JP2822695B2 - ディーゼルエンジンの排気ガス再循環制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排気ガス再循環制御装置

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JP2822695B2
JP2822695B2 JP3154903A JP15490391A JP2822695B2 JP 2822695 B2 JP2822695 B2 JP 2822695B2 JP 3154903 A JP3154903 A JP 3154903A JP 15490391 A JP15490391 A JP 15490391A JP 2822695 B2 JP2822695 B2 JP 2822695B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンのア
イドル時にも排気ガスを再循環するようにしたディーゼ
ルエンジンの排気ガス再循環制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両に用いられる
ディーゼルエンジンにおいては、排気ガス中の有機成分
であるNOx を低減する目的で、排気ガス再循環(以
下、EGRという)を行うようにしたものがある。この
EGRは低回転時にはカットされていたが、近年、排気
ガス規制の強化にともないアイドル運転時を含む低回転
時にも行うことが考えられている。
【0003】このようなEGRを制御する装置において
は、アイドル時において外部負荷により燃料噴射量が増
加している場合に、通常のアイドルと同じ量のEGRを
行うと、アイドル時でもスモークや白煙が増加する。そ
こで、例えば特開昭62−165567号公報には、外
部負荷によるアイドル時の燃料噴射量増加を検知した場
合に、EGR指令値を減少補正するようにした技術が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、アイドルアップにより通常のアイドル状
態からエンジン回転数が上昇した場合、吸入空気量が不
足したり吸気圧力が低下したりするために、燃料増加に
見合う分EGR指令値を減少させただけでは、EGR量
を適正量にすることが困難である。
【0005】ここで、前記吸入空気量の不足及び吸気圧
力の低下は次のようにして起こる。非アイドル時のEG
R量は、エンジン回転数と、吸気系における主ベンチュ
リの開度等により求めた燃料噴射量とに応じてマップか
ら算出している。これに対し、アイドルアップ時には前
記主ベンチュリが閉じられ、その主ベンチュリよりも小
径の副ベンチュリを通る空気を利用している。従って、
同じ量の燃料を噴射する場合、非アイドル時よりもアイ
ドルアップ時の方が吸入空気量が少なくなる。そのた
め、アイドルアップ時には、エンジンへの吸入空気の絶
対量が不足した状態で燃料噴射が行われることになる。
【0006】また、アイドルアップ時には前記のように
主ベンチュリが閉じられているため、同主ベンチュリを
開いた非アイドル時に比べ、吸気マニホールド内の吸気
圧力が大きくなる。
【0007】このため、吸入空気量の不足によりEGR
率(EGR量と吸入空気量との比)が大きくなるととも
に、吸気圧力の低下によりエンジンに吸入される排気ガ
スの量(EGR量)が増加するので、従来技術のように
燃料増加に見合う分EGR指令値を減少させただけで
は、EGR量を適正量にまで減少させることが難しい。
【0008】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、アイドルアップ時にも適正量
のEGRを行うことが可能なディーゼルエンジンの排気
ガス再循環制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては図1に示すように、ディーゼル
エンジンM1の吸気系に設けられ、アクセルペダルの踏
み込みに連動する吸気絞り弁M2と、前記吸気絞り弁M
2の開度を検出するアクセル開度検出手段M3と、前記
ディーゼルエンジンM1への燃料噴射量を調整すること
により、同ディーゼルエンジンM1の回転数を調整する
燃料噴射量調整手段M4と、前記ディーゼルエンジンM
1の回転数を検出する回転数検出手段M5と、前記ディ
ーゼルエンジンM1の運転状態を検出する運転状態検出
手段M6と、非アイドル時には、アクセル開度とエンジ
ン回転数とをファクタとしてディーゼルエンジンM1の
燃料噴射量を求めるためのガバナパターンを用いて、前
記アクセル開度検出手段M3によるアクセル開度と、前
記回転数検出手段M5によるエンジン回転数とに応じて
前記燃料噴射量調整手段M4を制御し、アイドル時に
は、前記回転数検出手段M5によるエンジン回転数が、
前記運転状態検出手段M6によるディーゼルエンジンM
1の運転状態に応じた目標回転数となるように前記燃料
噴射量調整手段M4を制御する燃料噴射量制御手段M7
