速機65の変速ショック
を適正に軽減することができる。
【0058】図7は自動変速機65の出力トルク、エン
ジン回転数NE、変速要求噴射量QECT、変速中信号
及びディーゼルエンジン2の出力トルクの各変化の関係
を説明するタイムチャートである。
【0059】この図において、実線は本実施例の変化を
示し、一部の破線は従来例の変化を示している。図中、
時間t1でECTECU78が自動変速機65を変速さ
せるべき変速判断を行うと、エンジンECU71にて算
出される変速要求噴射量QECTはその時点で小さくな
るが、依然、変速中信号は「ロウ」なので変速要求噴射
量QECTは使用されず、噴射量減量補正は実施されな
い。その後、変速準備が整う所定時間が経過すると、変
速が開始されてエンジン回転数NEが下がってくる。
【0060】その後、時間t2でエンジン回転数NEが
下がり始めたことが検知され、変速中信号が「ロウ」か
ら「ハイ」へと変わる。変速中信号が「ハイ」へと変わ
ると、エンジンECU71により変速要求噴射量QEC
Tが使用されることで噴射量減量補正が実施され、か
つ、噴射量の「なまし制御」が禁止されることから、デ
ィーゼルエンジン2の出力トルクが直ちに低下する。従
って、この時、自動変速機65の出力トルクはその急上
昇が抑えられる。
【0061】やがて、時間t3で自動変速機65の変速
終了の所定期間前になると、変速要求噴射量QECTは
変速前の大きさへとある傾きをもって復帰し、これに伴
ってディーゼルエンジン2の出力トルクが上昇を始め
る。ディーゼルエンジン2の出力トルクが上昇して元の
レベルに戻ると、噴射量減量補正が終了し、時間t4で
変速中信号が「ハイ」から「ロウ」へと変わり、一方
で、自動変速機65の出力トルクが燃料噴射量の上昇と
共に低下し、変速が終了する。
【0062】この図からも分かるように、この実施例で
は、自動変速機65の変速時には、エンジンECU71
で算出される噴射量が減量補正されるのであるが、その
噴射量の「なまし制御」が禁止される。そのため、ディ
ーゼルエンジン2の出力トルクは変速開始時に直ちに低
下し、変速終了時に早期に変速前とほぼ同じレベルへ復
帰する。これに対し、従来例ではディーゼルエンジン2
の出力トルクは、変速開始時にその低下が遅れ、変速終
了時にその復帰が遅れている。このため、本実施例の燃
料噴射量制御が、変速ショックを早期に低減させる観点
からより有利で適正であることは明白である。
【0063】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、自動変速機65の変速切り換え
を判断する変速判断手段として自動変速機65の変速を
制御するECTECU78を設けたが、その変速判断を
エンジンECU71で行うようにしてもよい。
【0064】(2)前記実施例では、過給機としてター
ボチャージャ48を備えたディーゼルエンジン2に具体
化したが、過給機としてスーパーチャジャを備えたディ
ーゼルエンジンに具体化したり、或いは過給機を装備し
ていないディーゼルエンジンに具体化したりすることも
できる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ディーゼル機関に連結された自動変速機の変速時に
は、その変速ショックを和らげるべく運転状態に応じて
演算される燃料噴射量を減量補正し、ディーゼル機関の
加減速時には、その加減速の急変を抑えるべく運転状態
に応じて演算された燃料噴射量を徐々に増減補正してな
まし制御するようにした燃料噴射量制御装置において、
燃料噴射量を減量補正すべき変速時にはその噴射量のな
まし制御を禁止するようにしたので、変速時にはディー
ゼル機関に噴射されるべき燃料噴射量が減量補正される
のであるが、その時の噴射量は徐々に減量されることな
く直ちに減量され、自動変速機の変速ショックを適正に
軽減することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概念構成図である。
【図2】この発明を具体化した一実施例における過給機
付ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置を示す概略
構成図である。
【図3】一実施例における燃料噴射ポンプを示す断面図
である。
【図4】一実施例におけるエンジンECUの構成等を示
すブロック図である。
【図5】一実施例においてエンジンECUにより実行さ
れる燃料噴射量制御の処理のためのメインルーチンを説
明するフローチャートである。
【図6】一実施例において同じくエンジンECUにより
実行される燃料噴射量制御の処理のためのメインルーチ
ンを説明するフローチャートである。
【図7】一実施例において自動変速機の出力トルク、エ
ンジン回転数、変速要求噴射量、変速中信号及びディー
ゼルエンジンの出力トルクの各変化の関係を説明するタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1…燃料噴射手段としての燃料噴射ポンプ、2…ディー
ゼルエンジン、65…自動変速機、71…噴射量演算手
段,噴射制御手段,変速時減量補正手段,噴射量なまし
補正手段及びなまし補正禁止手段を構成するエンジンE
CU、35…回転数センサ、73…アクセル開度セン
サ、74…吸気圧センサ(35,73,74等は運転状
態検出手段を構成している)、78…変速判断手段とし
てのECTECU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関に連結されて変速状態を
    切り換えるための自動変速機と、 前記自動変速機の変速切り換えを判断する変速判断手段
    と、 前記ディーゼル機関に燃料噴射を行う燃料噴射手段と、 前記ディーゼル機関の運転状態を検出する運転状態検出
    手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき前記ディーゼ
    ル機関に噴射すべき燃料噴射量を演算する噴射量演算手
    段と、 前記噴射量演算手段の演算結果に基づき前記燃料噴射手
    段を駆動制御する噴射制御手段と、 前記変速判断手段が前記自動変速機の変速切り換えと判
    断した時には、その変速ショックを和らげるべく前記噴
    射量演算手段による演算結果を減量補正する変速時減量
    補正手段と、 前記噴射量演算手段により演算される燃料噴射量が変化
    した時に、その演算結果まで燃料噴射量を徐々に増減補
    正する噴射量なまし補正手段とを備えたディーゼル機関
    の燃料噴射量制御装置において、前記変速時減量補正手
    段の作動中には、前記噴射量なまし補正手段の作動を禁
    止するなまし補正禁止手段を設けたことを特徴とするデ
    ィーゼル機関の燃料噴射量制御装置。
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