と、前記ディーゼルエンジンM1の排気系と吸気系とを
連結する排気再循環経路M8に配設され、排気ガスの一
部を前記吸気系に還流させる流量制御弁M9と、前記回
転数検出手段M5によるエンジン回転数と前記燃料噴射
量制御手段M7による燃料噴射量とに応じて前記流量制
御弁M9の開度を制御する開度制御手段M10とを備え
たディーゼルエンジンの排気ガス再循環制御装置におい
て、アイドルアップ時に、非アイドル時のガバナパター
ンを用いて、前記燃料噴射量制御手段M7による燃料噴
射量と前記回転数検出手段M5によるエンジン回転数と
からアクセル開度を逆算し、このアクセル開度と前記エ
ンジン回転数とに基づき非アイドル時に相当する吸入空
気量を算出する推定吸入空気量算出手段M11と、アイ
ドルアップ時に、前記アクセル開度検出手段M3による
実際のアクセル開度と、前記回転数検出手段M5による
エンジン回転数とに基づいて実際の吸入空気量を算出す
る実吸入空気量算出手段M12と、前記推定吸入空気量
算出手段M11による推定吸入空気量に対し、前記実吸
入空気量算出手段M12による実吸入空気量が少なくな
る程、前記開度制御手段M10による通常アイドル時の
流量制御弁M9の開度を減少させて、アイドルアップ時
の流量制御弁M9の開度とする開度補正手段M13とを
設けている。
【0010】
【作用】非アイドル時には、燃料噴射量制御手段M7は
ガバナパターンを用いて、アクセル開度検出手段M3に
よるアクセル開度と、回転数検出手段M5によるエンジ
ン回転数とに応じて燃料噴射量調整手段M4を制御す
る。また、アイドル時には、燃料噴射量制御手段M7は
回転数検出手段M5によるエンジン回転数が、前記運転
状態検出手段M6によるディーゼルエンジンM1の運転
状態に応じた目標回転数となるように燃料噴射量調整手
段M4を制御する。
【0011】前記のように、燃料噴射量制御手段M7に
よって燃料噴射量調整手段M4が制御されて燃料噴射量
が調整されているとき、開度制御手段M10は、回転数
検出手段M5によるエンジン回転数と燃料噴射量制御手
段M7による燃料噴射量とに応じて流量制御弁M9の開
度を制御し、排気ガスの一部を前記吸気系に還流させ
る。
【0012】前記流量制御弁M9の開度は、アイドルア
ップ時には開度補正手段M13によって次のように補正
される。すなわち、推定吸入空気量算出手段M11が前
記非アイドル時のガバナパターンを用いて、前記燃料噴
射量制御手段M7による燃料噴射量と前記回転数検出手
段M5によるエンジン回転数とからアクセル開度を逆算
し、このアクセル開度と前記エンジン回転数とに基づき
非アイドル時に相当する推定吸入空気量を算出する。ま
た、実吸入空気量算出手段M12が前記アクセル開度検
出手段M3による実際のアクセル開度と、前記回転数検
出手段M5によるエンジン回転数とに基づいて実吸入空
気量を算出する。そして、開度補正手段M13は、前記
推定吸入空気量算出手段M11による推定吸入空気量に
対し、前記実吸入空気量算出手段M12による実吸入空
気量が少なくなる程、前記開度制御手段M10による通
常アイドル時の流量制御弁M9の開度を減少させる。さ
らに、その減少した値を、アイドルアップ時の流量制御
弁M9の開度とする。
【0013】従って、前記のように非アイドル時のガバ
ナパターンから逆算したアクセル開度を用いることによ
り、燃料噴射量に対応して要求される吸入空気量、すな
わち、アセルペダルの踏み込みに応じて同じ燃料量を供
給する場合の推定吸入空気量が求められる。そして、こ
の推定吸入空気量に対する実吸入空気量の大きさに応じ
て、アイドルアップ時の流量制御弁M9の開度が求めら
れる。このようにして求めたアイドルアップ時の流量制
御弁M9の開度は、通常アイドル時の流量制御弁M9の
開度よりも小さな値となる。このため、アイドルアップ
時にはディーゼルエンジンM1への吸入空気の絶対量が
不足した状態で燃料噴射が行われたり、吸気圧力が低下
したりするにもかかわらず、EGR量が過剰となること
が防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基いて詳細に説明する。図2は本実施例の排気ガス再循
環制御装置を備えた過給機付ディーゼルエンジン2の概
略構成を示す図であり、図3は分配型燃料噴射ポンプ1
の断面図である。燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエン
ジン2のクランク軸40にベルト等を介して駆動連結さ
れたドライブプーリ3を備えている。そして、ドライブ
プーリ3の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、
ディーゼルエンジン2の気筒毎に設けられた燃料噴射ノ
ズル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0015】ドライブプーリ3にはドライブシャフト5
が連結され、そのドライブシャフト5には、べーン式ポ
ンプよりなる燃料フィードポンプ(図では90度展開さ
れている)6と、外周面に複数の突起を有する円板状の
パルサ7とが取付けられている。前記ドライブシャフト
5の基端部(図の右端部)は、図示しないカップリング
を介してカムプレート8に接続されている。パルサ7と
カムプレート8との間にはローラリング9が設けられ、
そのローラリング9にはカムプレート8のカムフェイス
8aに対向する複数のカムローラ10が取付けられてい
る。そして、カムプレート8はスプリング11によって
常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0016】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12が一体回転可能に取付けられており、前記ドライブ
シャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレー
ト8に伝達されることにより、同カムプレート8及びプ
ランジャ12が回転しながら図中左右方向へ往復駆動さ
れる。プランジャ12はポンプハウジング13に形成さ
れたシリンダ14に嵌挿されており、これらのプランジ
ャ12の先端面(図の右端面)とシリンダ14の内底面
との間が高圧室15となっている。プランジャ12の先
端側外周には、ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の
吸入溝16及び分配ポート17が形成されている。ま
た、吸入溝16及び分配ポート17に対応して、ポンプ
ハウジング13には分配通路18及び吸入ポート19が
形成されている。
【0017】そして、ドライブシャフト5の回転に基づ
き燃料フィードポンプ6が駆動されると、図示しない燃
料タンクからの燃料が燃料供給ポート20を介して燃料
室21内へ供給される。また、プランジャ12が図中左
方向へ移動(復動)して高圧室15が減圧される吸入行
程においては、吸入溝16の一つが吸入ポート19と連
通して、燃料室21から高圧室15へ燃料が導入され
る。一方、プランジャ12が図中右方向へ移動(往動)
して高圧室15が加圧される圧縮行程においては、分配
通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送
されて噴射される。
【0018】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流用のスピル通路22
が形成され、その途中には燃料噴射量調整手段としての
電磁スピル弁23が設けられている。この電磁スピル弁
23は常開型の弁であり、コイル24が無通電(オフ)
の状態では、弁体25が開放されて高圧室15内の燃料
が燃料室21へ溢流される。また、コイル24が通電
(オン)されることにより、弁体25が閉鎖されて高圧
室15から燃料室21への燃料の溢流が止められる。
【0019】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、同電磁スピル弁23が閉弁・開弁制
御され、高圧室15から燃料室21への燃料の溢流調量
が行われる。そして、プランジャ12の圧縮行程中に電
磁スピル弁23を開弁させることにより、高圧室15内
における燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃
料噴射が停止される。つまり、プランジャ12が往動し
ても、電磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15
内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料
噴射が行われない。また、プランジャ12の往動中に、
電磁スピル弁23の閉弁・開弁の時期を制御することに
より、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御され
る。
【0020】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期制御用のタイマ装置(図では90度展開されてい
る)26が設けられている。タイマ装置26は、ドライ
ブシャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置
を制御することにより、カムフェイス8aがカムローラ
10に係合する時期、すなわちカムプレート8及びプラ
ンジャ12の往復動タイミングを制御するものである。
【0021】このタイマ装置26は油圧によって作動さ
れるものであり、タイマハウジング27と、同タイマハ
ウジング27内に嵌装されたタイマピストン28と、同
じくタイマハウジング27内一側の低圧室29にてタイ
マピストン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイ
マスプリング31等とから構成されている。そして、タ
イマピストン28はスライドピン32を介して前記ロー
ラリング9に接続されている。
【0022】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。また、タイマピスト
ン28の位置が決定されることによりローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
【0023】タイマ装置26の燃料圧力を制御するため
に、加圧室30と低圧室29とを繋ぐ連通路34にはタ
イミングコントロールバルブ33が設けられている。タ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によってプランジャ12のリフトタイミング
が制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が
調整される。
【0024】なお、前記ローラリング9の上部には、電
磁ピックアップコイルよりなる回転数検出手段としての
回転数センサ35がパルサ7の外周面に対向して取付け
られている。この回転数センサ35はパルサ7の突起等
が横切る際に、それらの通過を検出してエンジン回転数
に相当するタイミング信号(エンジン回転パルス)を出
力する。また、この回転数センサ35は前記ローラリン
グ9と一体であるため、タイマ装置26の制御動作に関
わりなく、プランジャリフトに対して一定のタイミング
で基準となるタイミング信号を出力する。
【0025】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。図2に示すように、このディーゼルエンジン2で
はシリンダ41、ピストン42及びシリンダヘッド43
によって各気筒毎に対応する主燃焼室44がそれぞれ形
成されている。また、それら各主燃焼室44が、同じく
各気筒毎に対応して設けられた副燃焼室45に連設され
ている。そして、各副燃焼室45に各燃料噴射ノズル4
から噴射される燃料が供給される。また、各副燃焼室4
5には、始動補助装置としての周知のグロープラグ46
がそれぞれ取付けられている。
【0026】ディーゼルエンジン2には、吸気管47及
び排気管50がそれぞれ接続されている。吸気管47に
はターボチャージャ48のコンプレッサ49が配設さ
れ、排気管50にはターボチャージャ48のタービン5
1が配設されている。また、排気管50には過給圧を調
節するウェイストゲートバルブ52が取付けられてい
る。
【0027】また、前記排気管50及び吸気管47は排
気再循環経路としての還流管54によって連通状態で連
結されており、同排気管50内の排気の一部が吸気管4
7へ還流可能となっている。還流管54の途中には、排
気の還流量(EGR量)を調節するための流量制御弁と
してのEGRバルブ55が設けられている。このEGR
バルブ55のダイヤフラム室に印加される負圧は、バキ
ュームスイッチングバルブ(VSV)56によって制御
される。VSV56は、オンオフデューティ信号によっ
て制御されており、デューティ比DFINが増加すると
VSV56の電流値が増加し、EGRバルブ55のダイ
ヤフラム室の負圧が大きくなってEGR量が増加するよ
うに設定されている。
【0028】さらに、前記吸気管47においてコンプレ
ッサ49の下流側にはベンチュリ59が配設されてい
る。ベンチュリ59は主ベンチュリ部59aと、その主
ベンチュリ部59aに並設された副ベンチュリ部59b
とを備えており、副ベンチュリ部59bは主ベンチュリ
部59aよりも小径に形成されている。主ベンチュリ部
59aには、運転席に配設されたアクセルペダル57と
連動して回動する吸気絞り弁としての主吸気絞り弁58
が取付けられている。この主吸気絞り弁58はアイドル
時に吸入空気の流量を制限するようになっている。ま
た、副ベンチュリ部59bには副吸気絞り弁60が設け
られており、この副吸気絞り弁60はアクチュエータ6
3によって開閉制御される。アクチュエータ63には、
図示しない負圧ポンプで発生した負圧が、二つのVSV
61,62を介して供給される。
【0029】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及び各VSV56,61,62は、電子制御装置
(以下単に「ECU」という)71にそれぞれ電気的に
接続され、同ECU71によってそれらの駆動タイミン
グが制御される。
【0030】前記ディーゼルエンジン2の運転状態及び
同ディーゼルエンジン2を搭載した車両の走行状態を検
出するセンサとして、前記回転数センサ35に加えて以
下のセンサが設けられている。すなわち、エアクリーナ
64を介して吸気管47に吸い込まれる空気の吸気温度
を検出する吸気温センサ72、主吸気絞り弁58の開閉
位置からディーゼルエンジン2の負荷に相当するアクセ
ル開度ACCPAを検出するアクセル開度検出手段とし
てのアクセル開度センサ73、吸気マニホールド53内
の吸気圧力PIMを検出する吸気圧センサ74、ディー
ゼルエンジン2の冷却水温を検出する水温センサ75、
ディーゼルエンジン2のクランク軸40の回転基準位
置、例えば特定気筒の上死点に対するクランク軸40の
回転位置を検出するクランク角センサ76、車軸に設け
られたマグネット77aによりリードスイッチ77bを
オン・オフさせて車両速度(車速)を検出する車速セン
サ77が設けられている。
【0031】さらに、前記各種センサ以外にも、空気調
和装置(エアコン)の作動状態を検出するエアコンスイ
ッチ65、自動変速機(トルコン)のレンジ位置がニュ
ートラルであることを示すニュートラルスイッチ66、
通常アイドル状態からアイドルアップ状態への変更、又
はアイドルアップ状態から通常のアイドル状態への変更
を行う際にオン又はオフ操作されるアイドルアップスイ
ッチ67が設けられている。本実施例では、前記エアコ
ンスイッチ65、ニュートラルスイッチ66及び水温セ
ンサ75によって運転状態検出手段が構成されている。
【0032】前記ECU71には、上述した各センサ3
5,72〜77及び各スイッチ65〜67がそれぞれ接
続されている。そして、ECU71は各センサ35,7
2〜77及び各スイッチ65〜67から出力される信号
に基づいて、電磁スピル弁23、タイミングコントロー
ルバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等を好適に制御する。
【0033】次に、前述したECU71の構成につい
て、図4のブロック図に従って説明する。ECU71は
燃料噴射量制御手段、開度制御手段、推定吸入空気量算
出手段、実吸入空気量算出手段及び開度補正手段を構成
する中央処理装置(CPU)79、所定の制御プログラ
ム及びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモリ(R
OM)80、CPU79の演算結果等を一時記憶するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)81、予め記憶された
データを保存するバックアップRAM82等と、これら
各部と入力ポート83及び出力ポート84等とをバス8
5によって接続した論理演算回路として構成されてい
る。
【0034】入力ポート83には、前記吸気温センサ7
2、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及び水
温センサ75が、バッファ86,87,88,89、マ
ルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して接続さ
れている。また、入力ポート83には前記エアコンスイ
ッチ65、ニュートラルスイッチ66及びアイドルアッ
プスイッチ67が、バッファ90,91,92を介して
接続されている。同じく、入力ポート83には、前記回
転数センサ35、クランク角センサ76及び車速センサ
77が、波形整形回路95を介して接続されている。そ
して、CPU79は入力ポート83を介して入力される
各センサ35,72〜77及び各スイッチ65〜67等
の検出信号を入力値として読み込む。また、出力ポート
84には各駆動回路96,97,98,99,100,
101を介して電磁スピル弁23、タイミングコントロ
ールバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等が接続されている。
【0035】そして、CPU79は各センサ35,72
〜77及び各スイッチ65〜67から読み込んだ入力値
に基づき、電磁スピル弁23、タイミングコントロール
バルブ33、グロープラグ46及びVSV56,61,
62等を好適に制御する。
【0036】このうち、燃料噴射量を制御する際には、
アクセル開度とエンジン回転数とをファクタとしてディ
ーゼルエンジンの燃料噴射量を求めるために設定された
ガバナパターンを用いる。すなわち、前記回転数センサ
35によって検出されるエンジン回転数NEと、アクセ
ル開度センサ73によって検出されるアクセル開度AC
CPAとに基づき、前記ガバナパターンから燃料噴射量
の目標値を算出し、前記電磁スピル弁23の通電時間を
制御することによって燃料噴射量の制御が行われる。ま
た、燃料噴射時期の制御は、アクセル開度ACCPA、
エンジン回転数NE等に基づいて目標噴射時期(又は目
標着火時期)を算出し、タイミングコントロールバルブ
33を制御することによって行われる。
【0037】さらに、ディーゼルエンジン2がアイドル
状態の時には、特開昭57−181940号公報等にて
周知のアイドルスピードコントロール(以下、ISCと
いう)が行われる。すなわち、前記エアコンスイッチ6
5、ニュートラルスイッチ66、水温センサ75等によ
るディーゼルエンジン2の運転状態に応じて目標回転数
が算出される。そして、前記回転数センサ35によるエ
ンジン回転数NEが前記目標回転数となるように、エン
ジン回転数補正量NEISC(特開昭57−18194
0号公報ではNe′)に基づき、前記電磁スピル弁23
及びタイミングコントロールバルブ33が制御される。
【0038】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。図5のフローチャート
はCPU79によって実行される各種処理のうちEGR
量算出ルーチンを示しており、所定時間毎の定時割り込
みで実行される。なお、図5の処理を行うにあたり、回
転数センサ35によるエンジン回転数NEを、通常アイ
ドル時での目標回転数にするためのISCが行われてい
るものとする。
【0039】処理が図5のルーチンへ移行すると、CP
U79はまずステップ101で、回転数センサ35によ
るエンジン回転数NEと、電磁スピル弁23に出力され
ている最終の燃料噴射量指令値QFINとに基づき、二
次元マップを参照して、VSV56を駆動する周波数の
デューティ比DFIN1を算出する。次に、CPU79
はステップ102でアイドルアップISCの作動条件が
成立しているか否かを判定する。例えばエアコンの効き
をよくするために、アイドルアップスイッチ67がオン
操作されているか否かを判断する。前記ステップ102
においてアイドルアップISCの作動条件が成立してい
ない場合、CPU79は通常のEGR制御を行っても適
正量のEGR量が得られると判断する。そして、CPU
79はステップ103へ移行し、前記ステップ101で
求めたデューティ比DFIN1を最終的なデューティ比
DFINとする。
【0040】続いて、CPU79はステップ104,1
05へ移行し、EGRバルブ55のチャタリングを防止
するために、前記ステップ103でのデューティ比DF
INの下限値にガードをかける処理を行う。すなわち、
ステップ104でデューティ比DFINが所定値(例え
ば、48.6%)よりも小さいか否かを判定する。CP
U79は、デューティ比DFINが所定値以上の場合、
ステップ103でのデューティ比DFINをそのまま用
い、続くステップ106へ移行する。一方、デューティ
比DFINが所定値よりも小さい場合、CPU79はス
テップ105でそのデューティ比DFINを「0」にし
て、続くステップ106へ移行する。そして、ステップ
106において、CPU79は前記デューティ比DFI
NをVSV56に出力してEGRバルブ55を駆動制御
する。
【0041】ところで、前記ステップ102においてア
イドルアップISCの作動条件が成立すると、CPU7
9はステップ107へ移行する。そして、CPU79は
アクセル開度センサ73によるそのときのアクセル開度
ACCPAと、回転数センサ35によるそのときのエン
ジン回転数NEとに基づき、非アイドル時のガバナパタ
ーンから燃料噴射量指令値QSPを算出する。そして、
CPU79はこの燃料噴射量指令値QSPと、実際に出
力されている前記ステップ101での燃料噴射量指令値
QFINとを比較する。
【0042】前記ステップ107において燃料噴射量指
令値QSPが燃料噴射量指令値QFINよりも小さい場
合、CPU79は、アイドルアップISCとEGRの両
方が実行される領域であると判断し、前記ステップ10
1でのデューティ比DFIN1をそのまま用いてEGR
を行うと、EGR量が過剰になると判断する。そして、
CPU79はステップ108へ移行し、前記デューティ
比DFINを補正してアイドルアップ時のEGR量を適
正量とするための補正係数KEGRIを算出する。
【0043】図6のフローチャートは、この補正係数K
EGRIを算出するためのルーチンを示している。ま
ず、CPU79はステップ201において、非アイドル
時のガバナパターンを用いて、アイドルアップISC中
での実際の燃料噴射量指令値QFINとエンジン回転数
NEとからアクセル開度CACCPAを逆算する。次
に、CPU79はステップ202へ移行し、前記ステッ
プ201で求めたアクセル開度CACCPAとエンジン
回転数NEとに基づき、図7に示すような二次元マップ
より吸入空気量BGAを算出する。このマップでは、ア
クセル開度及びエンジン回転数NEを変数とし、これら
の変数に対する平均的な吸入空気量BGAと、吸気マニ
ホールド53内の平均的な吸気圧力BPIMとが設定さ
れている。そして、この吸入空気量BGAを、前記アク
セル開度CACCPAと対応する吸入空気量、つまり、
そのときの適正なEGR量を確保するために本来必要な
推定吸入空気量GATとする。
【0044】次に、CPU79はステップ203へ移行
し、アクセル開度センサ73によるそのときのアクセル
開度ACCPAと、回転数センサ35によるそのときの
エンジン回転数NEとに基づき、図7の二次元マップを
用いて吸入空気量BGAと、吸気マニホールド53内の
吸気圧力BPIMとを求める。そして、CPU79はス
テップ204において、前記のようにマップから求めた
吸入空気量BGA及び吸気圧力BPIMと、吸気圧セン
サ74によって検出されたそのときの吸気マニホールド
53内の吸気圧力PIMとから、次式に基づきそのとき
の実吸入空気量GAAを求める。
【0045】GAA=(PIM/BPIM)×BGA ここで、前記アクセル開度CACCPA,ACCPA
と、前記吸入空気量GAT,GAAとの関係は図9で示
すようになる。この図より、本来、アクセル開度CAC
CPAに相当する推定吸入空気量GATの空気が必要で
あるにもかかわらず、実際には、アクセル開度ACCP
Aに対応する実吸入空気量GAAの空気しか吸入してお
らず、ΔGAの吸入空気量だけ不足している。そこで、
この不足分ΔGAに応じて、前記ステップ101でのE
GRバルブ55のデューティ比DFIN1を補正する必
要がある。
【0046】CPU79は前記ステップ202,204
において、推定吸入空気量GAT及び実吸入空気量GA
Aを算出すると、ステップ205へ移行し、両吸入空気
量の比(=GAA/GAT)を求め、これを補正係数K
EGRIとする。このようにして求めた補正係数KEG
RIは、0≦KEGRI≦1.0の範囲の値をとる。
【0047】CPU79はステップ201〜205の処
理により補正係数KEGRIを算出した後、図5のステ
ップ109へ戻り、前記ステップ101で求めた通常ア
イドル時のデューティ比DFIN1と、前記補正係数K
EGRIとを乗算する。そして、この乗算により求めた
値をアイドルアップ時の最終的なデューティ比DFIN
とする。このようにして求めたデューティ比DFIN
は、補正係数KEGRIが「1」以下であることから、
前記ステップ101で求めたデューティ比DFIN1以
下となる。
【0048】そして、CPU79は前述したステップ1
04〜106の処理を行ってこのルーチンを終了する。
なお、前記ステップ107において燃料噴射量指令値Q
SPが燃料噴射量指令値QFIN以上の場合、CPU7
9はアクセル開度の変化によってエンジン回転数NEを
制御できる(アイドルアップISCでの目標回転数より
もエンジン回転数NEを上昇させることができる)領域
に入ったと判断する(図8参照)。そして、CPU79
はステップ110でアイドルアップISCを中止し、通
常のEGR制御を行うために前記ステップ103〜10
6の処理を行う。
【0049】このように本実施例によると、アイドルア
ップ中は、非アイドル時のガバナパターンを用いて、燃
料噴射量指令値QFINとエンジン回転数NEとからア
クセル開度CACCPAを逆算し(ステップ201)、
このアクセル開度CACCPAと前記エンジン回転数N
Eとに基づき非アイドル時に相当する推定吸入空気量G
ATを求める(ステップ202)とともに、実際のアク
セル開度ACCPAと前記エンジン回転数NEとに基づ
いて実吸入空気量GAAを求め(ステップ203,20
4)、さらに、前記推定吸入空気量GATに対し実吸入
空気量GAAが少なくなる程、通常アイドル時のEGR
バルブ55の開度を減少させて、アイドルアップ時のE
GRバルブ55の開度とするようにした(ステップ10
9)。
【0050】従って、前記のようにガバナパターンから
逆算したアクセル開度CACCPAを用いることによ
り、燃料噴射量に対応して要求される吸入空気量、つま
り、アクセルペダル57の踏み込みにより非アイドル時
と同じ燃料量を供給する場合の推定吸入空気量GATが
求められる。これと対応して、実際のアクセル開度AC
CPAを用いることにより実吸入空気量GAAが求めら
れる。そして、これらの推定吸入空気量GATに対する
実吸入空気量GAAの比に応じて、EGRバルブ55を
駆動するためのデューティ比DFINを減少させること
により、最適なEGR量とすることができる。
【0051】このため本実施例によると、アイドルアッ
プ時にはディーゼルエンジン2への吸入空気の絶対量が
不足した状態で燃料噴射が行われたり、吸気マニホール
ド53内の吸気圧力が低下したりするにもかかわらず、
EGR量が過剰となることがなく、排気ガス中の黒煙、
CO、HCの増加を抑制することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
イドルアップ時には、非アイドル時のガバナパターンを
用いて、燃料噴射量とエンジン回転数とからアクセル開
度を逆算し、このアクセル開度と前記エンジン回転数と
に基づき非アイドル時に相当する推定吸入空気量を算出
するとともに、実際のアクセル開度とエンジン回転数と
に基づいて実吸入空気量を算出し、前記推定吸入空気量
に対し実吸入空気量が少なくなる程、通常アイドル時の
流量制御弁の開度を減少させてアイドルアップ時の流量
制御弁の開度とするようにしたので、アイドルアップ時
には吸入空気が不足した状態で燃料噴射が行われたり、
吸気圧力が低下したりするにもかかわらず、適正量でE
GRを行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念構成図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例におけるディーゼ
ルエンジンの排気ガス再循環制御装置を示す概略構成図
である。
【図3】一実施例における分配型燃料噴射ポンプを示す
断面図である。
【図4】一実施例におけるECUの構成を示すブロック
図である。
【図5】一実施例におけるEGR量算出処理のフローチ
ャートである。
【図6】一実施例における補正係数KEGRI算出処理
のフローチャートである。
【図7】一実施例において、平均的な吸入空気量BGA
及び吸気圧力BPIMを算出する際に用いられるマップ
を示す図である。
【図8】一実施例において、アクセル開度とエンジン回
転数との関係を示す図である。
【図9】一実施例においてアクセル開度と吸入空気量と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
2…ディーゼルエンジン、23…燃料噴射量調整手段と
しての電磁スピル弁、35…回転数検出手段としての回
転数センサ、47…吸気管、50…排気管、54…排気
再循環経路としての還流管、55…流量制御弁としての
EGRバルブ、57…アクセルペダル、58…主吸気絞
り弁、65…運転状態検出手段の一部を構成するエアコ
ンスイッチ、66…運転状態検出手段の一部を構成する
ニュートラルスイッチ、73…アクセル開度検出手段と
してのアクセル開度センサ、75…運転状態検出手段の
一部を構成する水温センサ、79…燃料噴射量制御手
段、開度制御手段、推定吸入空気量算出手段、実吸入空
気量算出手段、開度補正手段を構成するCPU、NE…
エンジン回転数、ACCPA,CACCPA…アクセル
開度、GAT…推定吸入空気量、GAA…実吸入空気量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 25/07 570 F02D 41/02 380

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの吸気系に設けら
    れ、アクセルペダルの踏み込みに連動する吸気絞り弁
    と、前記吸気絞り弁の開度を検出するアクセル開度検出
    手段と、前記ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整
    することにより、同ディーゼルエンジンの回転数を調整
    する燃料噴射量調整手段と、前記ディーゼルエンジンの
    回転数を検出する回転数検出手段と、前記ディーゼルエ
    ンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、非ア
    イドル時には、アクセル開度とエンジン回転数とをファ
    クタとしてディーゼルエンジンの燃料噴射量を求めるた
    めのガバナパターンを用いて、前記アクセル開度検出手
    段によるアクセル開度と、前記回転数検出手段によるエ
    ンジン回転数とに応じて前記燃料噴射量調整手段を制御
    し、アイドル時には、前記回転数検出手段によるエンジ
    ン回転数が、前記運転状態検出手段によるディーゼルエ
    ンジンの運転状態に応じた目標回転数となるように前記
    燃料噴射量調整手段を制御する燃料噴射量制御手段と、
    前記ディーゼルエンジンの排気系と吸気系とを連結する
    排気再循環経路に配設され、排気ガスの一部を前記吸気
    系に還流させる流量制御弁と、前記回転数検出手段によ
    るエンジン回転数と前記燃料噴射量制御手段による燃料
    噴射量とに応じて前記流量制御弁の開度を制御する開度
    制御手段とを備えたディーゼルエンジンの排気ガス再循
    環制御装置において、アイドルアップ時に、非アイドル
    時のガバナパターンを用いて、前記燃料噴射量制御手段
    による燃料噴射量と前記回転数検出手段によるエンジン
    回転数とからアクセル開度を逆算し、このアクセル開度
    と前記エンジン回転数とに基づき非アイドル時に相当す
    る吸入空気量を算出する推定吸入空気量算出手段と、ア
    イドルアップ時に、前記アクセル開度検出手段による実
    際のアクセル開度と、前記回転数検出手段によるエンジ
    ン回転数とに基づいて実際の吸入空気量を算出する実吸
    入空気量算出手段と、前記推定吸入空気量算出手段によ
    る推定吸入空気量に対し、前記実吸入空気量算出手段に
    よる実吸入空気量が少なくなる程、前記開度制御手段に
    よる通常アイドル時の流量制御弁の開度を減少させて、
    アイドルアップ時の流量制御弁の開度とする開度補正手
    段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの排
    気ガス再循環制御装置。
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